上喜元・“夢錦” ひやおろし(08-09-27 SAT.)

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時々後かなりの日照時間73分) 曇り、晴れ、雨、これで雪が降れば一日で四つの天候を“楽しめる”んですが、まだ9月。雪だけは勘弁してちょーだい、と言いたくなるくらい肌寒い一日でした。
 草生津川のコスモスロードまで自転車で往復40分ほど、幾度か通り雨にあって、その都度雨宿り。帰ってきたら、帽子からズボンまでジットリとしてしまいました。
 今週はず〜っと雨降りモードでしたが、来週の月曜あたりから晴れモードになりそう。写真の、ちょっぴり覗いた青空がそれを予報しているようですね。

 こうしてひと雨ごとに秋は深まってゆきますが、それと共に「ひやおろし」がいっそう美味しくなってきています。久しぶりに利き酒した「上喜元・特別純米“夢錦”のひやおろし」は、まさに秋にふさわしいお酒でした。
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 「夢錦」は、「山田錦と菊栄のF2」と「兵系23号」の掛合わせでできた酒米。兵庫では山田錦に次ぐ栽培面積があり、西播磨(姫路や赤穂などの岡山県に隣接する)地域で主に栽培されている山田錦同様に心白の大きな酒米です。

 東北地方の酒蔵ではあまり使われていませんが、さすがチャレンジャー上喜元、確か17醸造年(18年)から仕込みを初めていた、やることが早いですね。
 その年の5月に、同じ特別純米の生詰め一回火入酒を利き酒をしましたが、ふくよかで大変柔らか、溢れる味わいで余韻も心地よく、飲み飽きのこない美味しいお酒でした。
 ということで、この19BYのひやおろし。どんな美味しさでしょうか?

 春先、上槽後に生詰め一回火入れした後、マイナス3度の冷蔵庫で約半年間寝かせ、夏の訪れと同時にプラス5度の冷蔵庫に移し、理想的な“味の目覚め”を迎えさせた‥‥とは蔵の弁ですが、今まさに適熟。
 もともと熟成酒に向く夢錦です。香味ともにまろやか、ほのかな酸味でぬる燗にも適し、食欲をそそり、これは秋の晩酌にピッタシ‥‥ん〜〜む、この飲み具合では刺身や焼き魚を肴に、冷やしてもちろん美味しいけれど、常温やぬる燗で一杯、いいですね〜。

 山田錦に次ぐ酒米を55%まで精米していながら、1.8入りで2,625円というのですから、ますます晩酌に最適。
 秋の夜長を、ゆ〜〜っくりと楽しむお酒だと思いますよ。
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<10月の行事予定>
・10月 3日(金)、 4(土)の二日間
  川反秋の夜祭り(かわまちナイトフェスティバル)
    川反3丁目、4丁目を歩行者天国にして、様々なパフォーマンスが行
    われます。皆様のお出でをお待ちしております。
    なお両日とも、午後6時から午後9時30分まで、川反通りは通行止め
    になります。お出でになる際は、充分にご注意下さい。

・10月05日(日) 定休日
・10月12日(日) 定休日
・10月13日(体育の日) 通常営業しています
        
・10月18日(土)〜19日(日)
  京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」に参加のため、
  連休させて戴きます

・10月26日(日) 定休日
by nbhkkry20 | 2008-09-27 20:58 | 東北の酒・上喜元
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