白瀑・山田錦の純米酒 瓶燗火入れ(08-05-20 TUE.)

日照時間0分) 予報通りに夜明け頃から雨。時々強く降りながらも3時頃にはあがりましたが、気温は上がらず薄ら寒い一日でした。
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 降り初めからの降雨量が32ミリ、裏の旭川もすっかり川底が隠れて、空気中のチリやホコリが川石に引っ掛かっていたゴミと一緒に流され、大気はなんとなくシットリ。日に日に緑を濃くしている柳が、また少し枝をのばしたようにみえます。

 さて、新入荷のご紹介。『白瀑・19BY 山田錦の純米酒 中取り 瓶燗火入れ 瓶囲い』です。
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 何度もお伝えしたように、今季から杜氏さんなしで酒造りを始めた白瀑。周囲からは「出来るんかいな?」と訝しがられながら、初めて杜氏役をこなした責任者の山本友文常務さんの苦労は大変だったと思います。
 出来た新酒にはブレているのもありました。それでも、先日ご紹介した「純米吟醸・山本」のお客様の評価は上々で、帰り注文もけっこうありす。「苦労をした甲斐があったね」と山本さんにお話したら、「じゃ、次はこの酒を勧めてください!」と、早速次のお酒のセールス。そんな彼の、積極的で前向きな姿勢が今の白瀑を支えているようです。
 兵庫県産山田錦を60%精米し、今年は協会6号(新政酵母)で醸し、アルコール15.8度、日本酒度+2.0、酸度1.5、アミノ酸度1.2というお酒に醸しあげ、もちろん、木槽しぼりで中取り、瓶燗火入れ瓶貯蔵をしての出荷です。
 ただの純米酒なのに、生半可な純吟以上の吟醸の香りに誘われ、口に含むと滑らかでトロンとした、まるでネクター(?)を飲んだような感じ。そのうち、香りと味が一つになってジュワーッと広がり、雑味もなく身体のどこにも障らない、なのに喉に落としてしばらくするとググッと味わいが甦り・・・“もう一杯”となること、間違いなし!
 ということで、このフレッシュ&フルーティさは、青葉若葉のこれからの季節にピッタリ。でも、この出来でこの価格ですから、今年も次に発注したら品切れぇ〜、なんてことになるかもしれません。是非、お早めにお楽しみ下さるようお願い申し上げます。
・1.8入 2,625円 720入 1,380円  
by nbhkkry20 | 2008-05-20 21:01 | 白瀑
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