素人直汲み純米酒!

県南のある蔵で先月の18日に、小売り酒屋4人が手伝って全量を袋吊り搾りした酒の滓が下がったというので、今度は瓶詰めの手伝いに行ってきました。さて、どんな酒になっているんでしょう。
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実際は写真よりも透き通っているのですが、かなりの小麦色というか琥珀色。その琥珀色の下には、滓が沈んでいるのが見えます。この滓と澄み酒との接触・・・白ワインのシュルリーを思い浮かべました。
 ちょこっとだけ利き酒をしたら、ん〜〜ん、完全醗酵をした辛さ、甘味がほとんど残っていません。しかも、香味の中心は強い酸味で形造られ、これはもう日本酒ではありません。そう、まさしくシャブリ。しかも雑味もすべて味のうちとした、シュルリー?
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早速瓶詰め、いや、その前に先ず洗瓶です。大型の自動洗瓶機は、まるで蒸気機関車のよう。一方から瓶を入れてゆくと、きれいになって乾燥された瓶が次々と出てきます。
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そして、いよいよ瓶詰め。といっても僅かな量ですから、もちろん自動瓶詰め機は使えません。プロならばチューブで吸い上げるのですが、素人の悲しさ、そんなことをしたら瓶に詰めるよりも喉に落ちてゆくのが多くなりそう。ということで、柄杓で一杯づつ詰めることに・・・。
 そう、杜氏直汲みではなく、素人直汲み純米です。
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瓶詰めの最後は液面の調整。大きなスポイトのようなもので、吸い上げたり、足したり、丁度1.8リットルになるように調整です。
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火入れまで予定をしていましたが、今日は時間切れ。火入れは蔵の二人に任せることにして、美味しくなるように最後の頼みはやはり松尾様です。パンッ・パンッ!
by nbhkkry20 | 2007-03-13 12:37
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