天の戸・美稲八○・生原酒(08-02-09 SAT.)

天の戸・美稲八○・生原酒(08-02-09 SAT.)_c0084908_22203534.jpg日照時間)太平洋側は雪がだいぶ降っているらしいですが、日照時間が示す通り、こちらは一日いっぱい秋田晴。城址公園からみた太平山・・・「いと、のどけきかな」でした。


 さて、10日(日)と11日(祭)の両日は、泊まりがけの酒蔵研修のため、お休み致します。連休中でご来店予定の方々にはご迷惑をおかけ致しますが、宜しくご了承をお願い申しあげます。
 今回の研修先は、「天の戸」さんと「まんさくの花」さん。蔵に行かねば分からない秘密でも探ってこようと思っています・・・乞う、ご期待!
 ということで、明日あさって訪ねる蔵のお酒をご紹介。昨日は「まんさくの花」でしたので、今日は「天の戸・19BY 美稲八○生」です。
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 「美稲(うましね)八○(はちまる)」、天の戸の基本酒である「美稲」の、使用米の精米率が80%の酒という意味をもっているお酒です。
 世界中のお酒の中で、主食となる穀物をお酒にして広く飲まれているのは日本酒ぐらいのものです。生きる糧を酒にするような勿体ない(最近は米余りで勿体ないとは思わないかな?)ことをしているのに、それを35%まで削る? 勿体ないの二乗のような酒まであります。では、勿体なくさせる酒があってもいいじゃないか。しかも、それで美味しくて安ければベリーグッドの二乗。ということで、「酒の味は米の味」をモットーとする天の戸が挑戦しているのが、この美稲八○。今月初めに上槽されたばかりの、今季仕込みの新酒生原酒です。
 もちろん酒造好適米の「秋田酒こまち」で80%精米、AK-1酵母で醸し、日本酒度+4.0、酸度1.6、アルコール度17.5度・・・少し辛口の少し濃醇タイプで、そりゃ、純米吟醸のような華やかな香味を求められたら苦しいところです。
 しかし、コストパフォーマンスという点では群を抜いています。この酒に火入れ殺菌をし、加水調整をしてアルコール度を16度まで下げて出荷する一般販売の「美稲八○」と同価格というのですから間違いありません。
 蔵では「米をあえて磨かない事で醸せる香味があります」と言っておりますが、まさにその通り。
 高精白のお酒でなければという方もおられるでしょう。でも、是非一度はこの低精白のお酒を試してみて下さい。お酒の本質を見せつけられる事になるかもしれません。
・1.8入のみ 2,000円
終売致しました
by nbhkkry20 | 2008-02-09 22:21 | 天の戸
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