上喜元・純米 出羽の里(08-05-17 SAT.)


日照時間756分)

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今日も朝から夜まで晴れっぱなしの一日でした。久しぶりに、千秋公園にある市立図書館(明徳館といいます)に行ったら、ツツジが早咲きも遅咲きも今が満開。日ごとに濃さを増す緑を背に、いっそう色鮮やかに見えました。
初夏ですねぇ。初鰹で一杯は、とうにやってしまいましたけどね・・・。
 
さて昨日、一昨日と、いわゆる“安くて旨い”酒を目指している刈穂の2点をご紹介しましたが、“安くて旨い”ならこの純米酒を紹介しないわけにはいきません。以前から入荷はしていましたが、ブログではご案内をしていませんでしたので、改めてご紹介致します。
山形県酒田市の『上喜元・純米 出羽の里』です。

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先ずは価格・・・一升で1,995円、四合で997円です。 
 もともと上喜元はコストパフォーマンス(CP)の高いお酒を出すことで知られた蔵ですが、この純米酒が発売された時は、あまりのCPの良さにさすがに驚きの声が上がりました。それは、ただ安いというだけではなかった、「この価格でこの香味はルール違反だよな〜」という冗談が飛ばされるほどの美味しさだったからです。
 そして、その“安くて旨い”を実現できたのは、山形県で開発された酒米「出羽の里」に大きな要因がありました。
 出羽の里については、私が説明するよりも山形県新庄市の富田酒店さんのHPを読んで戴いた方がよく理解できると思いますが、いずれにしても、稲は育てやすく収量も多く、酒はクリアで香味の良い酒を造りやすい、非常に優秀な特性をもっている酒米です。
 その出羽の里を80%精米し、協会7号酵母で醸し、日本酒度+0.5、酸度1.6、アルコール16〜17度というお酒に醸しあげ、そしてなんと、他の特定名称酒と同じように瓶燗火入れ瓶囲いまでしています。
 限りなく吟醸香を思わせるイ〜イ香り、低精白特有の雑味もなく、醸造特性そのままのクリアな味。瓶燗火入れ瓶囲いから生まれるジューシーな醇味。低精白酒でも、絶対に手を抜かない上喜元だからこそ醸された“安くて旨い”純米酒なのです。
 初鰹はこれからだ〜という方も、とっくにやっちゃったよ〜という方も、毎日晩酌したってあまり懐が痛まない、CP抜群の『純米 出羽の里』、よろしくお願い申しあげます。
・1.8入 1,995円 720入 997円
by nbhkkry20 | 2008-05-17 22:15 | 東北の酒・上喜元
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