竿灯・ゆきの美人 純大吟 ひやおろし(10.09.28 TUE.)


(日照時間・0分
前線の通過で、今日は朝からシトシト雨。夕方になって雨足が強まってきて、こんな夜はお客さんも少ないことだろうし、「ミスマープル」でもみて早く寝ることにしようかなぁ、お酒は休肝日にして‥‥と思ったのですが、ホントに美味しいだけでなく、ちょっと面白いお酒が入荷したので、ご紹介しないわけにはいかないですよねぇ‥‥

『竿灯・ゆきの美人 純米大吟醸 ひやおろし』です。
竿灯・ゆきの美人 純大吟 ひやおろし(10.09.28 TUE.)_c0084908_20395285.jpg
秋の竿灯さんからは、昨年に倣えばもうすぐ「秋仕込みの新酒生」も出るでしょうから、先にご紹介した「純米吟醸 ひやおろし」だけでいいかのなぁと思っていました。ところが、蔵が今年の造りで採用した『あえて生囲いを長めにとり、瓶火入れ、低温貯蔵』という後処理の方法が良かったのか、「純米吟醸 ひやおろし」の美味しかったこと! そしてお客様の評判のいいこと! ‥‥ん〜〜〜これなら、同じような後処理をした『純米大吟醸 ひやおろし』も飲んでみたいと思い、こうしてご紹介することに致しました。

麹米に山田錦を、掛米に酒こまちをいずれも45%精米し、秋田酵母No.12を使って、三石半の小仕込みをし、日本酒度:+3.0、酸度:1.9、アミノ酸度:0.9、アルコール度:16.8というお酒に醸しあげ、もちろん『あえて生囲いを長めにとり、瓶火入れ、低温貯蔵』をして出荷されています。

純米大吟醸とはいえ立ってくる香りはほどほど、いや冷やしてあればほとんど立ってこないというべきか? でも、口にいれたとたん、柑橘系の果実を搾ったような上品な含み香がフワ〜ッと広がり、旨い! 含み香だけでこんなに美味しいと感じさせるなんて‥‥これは、凄い!

そして次には、爽やかな酸味を纏った甘味が現れ、それと共に旨味がどんどんふくらんでゆき、喉に落とすと、苦味やエグ味が残ったり戻ってきたりすることもなく、スーッと消えてゆく‥‥ん〜〜〜もう一杯! どころかいつまでも飲み続けていたい〜、そんな気分にさせる美味しさで、これはやっぱり『あえて生囲いを長めにとり、瓶火入れ、低温貯蔵』の所為、かもしれませんねぇ。

そして、「美味しい」だけではありません。この『純米大吟醸 ひやおろし』で、ちょっと面白いというか、秋田では初めて(?)の試みをしています。

竿灯・ゆきの美人 純大吟 ひやおろし(10.09.28 TUE.)_c0084908_20401580.jpg四合瓶の中栓がスクリューキャップではなく、一升瓶と同じ口径にして、同じ中栓を使っているのです。


竿灯・ゆきの美人 純大吟 ひやおろし(10.09.28 TUE.)_c0084908_20405453.jpgそのため、こんなに胴太で首長‥‥でも、これまでのより雰囲気がいいような、洋食のテーブルでも違和感がないと思いません?
それに、もしかしてこの方が経費節減になるのかな‥‥?


と、美味しくて面白い今年の『純米大吟醸 ひやおろし』ですが、価格は従来通り、1.8入り3,990円、720入り2,100円(箱なしは1,995円)。でも、今年の旨さなら絶対に「実質、値下げ!」ですぞ。

三石半の小仕込みですから、出荷数量はそれほど多くありません。それに、東京のファンなら、もうとっくにこの美味しさを知っていると思いますので、近日中の品切れは必至です。どうぞ、お早めにお求め、お楽しみ下さいますようお願い申しあげます。
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<2010年10月〜11月の予定>
・10月03日(定休日
・10月10日(敬老の日)通常営業致します
・10月11日(体育の日)通常営業致します
・10月16日(土)臨時休業 「京都・吟醸ひやおろしを飲む会」に出席のため
・10月17日(定休日
・10月24日(定休日
・10月31日(定休日
・11月01日(月)「刈穂・生酛純米 21BY 出羽の雫」発売
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月07日(定休日
・11月14日(定休日
・11月21日(定休日
・11月23日勤労感謝の日)通常営業致します
・11月28日(定休日
by nbhkkry20 | 2010-09-28 20:48 | ゆきの美人
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