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もうすぐ、梅雨(08-05-31 SAT.)

c0084908_21274717.jpg日照時間0分) この時期に15℃というのは少し涼し過ぎ、シトシト雨が降り続けばなおさらのこと。我慢しきれず夕方にはストーブを点けてしまった、肌寒〜い一日でした。
 今週は、雨が降ったり、タイミングが悪かったりしてポタリングができなかったので、思い切って、今日は雨の中を一時間ばかり散歩。そろそろ咲き始めたかな? と思い、千秋公園のアヤメ園へ。
 ←途中で見つけた真っ赤なバラ。これほど見事に咲くと、「バラ」ではなくて「薔薇」と書きたくなりますね。


c0084908_21281338.jpg 雨足は、強まったり弱まったり。ここを通ったのは雨の強い時でしたが、木の下では傘にあたる雨音も止み、樹々の匂いが辺り一面に漂っていました。


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 時刻は雨が降る夕方の5時、空からの残光も周りの緑濃い樹木に遮られ、かなり薄暗くなって・・・濃い紫色のアヤメが風に揺れる光景は、妖しい雰囲気さえ感じさせていました。

c0084908_21291884.jpg 近づいてみると、雨に濡れた花びらは艶やかさを増して、いろんな咲き方をするんですね〜。


c0084908_21294663.jpg 一つ、一つの花を見比べたり、縦横斜めから写真を撮ったり・・・しばらく眺めいってしまいました。


c0084908_21301319.jpg 帰り道、内堀の土手には名残りのツツジのピンク、浅瀬にはイエローのカキツバタ。そして・・・


c0084908_2130401.jpg 堀の中では、雨を楽しむように、睡蓮が大きく花を開いて、もうすぐ梅雨の季節です。


 明日から6月、珍しくちょっと忙しい月になりそうです。
 11日は東京で全国鑑評会の一般公開に行くし、15日には、縁あって乳頭温泉・鶴の湯に初めて一泊するし、月末には、秋田のある酒蔵の跡継ぎさんの結婚式でお目出度いし、その次の日は、恒例の秋田での一年に一度のプロ野球公式戦(スワローズVSタイガース)を飲み仲間と一杯飲りながら観戦だし、その間に、各蔵からは火入れのお酒が次々と入荷の予定だし、それに(どうでも良いことだけど)来月は誕生月だし(63!?)・・・身体に気をつけて、お酒のご紹介も忘れずに真面目にブログを更新するよう、頑張りまっす。
by nbhkkry20 | 2008-05-31 21:32 | 秋田のいろいろ

雪の茅舍・秘伝山廃(08-05-29 THU.)

c0084908_23365332.jpg日照時間202分) 晴れの予報は出てはいますが、なかなかスカッと晴れてくれません。それよりも、気温が低いんです。19度くらいまでは上がりますが、風はブルッとするような冷たい風。農家の友人が、田んぼの水温が暖かくならなくて苗が心配だぁ、と言っていました。
 ←そんな冷たい風に吹かれても、元気に咲いている金魚草。バラが咲いて華やかになったベランダを、いっそう賑やかにしてくれています。

 
 新商品ではありませんが、久〜〜しぶりに扱うことにしました。『雪の茅舍・山廃純米吟醸 19BY秘伝山廃 火入れ瓶囲い』です。
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 雪の茅舍・由利正宗の杜氏、高橋藤一さんの酒造りは「三ナイ仕込み」がモットー・・・杜氏さんの出身地の「山内」仕込みではありません。
・酵母の力でじっくりと発酵をさせるために、あえて醪には「櫂をいれナイ」
・酒のもつ風味を少しでも無くさないように、搾ったお酒の「濾過をしナイ」
・搾った酒に、なして水足す? という杜氏の信条、「加水をしナイ」・・・
 そのためには、醪タンクにへばりつく泡落としの水まで、仕込水量の計算に
 入れているほどです。

 由利正宗の全ての酒は、この「三ナイ」主義にもとづいて仕込まれていますが、それに加えて、余分なものを使わずに、自然の営みのままに造られる山廃酒毋で醸した、この『山廃純米吟醸 秘伝山廃 19BY 火入れ瓶囲い』。蔵特有の「三ナイ仕込み」の精神が、最も投影されたお酒と言えるかもしれません。
 
 由利正宗の山廃酒毋造りの特徴はと言えば・・・酒田の上喜元を訪ねた時に、社長で杜氏の佐藤正一さんが「高橋さんから教えてもらったんです」と言って、自らの蔵でも行っている山廃酒毋造りを説明して下さったことがありました。ところが、え〜〜と、どんなことだったか、すっかり忘れてしまいました。確か、モト掛けをする方法に関することだった気がしますが、次に行きましたらしっかりと覚えてきますので、今回はご勘弁をm(_)m・・・いずれにしても、高橋さん独特の方法で造った山廃酒毋から醸す山廃酒は、これまた独特です。

 先ず、さっぱり山廃臭くないのです。山廃というと、何か懐かしいおっぱいの匂いのようなミルクっぽい、それこそ少し酸敗したような乳酸の匂いが特徴ですが、由利正宗の山廃には微かにしかそれは感じられないのです。高橋さんは言います、「その匂いで、飲みにくくして何が山廃?」と。

 由利正宗の山廃酒のジューシーな酸味は爽やかで快く、それが口の中で転がり、喉を通り過ぎる頃にはしっかりとした旨味になり、深い味わいとなって、もう一杯! これが、由利正宗の山廃酒です。

 ただ残念なのは、以前は、火入れをしてから二〜三年は寝かせて出荷していました。この熟成こそが、単なる新感覚の山廃酒ではなく、本物の「飲み易く、味わい深い山廃酒」、これこそ「真のニッポンの酒」と言われるお酒に変身するのではないかと思うのです。しかし、ここ数年は人気がありすぎて、醸造年度が変わる前に品切れになってしまい、仕方なく、ある程度の熟成で出荷せざるをえなくなっているのです・・・ん〜〜、残念。

 とはいえ、この『山廃純米吟醸 秘伝山廃 19BY 火入れ瓶囲い』、この浅い熟成でさえ、今までの山廃酒とはひと味違う旨さと美味しいなのですから、それで良いと言えば良い、困ったお酒です・・・イヤ、何も困るこたぁないんですけどネ。
 
 ということで、皆様もこの嬉しく困った美味しさをお楽しみ下さるよう、宜しくお願い申しあげます。今年も、人気が高くで品切れ必定だと思いますので、是非、お早めに!
・1.8入 3,400円 720入 1,750円
by nbhkkry20 | 2008-05-29 23:48 | 雪の茅舍

天の戸・純米吟醸 黒(08-05-27 TUE.)

c0084908_19574880.jpg日照時間280分) お昼頃から厚い雲がとれ始め、午後には、所々に黒雲を残しながらもお日様が顔を出しました。気温は15度ほどと上がらず、少しの風でゾクッとするような冷たさもありましたが、大気のスッキリとした感じは写真でも分かりますねぇ。


 さて、今まで、こんな特徴的なお酒をアップしていなかったなんて怠慢でした、ご免なさい。初めてのご紹介、『天の戸・18BY 純米吟醸 黒』です。
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 お酒の香味を決める最も重要な要素は麹だといわれています。その麹には黒、白、黄の三種類があり、一般的に日本酒は黄麹を使って醸造されます。天の戸は、このお酒は黄麹という常識を覆す、焼酎用の「黒麹」で仕込んだ(だから「純米吟醸 黒」)を三年前から醸造出荷しています。
 
 昔は焼酎も黄麹でした。でも、南国の気候では腐敗してしまう難点があり、代わって、腐敗防止に役立つクエン酸を大量に作る黒麹が使われるようになりました。しかし黒麹にも、その黒さから周囲を汚すという欠点があり、その後、突然変異で生まれた白麹が円やかな味わいとして長い間使われてきました。それが最近になって、キレよく香り高い味わいの黒麹に再び注目が集まり、黒麹に取組む焼酎蔵が増えているのです。
 
 この天の戸の「黒」は、森谷杜氏と、鹿児島の焼酎蔵・大海酒造の大牟禮杜氏との4年にわたる真剣な交流の中から発想され、麹造りなのに通常の麹室を使えず、仕上がったゴマ塩状の麹に驚き、口に含むとレモン味! 醪の泡は黒い縞々、分析すれば異常な数値、そして上槽の時期に迷い、やっと搾って利き酒すればどの顔もしかめっ面・・・こんな苦労の末、誕生した新感覚の日本酒なのです。

  柑橘系の爽やかな酸味とドライな後味、無濾過なのにサッパリとキレ、一口飲んで美味しいとは言えないけれど、もう一杯、もう一杯と繰り返し飲みたくなる不思議〜な味わい。南国の少し脂っぽい料理にも、北国の塩分濃いめの料理にも、どちらにも合いそうな味わいです。
 それに、黒麹のお酒に含まれるクエン酸は、疲労回復などに効果があるというのも、日頃お疲れぎみのお父さん達には朗報ですネ。

 晩酌用にお勧めするお酒ではありませんが、夏の暑い日にロックで飲ったり、グラスを砕いた氷でいっぱいにして「黒」を垂らして・・・これからの季節、暑気払いにでもいかがでしょう。
 毎年人気が高く、18BY「黒」も既に蔵在庫は払底しているようです。当店在庫も数少なくなりました。どうぞ、お早めにお試し下さるようお願い申しあげます。
・1.8入のみ 2,800円
by nbhkkry20 | 2008-05-27 20:07 | 天の戸

大荒れ(08-05-26 MON.)

日照時間6分) 昼頃から小雨がパラついてきたと思ったらあっという間に黒雲が広がり、稲妻は光り雷鳴が轟き、雨は大粒の雨となって仕舞いには雹までも降って、大荒れの秋田でした。3時頃には雨は止みましたが気温は上がらず、肌寒〜い一日となりました。
 お天気だけでなく、ちょっとばかり心も荒れ気味で、今日は(生意気にも)ブログを書く気にならなくて、駐車場の庭で咲き始めたお花の写真のアップで勘弁してもらいます。
 でも、どんなお花でもじ〜っと眺めていると、何となく心が潤ってくるように感じます。不思議ですね〜。
c0084908_2020154.jpg さっきの大雨にも花を散らさなかった、ヤマボウシ。


c0084908_20203353.jpg 葉っぱの真ん中から茎が飛び出したように咲く、ツキヌキニンドウ。


 明日は、また何かお酒を紹介したいと思います。
by nbhkkry20 | 2008-05-26 20:23 | 秋田のいろいろ

あれから25年(08-05-25 SUN.)

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日照時間0分) 朝から霧のような雨が降り続き、気温は18度前後で暑くもなく寒くもなく、身体も心もしっとりと潤うような一日でした。
 朝、咲き始めたベランダの薔薇を眺めていたら、こんな街中の何処で生きているのでしょう、一匹のテントウ虫。雨で鮮やかさを増した黄色と緑の中で、背中の赤が艶やかに輝いていました。

 晴れる予報はなかったけれど、こんな日の海を見たくて、男鹿半島に出かけました。
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 ↑霧雨で水平線が雲と一つになって、視界はどこまでも灰色一色の加茂青砂の海岸。海岸の岩や小石が緑っぽく、海草のアオサが良くとれることから加茂青砂、その名の通りの海岸です。
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 ↑この海岸で、日本海中部大地震による大津波で、遠足に来た合川南小学校の4年生と5年生の13人の幼い命が呑みこまれたのが丁度25年前の明日、1983年5月26日でした。
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 助けを求める子供たちの悲鳴と鳴き声、助けようとしても襲い来る大波で何ともし難い大人たちの悲痛な声が飛び交う、地獄のような情景があっただろうとは想像もつかない、今日の静かな海岸でした。
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 25年前の5月26日午前11時59分57秒、地震発生の時、小学5年の娘は修学旅行で仙台に、小学2年の息子は歩いて15分ほどの小学校、女房は昼飯の支度で台所、私は店におりました。娘は旅行の帰途、秋田が壊滅したような噂話を聞き、地震にあったのと同じくらいの恐怖を体験したようでしたが、幸いにも、私たち家族は全員無事に再会することができました。
 ・・・↑の写真右の自動販売機の脇に止めた車から、私たちと同じ年代の女性、その息子さんらしき若者、そして若者のお嫁さんと子供たち、そう思しき家族が降りてきました。
 家族は、販売機と車の間の小路を入ってゆき、5分ほどで出てきて海岸に降り、岩に何かを手向け、その周りを歩き回り、しばらくして車をUターンさせて帰ってゆきました。
c0084908_23184912.jpg 先ほど、家族が入って行った小路には、犠牲となった13人の子供たちの慰霊碑がありました。
 今が盛りと咲くクローバーを摘み、お供えをしてきました。合掌。


c0084908_9572014.jpg 秋田の子供たちが、一度は見たいと思っている水族館GAOのある戸賀湾を通って帰ってきました。
 沿道のハマナスが、いい香りを放ちながら咲いていました。
by nbhkkry20 | 2008-05-25 23:26 | 秋田のいろいろ

港町夢想(08-05-23 FRI.)

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日照時間388分) 気温が20度、日ざしも弱く、風もなし。一日中ボヤンとしたお天気で、土崎港までポタリングに出かけたら、ここから100メートルほど向こうのセリオンタワーが少し霞んで見えました。
 で、この建物。敷地は広そうなのにわざわざ三角形に建てたのかな? 後ろのホテルやタワーとも違和感がなくて、いい佇まいしてますね〜。今日、初めて見つけました。
 周りは、昔からの倉庫街・・・長い航海を終えた船乗りたちが故郷に帰る前に必ず立ち寄り、年老いたマスターを相手に一杯飲ってゆく古いバーがあった・・・そんな物語を、勝手に作ってしまいそうな雰囲気がありますね〜。
 でも、近づいてよく見たら、右の入口に郵便受けがある普通のお宅のようです。それに、しばらく眺めていましたが、今は誰も住んでいないよう。ん〜〜ん、勿体ないなぁ。といっても、こんな辺鄙なところで飲食店を開いても、お客さんは来ないでしょうしねぇ。難しいものです。

c0084908_209385.jpg 帰りは、歩道が広くスピードを出せる臨海道路をポタリング。
 そこで、秋田臨海鉄道の長いコンテナ列車と遭遇。左側の車よりもノロマですが、可愛げがあって、こうして出会うと何となく幸せな気持ちになるのが不思議です。


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 秋田臨海鉄道は、秋田北港から向浜という工業団地までの全長4.9キロ、そこを一日4往復してる貨物専用の鉄道です。もちろん時刻表もあり、この列車は向浜駅15時33分発、秋田北港15時51着の上り列車。たった18分の旅、いつか乗ってみたいなぁ。
 運転手さんに手を振ったら、「ピィッ、プォー」。汽笛を鳴らして通り過ぎて行きました。
by nbhkkry20 | 2008-05-23 20:27 | 秋田のいろいろ

大分麦焼酎・華 杜谷&黒 杜谷(08-05-22 THU.)

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日照時間366分) 朝、窓から差し込む太陽で目を覚ますほどの晴れだったのに昼前後は曇天、それが夕方から雲がとれ始め、今、夜空にはいくつか星がみえるほど晴れ上がってきました。
 午後、空模様を伺いながら、一つ森公園までポタリング。ちょうど雲がとれて日が差し、湿度も低く、新緑の樹々の間を吹きわたる風はホントに心地よく、フィトンチッドをいっぱい吸収できました。

 さて、今日のご紹介は大分麦焼酎、ぶんご銘醸の『華むぎ・杜谷(もりや)』と『黒むぎ・杜谷』です。

 大分には、もともとは日本酒を造っていた焼酎蔵が多いのですが、ぶんご銘醸は今も「鶴城」という日本酒を造り続けている焼酎蔵です。
 明治末期に日本酒の蔵として創業し、昭和59年、時代の変遷とともに麦焼酎を本格的に造り始めました。それ以降、生産販売の割合は圧倒的に焼酎が多いのですが、たとえ僅かでも日本酒を造りたいという創業の思いを大事にしてきました。実は、この日本酒への思いが、ぶんご銘醸が造る麦焼酎の香味に色濃く映し出されているようなのです。

 原料は、もちろん大麦と麦麹のみ、水は九州屈指の清流として名高い番匠川の伏流水、そして清酒造りの技術を生かした醪造り・・醪の最高温度が15度で日数は23日以上(一般的な焼酎醪は30度ほどで16〜18日)かけて造られます。まるで清酒のように造られた醪が、蒸留をしても麦の持つ独特の甘味と余韻を鮮やかに引き出しているのです。そのうえ、炭素濾過をしていないため瓶内熟成も進み、飲むたびに新たな美味しさに出会えるのも楽しみです。

『華むぎ・杜谷』
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 50%まで精白した原料麦を、撫子の花から採取した花酵母“ND−4”を使い、低温でゆっくりと発酵させ、常圧蒸溜で取り出してアルコールは25度。
 吟醸酒のような芳しい香り、口に含むと麦の甘味と花の香りが綯い混ざり、とても心地よい風味・・・もしかしたら、花酵母ND−4は日本酒に多く使われていますが、こんな風に焼酎に使った方が効果的かもしれない・・・そう思わせるような、新感覚の麦焼酎です。
 ロックでも水割りでもサッパリと飲み易く、これからの暑い季節にはピッタリ。また、香りが高いからといって、お料理の邪魔をすることもなく、どんなお料理とも相性よく飲んで戴ける、まさにオールマイティな焼酎です。
・1.8入 2,310円 720入 1,260円

『黒むぎ・杜谷』
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 国産のはだか麦を使い、黒麹で仕込み、常圧蒸留で取り出してアルコール度は25度。
 黒麹焼酎特有の弾けるようなインパクトは少ないのですが、麦の風味と甘味がバランス良く調和し、それが身体に優しく、いつまで飲んでも飽きがこない、これが『黒むぎ・杜谷』の良さです。
 飲み方はロックや水割りでもいいんですが、この焼酎の美味しさを最も良く引出すのは、春夏秋冬やっぱりお湯割。何故か、ロックや水割りよりもすっきりとした味わいになるのが不思議です。
・1.8入 2,310円 720入 1,260円 

 季節は初夏から梅雨を経て夏へ、少しずつ気温があがり、灼熱のような暑さの日もあるかもしれません。この暑さで日本酒じゃなぁ・・・という時には、例えば「天の戸・黒」のロックスやスプリッツァなんかもいいものですが(ここで少し日本酒擁護しとかなきゃネ)、是非、この二つの『杜谷』もお楽しみ下さるようお願い申し上げます。きっと、フィトンチッドを身体中に浴びたような気分になりますよ〜。
by nbhkkry20 | 2008-05-22 21:47 | 大分の麦焼酎・杜谷

19醸造年 全国新酒鑑評会(08-05-21 WED.)

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日照時間474分) 朝方までグズグズしていた空は昼前にはすっかり晴れて、夕方、川向こうの銀行の窓に黄金色の入り日が・・・。
 昨日、一昨日と雨もたっぷりと降ったし、各地で休止していた田植え作業を再開、と地域ニュースで伝えていました。これから半年、お天気が「五風十雨」で順調に推移してくれるよう祈るばかりです。

 さて昨日、全国新酒鑑評会の審査結果が発表されました。
 今年の出品数は957点。出品は各蔵元1点ではなく酒造場毎に1点ですから、複数の酒造場をもつ大手メーカーはその数だけ出品することもあり、957が蔵の数と同一とはいえません。でも、957は現存する酒蔵の数に限りなく近い数字です。
 果たして、この数字が多いのか少ないのか? ちなみに、平成14年の出品数は1,065点でしたから、5年間で、全国の酒蔵の数は確実に10%ほど減ったと考えられます。一方、出荷量はこの5年で20%以上も落込んでいるのですから、まだこれだけの酒蔵があることの方が「奇跡」かもしれませんし、酒蔵の底力には敬服せざるをえません。

 秋田の金賞数は、昨年(9蔵9場)より大幅に増やし16蔵の16場。他の県と比べると、山形や福島や新潟といった主産地が軒並み受賞数を落としている中で、倍近い数に増えたのですから大したものです。それに、操業蔵の数や出品数との受賞比率で比べればダントツ、秋田全体のレベルの高さを示す結果と考えてもいいと思います。
 何よりも、これだけ金賞を増やしたということは、審査員=酒造りのプロが考えている今現在の美味しい酒は秋田の酒だと判断した・・・つまり、美味しい酒の流れが秋田にキターっと考えるのは、ちょっとうがち過ぎで、はしゃぎ過ぎですかね?

 ともあれ、鑑評会の金賞酒そのものは、どこの蔵でもほんのひと雫。高価で、ほとんどがギフト用になってしまう金賞受賞酒も金賞酒そのものではなく、金賞酒と同じタンクで造られた酒にすぎない、ということは誰もが知っています。大切なのは、この金賞を受賞するほどの酒造りの技術を、普通に買えて毎日でも飲めるお酒にどれだけ注ぐことが出来るか、ではないでしょうか。

 ・・・なんて偉そうに言っても、やっぱり金賞酒は飲んでみたいですよね? 去年のように、「金賞酒を楽しむ晩餐」を開く計画もありそうですし、「金賞酒を180ミリに詰めて980円」という商品企画が早くもすすんでいるようです。なにしろ、今年は16もの秋田の金賞酒を飲み比べ出来るんですから、これは今から楽しみですね〜。
 詳細が明らかになり次第、お知らせ致します。乞う ご期待!
by nbhkkry20 | 2008-05-21 21:01 | 品評会、唎酒会

白瀑・山田錦の純米酒 瓶燗火入れ(08-05-20 TUE.)

日照時間0分) 予報通りに夜明け頃から雨。時々強く降りながらも3時頃にはあがりましたが、気温は上がらず薄ら寒い一日でした。
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 降り初めからの降雨量が32ミリ、裏の旭川もすっかり川底が隠れて、空気中のチリやホコリが川石に引っ掛かっていたゴミと一緒に流され、大気はなんとなくシットリ。日に日に緑を濃くしている柳が、また少し枝をのばしたようにみえます。

 さて、新入荷のご紹介。『白瀑・19BY 山田錦の純米酒 中取り 瓶燗火入れ 瓶囲い』です。
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 何度もお伝えしたように、今季から杜氏さんなしで酒造りを始めた白瀑。周囲からは「出来るんかいな?」と訝しがられながら、初めて杜氏役をこなした責任者の山本友文常務さんの苦労は大変だったと思います。
 出来た新酒にはブレているのもありました。それでも、先日ご紹介した「純米吟醸・山本」のお客様の評価は上々で、帰り注文もけっこうありす。「苦労をした甲斐があったね」と山本さんにお話したら、「じゃ、次はこの酒を勧めてください!」と、早速次のお酒のセールス。そんな彼の、積極的で前向きな姿勢が今の白瀑を支えているようです。
 兵庫県産山田錦を60%精米し、今年は協会6号(新政酵母)で醸し、アルコール15.8度、日本酒度+2.0、酸度1.5、アミノ酸度1.2というお酒に醸しあげ、もちろん、木槽しぼりで中取り、瓶燗火入れ瓶貯蔵をしての出荷です。
 ただの純米酒なのに、生半可な純吟以上の吟醸の香りに誘われ、口に含むと滑らかでトロンとした、まるでネクター(?)を飲んだような感じ。そのうち、香りと味が一つになってジュワーッと広がり、雑味もなく身体のどこにも障らない、なのに喉に落としてしばらくするとググッと味わいが甦り・・・“もう一杯”となること、間違いなし!
 ということで、このフレッシュ&フルーティさは、青葉若葉のこれからの季節にピッタリ。でも、この出来でこの価格ですから、今年も次に発注したら品切れぇ〜、なんてことになるかもしれません。是非、お早めにお楽しみ下さるようお願い申し上げます。
・1.8入 2,625円 720入 1,380円  
by nbhkkry20 | 2008-05-20 21:01 | 白瀑

天の戸・純米吟醸 五風十雨 火入れ(08-05-19 MON.)

時々日照時間148分) 南の地方では大雨のところもあるようですが、秋田はとりあえず曇り時々晴れ。気温が24度を超えて10メートル前後の南寄りの風は生暖かく、モワッとした一日でした。夕方になって雨が近づいてきたのか、急に涼しくなってきましたけど。
c0084908_2284068.jpg それにしても、雨が少ない秋田です。5月のこれまでの秋田市の降水量が21ミリしかなく、ご覧のとおり、裏の旭川も水が底を舐める程度。夏でもこんなに川底が露出するのはめったにありません。
 田んぼは、今が最も水を必要としている時期。今日の夜から明日の夕方まではかなりの雨が降るという予報ですが・・・。


 さて、お酒のご紹介です。二、三日前に再入荷したのですが、雨と風に因んで『天の戸・純米吟醸 五風十雨 火入れ』です。
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 「五風十雨」とは、五日ごとに風が吹き、十日に一度は雨が降る順調な天候を表す昔からの中国の言葉ですが、稲がすくすくと育つのもこの「五風十雨」のような天候があってこそ。ですから、「酒は田んぼから生まれる」や「酒の味は米の味」という、農業を酒造りの原点に据えている天の戸にとっては、天への願い、祈りにも似た言葉なのです。
 地元の酒米研究会々員が丹誠込めて栽培した美山錦を50%精米し、秋田今野12号酵母で醸し、アルコール16.5度、日本酒度+4.0、酸度1.4、アミノ酸度1.2というお酒に造りあげています。火入れをしたお酒と、サーマルタンクで氷温貯蔵した熟成生酒の二種類で出荷していますが、今回のご紹介はじっくりと寝かせた火入れ熟成酒です。
 熟成酒特有の米に由来する独特の香りが鼻孔をふるわせ、味わいがジュワッと融けるように口中に広がり、舌を絡め転がしてやると、甘味や辛味、苦味やエグ味までも美味しさをもっているようで、それが味の深さや奥行きとなり、これこそ日本の酒! 改めて利き酒してみて、改めてそう思いたくなるような香味です。
 いつもは吟泉とか美稲八○を晩酌にしている森谷杜氏さんが、ちょっといい酒を飲みたいなぁと思った時は必ずこの「五風十雨」に手がのびる、と聞いたことがあります。ということは、もしかしたら最も杜氏さんの愛情が注がれたお酒なのかもしれません・・・っていうより、大吟や純大吟だと値段が高くて手が出ない・・・んなことぁ、ないでしょうけどね、森谷さん。
 皆さんも、あれこれお酒に迷うような時がありましたら、天の戸の原点ともいうべき「五風十雨 火入れ」、是非お試し下さい。
・1.8入のみ 2,992円
by nbhkkry20 | 2008-05-19 22:24 | 天の戸