カテゴリ:まんさくの花( 311 )

まんさくの花・純吟 活性 寒にごり(09-01-19 MON.)

時々日照時間・42分
何と、いつもは最も気温が低い午前5〜6時に7.3度。暑くて眼が覚めたくらい、暖かい朝でした。で、カーテンを開けたら空は濃い灰色の雲に覆われ、その空から落ちてきたのは雪ではなく雨。明日は「大寒」だというのに雨ですよ、雨!

雨で出かけられなかったというのではありませんが、何とはなしに外に出かけるチャンスを逃してしまい、よって今日の外の様子の写真はなし。利き酒報告です。

『まんさくの花・純米吟醸 活性生原酒 寒にごり』です。
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「にごり」酒で「活性」と自称するだけあって、「危険!」とか「噴出」とか、オットロしい文字がいっぱい書いてある札がぶら下がっています。1.8は、開け方を図解までしています。


c0084908_22273468.jpgしかも、透明青ビンを横から見れば、この濁りの厚さ。かなりの量ですねぇ。活性濁りの(自称)開栓名人の私とすれば、なにやら開け応えのある濁り酒のようで、フッフッフッフッ。


ということで、キャップを慎重〜〜にクイッと小さく捻ると‥‥
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‥‥ありゃ? 来ない、ウンともスンとも来ません。ん〜〜ん、こりゃ期待はずれかなぁ? と思っていたら、澄み酒の部分を小さな泡が、シュルシュルシュルッと幾筋も上がってゆきます。まるで、サイダーを開けた時のように次々と上がってゆくのです。

さ〜て、どれくらい上がるのか? にごりの部分もグッグッと来るのか? と待つこと5分‥‥シュルシュルはあるんだけれど、それ以上は何もなさそう。それに、開けて5分も経ってるのに酒が飲めないなんて、も〜う我慢も限界。澄んだとこからでも、楽しむことにいたしやしょう。

で、グラスにトクトクトクッと注いだら、エッ、エ〜〜ッ? あのシュルシュルッと上がっていったような小さな気泡が、グラスの中にいっぱい生まれて、それがグラスの内側にビッシリ貼付いている。サイダーをグラスに注いだ時みたいにです。ん〜〜この情景を見るだけでも、爽快感いっぱいですねぇ。

さて、一口。思った通りに、活性ガスがプチプチと口中で弾ける感触が非常に心地がいい。そして、香りが気泡の中に閉じ込められていたのか、弾ける度に香りが増幅されていくような感じがあるのです。しかも、その香りはベタつきのない、サッパリとした柑橘系とも思えるような爽快な香り。

55%まで磨いた吟の精と秋田純米酵母を使い、アルコール度17〜18度、日本酒度+4.0、という純米吟醸です。
濃い酒得意のまんさくの花のこと、しかも濁りが入った原酒。どちらかといえば、確かな旨味がある、かなり濃い酒です。でも、前述の爽やかな活性ガスと香りでその重さを感じさせず、シャープでサッパリとした辛口酒に仕立ているのです。

澄み酒の部分を飲んでそう感じたのですが、じゃあ、濁りを混ぜた味わいは‥‥?
いえいえ、濁りを混ぜるなんて勿体ない。もう少し、澄み酒を楽しみたいですね〜。ただ、澄み酒の部分を楽しむのに、是非していただきたいことがあります。

それは、杯を重ねてゆく時に、絶対に器(グラスがベストだと思いますが)にお酒を残したまま継ぎ足さないで下さい。器の中のお酒は必ず飲みきり、新しい「寒にごり」を器の底に軽くぶつけるようにして注いでみて下さい。
そうすれば、注ぐ度にあの小さな気泡が器の中に生まれ、爽快な香りと旨味が楽しめるはずです‥‥じゃぁ、濁った部分は?  ん〜〜む、後はご自分で試してみてみてください。

なんだか、ホントに楽しそうな『寒にごり』。これで、1.8入り2,785円、720入り1,470円はお手頃価格だと思います。ただ、実はこの酒は受注製造のお酒で、入荷は1.8で12本、720で12本のみ。品切れゴメンということです。
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<1月〜3月の行事予定> 
・ 1月25日() 定休日
・ 2月 1日() 定休日
・ 2月 7日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月 8日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消でおいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月19日(木) 県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
         (詳細は県酒造組合のホームページで) 
by nbhkkry20 | 2009-01-19 22:39 | まんさくの花

まんさくの花・七年熟成 純大吟「吟熟」(09-01-14 WED. )

☃後時々☃(日照時間・186分
c0084908_2132043.jpg日曜日から雪が降り続いています。続くと言っても、夜間に降って日中はまあまあの天気なんですが、それが四日も続けば、積雪23センチ。普通の秋田の冬になりました。
日中、雪の止んだ頃合いをみて裏の遊歩道を下流に15分ほど歩いたら、こんな情景に出会いました。後ろの三羽の首が揃って灰色毛でしたので、これは親子かな。
今年は、鳥インフルエンザの影響で餌付けが完全に中止されてしまい、渡ってきた白鳥たちも餌探しが大変でしょうねぇ。


さて、またまた新しいお酒の利き酒報告です。
寒さも本格的になって、酒は今まさに新酒生酒の季節ですが、あえてこの時期に、超熟成酒を出荷した蔵があります。
『まんさくの花 “七年”熟成低温瓶囲 純米大吟醸「吟熟」』です。
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瓶首に「掘り出し酒」というネクタイをしていますが、このお酒、単に掘り出し物という意味の「掘り出し酒」ではありません。
昨年の宮城・岩手内陸地震で、大型冷蔵庫内に瓶囲いしている酒が大量に損傷し、その壊れたガラス瓶がうずたかく積もった瓦礫の山を掘り起こし、無事を確認した、文字通り“掘り出し長期熟成酒”です。

吟の精の44%精米、アルコール度17〜18、瓶燗一度火入れのみという、まぎれもない純米大吟醸の原酒。
一瞬、老香?と思わせる香りはスーッと消え、純米大吟醸の上品で穏やかな果実様の熟成香と、円熟した米の旨味を醸し出し、それらが熟成によってバランス良く調和し、奥深い味わいを堪能できること間違いありません。

ただ、冷蔵庫から取り出して直ぐに冷たいまま飲んでしまっては、この酒の良さが充分には出てこないようです。
保管はもちろん冷蔵保存がベストですが、赤ワインを美味しく飲むのと同じく、開栓してから少〜し時間を置き、酒の温度を少〜し上げてみてください。冷たいまま飲むのとは雲泥の差があるはず。
「大化けした!」と驚いて電話を下さった居酒屋のご主人もおられましたから、ちょっと面倒でも、是非この方法をお試し下さい。新しい、超熟成酒の世界が広がるかもしれません。

ん〜〜こんなに楽しめて、1.8入り3,990円とは‥‥「掘り出した酒」というだけでなく、こりゃぁやっぱり、「掘り出し酒」だ!
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<1月〜3月の行事予定> 
・ 1月18日() 定休日・由利正宗の酒蔵開放日
・ 1月25日() 定休日
・ 2月 1日() 定休日
・ 2月 7日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月 8日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で
          おいしくいただく会(詳細は後日)
・ 2月25日() 定休日
・ 3月19日(木) 県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
         (詳細は県酒造組合のホームページで) 
by nbhkkry20 | 2009-01-14 21:11 | まんさくの花

まんさくの花・美郷 無濾過生詰(08-11-01 SAT. )

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日照時間390分) 未明まで降っていた強めの雨が朝方には止み、6時間以上もお日様が出て、気温は14度ほどで風も穏やか。小春日和の一日でした。
 のんびり散歩でもしたい陽気でしたが、月替わりの土曜日。なんだかんだと仕事に終われ、外に出たのが夕方近く。明日からは、また時雨模様という予報ですが、そんな予報が信じられないくらいきれいな夕焼け雲でした。
 
 さて、これまでこのお酒の利き酒報告をしたことがなかったとは意外でした‥‥『まんさくの花・19BY 純米吟醸 美郷 無濾過生詰』です。
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 美郷錦という酒米については、もう説明するまでもありません。ただ、美味しいお酒のできる大変に優れた酒米なのに、栽培が難しいという理由で作付け面積が減少し、今では数えるほどの蔵でしか造っていないのが大変残念です。そして、その数少ない蔵の美郷錦のお酒が、どれも個性的でホントに美味し〜〜いのです。

 今、秋田の酒米が酒こまち一辺倒になりそうな中で、それとは一線を画す個性を造り出す美郷錦。愛飲家に、秋田のお酒の多様性を楽しんでもらうためには、無くしてはならない酒米だと思うんですけど‥‥山形の上喜元や青森の豊盃など、もう既に秋田を越えるような美味し〜〜い美郷錦のお酒を造っています。このままだと、秋田特産の酒米なんて大きな声で言えなくなりますよ〜。

 もちろん『まんさくの花・美郷』は、今年も間違いのない味わいで出荷されています。そして、『まんさくの花・美郷』の良さは、何といっても、香りと味わいに粗さがないこと。そして、非常に緻密でたっぷりとした味わいを楽しめることです。

 先日ご紹介した春霞の美郷錦は、香りの高さとジューシーな味わいが特徴的ですが、『まんさくの花・美郷』は、あくまでも含んだ時に鼻孔に抜けてゆく穏やかな含み香。そして、舌の味蕾全体をジンワリと刺激するように、旨味が口中一杯にジワジワと広がってゆく心地よさ。何ともいえませんね〜。

 それに、粗がなくたっぷりとした香味は、同時に力強くもあります。後口はスーッとキレて軽妙感さえ感ずるのに、余韻が長く続くのは、この力強さがあるからかもしれません。
 
 実はつい先だって、冷蔵庫に残っていた一年前の『18BY まんさくの花・美郷 無濾過生詰』を飲む機会がありましたが、な〜〜んにも変わっていませんでした。老香、味の廃れなど全くありません。冷やしても常温でも、たっぷりとした香味は、より味わい深いものになっていた‥‥そして、思いました。
 『まんさくの花・美郷』のもつこの力強さが、図らずもの一年の貯蔵に堪えさせた。そしてその力強さは、酒米「美郷錦」によって生み出されたものなのだ‥‥こんな、貴重な酒米は絶対になくしてはいけません。

 美郷錦を無くさない最も良い方法は、皆さん、美郷錦のお酒を飲むこと‥‥ネッ! 1.8入りで3,150円、720入りで1,750円ですから、まずまずお気軽に協力できる価格だと思いますよん。
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<11月〜12月の行事予定>     
・11月01日(土) 刈穂「19BY・出羽の雫」発売日
・11月02日(日) 定休日
    3日(文化の日)は通常営業致します
・11月09日(日) 定休日
・11月16日(日) 定休日
・11月23日(日) 定休日
    24日(勤労感謝の日)は通常営業致します
・11月28日(金) 「やまとしずくで大忘年会(仮称)」開催
・12月14日(日) 酣々塾の忘年会 
by nbhkkry20 | 2008-11-01 23:03 | まんさくの花

まんさくの花・19-63(08-09-19 FRI.)

日照時間534分) 気温は昨日より低いのに、台風の湿気のせいかムシッ、ムシッ。ちょっとでも動くと、ジワ〜〜ッと汗が吹き出てくるような一日でした。夕方になってようやく涼しい風が吹きわたり、ホッとしています。

 それにしても、三重県に降った台風の雨は猛烈ですね。いくら降雨量日本一の尾鷲市とはいえ、24時間で750ミリとは!? その割には、発表された被害が小さいようですが、一体どんな大雨対策をしているのでしょう。
 もし、我が家の裏の旭川だったら、とっくに大洪水になっていると思うんですけど・・・発表通りの大きな被害でないことを祈るばかりです。
 
 久しぶりの自転車で、背中にジワ〜ッと汗をかきながら、昨日の話、“秘密の花園”に曼珠沙華の様子を見に行ってきました。
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 見事に花を咲かせておりました。隣の一輪ももうすぐ開きそうですが、実はこの場所・・・奥に見えるのは秋田市役所の議会棟で、市役所の前庭にある築山(つきやま)の一画。灌木の陰になって表からはなかなかみえないのです。
 でも、ちょっと眼を凝らせば、灌木の濃い緑と補色しあうような真紅の曼珠沙華が、秋の到来を告げているのをみつけられますよ。

 さて、マンジュシャゲの次は、「まんさくの花」です。
 1.8入りで僅か600本だけ出荷された「まんさくの花・初呑みきり 純米吟醸原酒 19-63」を利き酒をしてみました。
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 「呑みきり」とは、貯蔵タンクの『呑み=タンクの栓』を『切って=栓を開くこと』、夏を越したお酒の出来を確かめることをいいます。ですが、このお酒はタンクではなく瓶で低温貯蔵されましたから、この純米吟醸原酒の「呑みきり」は、一升瓶の栓を開けて利き酒したということになりますね。

 そして「19-63」とは、19醸造年度の63本めの仕込タンクのお酒。まんさくの花の今年の仕込総本数は77本でしたから、63號はもう終了間際・・・終わり良ければ全て良し。杜氏も蔵元も、気を引き締め直して最後の仕込みにかかる時期に仕込まれたお酒です。

 美山錦を50%精米しているだけあって、香りはほのかだけども甘やかな吟醸香が飲み心を誘う。口に含むと、濃いっ! まさに原酒。でも、舌の外周からジワジワと味蕾に滲みてゆく旨味は、その濃さをものともせずに、美味しさとなって官能を刺激する。
 酸度は1.4という低い数字だが、その割にはジューシーで美味しい酸味で、美山錦の酒特有の微かな苦味と一体となって旨さを倍加させるようだ。
 濃醇さとジューシーな酸味で甘味が残るかと思えるが、+3.5という辛めの日本酒度で、この濃さの割に後口はキレる。だから、濃い〜〜けど軽く呑めるという、近年のまんさくの花が追い求めている酒質をキチンとクリアーしている・・・そんな味わいだったなぁ。

 美山錦50%精米で、1.8リットルで3,150円はちょっと高いかな?  でも、かなりハイレベルなコストパフォーマンスを演じているので、決して高いという感じはない。その辺りが、ここ数年で一皮むけたまんさくの花なんでしょうねぇ。
by nbhkkry20 | 2008-09-19 22:07 | まんさくの花

まんさくの花・雪室貯蔵 純米吟醸(08-06-27 FRI.)

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日照時間480分) 中休みどころか、梅雨入りしてからほとんど雨が降ってないんで、川も流れているようにみえません。どうなるんでしょう? 今年の梅雨は。
 明日と明後日は、秋田で年に一度のプロ野球公式戦(阪神vsヤクルト)です。ここまで晴れたのですから、もう少し晴れてほしいものです。私も、デーゲームの券を持っているし・・・ね。

 さて、ご紹介は『まんさくの花・雪室貯蔵 純米吟醸』です。

 今年で6回目となった雪室貯蔵。今年の雪室への搬入は、3月19日に行われました。その様子は、まんさくの花のホームページ「蔵日記」の「バックナンバー★2008年3月」をたずねてみてください。

 そして、雪室を開きお酒を搬出したのが6月11日。今年こそは搬出の様子をみせてもらおうと思っていたのに、6月11日といえば、新酒鑑評会の東京での一般公開が行われた日。そう、夜の池袋をウロウロしたあの日です。

c0084908_21522371.jpg あの日は、まんさくの花の雪室の「雪」ではなく、空の上から鳥海山の「残雪」を見ながら東京へ向かいました。


 仕方なく、雪室からの搬出の様子は、後で蔵から送ってもらいました。

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 雪があまりにもガッチリと固まり、最初はスコップでは崩すこともならず、お酒が見えるまでかなり時間がかかったようです。
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 ようやく周りの雪もグズグズとなって、お酒を出し始めました。酒の周りは雪なのに、何といっても季節は6月、半袖姿というのが面白いですね。
 逆に、ネクタイを締めて、青いジャンパーの彼は暑そう。顔が紅くなっていません?
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 搬出も進み、酒もあと僅か・・でも、なんだか雪がまだたくさん残ってますね。このまま溶かしてしまうのは勿体ない気がします。融けきるまで、もっと長くお酒を貯蔵するのも面白いんじゃないかなぁ。来年、提案してみよう。
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 ということで、1.8リットル換算で600本。全て出し終わり、お酒はトラックに乗せられ、十文字町にある「まんさくの花・十文字工場」の大型冷蔵庫へと運ばれたのですが・・・実はこの後、このお酒たちには大変なことが待ち受けていたのです。

 雪室から搬出して三日後の6月14日の朝、あの「岩手・宮城内陸地震」が発生。雪室から誕生したばかりのお酒を襲ったのです。

 まんさくの花では、増田町の仕込蔵は建物に少し被害があった程度で、お酒はなんともなかったのですが、冷蔵貯蔵酒の多い十文字工場では、「ん〜〜〜ん」と唸りたくなるくらいの損傷があったようです。その辺りの事情は、再度、蔵のホームページ・蔵日記の6月14日をご覧ください。
 
 土曜日の休みで急遽出社した社員の方たちが、十文字工場の大型冷蔵庫を恐る恐る開けてみたら、瓶貯蔵をしている8本P箱が大きく崩れて、山のようになって行く手を塞いでいます。
 冷蔵庫の床は、割れた瓶や流れ出たお酒でグチャグチャ。そして、先日搬入したばかりの「雪室貯蔵酒」はその山の向こう・・・それを見た社員たちは、「あ〜〜っ、駄目か〜」と思ったそうです。
 しかし、キケンなP箱と割れたガラスの山を越えて行ってみると、何と、「雪室貯蔵酒」は全く無傷。一本も割れていなかった。「ん〜〜〜」、何とも幸運なお酒たちですねぇ。

 そしてお酒は、冷蔵庫の中の掃除や整理整頓を待って、ラベルを整えられ、遮光フィルムの袋に入れられ、昨日、お店に到着したというわけです。
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 50%精米された美山錦を使い、9号系の酵母で醸し、アルコール度が17〜18度、日本酒度+4.0、酸度1.6というお酒に仕上げられ、一回火入れで、84日間の雪室熟成された純米吟醸。

 で、その味は? えっ? あんな大災難を乗り越えてきたお酒です。美味しいに決まってます!・・・旨いことは旨いんですが、ちょっと暑いこの季節には少し濃い目かもしれません。
 でも、そんな時はロックにしたり、少〜〜しのソーダで割ってみてください。まんさくの花独特の、米が醸し出す充分な旨味、一回火入の新鮮さと清涼感があいまって、ホントに気持よくお飲み戴けると思います。
 
 小さな雪室での貯蔵ですから、もちろん極々限定品です。マグニチュード7にも負けなかった“サバイバル”「まんさくの花・雪室貯蔵 純米吟醸」、梅雨の蒸暑さを吹飛ばすような美味しさをお楽しみ戴けますよ。
by nbhkkry20 | 2008-06-27 22:03 | まんさくの花

まんさくの花・早いもの勝ち!?(08-06-10 TUE.)

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日照時間662分) ふ〜〜、今日は暑かった。最高気温は23度近くでしたが、ほとんど風がなかったぶん、体感温度はきっと25〜6度はあったのではないでしょうか。
 午後3時過ぎ、↑写真の左奥から手前に歩いてきてふっと後ろを振り返ったら、太陽が白っぽく光り、空全体が暑さにくすんでいるよう。こりゃもう完全に夏の気配、暑いはずですね。

 さて今日の新入荷は、『まんさくの花・早いもの勝ち!』・・・ではありません。早い者勝ちで無くなってしまいそうなほど極々限定出荷された、『まんさくの花・純米吟醸 おりがらみ 限定(生)原酒』です。
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 契約栽培された55%精米の吟の精と、蔵で培養された酵母を使い、日本酒度+3.0、酸度1.6というお酒に醸しあげ、上槽後に充分な滓下げをしないまま瓶詰めし、そのまま冷蔵熟成をさせて約5ヶ月。ようやく、出荷となりました。
 
 蔵では「あえて滓を絡めて熟成させ・・・」と申していますが、滓を絡めると、どうしても変化が早く、変質する心配があるのです。5ヶ月もの熟成をさせるのは、なかなか難しいはずです。
 しかし、社長の佐藤譲治さんには「酒造業は冷蔵業」という考えもあって、かなり以前から冷蔵熟成に力を注ぎ、年毎に冷蔵庫を増やし、熟成のノウハウも蓄積してきました。その結果、夏も間近だというのに、こうして「おりがらみ」の「熟成」された「生原酒」を出荷できるようになったのです。

 さらに蔵のコメントは続きます。滓がらみを冷蔵熟成させて、「フレッシュさを残しながら、搾りたてにはない旨味の乗ったお酒にすることに成功しました。今が飲み頃の、キレの良さが自慢の旨辛口純米吟醸です」。
 さて、このコメントが適確か否か? 利き酒をすればいいのですが、如何せん、生酒で一升瓶入で「早いもの勝ち!」の極々限定出荷。おいそれとは利き酒できません。
 こんな時は、このお酒を扱って下さる居酒屋さんで、すこしだけ飲めばいいのですが、ここ数日は行けそうもないのでこれも無理・・・今は、まんさくの花さんのコメントを信じていま〜〜す。
 
 どうぞ皆様にも、まんさくの花さんのこれまでのお酒を思い出して戴いて、「あぁ、確かに間違いのない味わいだったなぁ」と思われましたら、是非、早い者勝ちです。お早めに、お楽しみ下さるようお願い申しあげます。
・1.8入のみ 2,730円

c0084908_20462210.jpg 実は、この『まんさくの花・純米吟醸 おりがらみ 限定(生)原酒』の蔵から届いた発注表には「一度火入ご希望の方はその旨、明記してください。ビン燗火入れ(生貯)して出荷します」と書かれていました。
 その、『まんさくの花・純米酒 おりがらみ 限定(生貯蔵)原酒』も、本当に僅かですが入荷していますので、是非どうぞ。本日入荷したばかりで、在庫3本になってしまいましたが・・・。
・1.8入のみ 2,730円
by nbhkkry20 | 2008-06-10 20:47 | まんさくの花

まんさくの花・MK-X2008(08-05-14 WED.)

時々日照時間0分) 昨日の、約13時間というたぶん今年最長の日照時間から一転、今日はゼロ。気温も昨日より6度以上低い13度、時々小雨の肌寒い一日でした。あまりの涼しさに、せっかくクリーニングして倉庫にしまった石油ストーブをひっぱり出す始末。いはやは何とも、やっぱり異常気象なんですかね。
 まぁ、そんな寒さですからポタリングも散歩もなしで、今日も外でのワンショットはなし。先週、ポタリングの途中に撮ったカラフルなツーショットをアップしておきましょう。
c0084908_2121969.jpg 粋な黒塀ではなく、ブロック塀越しの石楠花。
 ブロック塀では無粋かもしんないけれど、街中でこれだけ見事に咲かせるなんて、何とも粋な花主さんです。


c0084908_2121445.jpg この花は何色って聞かれて、ただの紫でもなし、薄紫といってもその濃淡は様々だし。結局、藤色って答えれば、日本人なら誰もが納得するんですよね・・・何か、不思議だ?


 ということで、今日のご紹介はラベルも不思議な『まんさくの花・MK-X2008』です。
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 毎年ご好評のMK-Xですが、昨年のMK-X2007と違うのは酒米です。 
 去年は、「山田錦×美山錦=美郷錦」という三種を使い、しかもその仕込み配合を明かしませんでした。しかし今年は、「麹米に山田錦、掛米に吟の精」と明確に米の配合を明かしています。山田錦でしっかりと麹(酒の土台)を造り、吟の精で秋田らしさを醸し出そうという意図がはっきりしているのです。
 そういう姿勢が酒に表れたのでしょうか、今年のMK-Xは香味がクキッとして分かりやすい味わいです。いかにも純吟の香り、いかにも純吟の醇味・・・では、単純な香味かというとそうではありません。香味の奥には微かに苦味やエグミがあり、それが秋田らしい味わいになり、全体として香味に奥行きをも感じさせるのです。
 今年も蔵元と杜氏がチャレンジした「新・まんさく酵母」を使い、総米900キロの小仕込。日本酒度:+1.0、酸度:1.3、アルコール度:16〜17度の原酒を生詰めして一回火入れ。蔵出し240本の限定出荷です。
 お早めにお試し下さるようお願い申し上げます。
・1.8入 3,150円 720入 1,500円
終売致しました
by nbhkkry20 | 2008-05-14 21:29 | まんさくの花

うまからまんさく・無濾過生(08-04-25 FRI.)

日照時間342分) 桜(ソメイヨシノ)があらかた散ってしまい、花がないけど観桜会開催中! の千秋公園本丸ではなく、入口にある図書館まで、ウインドブレーカーなしで自転車を飛ばしたら寒いっ!
 晴れていましたが、北よりの風で気温は12℃止まり、身体はコチコチ。帰ってきて思わず石油ストーブを点けちゃった、というような一日でした。

 図書館の前の八重桜、今が満開。
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 日に日に濃さを増している新緑と、まるで絵に描いたようなマッチング〜
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 さて、しばらく前に入荷していましたが、“予想以上に美味しい”お酒のご紹介。『まんさくの花・うまからまんさく無濾過生酒』です。
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 このお酒の米「秋の精」は、秋田の農業試験場でトヨニシキと美山錦を交配育成し、2000年に品種登録された酒米です。

 「秋の精」は、“美山錦”に比べれば耐冷性が強く、稈長が短く倒れ難く、心白が少なくて小さいが、“吟の精”よりは穂数が多く、心白が大きい。つまり、丈夫でたくさん収穫できるけど、高級酒用ではなく中クラスのお酒の掛米にはピッタシ、という酒米です。

 しかし、収量が安定していて価格もある程度低いことから、ここ数年は掛米に使われるだけでなく、オール秋の精での酒造りが増えてきています。そして、醸されるお酒は押し並べて「サッパリ辛口」系。これまでの秋田の酒米ではあまりなかった酒質を得られています。もしかしたら、北陸の五百万石のお酒に近いのかな?

 この『うまからまんさく無濾過生』もオール秋の精仕込みの、まさにサッパリ辛口系です・・・が、ヤッパリ無濾過生、タダの淡麗辛口ではありません。
 濃醇でコクッとした凝縮感、酒本来の甘味(旨味)を無くさず、瑞々しく美味しい酸味と高い日本酒度でサラッとキレる。濃醇だけどサッパリ、甘味もあるけど辛口という矛盾がいっぱいの味わい。だから、ウマ・カラまんさくなんですね。

 しかも今年は、精米率は麹も掛も55%で昨年より5%アップ。タダの純米ではなく、もはや特純か純吟。協会9号酵母を使い、日本酒度+10、酸度1.7のお酒に醸し上げています。

 何より嬉しいのは、この「秋の精」。実は蔵の杜氏・高橋良治さんが山内村で自ら丹誠を込めて栽培した「秋の精」なのです。自分で育てた米での酒造り、力が入らないわけはありません。もしかしたら、大吟醸の鑑評会出品酒よりもリキが入った、なんてことは・・・あるかもしれませんよ〜。ことほどさように、今年の『うまからまんさく無濾過生』は旨いんです。

 但し、残り数が僅か。生が終われば火入れになり、火入れは火入れで美味しいんですが、私とすればず〜〜〜っとこんな生酒を飲みたいなぁ、と思っています。皆さんも、お早めに先ず一本! いかがでしょうか?
・1.8入 2,625円  ・720入 1,320円
終売致しました
by nbhkkry20 | 2008-04-25 22:28 | まんさくの花

まんさくの花・杜氏直詰 大吟醸 無濾過生(08-04-7 MON.)

日照時間446分) 福島以西は雨模様ですが、秋田は昨日に続いてハレ。3時過ぎには曇ってきましたが、今年初めて気温が20度を超えました。こんな時は家の中より外の方が暖かい、っていうのに都合でほとんど外に出られずじまい。ヒンヤリする店の中で、時々ストーブを点けておりました。

c0084908_2305043.jpg そのストーブのせいもあるでしょうかねぇ〜、酒屋まるひこの桜が、秋田市の開花予想日に先んずること一週間、咲き始めましたですよ。


c0084908_2312937.jpg この桜、活け花用に栽培したサクラではありません。県南のある公園に植えられている桜の枝の剪定の際、捨てるのは勿体ないと頂戴した桜です。運んで下さった方によると、実際はもう少しピンクなんだけどなぁと言っておりました。
 大地との繋がりを切られ、水道水を吸い上げて、やっと咲いた桜。色にまで我がままを言っちゃぁ、可哀想ですね。だって、近づくと、微かにだけどいい匂いがするんですよ。


c0084908_2321426.jpg 昨日、遠くまでお連れしてお疲れ気味の菅江真澄翁。時間を追うごとに花が増えてゆく様子をご覧になって、昨日の疲れを癒しているようでした。


 さて、今日のお酒のご紹介。ちょっとご無沙汰をしていました「まんさくの花」の御蔵から、『まんさくの花・杜氏直詰 大吟醸 無濾過生』です。
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 酒歴をそのままラベルにしていますが、この写真で読めるでしょうか? 
 左欄/右欄の順に「仕込順号36号/仕込年月20年2月、米は山田錦/区分は大吟醸、45%精米/自社酵母、アルコール16.8%/酒度+4.0、酸度1.3/アミノ酸度0.9」。そして、上槽はもちろん槽掛け法。その中取り部分を、杜氏さん自ら瓶詰めし瓶囲いをした大吟醸生酒です。
 まぁ、酒歴からは普通の山田錦の大吟醸というふうにみえます。が、実はこのお酒(醪)の袋吊りした部分は、今年の秋田の新酒鑑評会に出品し、もしかしたら、広島への出品酒になるかもしれない。蔵人たちが、この冬の仕込の中で最もエネルギーを注いだ大吟醸なのです。
 そんな貴重なお酒に、何ともヘタウマなラベルを貼ったものですが、デザイン印刷したラベルを使うほどたくさん出荷はできないし、ラベルにそんなお金をかけてたら、このお酒をこの価格では出せっこない、からなのです。
 で、飲んだの? 飲みました、飲みました。今、飲みながらブログを書いています。
 穏やかで馥郁とした香り、味は口中の何処にも障らず、アルコール添加の大吟醸とは思えないほど優しい。鮮烈なキレがあるわけでもなく、強烈な吟醸香のインパクトがあるわけでもないのに、この優しくてホワ〜ンとした味わいはホントにイイ。そう、食中大吟醸生酒だ! 

c0084908_2341690.jpg お金のかかるデザインラベルを使わない代わりに、裏ラベルに販売店までコピー印刷してくれました。


 これから旬を迎える北国の春の食材を肴にして、ちょっと贅沢に飲るには誠に最適な大吟醸生酒。販売店からの発注により瓶詰めをした極々限定出荷ですので、どうぞお早めのご注文をお願い申し上げます。
・720ミリのみ 2,625円
終売致しました
by nbhkkry20 | 2008-04-07 23:10 | まんさくの花

まんさくの花・寒にごり(08-02-08 FRI.)

c0084908_19494794.jpg一時一時☃(日照時間132分)今日も氷点下の一日でしたが、昨日より寒くない。北北西の風がそこそこ吹いているのにです。で、眩しいくらいに青空が広がったと思えば・・・


c0084908_19501718.jpg 西の空には、もう次の雪雲がせまってきました。


 さて、『刈穂 純米大吟醸生 中汲み』のご紹介をする予定でしたが本日、“チョー”限定酒が急遽入荷してきましたので、今日はそちらのご紹介・・・『まんさくの花・純米吟醸生原酒・寒にごり』です。
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 55%精米をした「吟の精」を使い、三年前に秋田で開発された「秋田純米酵母」でキチンと醸しあげた、活性の「純米吟醸」の生原酒です。
 秋田純米酵母は、酒こまちと相性のいい酵母をという要請で開発されたのですが、昨季までは幾つかの蔵での試験醸造でした。穏やかで爽やかな香りと、きめ細かく滑らかな味わいとのバランス良し! という評価で、今年からはどこの蔵でも使えるようになりました。
 それに、この酵母が酒こまち米でしか使えない、そんな規制もありません。そこで、まんさくの花は吟の精の純米吟醸、しかも、新酒生を発泡性の濁り酒での出荷としたのです。
 アルコール度が17〜18度と少し高めですが、純米吟醸にした分、香味ともに濁りがなく(酒は濁っていますけど)、後口サラリのやや辛口。蔵では、あえて「辛口・純米吟醸生原酒」と明記しています。
 受注後瓶詰めの極々少量の入荷です。何卒、お早めにお求め下さるようお願い致します。
・1.8入 2,625円(穴あきキャップを使用)終売致しました
・720入 1,365円(穴なしキャップを使用)終売致しました

*開栓注意!! 栓を開けては空気を抜き、閉めて。開けては空気を抜き閉めてを繰返し、ゆっくりと時間をかけて開栓してください。 
by nbhkkry20 | 2008-02-08 20:20 | まんさくの花