やまとしずく・呑みきり唎酒会(10.09.06 MON.)

のち
(日照時間・360分
<川反米 生育日記 その5>
稲刈り間近か、稲穂のほぼ垂直に垂れ下がる見事な映像があちらこちらから届くようになりました。
丸まるとした粒がビッシリついた長い穂が、黄金色に染まって今にも倒れそうにバランスを保っている様は美しく、心底感動します。日本の代表的な秋の風景です。
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↑ 夫に頼んで、 昨日呑みきり会のあった大仙市南外で、「川反米」の“本家”の田んぼの写真を撮ってきてもらいました。これが本来あるべき稲作の姿なんですネ‥‥。
街中の川反通りで稲は育つのか? なんとか育ててみよう! そんな少々思い上がった気持ちでいたことを恥ずかしく思います。本家を遠く離れて育つ『川反米』が健気に思えます。

c0084908_9453480.jpg← 多分カラスだと思いますが、又、被害にあいました。
更に防御を硬めてスズメ除けのヒラヒラをつけて置いたのですが、上手のカラスでは敵いません。粋狂で始めたこととはいえ、ここまで来て全滅だけは避けたいので、ない頭をフル稼働させて、収穫にこぎ着けようと思ってます。
もう少し頑張って! (haru)


ということで昨日の日曜日、川反米の本家の田んぼの写真を撮るついでに‥‥あ~イヤ、「やまとしずく・呑みきり会」のついでに写真を撮ってきたのですが、本家の美郷錦は病虫害の被害もなく、立派に育ち黄金色の頭を垂れておりましたですよ。

そこで、「やまとしずくの会」では今月の25日(土曜日)に、この“やまとしずく”用の美郷錦を手で刈り取る「稲刈り体験会」を企画致しました。
稲刈りの後には温泉で汗を流し、今年の冬のお酒造りに思いを馳せながら“やまとしずく”で一杯‥‥というような計画をしておりますので、ぜひ一緒に汗を流したいという方がいらっしゃいましたら、当方までご連絡下さるようお願い申しあげます。
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この美郷錦を大切に育ててきた出羽鶴の佐藤杜氏さん(↑右端男性)も、案山子の代わりをしながら皆様のご参加を心からお待ちしておりますよ。


さて、肝心の「やまとしずく呑みきり唎酒会」のご報告です。
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今現在、秋田清酒さんから商品として出荷されている “やまとしずく”・出羽鶴・刈穂の様々なお酒と、それぞれの近々に出荷する予定のお酒、そしてこれから商品化を予定しているお酒の原酒などなど、全部で29点(あれ、由利正宗と同じ数だ!)を、真面目~に唎酒をしてきました。

全体的な感想からいえば、あくまでも個人的な感想だけど商品化された販売中のお酒よりも、商品化されるのを待っている「原酒」の方が、アルコールの強いぶんだけ香りが上がり、味わいや旨味に充実感があり、ボディ豊かで飲み飽きなく、それでいてスルッとキレてゆき、美味しい~! ただ、それら原酒のほとんどがアルコール分17~19度とちょっと強過ぎてこのままでの商品化は無理そう‥‥ん~~残念。

そんな中で、香味のバランスがよく、苦味や渋味やエグ味も上手くまとめて、使用米ごとの個性もはっきりして、このくらいなら加水調整しなくてもいい程度のアルコール分のお酒がありましたよ~。

一つは、「やまとしずく・純米吟醸 美郷錦仕込み」‥‥何と、佐藤杜氏さんの田んぼで昨年収穫された美郷錦で仕込んだ純米吟醸です。
日本酒度:+3.0、酸度:1.5、アミノ酸度:0.8、そしてアルコール分:16.8。私の唎酒短評には、「まだ味わい単調だが、甘味=旨味も爽やかで旨い」とありました。この蔵から100%美郷錦仕込みの純吟が出荷されるのは久しぶりですから、楽しみです。

そしてもう一つ、「やまとしずく・純米 陸羽132号仕込み」‥‥社長の自宅から歩いて5分の田んぼで、昨年育てられた幻の米、陸羽132号の純米酒です。
日本酒度:+5.0、酸度:2.1、アミノ酸度:0.8、そしてアルコール分:16.6。私の唎酒短評には、「甘味、苦味、酸味、渋味、鹸味(塩辛さ)の五味が上手くまとまり、非常に個性的な旨さ」とありました。

ちなみに、↓ こちらは昨日見てきた今年の「陸羽132号」の田んぼですが‥‥
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どうです、この「稗」の多いこと。一世紀近くも昔に開発された野性味溢れる米なんですが、「鹸味」まで醸し出すなんて‥‥なかなか出会えない個性的なお米、イヤお酒すよ〜。ホントに楽しみです。

というような個性的で、私は美味しい! と思うお酒がありましたが、アルコール分がそれほど強くはないので加水調整や無理な濾過をしないで、このままの状態で出荷してくれれば‥‥嬉しいんですけど、ねぇ秋田清酒さん?

閑話休題。まだ出荷されないお酒ばかりではなく、発売間近で注目すべきお酒にも触れなければ‥‥
「刈穂・山廃純米 ひやおろし」です。

こちらは原酒ではなく加水調整しているお酒ですが美味しかったですよ~。唎酒短評には「山廃の香りが少し強いが、綺麗に甘味も被せて旨さは◎」とありました。価格も1.8入り2,520円とお手頃価格です。9月9日に入荷予定ですので、入荷次第に再度のご紹介を致しましょう。乞う、ご期待! です。

ということで、唎酒したり、田んぼに行ったり、その間には橋本隆志さんの「最近の市場動向と酒販店の対応」という講演を伺ったり、最後には唎酒会で残ったお酒で懇親会、こんどはお料理との実地の唎酒をしたり、最高気温32度というチョー残暑のなか大変に有意義な唎酒研修会でした‥‥けど、会員の参加者が10人ほどというのはかなり淋しかったなぁ。
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<2010年9月~10月の予定>
・09月12日(定休日
・09月14日(火) まんさくの花・呑みきり会
・09月19日()通常営業致します
・09月20日(敬老の日)通常営業致します
・09月23日(秋分の日)通常営業致します
・09月26日(定休日
・10月03日(定休日
・10月10日(敬老の日)通常営業致します
・10月11日(体育の日)通常営業致します
・10月16日(土)臨時休業 「京都・吟醸ひやおろしを飲む会」に出席のため
・10月17日(定休日
・10月24日(定休日
・10月31日(定休日
by nbhkkry20 | 2010-09-06 21:02 | やまとしずく
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