まんさくの花・百年前

 蔵元の遊び心から生まれたお酒、「百年前」。今、山廃酒や古酒などが好きで一家言ありそうな、熱烈な日本酒愛飲家にこの「百年前」のファンが増えています。何故でしょう?
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 1876年に日本の醸造学の開祖H. Ahlburg氏とF. Cohn氏によって単離されたアスペルギルス・オリゼー菌で育てた麹と、酵母には1895年に単離されたサッカロマイセス・サケ。そして、元禄の頃の古文書に倣って酒毋はもちろん生モト法。あるゆるものが、凡そ百年前の「昔ロマン」で醸造されたお酒です。
 日本酒度ー27で酸度が3.0。数字から見れば甘〜くて酸っ〜ぱいお酒です。でも、飲むほどにその甘さも酸っぱさも非常に心地よく、いつの間にか癖になる不思議な味わいです。
 また、アルコール度数が13〜14度と少し低いのですが、オンザロックや氷を浮かべて、食中酒として飲むのもグッド。そう、「百年前」は夏にこそ飲んで美味しいお酒なのです。
 暑いったってビールなんか飲めるかい! という「熱烈?」な日本酒好きにピッタリというわけですね。
 是非、今年の夏の暑気払いには、光化学スモッグや熱帯夜などなかった百年前の夏の涼しさに思いを馳せながら、「百年前」をお楽しみ下さい。
 なお、蔵元では超長期でなければ常温貯蔵でOKといっていますが、開栓後は出来るだけ冷蔵保存をお願い致します。
Ⅰ、8入り 3,675円
by nbhkkry20 | 2007-06-23 19:36 | まんさくの花
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