上喜元・純米吟醸 神力(09-05-12 TUE.)

日照時間・0分
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  昨日に引き続き、日照時間がゼロ。朝から低い雲がたれ込めて薄暗く、気温19度と低くはないのに、時々ジトジトとふる雨のせいでしょうか、何となく肌寒い一日でした。

  写真は、咲き始めた千秋公園のツツジのアップ。お堀の土手が、様々な色のツツジで屏風絵のようになってるかな〜? と期待して行ったのですが、少し早かったようで屏風の色も冴えません。今度の晴れの日を期待しましょう。
  ところで、ツツジの漢字は「躑躅」。パソコンでは「躑蠋」もツツジとあるけれど、両方とも「髑髏」に似てません? でも、どれも簡単には書けない漢字ばっかり。
  で、仙台市に榴ヶ岡(つつじがおか)公園ってありますが、「榴」はツツジではなくザクロ。そして、「海石榴」でツバキと読むというんですから、あ〜〜ややこし、ややこし‥‥漢検が儲かるはずだ。

  さて今日のお酒は、酒田市の『上喜元・純米吟醸 神力 無濾過原酒 中採り 生詰火入れ』です。
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  「入手困難だった『神力』が三年ぶりに戻ってまいりました。杜氏入魂の逸品に仕上がり‥‥今回は、この味わいを余す事なくお届けするために、無濾過でのご提供となり‥‥蔵も待ち望んだ『神力』の純米吟醸酒を是非ともご賞味ください!」という蔵のメッセージからも分かりますが、このお酒にかけた杜氏で社長の佐藤正一さんの情熱には並々ならぬものがあったようです。

  『神力』は、明治の初期から戦前まで西日本で広く栽培された、収穫性に優れたお米です。しかし、晩生系のため刈取り時期が遅く、穂丈が高く倒伏しやすいということで終戦後は消えてしまいました。近年になって、各地の酒蔵と農家との連携から復刻栽培され、同じような歴史をもつ「亀の尾」同様に、特に西日本各地の酒蔵で非常に個性あるお酒が醸されています。

  その貴重な『神力』を三年間も入手できなかったことは、佐藤さんには切歯扼腕たるところがあったと思います。そして、待つこと三年。醸しあげた酒の出来に、「杜氏入魂」とか「!」という言葉や記号を使って「自画自賛」したくなる気持ちが分かります‥‥なんといっても、ラベルもいつものとはちょっと違いますね〜。

  その『神力』を50%精米し、自社酵母で醸し、アルコール度は16〜17度、日本酒度+4.0、酸度1.6というお酒に醸しあげ、上槽は「中採り」だけ、無濾過の原酒で、全て生詰めをして瓶燗一回火入での出荷です。

  最初の立ち香は華やかだが、すぐに落ちついた爽やかな香りになる。口に含むと、亀の尾のような野性味豊かな濃醇な味わいを感じさせるが、喉に落とすとスカ〜ッとして、後口は淡麗辛口のようなキレ。その余韻が収まる頃、残るのは旨味‥‥。
  これは果たして、濃醇酒なのか、淡麗酒なのか。ん〜〜む、判断できない。「濃醇な淡麗辛口酒?」とでもいえる、非常に不思議な味わい‥‥でも、旨いっ!

  ということで、佐藤さんが待ち望んだ『神力』に全知全霊を傾けたお酒です。私のコメントなんかに左右されずに、心静かに賞味してくださるのが一番だと思います。

  入手困難なお米だというのに、価格は1.8入り・3050円、720入り・1,530円という、たぶん全国のどこの「神力」酒よりもお手頃だと思います。
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<5月〜6月の行事予定> 
・ 5月17日() 定休日       
・ 5月24日() 定休日       
・ 5月27日(水) 全国新酒鑑評会・製造技術研究会 (於・東広島市)
・ 5月31日() 定休日       
・ 6月04日(木) 初披露! 秋田酵母No.12、No.15仕込み清酒(全種類)
                        発売7年目 秋田酒こまち仕込み清酒(全種類)
                       『秋田の酒を楽しむ会」』(於・ホテルメトロポリタン秋田) 
                        詳細は、県酒造組合のホームページをご覧下さい
・ 6月07日() 定休日       
・ 6月14日() 定休日             
・ 6月17日(水) 全国新酒鑑評会・公開唎酒会&日本酒フェア(於・東京池袋)
・ 6月21日() 定休日             
・ 6月28日() 定休日             
by nbhkkry20 | 2009-05-12 21:03 | 東北の酒・上喜元
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