出羽鶴・活性純米にごり酒「Fukuro-x」

数年前から活性の濁り酒を造り始めた出羽鶴ですが、仕込み配合や目指す酒質、瓶の容量やラベルデザインなど、毎年のように変更をしてきました。しかしこの冬、ようやく思うような活性濁り酒となったようです。
出羽鶴・活性純米にごり酒「Fukuro-x」_c0084908_22155865.jpg

2)出羽鶴・活性純米にごり酒「Fukuro-x(ふくろっくす)」
 出羽鶴蔵のある地域は、秋田県でも有数のドブロク醸造の多かった所で、それをフクロと呼んでいたということです。そのため、Fukuro-xをだし始めの頃は、ドブロクを連想させるからダメ! ということで大曲の税務署から注意をされ販売中止をしたほど、この地域は濁り酒には敏感だったようです。
 しかし、今は違います。濁り酒を造ろうというのではなく、先ず美味しい純米酒を造ろうという発想からこの酒に取組んでいるのです。
 米は思い切り頑張ってオール美山錦。精米も65%ですから、秋田の普通純米の中でもかなり上のクラスになるお酒で、コストパフォーマンスは抜群です。このようなお酒の濁りが、美味しくないわけはありません。
 酒槽から迸る搾りたてをゴクリと飲むような、ピチピチと爽快な口当り。日本酒度+7.0という辛口なのに、淡い濁りがタッチを優しくし、ほど良い甘さも手伝い、これまでにないFukuro-xに仕上がりました。
 この美味しさは、やはり酒蔵だけがなしえる味わい。どこの税務署にも、ドブロク云々・・なんてイチャモンをつけられることは、もうありません。
・720入のみ 1,260円 終売致しました

取扱注意! 開栓時に噴き出すことがあります。冷蔵で保存のうえ、ゆっくりと開栓してください。
by nbhkkry20 | 2007-12-11 22:29 | 出羽鶴
<< 杉玉(酒林) 由利正宗・雪の茅舍「純米吟醸・生」 >>