上喜元・純米大吟醸 辨慶(09-07-08 WED.)

日照時間・0分
早朝からの雨は午後には上がり、後はどんよりとした曇り空。大雨洪水警報が出ていましたが、強い雨は能代や八森方面だったらしく、JR五能線に運休や大幅な遅れがでたほどでした。
そして、週間天気予報には連日雨の傘マーク。長い梅雨の中休みだった北東北も、いよいよ梅雨本番です。

さて今日も、先ずは八幡平のお花たち‥‥
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まだ残雪の残るメガネ沼の岸辺に、ひっそりとした趣で咲く、白根葵(シラネアオイ)。

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大白檜曽(オオシラビソ)、別名アオモリトドマツ。冬の樹氷の中身はこの常緑樹。そして、赤く見えるのは実ではなく、葉っぱの新芽だそうです。

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大葉酢の木(オオバスノキ)。秋になると、酸っぱい黒い液果を稔らせるから酢の木、なんでしょうね。

さ〜て、この蒸し暑さを打ち消して、梅雨の鬱陶しさを晴らしてくれるような、美味し〜いお酒が入荷してきました。
『上喜元・純米大吟醸 辨慶 原酒 氷温貯蔵』です。
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辨慶、ベンケイと読みます。あの、武蔵坊弁慶のベンケイですが、上喜元がこのお酒に辨慶という名称をつけたわけではありません。
辨慶とは、『辨慶ベンケイ』というお米の名称です。

農業・食品産業技術総合研究機構のイネ品種のデータベースによれば、『辨慶』米は、“1924年、兵庫県にて開発。同県立農事試験場にて辨慶1045より選抜”されて育成栽培が始められた、とあります。1924年というと大正13年、先にご紹介した『神力』米や山田錦と同時代に育成開始されたお米です。

それなのに、まったく初めて聞いた名前。そこで色々と調べたのですが、先のデータベース以上の情報はまったく見当たりません。たぶん、一度は「絶滅」していたのを復刻栽培した、酒造好適米ではなく「酒造適正米」に分類されるお米だと思うのですが‥‥それにしても、上喜元の社長で杜氏の佐藤正一さん、こんな醸造特性もはっきりしないお米によく挑戦しましたねぇ。というより、よくこんな稀少米が手に入りましたねぇ? 大したものです。さすが、「酒米の坩堝・上喜元」(イエ、坩堝なんて、私が勝手に言ってるだけですから、あしからず)ですねぇ。

しかも初めての挑戦で、いきなり40%精米の純米大吟醸。自社培養酵母を使い、アルコール度:16〜17度、日本酒度:+3.0、酸度:1.6、アミノ酸度:1.2、というお酒に醸し上げました。
そして上槽後、瓶燗法で火入れをした原酒を、今度は「氷温冷蔵庫」で貯蔵し、飲み頃を見計らって原酒のままでの出荷‥‥辨慶米の特徴も、上喜元特有の造りが生み出す香味も、ストレートで楽しめるという垂涎の一本です。

で、そのお味は? 『まさに、武蔵坊弁慶を思わせる力強い味わいと、それでいて清涼感のある喉越しを楽しめる』と蔵元がいうように、あの『神力』でも感じられた、何の違和感もなくスーッと入るのに、後からムクッムクッと味わいが湧いてくる、「濃醇な淡麗辛口酒」‥‥上喜元は、復刻米での酒造りで、ある種の味の領域を完全に確立しましたねぇ。イヤ、大したものです。

こんな、旧くて新しい感覚をもった純米大吟醸が、1.8入り4,000円、720入りで2,000円という価値感たっぷりの価格。上喜元は、酒の価格でもある種の領域を確立しているようです。

出荷本数はもちろん、入荷本数も極僅かなお酒です。どうぞ、お早めにお楽しみ下さいますようお願い申しあげます。
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<6月〜7月の予定>                    
・ 7月12日() 定休日 八幡平の高山植物を訪ねる予定‥‥実施済み             
・ 7月19日() 午後より営業致します
・ 7月20日(月・海の日) 通常営業致します
・ 7月26日() 定休日 やまと会・臨時総会             
・ 7月29日(水) ナイター観戦 楽天vs西武 於・こまちスタジアム             
・10月17日(土) 京都・白沙村荘とまんさくの花 「不死鳥の会」
                        
(ご出席者募集中です。お問合せ下さい)            
by nbhkkry20 | 2009-07-08 22:02 | 東北の酒・上喜元
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