一酒一会:太平山
2017-08-08T09:16:03+09:00
nbhkkry20
小さな酒屋の独り言
Excite Blog
太平山・純米大吟醸 Yoshinori Ohsumi(2017.08.04 FRI.)
http://hitosake.exblog.jp/26865304/
2017-08-04T15:09:00+09:00
2017-08-08T09:16:03+09:00
2017-08-04T15:09:14+09:00
nbhkkry20
太平山
さて、本日は「太平山」さん‥‥弊店ではほとんどご案内することがない御蔵です。しかし、今回発売されたこのお酒は、その香味の評価だけでなく様々な意味が込められているように思いご紹介する次第です。
御蔵のコメントによると‥‥
昨年ノーベル生理学賞・医学賞を受賞された大隅良典先生の栄誉を称え、先生のお名前を冠した純米大吟醸酒を発売することになりました。大隅先生は、現在東京工業大学の栄誉教授を努めておりますが、このお酒は、その東京工業大学の卒業生(太平山社長の小玉真一郎さんが卒業生)の蔵元から出してほしいとの大学からの要請を受けて誕生いたしました。
大隅先生は、オートファジーの研究で著名な分子細胞生物学の泰斗。そして、その研究は日本酒の醸造に大きく関わる酵母を利用して行われました。それに因み、このお酒のラベルには酵母の姿がモチーフとして描かれております。
酵母の働きが新しい科学の世界を切り開いたことに思いを馳せて、この純米大吟醸をお楽しみください とのこと。
‥‥ん〜〜嬉しいですねぇ。オートファジーの何たるかは想像もつきません。でも、ノーベル賞を受賞するような研究が「酵母」を利用していたなんて、その酵母が醸し出すお酒を毎日のように飲み、美味しいよ〜〜と皆さんにお薦めしている酒屋としては本当に嬉しく、楽しいことです。
昨年、花・旅・人もお伝えしましたが、大隅先生がノーベル賞受賞式の挨拶の中で「私が もっとも気に入っているのは酒(酵母)」と述べて会場の笑いを誘ったとありました。なんだか、お酒の美味しさを世界中に宣伝して下さったようでこれも嬉しかったですねぇ。
様々な純米大吟醸で山田錦を使いこなしている「太平山」さんですから、この「Yoshinori Ohsumi」にしても美味しく醸すのはおてのもの。酒歴数字の酒度や酸度のバランスからも、その香味の調和の良さは判ろうというものです。
そして、発売にあたりインタビューを受けた“東工大卒業生”の小玉社長さんが、「受賞の栄誉に相応しい酒質に仕上げました」と自信を持っておっしゃっており、その美味しさは間違いなし! だと思います。
一杯飲んだら、ラベルの酵母をジーーッとご覧になって見てください。本当は微細な微細な酵母なのに、その背景に大きな大きな宇宙を感じさせる、不思議な不思議な世界に連れて行ってくれるかもしれませんよ〜〜‥‥‥‥
『太平山・28BY 純米大吟醸 ノーベル賞受賞記念酒 Yoshinori Ohsumi』
使用米:兵庫県産 山田錦
精米率:麹米・掛米ともに 40%
使用酵母:自社酵母
日本酒度:+2.0
酸度:1.5
アミノ酸:1.3
ALC度:16.0%
価格:720入のみ(カートンなし)・3,240円
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<2017年08月~2017年09月の予定>
・08月11日(木)山の日 通常営業致します
・08月13日(日)定休日
・08月20日(日)定休日
・08月21日(月)お休み 致します
・08月27日(日)定休日
・09月03日(日)定休日
*09月09日(土)都合により 午後2時~午後8時 営業致します
*09月10日(日)午前10時~午後6時 営業致します
*09月17日(日)午前10時~午後6時 営業致します
・09月18日(月)敬老の日 お休み 致します
・09月23日(土)秋分の日 通常営業致します
・09月24日(日)定休日
・09月25日(月)お休み 致します
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*秋田の 花・旅・人 も御覧ください。
当ブログへのお問合せ等は下記宛にお願い致します。
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酒屋まるひこ
秋田市大町4-1-2
電話・018-862-4676
営業時間・午前9時30分~午後9時00分
定休日・毎週日曜日
────────────<
*尚、未成年の方からのお問合せにはお応えできませんのでご了解ください。
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太平山・21BY 純米大吟醸 神月(2010.11.09 TUE.)
http://hitosake.exblog.jp/15430170/
2010-11-09T21:57:00+09:00
2010-11-10T09:53:09+09:00
2010-11-09T21:57:17+09:00
nbhkkry20
太平山
(日照時間・18分)
短時間の強烈な雨、身体を持って行かれそうな突風、突然の降雹‥‥寒冷前線の通過で大荒れの一日でした。
それでも、午後の3時半ころ僅かに日が射したんです。その時、真っ暗な空にこんなキレ〜な虹が‥‥
道行く何人もが、携帯電話をかざしてカメラに収めていました。
今日のような荒れる日が続く北国の冬を前に、“ また来る春に架ける橋 ”みたいな見事な虹、心の中に大切にしておきたい一枚ですね、きっと。
さて、ひさしぶりに新入荷のご紹介‥‥
『太平山・21BY 成分無調整 純米大吟醸 神月 杜氏猿田修の隠し酒』です。
原料米/オール山田錦、精米率/40%、酵母/AK−1、日本酒度/+1.0、酸度/1.7、アミノ酸度/1.0、そしてアルコール分/17度前後、上槽後は何も手を加えずに瓶詰めをした成分無調整で出荷。そして価格は、720ミリで2,310円。
ほ〜〜山田錦の40%精米で、しかも無濾過原酒で2,310円。唎酒する前ですが「これで旨けりゃ、絶対にお得!」と言わざるをえませんねぇ。早速、唎酒、唎酒‥‥。
落着いた上品な香りが、それも立ってくる香りではなく、口に含んだ時に酒精分と一緒になって口中にフワ〜ンと広がって、ん〜〜旨い。
口に入れると、お〜〜無濾過原酒にしては軽〜い飲み口。そして、飲んで直ぐにフルーティとは感じないけれど、口中で転がしてやると、転がる度にフルーティな甘さとジューシーな酸味が表出してきて、ん〜〜旨い!
ここでグイッと喉に落としたいのをちょっと我慢をして、またまた口中で転がしてみるとこれが不思議。軽いタッチのはずなのに、コッテリとしたコクと旨味が出てきて、ん〜〜旨い‥‥もう一杯!
オール山田錦の純米大吟醸とはいえ、カラフルなラベルでもなく立派な箱にも入っていません。写真のように英字新聞でくるんでいるだけの簡単な意匠ですが、飲む人を何となくインテリっぽく見せるようで、いいもんですねぇ。
ちなみに、唎酒用に開栓した瓶を包んだ新聞は、ニューヨークタイムズの2009年9月5〜6日版でした。どんなことが書いてあるかなんて、聞かないで下さいね。ようやく、ニューヨークタイムズとまでは判ったのですから‥‥さ〜て、貴方がお飲みになる瓶を包む新聞には、どんなことが書いてあるんでしょうか、楽しみですネ。
また、瓶の肩には『杜氏 猿田修の隠し酒』とあるくらいですから、大量に造っているとは思えません。そして、蔵のホームページにも「限定数量に達し次第、今期分販売を終了‥‥」と書いてありますので、出荷量は僅かのはず。どうぞ、お早めに英字新聞をお求めに‥‥もとい、「絶対にお得!」な『太平山・純米大吟醸 神月』をお楽しみ下さるようお願い申しあげます。
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<2010年11月〜12月の予定>
・11月14日(日)定休日
・11月21日(日)定休日
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
・11月28日(日)定休日
・12月05日(日)定休日
・12月12日(日)定休日 酣々塾の忘年会
・12月19日(日)定休日
・12月23日(天皇誕生日)通常営業致します
・12月26日(日)定休日
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太平山・純吟 秋田生モト No.12 (09-02-03 TUE.)
http://hitosake.exblog.jp/10791460/
2009-02-03T23:03:00+09:00
2009-02-03T23:07:27+09:00
2009-02-03T23:03:07+09:00
nbhkkry20
太平山
午後3時前後に10分くらいの日照時間があって、ちょうどその頃に千秋公園を歩いていて撮ったのが今日の写真。
気温は1.5度、冷たい空気は顔に痛いほどでしたが、少しでも青空が見えると気分はいいもんです。
明日は全国的にいい天気のようですが、及ばずながら、秋田も午後から晴れ〜の予報。今日よりも、少しでも長く青い空を見たいな〜。
さて、今日の秋田魁新聞に、県の醸造試験場と酒造組合などが共同開発した「純米酒向け新酵母2種類を発表」という記事が出ていました。
開発目的や、新酵母の特徴などは新聞の記事でお分かりになると思いますが、実は私も「秋田市内の酒販店」の一人として共同開発の一翼を担い‥‥なんて大袈裟なことではなく、ただただお酒を唎酒しては、あ〜だこ〜だと、参考になったかどうか分からないような感想を述べることで、協力させてもらいました。
その新酵母を使ったお酒は、19BYから幾つかの蔵で試験醸造されていました。「白瀑・山本」「竿灯・ひらり」「福禄寿・隠れ彦べえ 良心」等々で、県内外でけっこう人気がありました。美味しかったですよね。
そして今年、新酵母を採用した蔵は一気に30蔵。ですから、これから春先にかけて、様々な蔵から新酵母の新酒生酒が次々と出荷されるはず、楽しみですネ〜。
ですが、その前に‥‥昨年12月3日のブログの<行事予定>に「12月10日・酵母開発研究会会議&唎酒」とさりげなく書いていますが、その時の唎酒は、新酵母で造られた19BYのお酒の「品評会」的な唎酒にもなっていました。
そして、醸造試験場、酒蔵、酒販店の新酵母の共同開発をした方々が行ったその日の唎酒で、抜群の成績、ではなく大好評だったのが‥‥今日ご紹介の『太平山・純米吟醸 秋田生モト No.12号仕込』です。
使用米は55%精米の秋田酒こまち、酵母は新酵母「秋田酵母No.12」を使い、日本酒度+1.0、酸度1.8、アミノ酸度1.4というお酒に仕上げていますが、このお酒の特色は新酵母を使ったというだけではなく、酒毋が秋田流生モト仕込であるという点だと思います。
「酒毋」に関しては、私ごときに簡単に分かり易く説明しろと云われても無理でして、インターネットに通じておいでの皆様なら、ちょこちょこっとお調べ下さればお分かりになると思います。秋田流生(キ)モトについてもご同様に‥‥
秋田酵母No.12の、バナナ系の香り(酢酸イソアミルという香気成分)が飲み心を刺激し、スーッと軽く飲ませるという新酵母の特色は確かに醸出されています。ただ、前述の「山本」「ひらり」などと比べて特徴的なのが、どっしり感というか飲み応えというか、生モト特有の「酸」がお酒に深みをプラスしているように思えるのです。
また、新酵母が求めた後口の爽やかさも、このお酒は軽やかにキレるというよりも、その生モト酒毋が醸出した「酸」の、ギリッと引き締まった爽快感なんですね〜。ん〜〜む、なるほど。12月の「酵母開発研究会会議&唎酒」で、いわゆるプロの方達に高く評価された理由が分かるなぁ‥‥そんなお酒なのですが、諸事情により、残念ながら在庫はホントに僅か。1.8入り(3,150円)で10本、720入り(1,575円)で6本しかありません。
秋田酵母No.12と秋田流生モトの、初めてのコラボを確かめてみたいと強くお思いの方は、是非是非、お早めに‥‥。
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<2月〜4月の行事予定>
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日(日) 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日(日) 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日(日) 定休日
・ 3月02日(日) 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月19日(木) 新酒鑑評会の一般公開
県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
(詳細は県酒造組合のホームページで)
・ 4月04日(土) 法事のため臨時休業
・ 4月05日(日) 定休日
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