たてのい・純米 生原酒(08-03-24 MON.)

たてのい・純米 生原酒(08-03-24 MON.)_c0084908_17354527.jpg日照時間0分) 予報通りに午後からは雨。かなりの本降りですが、数週間前と違って、今日のは暖っかい春の雨です。ひと雨毎に春が近づくようで、気分も暗くなりません。
 ただこの先一週間、こんな天気が続くという予報なので、それだけは勘弁してほしいなぁ。


 さて、『たてのい・純米 生原酒』のご紹介です。
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 この生原酒、2月に出荷され既に完売した「おりからみ」の「おりからみでない」ヴァージョンです。その「おりからみ」が非常に美味しくて、あの時の誉め過ぎ気味の評価は間違いではないと思うのですが、こうして、「おりからみでない」生原酒を利き酒してみると、さて、どうお伝えしていいのか悩んでしまいます。
 同じ仕込配合、同じ搾りの同じ生酒ですから、酒暦数字は「酒こまち60%精米、日本酒度+5.0、アルコール16.8度」と同じです。但し、酸度が1.8ccと「おりからみ」より0.2cc低いのです。「おりからみ」と「おりからみでない」生原酒の違いは、この酸度の僅かの違いが味の違いとして出てきているのかもしれません。
 「おりからみ」は、“2.0と高い酸味は甘やかで、果実を齧ったように爽やか。新酒の香りとあいまって、まるでグレープフルーツの果汁をゴクリッと飲むような爽快感、もちろん2.0という酸度でサッとキレる”と感じたのですが、この「おりからみでない」方はもちろんキレはいいのですが、ジューシーで爽快な香味の余韻が長く続き、それだけ味わいに深さが出てきたようなのです。
 少しずつ春の陽気が高まり、極寒に飲むのとは、同じ酒でもその美味しさの感じ方はだいぶ違うはず。これからの気温が高くなってゆく季節には、味わい深さのある酒をキリリと冷やして飲るのもいいし、花冷えの中で常温で飲むにも相応しい・・・そんな感じのする「おりからみでない」純米生原酒です。
 蔵では、昨年より少しは増石をしたといっていますが、価格の手頃さからして、先の「おりからみ」のようにあっという間に品切れになることも予想されます。是非、お早めにお楽しみ下さるようお願い致します。
・1.8入 2,400円  ・720入 1,200円

たてのい・純米 生原酒(08-03-24 MON.)_c0084908_17382185.jpg *沼館酒造の「たてのい」シリーズの特約店からお届けするお酒には、このような裏ラベルが貼られることになりました。
 QRコードからは、お酒の成立ちが読めるとのこと。どうぞご利用下さい。
by nbhkkry20 | 2008-03-24 17:47 | たてのい
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