春霞・純米吟醸 うすにごり生・霞(08-02-24 SUN.)

春霞・純米吟醸 うすにごり生・霞(08-02-24 SUN.)_c0084908_20454989.jpg日照時間36分) 天気予測機能付置時計の“晴れてゆく”という昨晩の予測を信じて、ゆっくり朝寝坊して起きてみたら、雪は一晩でこの有様。 


春霞・純米吟醸 うすにごり生・霞(08-02-24 SUN.)_c0084908_20461660.jpg 車から雪を落としながらメジャーで計ったら、約11センチ。予測通りに夜半には雪は収まっていたらしく、30センチなんていう大雪にならなくてホッとしています。


春霞・純米吟醸 うすにごり生・霞(08-02-24 SUN.)_c0084908_2047017.jpg あれだけグォーグォーと唸っていた風もヒューヒューくらいになり、夕方には鈍〜いけど日がさしたりして、爆弾低気圧一過。秋田では大きな被害もなくホッ。


 さて、先週の日曜日に春霞・栗林酒造店さんを訪ねたことは書きましたけど、あれから、春霞さんの美味しいお酒を紹介してはいませんでしたネ。ということで、あの時の利き酒で一番良かった、と連れ合いが申していましたお酒のご紹介です。
 『春霞・純米吟醸 うすにごり生・霞』です。
春霞・純米吟醸 うすにごり生・霞(08-02-24 SUN.)_c0084908_20484410.jpg
 このお酒の使用米は、春霞の蔵がある美郷町産の美郷錦・・・実は、町の名と米の名には特別な関係はありません。美郷錦は以前から美郷錦で、美郷町は平成16年に2町1村が合併して出来た町、つまり、美郷錦の後なのです。
 ですから、合併記念のお酒を春霞で造った際、その旧2町1村の農家では美郷錦という酒米を育てていなかったので、出来た酒のラベルは「美郷」でも使用米は「美山錦」だったという、思い違いのようなこともありました。
 しかし、今は違います。春霞を中心に、役場や農協とも協力し、町の農家は美郷錦の栽培に積極的に取組んでいます。
 美郷錦そのものは、収量が少なく倒伏しやすいため、県内での栽培面積は減り続けています。それなのに、この美郷町の町をあげての取り組みは、秋田の酒にとっては何とも頼もしい協力者(町)ができたような気がしています。よく、美郷町と命名してくれました。サンキュー。
 この美郷錦を55%に精米をし、9号系自家培養酵母で醸し、アルコール度17.7度、日本酒度-1.5、酸度1.6という酒に醸しています。
 「香りは穏やかで味とのバランスが良く、口に含んでからの膨らみがいい」酒ができるという、米の特性そのままに醸され、圧力を下げた搾りのため、不要な雑味を感じさせず、酸味のキレも良く、-1.5という甘味は旨味となって・・・旨い!
 霞のような微かな濁りが、少しづつ瓶内での発酵を促しているのだろうか、フチフチとした柔らか〜〜な炭酸が、新酒のフレッシュさを強く感じさせてくれるはず。
 今週末は、もう弥生三月ですが、秋田の春はまだまだ先。このお酒で、一足早く、春の霞の中に遊んでみるのも一興です。
 総出荷本数1.8換算で300本、蔵での在庫も払底間近のようです。是非お早めに、「遊び」にお出で下さい。
・1.8入 2,980円  ・720入 1,490円 完売致しました
by nbhkkry20 | 2008-02-24 21:00 | 春霞
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