新世代日本酒が旨い(10-02-01 MON.)

のちのち☃(日照時間・186分
午前一時にプラス4度だったのが、午後七時でマイナス0.6度。そして、明日は氷点下の真冬日の予報。低温注意報が発令されたほど、寒〜〜い一日でした。

さて、今日はお酒ではなくて、お酒の「本」のご紹介‥‥
かざまりんぺい著:『新世代日本酒が旨い(いま飲むべき全国の36銘柄)』です。
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本では私と女房も書かれているので、ここでご紹介するのはちょっと気恥ずかしいのですが、そこんところはスッと読み飛ばして戴くことにして‥‥本の帯に「新・日本酒入門」とある通り日本酒の入門書です。これが、実に面白い本なのです。

何が面白いって、先ずこれから日本酒を飲もうという人達に、こういうお酒が美味しいんだよっていうのではなく、こんな「不味い酒」から飲み始めるな! というのですから‥‥。
もちろん、その後には書名通りの旨い「新世代日本酒」を紹介していますが、これまでの日本酒本ではあまりハッキリと書けなかった「不味い酒」、初心者が「飲んではいけない酒」から書き始めているのが面白いのです。

私も、今はこんなブログを書いてベテランぶってはいますが、最初に飲んだ日本酒は、この本で言う「不味い酒」、初心者が「飲んではいけない酒」でした‥‥夜中に気持ちが悪くなって、何度もトイレへ行きました。次の日、頭がガンガンして夕方まで起き上がれませんでした。そして、二度と日本酒なんか飲むものかと思いました。

でも、そんなことはおくびにも出さず、その「不味い酒」を売っていた時もありましたし、何よりも表立って「不味い」なんて書いたことがありませんでした。なにしろ、私も業界内の人間ですから‥‥そのあたりを、この本はスパーッと断ち切って、あくまでも飲む人の立場、これから美味しい日本酒を飲もうという人の立場で書かれているのが、いいですねぇ。

そして、日本酒を深めてゆくためには不可欠な「居酒屋」さんを選ぶ時にも、あくまでも飲み手の立場を貫き通していて、その一つに「居酒屋で、一杯1,000円の日本酒は飲まない」と、ハッキリ金額まで提示して「そんな酒は飲むな!」と直言している‥‥こんなこと書いて、この本を読んだ居酒屋さんから出入り禁止を喰らうかもしれないなんてことなど全く気にせず、飲む人の味方で書き通しているのが、いいですねぇ。

その他にも、日本酒の「新世代」って何なのか? 何故「新世代」なのか? ‥‥その辺りも、難しい言葉を使わずに語りかけてくれるように書いてあって、非常に読みやすいのもグッドです。
角川SSC新書、定価780円(税別)。是非、ご購読くださるようお願い申し上げます。

ということですが、実は、この本の著者「かざまりんぺい」さんが、土曜日、日曜日と仕込中の蔵を訪ねて秋田にお出でになりました。
新世代日本酒が旨い(10-02-01 MON.)_c0084908_9263181.jpg土曜日は県南の蔵を訪ね、その夜は秋田市内の居酒屋さんで、かざまさんご夫妻を囲み、店のご主人や市内の蔵元さんたちと論談風発。お酒が入れば話しも弾み、気がつけばすっかり午前様。
その疲れをものともせずに、日曜日は「新世代」の蔵を訪ね、ご夫妻共々、元気に櫂棒なんかを入れたりして‥‥大丈夫だったかなぁ、ちょっと心配。
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<2010年1月〜2月の予定>                    
・02月06日(土)酣々塾の蔵巡りのためお休み致します
・02月07日(定休日
・02月11日(建国記念の日)通常営業致します
・02月14日(定休日
・02月21日(定休日
・02月28日(定休日
・03月07日(定休日
・03月14日(定休日
・03月21日(日・春分の日)午後1時〜午後7時 営業致します
・03月22日(振替休日)午前10時〜午後7時 営業致します
・03月28日(定休日
by nbhkkry20 | 2010-02-01 22:59 | 秋田のいろいろ
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