暖冬の年の酒造り

 大晦日以来の更新で、こんな更新頻度では忘れられてしまいそう。まあ、本当に忘れられないように何とか頑張ります。
 ということで一月も下旬、酒蔵では出品酒や大吟醸を仕込む時期。そんな時期に気が引けるのですが、ただ見ているだけという約束で、今年も蔵に最大の緊張感が漲る時期を選んで蔵を訪ねました。
 この冬は、昨年の大雪とうって変わって積雪ゼロ、真冬日が一日もない暖冬で、酒造りにも影響が・・・と思っていましたがそれほどでもなく、どこの蔵でも順調に新酒が出来上がっていました。
 醪の最高温度をより低く抑えて仕込む秋田の酒造りでは、この暖かさで例年にも増して醪の温度に気を使います。
 サーマルタンクや冷水ジャケット付きタンクなど、醪温度調節には様々な方法がありますが、下の写真はその一つ「冷水機」と呼ばれています。片方の管から冷水を入れて片方の管に流しながら品温調節をするのです。
 サーマルもジャケットも醪に直接触れないで温度調節をしますが、この冷水機は醪の中に直接差し入れて使います。オートバイの剥き出しのラジエーターみたいで、手造り感を感じさせて好きですね〜。
暖冬の年の酒造り_c0084908_19515199.jpg

by nbhkkry20 | 2007-01-25 19:52
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