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SWAN RIVER(08-01-31 THU.)

時々後☃(日照時間40分)寒くなるという予報通り、太陽が出てたのにどんどん気温が下がり、結局今日は真冬日。夕方からは雪、明朝までには大雪になりそうな降り方です。
 久しぶりに旭川沿いの遊歩道を歩いていたら、何と、白鳥が・・・。
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 カモやサギは市内にコロニーがあるので旭川でもしょっちゅ見かけますが、白鳥は初めて。
 北から渡ってきた白鳥は雄物川の河口を住まいにして、餌は白鳥ボランティア(?)が撒いたパン屑や、内陸部の田んぼで獲っていたはずです。それが、こんな街中の旭川ではヒトに近すぎます。
 もしかしたら、鳥インフルエンザでパン屑撒きが自粛され、田んぼも大雪で埋まって、仕方なく雑踏の中にこの優美な姿を現したのかな?
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 SUNRISE RIVERではなく、今日はSWAN RIVERでした。

 明日から2月。また少し、新しいお酒が入荷の予定です。入荷次第ご紹介してゆきますので、お楽しみに。
by nbhkkry20 | 2008-01-31 21:18 | 秋田のいろいろ

春は、まだまだ(08-01-30 WED.)

時々☃(日照時間62分)きのう、おとといと気温が上がったんですが、今日はこんな吹雪の朝でした。
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 咲いたばかりの福寿草や土筆も凍えてしまい・・・って、これはペーパーフラワー。本物と会えるのは、もうちょっと先です。
 さて、ホームページを更新しました。新入荷のお酒は、随時ブログでお知らせしていますので、HPでは特に新情報がないかもしれません。でも、「美味再新」コーナーの「従来からのお酒や定番酒」にも注目して下さい。醸造年度や酒歴が更新されたお酒を中心に紹介しています。
 やはり、美味しいお酒は長〜〜く愛して下さいネ。
by nbhkkry20 | 2008-01-30 20:03 | 秋田のいろいろ

白瀑・・・あるがままに(08-01-28 MON.)

c0084908_20415515.jpg時々日照時間40分)最低気温が3℃台で、時々降ってくるのは雪ではなく雨です。凍っていた雪が融けて、道路はこの有様。人は砂浜で足をとられように歩き難く、車は大きくあっち傾きこっち傾いて看板にぶつかりそう。融けたからといってこのまま春になるわけもなく、明日からはまた厳しい寒さに戻るという予報です。


 さて昨日の日曜日、八森町の「白瀑」山本合名さんを訪ねました。
白瀑さんは、明治34年の創業以来続けてきた杜氏制を止めて、今季から営業の中心だった山本友文常務(37)が製造責任者となって、杜氏なしの酒造りをすることになったというのです。
いろんな理由でそうせざるを得なかったのでしょうが、その話を聞いた時、「叩き上げでもない素人が、そんな馬鹿な」という不安と、「面白い、楽しみだ!」という期待とが半々でした。そして昨年末、先にお伝えした『ど』の暴発事件などもあって、少〜し不安の方に傾いていました。
そこで、大吟醸や出品酒の仕込みが始まるこの時期、山本さんの活躍ぶりを見たくて訪ねたというわけです。


c0084908_20425995.jpg吹雪の高速道路を飛ばして行ったけど、着いたのは10時過ぎ。一仕事終わって休憩時間でした。今日の出勤は、日曜日とあって山本さんいれて全部で5人。


c0084908_2043519.jpg精米所の入口から見える向こうの山の杉林の中に、白瀑の仕込水の取水所があります。あそこから蔵まで約3キロ。ずーーっと、専用のパイプが通っているんですよ。


c0084908_2044276.jpg運ばれてくる水は、もちろん世界自然遺産・白神山地で生まれた水。
蔵の前の旧街道にでれば、どこからでも白神山地の山並みが見えます。


c0084908_20452716.jpg数年前に導入した新式の精米機。他の蔵よりゆっくり回すため、醸造試験所から「精米の丁寧さは県内一、二」と誉められました。でも、あまりゆっくりなんで、造りの最後には仕込みに間に合わなくなっちゃって・・もう一台あればいいですけどネ。


c0084908_20462429.jpg少人数でも手洗い洗米と同じ効果が得られる新型の洗米機。


c0084908_20465694.jpg皆さんも初めてみたようで、面白くてなかなか離れようとしません。


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洗米所から仕込蔵へと続く通路から、音楽が聞こえてきます。ん? もしかして、仕込中の醪に音楽を聞かせて美味しくなってもらおうという、あの蔵粋(クラシック)の真似?
いえ、流れていたのは、ビートルズのペニーレーン。iPodに好きな曲をいっぱい詰めて、24時間流している。もちろん、山本さんの趣味なんですが・・・シ〜ンとした冬の真夜中、たった一人でタンクの様子を見に来て、櫂を入れたり、帳簿に記帳したり、明日の仕事の手順を考えたり、「淋しいですよ〜」だって・・・分かりますねぇ。


c0084908_20483641.jpg仕込蔵からさっきの洗米所を振返ったら、ビートルズがやってきた、ヤァ! ヤァ! ヤャ!  懐かしいなぁ。私が19の時です、渋谷でこの映画を観たの。


c0084908_20491063.jpg仕込タンクはほとんどが開放タンク。


c0084908_20495398.jpg13号仕込は、たぶん3月に最後の出荷をする「ど」。今年の仕込総本数は40本ということで、ようやく半分に近づいています。まだまだ気が抜けません。


c0084908_20504214.jpgこだわりの米を使った、ちょっと大事な仕込タンクの側には、アビーロードの道路標識のレプリカが・・・。


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少人数で行う高品質酒の醸造には、最新の設備を必要とされます。これは、小ロットが可能な瓶詰機。確か、去年はなかったはず。大変なことですねぇ。


c0084908_20522188.jpgこうして、丁寧に仕込まれた白瀑は、この一徹蔵にすべて瓶貯蔵。


c0084908_2053469.jpg地下には大きな冷蔵庫が二台。去年の酒はほとんどありませんでした。でも、もうひと月もすれば、この冷蔵庫も満杯。コンテナ冷蔵庫の導入を考慮中とのことで、蔵の設備ってホントに大変です。


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さて利き酒は、一週間前に搾ったばかりの「6号酵母」と「7号酵母」の特別純米原酒。それに、本醸造原酒の3点。出荷は、もう少し先ですが。
「ど」以外では、杜氏なしで仕込んだ初めての白瀑の利き酒です。ん〜〜む、フレッシュで爽やかだけど、若すぎないかな? もう少し、香味を開かせてから飲んでみたい。でも、山本さんの性格そのままに、素直で嫌味が全くない。出荷される頃にはきっと花開いてくるはず・・特に、6号がいいなぁ。待ってますよ。


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仕込蔵の二階にあった、レット・イット・ビー。杜氏がいないことをことさら強調することも、特別気にすることもありません。蔵人さんたちを信頼して、最後の40本目まで「あるがままに」酒造りに邁進してください。LET IT BE の心です。みんな、それを願っています。
ところで・・・2月2日頃、今度は「暴発しない」益々美味しくなった『ど』が入荷する予定です。また、お知らせ致します。
by nbhkkry20 | 2008-01-28 21:39 | 白瀑

カボチャよ 永久に(08-01-26 SAT.)

☃時々日照時間34分)四日ぶりに真冬日に戻り、積雪は少ないけどホントに寒〜い一日でした。こんな時には、体を動かすに限ります。散歩がてら駅前までパンを買いに行ったら、ヨーカドーの前にこんなオブジェが・・・でーん。
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 ご存知、草間彌生さんのカボチャですネ。近くの美術館で今日から作品展「PUMPKIN FOREVER」が始まるというので、その宣伝も兼ねたパフォーマンス。
 ショッピング街だけに、いつも売らんかなのイベントが多いこの広場に、この異空間はいいですね〜。大人は足を止めてカボチャの前のガイドを読んだり、子供たちはカボチャの穴に首を突っ込んだり。誰もが、氷点下の寒さで強ばった顔がみるみる緩んでゆくようでした。
 ガイドによると、この作品展は、美術館だけでなく市内の養護老人ホームのロビーも会場となっているとありましたが、このカボチャなら、ホームのお年寄りの顔もほころびること間違いないでしょうネ。
by nbhkkry20 | 2008-01-26 19:19 | 秋田のいろいろ

上喜元・新入荷 二点(08-01-25 FRI.)

c0084908_17374275.jpg☃時々たまに「(日照時間72分)昨日の夜9時過ぎに、『爆弾低気圧の影響で、瞬間最大風速31.3mという猛烈な風だったのですが、写真の様に、雪は小雪で遠くの視界が少し悪い程度。気温も日中はプラスで、あまり寒くはありませんでした。でも、夜になって気温が下がり始め、明朝までは大雪という予報がでている・・』と、ここまで書いたら突然の電話。二年ぶりに来秋した友人からの居酒屋への呼び出しでした。
 久しぶりで、いろいろと話もしたかったし、今夜は熱燗で一杯なんて思いながらブログを書いていましたので、渡りに船のようなお誘い。早速出かけてしまいました。で、昨日のブログはお休み。
 友人との積もる話に帰宅は午前様だったんですが、その時は、少し凍る程度で吹雪は収まっていたのですが、今朝、午前7時半頃でこの天気。


c0084908_1738289.jpg 猛烈な吹雪!!! 車はライトを点け、直線距離で100mほどの30階建てのマンションが、背後霊のようにしか見えません。こんな状況が一日中続くのかなぁとうんざりしていたら、3時間もしたらこの天気。


c0084908_17385813.jpg 吹雪いたり晴れたり、晴れたと思えば一転俄にかき曇り・・・という一日でした。


 さて、三日前に入荷していた「上喜元」の新入荷二点のご紹介です。

c0084908_17393025.jpg1)純米大吟醸・出羽燦々・槽垂れ
 使用米が地元産の出羽燦々とはいえ、1.8入で3,990円という価格。精米率50%のギリギリ純米大吟ではなく、しっかりと40%精米した純米大吟がこの価格なのです。
 酵母は、熊本酵母と山形酵母。なぜW酵母なのか興味がありますが、先日の訪問では聞き忘れてしまい・・・いづれにしろ、旨ければ問題なしですよネ。
 そして上槽、上喜元は基本的にはヤブタ搾りですが、この純米大吟醸は「槽搾り」。それに、つい先だって搾ったばかりなのに、生酒ではなく熱殺菌をした「火入れ酒」。この時期、火入れの新酒を出荷できるなんて、滓下げや火入れといった上槽後の処理に、よほどの自信がなければできないことです。
 こうして醸された純米大吟醸は、日本酒度+2.5、酸度1.4、アミノ酸0.9という酒歴をもち、立香はほのかだが、飲めば爽やかな含み香が豊かに口中に広がり、新鮮でジューシーな味わいとあいまって、美味しさを倍加させています。さらに、槽搾りの透明感のある若々しさも、決して軽いだけではなくしっかりとした芯を感じさせ、今後の熟成も期待は大です。
 生酒ばかりのこの時期に、しっかりと味わいがありながら、青々とした爽やかさを楽しめる新酒、この上喜元ワールドを存分にお楽しみ下さい。
・1.8入 3,990円 ・720入 2,000円


c0084908_1740850.jpg2)特別純米・南砺五百万石
 こちらも、一回だけ熱殺菌をした「火入れ酒」。愛知県の義侠が採用したことで評判となった、富山県の南砺波農業協同組合が栽培した五百万石。精米55%で、熊本酵母で醸し、日本酒度+3.0、酸度1.7、アミノ酸1.2という酒歴になりました。
 熊本酵母が醸し出す芳醇な香りと、しっかりとした酸味と骨太な味わいのコストパフォーマンス抜群の特別純米。様々な料理と一緒に楽しめるように極ぬる燗も良し、まさに晩酌酒としてピッタリです。
 冷や・燗・常温、四季を問わずに、貴方の定番酒としてご愛飲下さるようをお願い申しあげます。
・1.8入 2,625円 ・720入 1,350円
by nbhkkry20 | 2008-01-25 17:55 | 東北の酒・上喜元

喜久水・一時!!

時々日照時間44分)
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 関東に雪が降る時は、日本海側は穏やかという例に漏れず、秋田は気温も上がり時々青空が広がりましたが、明日からは、また大荒れという予報で、今日は寒の中休みといったところでした。
 さて、お待たせしました。喜久水の危険酒、純米吟醸にごり酒「一時(いっとき)」の入荷です。
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 昨年の酣々塾の忘年会で飲んだ酒の中に「一時」がありました。あの一時、実は、昨年の冬に仕込んだ一時でした。冷蔵庫に入っていたとはいえ、一切火入れをしていない一年前の生酒です・・・絶対、老香いっぱいだろうなぁと案じながら開栓。
 ガスも減って噴き出しだって少ないはずと思いながらも、大きな鍋を用意し店の外で開けたんですが、開栓と同時にビュビュッと噴き出したのです。いや、慌てました。12月の夜の寒空の下で、栓を開けては閉め、開けては閉めてを繰返し、奮闘すること20分。ようやくガスが落着いて飲んだ一年前の一時、いや〜その美味しかったこと。あの写真にある居並ぶ銘酒を押さえて、一番の人気だったのです。
 爽やかでキメの細やかな泡、にごりは濃すぎず薄すぎず、しっかりと造った純米吟醸(喜三郎の酒)故の充分な旨味、にもかかわらずシュルーッと消える後口。参加者誰もが、一番にあげた美味しさでした。
 ということで、入荷したばかりの19BYの「一時」を一年待って飲んで下さいということではありせん。今年の新しい一時も、この美味しさをたっぷりと持っているということです。
 華吹雪という酒米を50%精米、酵母は9号の泡なし酵母、アルコール度は18〜19度、そして日本酒度や酸度は?ですが、アルコール度が強いわりに口当りが非常に良く、絶対に飲み過ぎキケン!! それに、開栓時の噴き出しも、絶対に取扱い注意!! 開栓方法が、1.8入は新聞紙の中に、720入は箱の中に同封してあります。十分にお読みになり十分に気をつけて開栓をお願い致します。
 極少量限定の入荷ですので、お早めにお求め下さるようお願い申しあげます。
・1.8入 4,200円 720入 2,205円 完売致しました
by nbhkkry20 | 2008-01-23 21:14 | 喜久水

刈穂・山廃純米生原酒番外品・滓あり&滓なし

時々小☃(日照時間20分)最高気温がマイナス0.4度、プラスにならないのにそれほど寒くありません。しばらく氷点下が続いたので、少しの気温の上昇でも暖かく感ずる、自分の体がようやく冬用の体になった気がしています。
 さて、「刈穂・山廃純米生原酒番外品・滓あり&滓なし」です。


c0084908_21101654.jpg 「使用米:麹・美山錦 掛・秋の精 精米歩合:60% 酵母:刈穂スペシャル」という仕込み配合で、「アルコール度:18〜19度 日本酒度:+21 酸度:1.8前後」というお酒に仕上がりました。


 日本酒の甘辛は、米の澱粉から生まれた糖分をどこまでアルコールにするかによって左右されます。これを、米の酒化率といいます。酒化率が高ければ多くのアルコールがとれて、原価率も下がり、蔵は儲けが増えるわけですがそうは問屋が卸しません。その分、糖分=旨味がなくなるのですから、吟醸などの高級酒になるほど酒化率は低いといわれています。
 ということでこの刈穂・山廃純米生原酒番外品をみれば、一般的な辛口酒の4倍から5倍の日本酒度ですから、今の技術で出来うる限りに酒化率を高めた酒といえます。では、その分原価が下がり蔵は儲かるのかといえば、そう単純でもありません。
 山卸廃止法という手間暇のかかる方法で酒毋を造りアルコール自体の中に旨味を蓄積させ、加水(水増し)すれば儲かるのに全く加水をしない原酒で・・・つまり、アルコールに変わった米の旨味をすべて味わってもらおうという、決して原価を下げたのではない、旨味たっぷりの極辛口原酒なのです。
 そして、今年の酵母は刈穂スペシャル。刈穂の数多くの純米や純米吟醸の仕込中のタンクから、特に芳醇な香りを放つ醪を選び、そこから抽出した酵母を自家培養。結果、今年の番外品には、おやっと思えるようなイ〜イ香りが付加されたのです。その香りと番外品特有のコクやキレとがあいまって、ただただズシ〜〜ンとくるようなビックリ酒ではなく、美味しい極辛酒となっています。
 飲み口のタッチを優しくして、辛さだけではなく、この酒の旨さを素直に楽しめるようにした、極限定出荷の「滓あり(にごり酒)」。そして、飲み口はエッと思うような甘味を感じるのに、スパッとキレてゆく「滓なし」。どちらも、刈穂でしか味わえない個性豊かな極辛酒、比べて飲めば面白いですよ〜。
・1.8入のみ 2,940円
by nbhkkry20 | 2008-01-22 21:23 | 刈穂

たろんぺ

日照時間40分)昨日ようやく真冬日を抜け出したと思ったら、さすがに今日は大寒、またまた真冬日に逆戻りです。夕方、一時間の散歩から帰ってきたら、顔が強ばって口の動きがままなりません。脳溢血かな、なんて思えるほどキリキリした寒さでした。
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 写真は、近所の料理屋さんの軒下の「たろんぺ」。たろんぺとは、見ての通りつららの秋田弁です。
 子供の頃は、学校の行き帰りに大きなたろんぺをとる競争をしたり、遊んだ後の喉を潤したり、長じては、スキー場のホテルの窓からたろんぺをとって持込みウイスキーの氷代わりにしたり。実際、風邪で熱が上がった時は、氷枕の氷はたろんぺでしたもんね〜。
 それにしてもツララって、ツララよりも見れば見るほどタロンペがピッタリだと思いません? だいたい tsu ra ra なんて舌を上顎にくっつける音が二つも続くような発音の苦手な秋田人にとっては、ta ro n pe で幸せでした。だって、これ以上に訛る必要がないですからネ・・・ちなみに、ツララが訛ると tsi ra ra になるんですけど、tsi はツでもなければチでもない、結構難しいんです。今度、秋田に来たらご指導致しますネ。
 なんて、今日は戯れ言ブログでしたが、先日ご紹介した「刈穂・山廃純米生原酒番外品」が入荷しています。ただ、今日の入荷は「滓がらみ」だけ。明日「滓なし」も入荷しますので、明日、まとめてご紹介致します。お楽しみに。
by nbhkkry20 | 2008-01-21 21:10 | 秋田のいろいろ

二年ぶりの上喜元

日照時間30分)ようやく真冬日から脱出した今日の日曜日、二年ぶりに酒田市の上喜元さんを訪ねました。


c0084908_21214564.jpg 途中の日本海は風が強く、写真を撮る間、その風で息も出来ないほど。日が翳ると海と空の境がなくなり、すべてが鈍(にび)色。これが、冬の日本海です。


c0084908_21244721.jpg さて、上喜元。看板では、新酒鑑評会5年連続金賞となっていますが、昨年春で7年連続にまでのばしています。それに、この20年間で15回の金賞、凄い! そろそろ、看板を書き直さなけりゃネ。


c0084908_21252983.jpg 酒田市の文化財に指定されている蔵の本家・橋本家の前で、社長の佐藤正一さんが出迎えてくれました。ご一緒になったのは、仙台からの方達で、佐藤さんの趣味のバイク仲間とのこと。えっ、佐藤さん、社長で杜氏でモーターサイクリスト。何とも多才な方です。


c0084908_21261311.jpg 上喜元でひとシーズンに使う米の種類は、山形産の出羽燦々・美山錦・亀の尾・出羽錦の4種を含め、全部で何と20種類! しかも、米を混ぜないで単独で使うのですから、佐藤さん自身でも「よく間違わずに、酒造るよなぁ」ですと。


c0084908_21264867.jpg 上喜元で使う全ての米が、10キロ単位の研ぎ。そのため、午後からの仕事のほとんどが米を洗う作業になるとのこと。他の蔵ではおいそれとは出来ない大変な作業ですが、「良いと思って始めたことですから」と、こともなげな佐藤さん。


c0084908_21272925.jpg オール木作りの麹室。麹の役目と製麹の過程を丁寧に説明してくれます。


c0084908_2128869.jpg 特に大切な酒の麹はもちろん麹蓋製法ですが、その品温を麹室の外でもチェックできるように、無線で飛ばす装置がありました。え〜〜っと驚いたら、携帯電話に飛ばすシステムまであるとのこと。何とも凄い時代になりました。


c0084908_21284491.jpg 酒毋室でも、バイク仲間の皆さんが少しでも理解できるように、一つ一つ丁寧に説明してくれます。生もと酒毋室も、簡単な仕切りではなく、キッチリと部屋を分けました。


c0084908_21292860.jpg 協会酵母や山形酵母だけではなく、自家培養の酵母も積極的に使っています。


c0084908_2130010.jpg 由利正宗の高橋藤一杜氏から教わったという、小仕込の酒毋装置。佐藤さんは「また、遊びに行きゃなけきゃ・・教わることがいっぱいあるんです」って、良酒造りには本当に貪欲に行動をする佐藤さんです。


c0084908_213041100.jpg 二年前に伺った時よりサーマルタンクが増えているみたい。「一年に二個づつ増やしています」って言うんですから、凄い。もう、右奥も左奥も目一杯のように見えたんですけど、今度はどこに増やすのかな?


c0084908_21312761.jpg 基本的に搾りはヤブタですが、佐瀬式の槽搾りも多用しています。


c0084908_2132250.jpg こちらは、山田錦35%の袋吊りをした際の「荒走り」。立ってくる香りは穏やかですが、口中で広がる含み香の素晴らしさ。


c0084908_21324510.jpg このチタン製のタンクで、上の写真の山田の35%の袋吊り中取りを、これから火入れ。そして、氷水を使った急速冷却。その準備をしていました。連続8回目の金賞を目指す出品酒かな? 春が楽しみですネ。


c0084908_21332033.jpg 搾られたお酒は、こうしてマイナス3度の冷蔵庫、大切に大切に保管されます。あッ、斗瓶だ。色からして、旨そうな色合いですね〜。


 ということで、この厳しい寒さが絶好の良酒造りの条件となって、益々美味しさを増したお酒が醸し出されているのが分かりました。これからも、多才な職人・佐藤正一さんが生み出す上喜元ワールド、たっぷりとお楽しみ下さるよう宜しくお願い申し上げます。
 早速、明後日22日に今年生まれの新酒2点が入荷の予定です。さて、どんなお酒が入荷するのでしょうか? ・・・入荷次第、お伝え致しますのでお楽しみに。
by nbhkkry20 | 2008-01-20 21:53 | 東北の酒・上喜元

刈穂・昨日の濁ったあのお酒は?

日照時間96分)最高気温がプラスになるという予報だったのに、今日もギリギリ-0.9度で、四日連続の真冬日。こう寒さが続くと心身ともに凍えそうになりますが、-34.6度の旭川を思えば、秋田の寒さなんて大したことはないですね。ただ、灯油の減り方が早いのがちょっと、ね。店も閑だし・・・。
 さて、昨日ご紹介した、あの濁ったお酒の正体は・・・?


c0084908_19553250.jpg この時期の刈穂の濁りといえば、そう、平成19BYの「山廃純米生原酒番外品」です。しかも、県内二店でしか入手できない「霞のような滓が絡んだにごり酒」、番外品 of 番外品です。


c0084908_1956440.jpg 山廃仕込みの深い味わいと、日本酒度をキッチリと+21まであげた究極の辛さ。しかも、番外品には初めての、蔵の吟醸醪の中から良質な香りを持つ酵母を分離培養した自社酵母を使い、これまでになかった吟醸香のような芳醇な香りとあいまって、重厚な旨味とハードなキレに一層の磨きがかかりました。
 その上、霞のような滓はタッチを柔らかにして、どんなお食事とも合わせられるような飲み易さを演出しています。(写真は昨年度のものです)


 ところで、「番外品」と言いながら、つい二日前まで18BYの火入れの「番外品」を販売していました。そして、来週から19BYの生酒。つまり、一年中あるのです。それじゃ、何も「番外」ではないんでないの? と、良くいわれます。売っている私だって、そう思っています。
 しかし、今や「番外品」は、「番外品」という他にない独特の味わいをもつ刈穂の純米超辛口の「番外品」の・・・何だかよく分からないけど、美味しいから問題なし! っていうことにしましょう。
 週明けの21日、遅くとも22日には入荷の予定です。もちろん、春先や初夏まで待って、瓶熟成で濃醇さを増したのも美味しいのですが、先ずは、出来立ての新鮮なコクとキレを存分にお楽しみ下さい。
・1.8入のみ 2,940円
by nbhkkry20 | 2008-01-19 20:52 | 刈穂