福小町・純吟生原酒 無圧汲み出し(09-01-16 FRI. )

たま〜に夜はまた☃(日照時間・42分
c0084908_21204794.jpg昨日の吹雪の一日から一転、寒さはグッと緩みました。
体には楽な暖かさですが、その代わり、道路の緩んだ雪の上に車の轍が幾筋も出来て、算盤の上を歩くようです。ちょっと気を緩めると、融けた雪の下の硬くなった雪で滑って、スッテ〜ン。
車は車で、算盤道路をピョンピョンとジャンプするように走るその姿は、まるでロデオ大会‥‥歩くのも運転するのも、何をしたわけでもないのに疲〜れる一日でした。



さて、今日も新酒生酒の利き酒報告。
『福小町・純米吟醸生原酒 無圧汲み出し』です。
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福小町の木村酒造は以前に書いたように、首都圏との関わり合いが深く、酒質の傾向は自ずと都会的、どちらかといえば秋田らしくないモダーンな香味を醸出しています。でも、原材料は秋田にこだわり、思いのほかスタンダードな使い方をしているのです。

米は58%精米の秋田産の美山錦、そして酵母は秋田流花酵母(AK-1)という、ここ20年ばかりの秋田酒の標準的というか、ある種、クラシカルな米と酵母の組合わせ。その組合わせで、アルコール度17.5%、日本酒度+5.0、酸度1.7、アミノ酸度1.0というお酒に醸し出しています。
そして、醪の入った小袋を槽に並べて搾る際に、その醪の重さだけで滴り落ちてきた部分を汲み出し瓶詰めをしたのが、この『無圧汲み出し』酒なのです。
『無圧汲み出し』は雫取りとは違い、普通の上槽の圧力を掛ける前の部分ですから「荒ばしり」と言ってもいいわけですが、ちょっと違う美味しさを演出してくれるような言葉で、いいですねぇ‥‥い〜え、単なる言葉の演出ではなくホントに美味しいんです。

先ず、香味の透明感が、普通に上槽したお酒とは違う! と、直ぐに分かります。ほのかで爽やかな立ち香が素直に含み香となって口中に広がり、ジューシーな酸味と絡み合いながら味わいを形作りますが、その間、嫌味や雑味がほとんどでてきません。

かといって、香りだけに流されてしまうこともなく、飲む度に旨味が増してゆくように感じさせます。そして、1.0という低いアミノ酸で後口もサラリとしてキレる‥‥もし難があるとすれば、フィニッシュに少〜し苦味を感じさせることかな〜? まだ若い新酒生酒の宿命かもしれませんが、その少〜しの苦味で、『無圧汲み出し』という特徴的な美味しさを否定したら、それは勿体ないと思いますよ。

58%精米でギリギリ純米吟醸と云っても良いかもしれませんが、この美味しさで 1.8入り2,730円、720入りで1,365円というお手頃価格ですから、飲まなきゃ逆に勿体ないことになりますよねぇ。

また、生々出荷は、1.8入り200本、720入り200本のみの極限定出荷ですので、こりゃぁ、早く飲まなきゃぁ、ネッ。
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<1月〜3月の行事予定> 
・ 1月18日() 定休日・由利正宗の酒蔵開放日
・ 1月25日() 定休日
・ 2月 1日() 定休日
・ 2月 7日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月 8日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で
          おいしくいただく会(詳細は後日)
・ 2月25日() 定休日
・ 3月19日(木) 県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
         (詳細は県酒造組合のホームページで) 
by nbhkkry20 | 2009-01-16 21:26 | 福小町
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