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大棚卸し(08-03-31 MON.)

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時々日照時間458分) 全国的には寒の戻りとかで、桜の咲いたところでも雪や雨でかなり寒かったみたいですねぇ。
 秋田も最高8.5℃で暖かくはなかったのですが、日中はほとんど晴れて、まぁ、普通の北国の春先という一日。冷たい北寄りの風が強く、その分、空はスキッとして、まだまだ雪を冠っている太平山は稜線をクキッとみせていました。
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 さて、当店も3月決算、今日が年度末です。全ての商品の棚卸しをしなければなりません。ご来店のお客様が少なくなった8時過ぎから始めたのですが、昔から比べれば楽なものです。

 ビールはアサヒドライとエビスだけ、発泡酒や缶チューハイ系の飲み物は一切なし。ワインは、お手頃価格のものを30〜40種類で、冷蔵ケースや棚に並ぶだけの決まった本数。焼酎だって、甲類はペット容器入はなく、乙類が最近になって少し種類を増やした程度。食品に至っては、ショッツルと蜂蜜と稲庭饂飩、それに自動販売機用の缶ジュースが少しということで、在庫のほとんどが日本酒なのです・・・こんな、恥ずかしいような商品構成で、よく酒屋をやってられるよなぁ、とつくづく思います。
 
 けれでも、それもこれも、皆々様が一年を通して酒屋まるひこのお酒をお飲み下さっているからこそ、こうして商いを続けることができるのです。ホントに、秋田の酒をよく飲んで下さいます。有り難く、感謝の気持ちでいっぱい・・・そんなことを思いながら、有限会社酒屋まるひこの平成19年度第45期の大棚卸しが、つい先ほど終わりました。
 
 たぶん、今期も夫婦二人が何とか食べてゆける程度の決算だったと思います。そんな二人で、来期も皆様に美味し〜〜い秋田のお酒を一生懸命にご紹介してゆきますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。
by nbhkkry20 | 2008-03-31 23:26 | 秋田のいろいろ

富士登山(08-03-30 SUN.)

時々日照時間166分) 降るのか晴れるのかはっきりしない天気、暖かいのか寒いのかシャキッとしない気温。そんなボヤンとした日曜日、富士登山をしに大潟村まで出かけました。
c0084908_18511650.jpg 「大潟村」、ご存知の通り日本で二番目に大きかった八郎潟を干拓してできた村。どこの道路も、向こうが見えないくらい真っすぐです。
 あと半月もすれば、この道路の両側の桜と菜の花が同時に満開となるはず。ピンクとイエローの絨毯・・・そりゃぁ見事ですよ。


c0084908_18514777.jpg ↑の真っすぐ道路で大潟村役場に向かう途中に、ニッポンイチの「大潟富士」があるのです。


c0084908_18524933.jpg 山容はなだらかで、青空にすっくとそびえ立っています。


c0084908_18532856.jpg 登山ルートは二つ。でも、勇気のある子供たちは、ルートを外して冒険登山をするらしいのです。不思議と、遭難事故は起きてないということです。


c0084908_18535719.jpg 頂上には、登山者が道を迷わぬように親切な標識。イタズラ書きもなければ、壊されたような後もありません。さすがに「富士」、マナーの良い登山者ばかりです。


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 頂上から見える西側の景色。ポプラ並木が長〜〜〜く伸びています。
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 こちらは、頂上から東側の景色。ずーーーーっと向こうまで、なぁ〜〜〜んもありせん。これが、大潟村。

c0084908_18554056.jpg 麓には、登頂記念の記帳所が設けられています。


c0084908_1856738.jpg 登山者は、宮城、青森など東北はもとより、長野や大阪、遠くは福岡県から『わざわざ』お出での方もいらっしゃいました。
 いやぁ〜、大潟富士の人気のほどが分かりますねぇ。


c0084908_1856564.jpg そして、山裾には土筆も顔を出し、少しずつ春らしくなってきていました。


 さぁ、皆さんも大潟富士に登りがてら、秋田の春を訪ねる旅でもいかがでしょうか。お待ちしておりますよ。
by nbhkkry20 | 2008-03-30 19:02 | 秋田のいろいろ

喜久水・田身の酒 無濾過生(08-03-29 SAT.)

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時々日照時間42分) 今日も時間をみつけて、いつもの土崎港のセリオンタワーへポタリング・・・製紙工場の煙がほゞ真横にたなびくほど北よりの風が強く、さすがに防波堤の内側といっても白波が立っていました。
 自転車は、写真↑の左から右へ、つまり向かい風で走って来たのですが、ギヤを2、3段落としてもスピードがあがらなくて、かかった時間はいつもの倍近く。着いた時には、少しヘロヘロでした。それに、気温は5℃以下で寒〜い・・・若ぶって、ズボン下を脱ぐのがちょっと早かったかなぁ、と反省でした。
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 製紙工場へ木材チップを運んできた大型船と、その大型船を接岸させようとしているタグボート。
 強い風と波で接岸作業は難しいのでしょうか? 右を押っつけたり左に回ったり、コチョコチョ、コチョコチョ(遠くからは、そう見えたんですよ)と忙しく動き回っていました。

 さて、お待たせしました。能代市の『喜久水・田身の酒 無濾過生』が、昨年よりも一週間ほど遅れてようやく入荷して参りました。
 いわゆる、“知る人ぞ知る”美味しいお酒ですが、何故か、秋田市内では当店しか扱っていない、『田身の酒』と同レベルの「喜三郎の酒」よりは一味も二味も上をゆく純米吟醸です。
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 喜久水の純米と言えば「喜三郎の酒」。秋田では珍しい華吹雪という青森県で開発された酒米を使った、香味ともに軽やかで、初心者からベテランにまで広く愛されています。
 そして、この『田身の酒』は、喜三郎の酒とは精米率と価格が同じ、後は杜氏さんが最も造ってみたい仕込配合で造る、というオリジナリティ豊かな純米吟醸なのです。 
 華吹雪だけの年もあれば美山錦だけの年もありました。でも、最近は「山田錦と華吹雪」という組合わせが続いています。但し、一般的な麹・山田で掛・華吹雪という組合わせではありません。
 お酒の香味の基礎を形作る「酒毋」を全て山田錦で造り、「掛」の部分は全てを華吹雪で造る。つまり、酒毋を造る時の麹から掛米まで全てが山田錦。酒毋以外は、掛に関する麹や掛米は全て華吹雪、という複雑な組合わせなのです。
 そして、酵母は初挑戦の「1501号と901号の混合酵母」。言い換えれば「秋田流花酵母(AK-1)と熊本9号酵母の混合酵母」で仕込み、日本酒度-1.0、酸度1.7、アミノ酸度0.9、アルコール16.5度というお酒に仕上げています。・・・さて、二つの米と混合酵母でどんな相乗効果を見せてくれたのでしょう?  
 基本的には喜三郎の酒同様に軽快な香味ですが、独特の酸味や微かな苦味がプラスされて味わいを深くし、熱狂的な喜久水ファンはもとより、酒飲みのプロといわれる方々をも唸らせる出来映え・・・だと思います。
 「無濾過生」の当店入荷は、1.8入、720入ともに24本。生酒終売後は、皆様ご存知の「トンネル貯蔵」をした一回火入れ瓶囲い酒をお楽しみ戴けます。
 是非、お早めにお求め下さるようお願い申し上げます。
・1.8入 4,200円  ・720入 2,205円
by nbhkkry20 | 2008-03-29 19:58 | 喜久水

刈穂・山廃純米 生原酒(08-03-27 THU.)

c0084908_22344626.jpg日照時間292分) 一日いっぱい雨模様という予報が見事に外れて昼頃からは快晴でしたが、10℃を超えず肌寒い一日でした。
 点検に出す車を自動車販売店に置いての帰り道、お寺のブロック塀から三椏の花が顔をのぞかせていました。ほら、奥に見える枝が三つ又に分かれているでしょう。面白い咲き方をしますねぇ。


c0084908_22352049.jpg 路地の雪も消え、生え始めた雑草に目立つのがビールやコーヒーの空き缶。“どんなビールを飲んでいるのかな?”とマジで目を凝らすのも、酒屋の悲しい習性ですね。
 ところが、捨てられていた30本ほどのほとんどが発泡酒やその類いの缶。真っ当なビールは、なんと2本しかなかったのです。
 どうせ酔えば同じ、不景気で懐が淋しいんだよねぇ。それに、夜は真っ暗で誰も見てねぇから空はポイ。発泡酒やその類いを飲む人達に限って、マナーが悪いんだろうか? ・・・そんなこと考える前に、ゴミは拾え! ハイ、今度通った時はそうしま〜す!

 さて、刈穂から新酒生酒が入荷してきました。『刈穂・山廃純米生原酒』です。
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 秋田産美山錦を60%精米、酵母は協会12号で、山廃酒母でじっくりと仕込み、アルコール17度、日本酒度+3.0、酸度2.5。搾り上がってからは、滓下げ以外に一切の加水や調整をしないで瓶詰め出荷。搾ったまんま、全く『無垢』と言ってもいい『山廃純米生原酒』です。

 ところで、“12号酵母”でグーグル検索を、出来る方はしてみて下さい。トップで出てきたのが「ストロベリーの香り! 12号酵母発祥の蔵・浦霞・・・」でしたけど、エッ! 12号酵母って、ストロベリーのような香りなんですか? この『刈穂・山廃純米生原酒』は、ストロベリーのようなフルーティな香りは一切ありませんよ。その代わり、山廃酒毋からくる乳酸の香り・・・いつかどこかで味わったような、例えばおっぱいのような(最近味わったことは、あるはずもなし)です。

 そして、その乳酸主体で構成された総酸度が2.5というのですから、他にはめったにない、香りではなく「酸」を主軸にして味を組み立てているお酒です。
 で、美味しいの? 「これが、旨いんです」。で、どう旨いの? 「お刺身やおひたしといった淡白な料理から、鍋物、焼き物、揚げ物、和食ならなんでもござれ。ガッコや、納豆料理や酢の物といった、お酒と合わせるには難しいというお料理にまで合う、不思議な美味しさを発揮する」、つまり「口先で味わって吐き出すような利き酒酒ではなく、あくまでも料理と一緒に飲めば、心底旨い」お酒なのです。

 ただ、飲む時の温度が微妙に味に影響します。生原酒ですから、保存は冷蔵庫が最適。しかし、料理によっては、常温はもちろん、生酒とはいえお燗しても良し・・・それほど、この『刈穂・山廃純米生原酒』は、接し方によって色んな顔を見せてくれ、色んな楽しみ方をさせてくれるはず。当店の扱いは1.8入のみです。ですが、一升だからこそ、色んな飲み方、色んな料理との相性を「遊ぶ」のは如何でしょう。

 『刈穂・山廃純米生原酒』は、生酒以外は火入れをして冷蔵貯蔵をされ、秋には「刈穂・ひやおろし」として出荷される予定のお酒です。そのため、生原酒の出荷は僅か。当店入荷も12本限定です。
 是非、お早めにご注文下さいますようお願い申し上げます。
1.8入のみ 2,660円
by nbhkkry20 | 2008-03-27 23:03 | 刈穂

のたり、のたり(08-03-25 TUE.)

時々日照時間570分) 天気予報に反して良〜い天気で、仕事も暇だし、今年初めての長距離ポタリング。去年の12月15日以来ですから今日は足ならし、ゆっくり走りです。
c0084908_20522438.jpg ここ土崎港まではおよそ25分、風が冷たいかなと思い裏付のウインドブレーカーを羽織ってきたのですが、気温が17℃近くではさすがにジットリと汗ばみます。船をみながら、海風に吹かれて一休み。
 防波堤に囲まれ、それでなくても波の立たない港の水面は、いつもより「のたり、のたり」。
 これが、春の海ですね。


c0084908_20525619.jpg 入場料が無料になって、けっこう多くの人が昇るようになったセリオンタワー。「赤字の塔」も、春の光を浴びてキラキラと黄金色に輝いています。


c0084908_20533935.jpg 帰りがけの裏通り、気持ち良さそう(か、どうかはわからないけれど)に日向ぼこ。グーッと近づいても、細く目を開けるだけでした。


c0084908_20542125.jpg 梅のふくらみは、これくらい。


c0084908_2055069.jpg そして、桜はこれくらい・・・もうすぐです。


 さて、秋田の大方の蔵では「甑(こしき)倒し」が終わり、新たに仕込むお酒はなく、まだ搾っていない仕込み途中のお酒が何本か残っているだけでしょう。でも、そんな蔵にとっては、早い暖かさの到来は決して嬉しいものではありません。

 サーマルタンク完備ならいざ知らず、そうでない、残り雪や冷水で醪の温度を下げているような蔵からは、「雪も融けちゃって、タンクを冷やすのに追われて、大変だぁ」と、嘆き節さえ聞こえてきています。
 大切な、大切な酒蔵が苦しんでいるというのに、春だ春だと浮かれてばかりではいけないんですね〜。

 ということで、これから搾られ、これから出荷される新酒生酒はまだまだあります。「喜久水・田身の酒・生」、「刈穂・山廃純米生原酒」、「雪の茅舍・愛山・生」、「まんさくの花・杜氏直詰大吟醸」、「まんさくの花・純米吟醸・雪室囲い」・・・どれも、毎年好評を戴いているお酒ばかりです。

 最近の春は5月下旬とか初夏並みの気温で、お酒よりビール、ましてや生酒なんてとてもとても・・・などとおっしゃらずに、これからのお花見の季節、まだまだ楽しい秋田の新酒を存分にお飲み下さるようお願い申し上げます。
 今日は入荷予定のお酒の紹介がてら、お酒をもっと飲んでねぇ、というお願いでした。
by nbhkkry20 | 2008-03-25 21:15 | 秋田のいろいろ

たてのい・純米 生原酒(08-03-24 MON.)

c0084908_17354527.jpg日照時間0分) 予報通りに午後からは雨。かなりの本降りですが、数週間前と違って、今日のは暖っかい春の雨です。ひと雨毎に春が近づくようで、気分も暗くなりません。
 ただこの先一週間、こんな天気が続くという予報なので、それだけは勘弁してほしいなぁ。


 さて、『たてのい・純米 生原酒』のご紹介です。
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 この生原酒、2月に出荷され既に完売した「おりからみ」の「おりからみでない」ヴァージョンです。その「おりからみ」が非常に美味しくて、あの時の誉め過ぎ気味の評価は間違いではないと思うのですが、こうして、「おりからみでない」生原酒を利き酒してみると、さて、どうお伝えしていいのか悩んでしまいます。
 同じ仕込配合、同じ搾りの同じ生酒ですから、酒暦数字は「酒こまち60%精米、日本酒度+5.0、アルコール16.8度」と同じです。但し、酸度が1.8ccと「おりからみ」より0.2cc低いのです。「おりからみ」と「おりからみでない」生原酒の違いは、この酸度の僅かの違いが味の違いとして出てきているのかもしれません。
 「おりからみ」は、“2.0と高い酸味は甘やかで、果実を齧ったように爽やか。新酒の香りとあいまって、まるでグレープフルーツの果汁をゴクリッと飲むような爽快感、もちろん2.0という酸度でサッとキレる”と感じたのですが、この「おりからみでない」方はもちろんキレはいいのですが、ジューシーで爽快な香味の余韻が長く続き、それだけ味わいに深さが出てきたようなのです。
 少しずつ春の陽気が高まり、極寒に飲むのとは、同じ酒でもその美味しさの感じ方はだいぶ違うはず。これからの気温が高くなってゆく季節には、味わい深さのある酒をキリリと冷やして飲るのもいいし、花冷えの中で常温で飲むにも相応しい・・・そんな感じのする「おりからみでない」純米生原酒です。
 蔵では、昨年より少しは増石をしたといっていますが、価格の手頃さからして、先の「おりからみ」のようにあっという間に品切れになることも予想されます。是非、お早めにお楽しみ下さるようお願い致します。
・1.8入 2,400円  ・720入 1,200円

c0084908_17382185.jpg *沼館酒造の「たてのい」シリーズの特約店からお届けするお酒には、このような裏ラベルが貼られることになりました。
 QRコードからは、お酒の成立ちが読めるとのこと。どうぞご利用下さい。
by nbhkkry20 | 2008-03-24 17:47 | たてのい

春まだ浅き・・・(08-03-23 SUN.)

c0084908_1847386.jpg日照時間今日は?分) 時々うす雲がかかりしましたが、快晴で風もなく、気持ちのいい日曜日。暖かな日ざしに誘われて、田沢湖高原温泉まで出かけました。
 途中の、刺巻湿原。春のあちこち巡りは、毎年、ここのミズバショウに出会うことから始まりますが、まだまだ雪が残り花もちらほら。


c0084908_1848259.jpg それでも、水は手に温い。あと二週間、いや10日もすれば、あの後ろの生まれたばかりのミズバショウたちも真っ白い花を咲かせるでしょう。だから、また来よう・・・もしかして、ガソリンが安くなってるかもしれないし、ネッ!


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 高原までの道路には全く雪はありませんが、公共温泉のある「アルパこまくさ」周辺はまだまだ高い雪の壁でした。その向こうの栗駒山の右下側、田沢湖スキー場ではリフトが稼働中。青空で暖かな中でのスノボやスキー、ホントに気持ちよさそうに滑っていました。
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 「アルパこまくさ」の露天風呂から見える田沢湖は絶景なんですが、如何せん、カメラ持参では怪しい奴と疑われます。仕方なく、その露天風呂と同じ角度から見た田沢湖をパチリ。
 実際は、向こうの山を映した水面がキラキラと輝き、「あぁ、やっと春が来たなぁ」という風情でした。

 さて、昨日遅くに「たてのい・純米 生原酒」が入荷してきました。
 あっという間に完売して、皆さんに「もう品切れ!?」と驚かれた「たてのい・純米 おりからみ」の「滓がからんでない」ヴァージョンです。
 明日、ご紹介致します。
by nbhkkry20 | 2008-03-23 18:55 | 秋田のいろいろ

秀よし・杜氏の隠し酒 純米大吟醸 おり酒(08-03-21 FRI.)

c0084908_23274586.jpg日照時間608分) 太平洋側は春の嵐だったようですが、ご覧の通り、午後の5時半でこの青空。気温も16℃を超えて、あったかい一日でした。
 ですが、まんさくの花の営業さんが来て「秋田、ユギねくていっすなー。増田だば、まだ、のっちりあるしよ〜。田んぼのユギ、消えねくて大変だす」と言ってました。
 そうか、春だ、春だって浮かれてばかりじゃダメ! 今度の日曜日、その現実をしっかりと写真に撮って・・・とは言っても、もちろん、雪の中に隠れている春の息吹を探しながらです。


 さて、今日のご紹介は、ここには初登場の御蔵。『秀よし・杜氏の隠し酒 純米大吟醸 おり酒』です。
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 大仙市長野(旧・中仙町)にある「秀よし」の歴史や酒造りへの姿勢は、私が書くまでもありません。蔵のホームページをご参照ください。特にその歴史は、まるで秋田の酒造りの300年を見るようで大変興味深いものです。是非、ご覧下さい。
 ということですが、今回ご紹介する『杜氏の隠し酒 純米大吟醸 おり酒』は、その歴史と伝統と格式という硬〜〜〜いイメージからはちょっと外れたようなお酒なのです。

 40%まで磨いた秋田酒こまちと、こまち酵母を使い、日本酒度-2.0、酸度1.1という純米大吟醸に醸し上げた酒の『滓(おり)』・・・つまり、雫取りされた出品用純米大吟醸の、滓下げをした後に残る『滓=ゴミ』を集めたお酒なのです。ゴミですから、普通は商品になることはありません。だから、『杜氏の隠し酒』なんですねぇ。

 雫取り特有の穏やかな口当り、マイナスの日本酒度なのに決して甘ダレせずに、苦味やエグミも感じられるけど、濁り酒と見紛うばかりの滓がそのタッチを優しくし、ジューシーな酸味が後味を引き締め、これがゴミか?・・・旨〜〜い、五味だ!

 ただ、『滓』ですから、そんなにはありません。蔵から出荷されたのは、720入で50本のみ。数日前に12本入荷しましたが、あっという間に店頭で完売。ご紹介を諦めていましたが、今日になって「在庫まだあり」の知らせ。ということで、早速のご紹介となったのです。
 
 現在の「秀よし」のラインナップからすれば、当店で扱いたいようなお酒は今の処ないのですが、時々、今回のような面白いお酒が出荷されます。今後とも、伝統と格式はどなたかにお任せして、そこを外したようなお酒を紹介できれば、と思っています。

 ところで、杜氏さんはこんな美味しいゴミを隠しておいて、一体どのように「処分」しているのかなぁ? それを考えてると一晩中眠られないの(by 春日三球さん)、ですね。
・720入のみ 2,940円
by nbhkkry20 | 2008-03-21 23:32 | 秀よし

やまとしずく・純米大吟醸 雫取り 生原酒(08-03-19 WED.)

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日照時間282分) 気温が12℃を超えて、昼間はストーブ要らず。夕方に冷えてきたとはいえ、まだ10℃近くで暖かい一日でした。
 
 雪が融けてぬかるみ状態の郊外の田んぼには、渡る直前のたくさんの白鳥が羽を休めていました。
 先日の雄物川河口にいた数羽の白鳥は、カモやカモメの数に負けていたのか、グーの音も出さず大人しいもんだなぁと思っていましたが、周りが仲間だらけだとうるさい、うるさい。あっちでクワァー、クワァー、こっちでクワァー、クワァー。でも、この光景を見るのもあと数日でしょう。白鳥たちは、秋田の冬を土産にもって北帰行です。

 今朝、通勤ラッシュが終わりかけた9時頃、市内中心部にヘリコプターの大きな爆音が轟き、何事? 見れば、数台の放送局のヘリが空を舞っています。そうでした、藤里町の二児殺害事件の判決公判の日でした。
 秋田から生で全国放送されるなんて、こんな時しかないもんなぁ、いろんな意味で悲しい・・・。

 こんな時に紹介するお酒には気の毒ですが、心を強くしてご紹介、『やまとしずく・純米大吟醸 雫取り 生原酒』です。
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 今月初めのやまと会の醸造研修は、やまとしずくの醸造元の「出羽鶴」蔵で行われましたが、この『純米大吟醸 雫取り 生』だけは、「刈穂」蔵で仕込まれていることは、もう皆さんご存知ですね。
 それに、この『雫取り生』は、あの日の研修会に出席した酒販店だけが取扱いできる、受注生産のお酒。つまり、販売店限定のやまとしずくの、そのまた限定の極々少量しか出荷しない・・・とにかく、極端に数が少ないっていうことです。だからって、味はどうなのよ? となりますよね。

 米は秋田伝統の美山錦、精米率は40%、酵母は最近の刈穂の上級酒に多用されているM310を使い、日本酒度+4.0、酸度1.7、アルコール度16.8%、しかも、雫取り搾りした部分だけを瓶詰めした、紛うことのない純米「大」吟醸。
 はっきり言って、若いです。でも、旨いんです。
 香りも味もインパクトはないのですが、口中でジワジワと広がり、喉に落とす頃には充分に芳醇な香味に変り、旨味がフ〜ッと甦ってくる。そして、スイッとキレて、もう一杯となるのです。
 でも、若い! とお思いの方は、もう一本お買いになって、秋まで冷蔵庫で寝かせてみて下さい。きっと、もの凄い変身をすると思います・・・どう変身するか? まぁ、やってみる価値は充分にある純米大吟醸です。
 ホントに極々限定ですので、是非、是非お早めにお試し下さるようお願い申し上げます。
・720入のみ 2,940円 (当店入荷、30本)
by nbhkkry20 | 2008-03-19 21:10 | やまとしずく

天の戸・亀の尾仕込み 袋つり 雫 無濾過生(08-03-18 TUE.)

c0084908_19434375.jpg日照時間574分) 春だ、春だとテレビで天気予報士がはしゃぐほど暖かくなかったんですが、日射しだけは朝からたっぷり。これで、昼間だけでもストーブを消して過ごせれば、秋田もホントの春ですけどねぇ。
 それでも、あれだけあった駐車場の雪も今はこれっぽち。早く崩して、もう一台分を稼げばいいと思うでしょう。そこをこうして季節の名残りを惜しむのが秋田の人々、なんてことはありません。面倒くさいから、と管理人が言ってました。


 さて、久しぶりに天の戸のご紹介。
 『19BY 亀の尾仕込み 袋つり 雫 無濾過生』です。
c0084908_1944362.jpg 黒地に金縁取りの緑で「亀の尾」、この色使いのオドロオドロしさに気圧された天の戸ファンもいたことでしょうが、今年で二年目。何となく、慣れてきましたね。
 今年も、当店扱いの「天の戸の亀の尾仕込みの生酒」は、販売店が数店のみ、「袋つり搾り・雫」です。


c0084908_1945398.jpg 裏ラベルには、この酒のすべてを記載。佐藤一義さん公地祥一さんが丹誠込めて育んだ亀の尾を55%に精米し、蔵の中まで引込まれた琵琶沼寒泉水を仕込水とし、アルコール17.7%、日本酒度+1.0、酸度1.7という純米吟醸。
 お酒のトレーサビリティ? 安心して飲めて、いいですよねぇ。


 今年の特筆すべきは、全く新しい酵母を使っていることです。裏ラベル↑には「AK-1・華こまち」とありますが、昨年はその一つ一つを使って別々の亀の尾を造りました。今年も、と蔵では考えていましたが、実は、二種類の亀の尾酒を仕込むほどの米を収穫できなかったのです。
 佐藤さんや公地さんの整然とした田んぼを見れば分かる通り、丁寧に、丁寧に栽培していながらも思うような収穫を得られなかった、残念です。

 仕方ありません、今年の仕込み量はタンク1本。去年のように、酵母違いによる香味の違いを楽しむことはできません。また、生酒の早飲み用、火入れをしてじっくり寝かせて遅飲み用、と分けることもできません。ならば、その二つの特徴を一つの酵母で醸し出そうということで、AK-1と華こまちのミックス酵母を使ったのです。

 AK-1酵母=カプロン酸エチル系=リンゴ系の香味、花こまち酵母=酢酸イソアミル系=バナナ系の香味を醸す、というのが二つの酵母の特徴らしいのですが、ではその二つを交ぜたらどうなるの?
 そう、答えは簡単・・・飲めばいいんです、ネッ!

 ということで、それでなくても減産をした今年の「天の戸・亀の尾仕込み生酒」。ましてや、極少量出荷の『袋つり搾り・雫』。是非、お早めにお楽しみ下さるようお願い致します。
・1.8入のみ 3,400円

*一般販売の、袋つり搾りではない「天の戸・亀の尾仕込み生酒」は、『袋つり搾り・雫』が販売終了後にご紹介する予定です。
(1.8入3,400円、720入1,700円)

by nbhkkry20 | 2008-03-18 20:09 | 天の戸