<   2008年 09月 ( 16 )   > この月の画像一覧

清水寺(08-09-29 MON.)

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日照時間552分) 台風15号が14号と同じような動きをして、先島諸島や九州の方々にはご難儀なことですねぇ。秋雨前線も横たわっていて大雨も心配です。大きな被害が出ませんよう願っております。
 それに引き換え、こちらは気温が19度、湿度が60%前後、風は微風、久しぶりに雄物川河口までポタリングしてきました。
 羽越線の鉄橋の下の河川敷では、一面のススキが秋風にたなびき、真っ青な空には高気圧特有の絹雲が、地上では電車の音に負けじと秋の虫の音が‥‥申しわけないような気持のいい秋の一日でした。

 昨日の日曜日、盛岡まで出かけてきました。いつもは、仙岩峠を往復するのですが、それでは芸がありません。高速代金を奮発して、横手→北上→花巻→盛岡というコースを辿ったのですが、途中で高速を降りたり、乗ったり。

 日本三大清水寺の一つといわれている、花巻市の音羽山清水寺へ立ち寄りました。
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 京都と同じ音羽山を名乗っていますが、こちらは世界遺産なんてものとは全く関係なく、境内はひっそり。ゆっくりと拝見させてもらいました。
 奥には、鎌倉時代の作で本尊の十一面観音像が置かれた観音堂、左隣には薬師堂がありますが、その前にある立派な山門(写真)が他を圧倒しています。
 よ〜〜く見ると、建物も装飾の彫刻も非常に手の込んだ造りで、この片田舎のお寺で、よくここまで細工のしっかりした山門が‥‥と、驚かされてしまいました。
 花巻温泉や鉛温泉にでも出かける機会があれば、是非、立ち寄ってみてもいい価値があるお寺だと思います。

 ところで、この山門の建立は昭和二年、と高札に書かれていましたが、山門の一階の梁板の裏側に、こんな銘が彫られていました。
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 そうか、そうか。建物は(旧)岩手県稗貫郡太田村の棟梁の宮原さんが、装飾は青森市の中村さんという彫師さんが造ったのかぁ‥‥あれ? ここには大正十五年九月吉日と書いてある。建立は、昭和二年ではないの? そんな疑問をもちながら、お寺を後にしました。

 盛岡では、岩手県立美術館のモディリアーニ展を見たり、老舗の肉屋さんの食堂で特製盛岡冷麺を食したり。秋田へ向かう国道46号線では、雫石の「道の駅あねっこ」で近所の農家直送の6個で300円のリンゴや、大きくて新鮮な一袋100円の茗荷を買ったり‥‥締めくくりは、仙岩峠を超えて、田沢湖高原にある水沢温泉元湯の白濁した硫黄泉でゆったり。これで、ロングドライブの疲れも吹飛びます。
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 高原といえど、未だ9月です。山々の紅葉にはちょっと早かったようですが、駐車場入口のナナカマドは真っ赤な実を鈴なりにつけていました。

 ということで、出発から帰宅まで10時間ほど。奥羽山脈の右と左、秋田と岩手の初秋を目いっぱいに堪能した一日でした。

 さて、あの疑問。清水寺の山門の建立年ですが、このままにしていては眠られなくなってしまいます。ちょこっと調べました。
 銘に彫られた大正15年(1926年)といえば、元号が変わった年。ただし、大正15年は12月24日までで、昭和元年は12月25日からとなっています。1927年は、もう昭和2年なんですね。
 あの山門は、きっと大正15年9月に出来たんだと思います。でも、天皇が亡くなった年に祝い事が出来るはずもなく、次の年、1927年「昭和2年」に建立‥‥ということにしたのではないかと推察したのですが、今度、清水寺に行った時に確かめてみましょう。

 ところで、大正15年12月25日から12月31日までに生まれた人は、昭和元年生まれ? 大正15年生まれ? ‥‥また、眠られなくなっちゃうなぁ。
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<10月の行事予定>
・10月 3日(金)、 4(土)の二日間
  川反秋の夜祭り(かわまちナイトフェスティバル)
    川反3丁目、4丁目を歩行者天国にして、様々なパフォーマンスが行
    われます。皆様のお出でをお待ちしております。
    なお両日とも、午後6時から午後9時30分まで、川反通りは通行止め
    になります。お出でになる際は、充分にご注意下さい。

・10月05日(日) 定休日
・10月12日(日) 定休日
・10月13日(体育の日) 通常営業しています
        
・10月18日(土)〜19日(日)
  京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」に参加のため、
  連休させて戴きます

・10月26日(日) 定休日
by nbhkkry20 | 2008-09-29 22:41 | 北国のいろいろ

上喜元・“夢錦” ひやおろし(08-09-27 SAT.)

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時々後かなりの日照時間73分) 曇り、晴れ、雨、これで雪が降れば一日で四つの天候を“楽しめる”んですが、まだ9月。雪だけは勘弁してちょーだい、と言いたくなるくらい肌寒い一日でした。
 草生津川のコスモスロードまで自転車で往復40分ほど、幾度か通り雨にあって、その都度雨宿り。帰ってきたら、帽子からズボンまでジットリとしてしまいました。
 今週はず〜っと雨降りモードでしたが、来週の月曜あたりから晴れモードになりそう。写真の、ちょっぴり覗いた青空がそれを予報しているようですね。

 こうしてひと雨ごとに秋は深まってゆきますが、それと共に「ひやおろし」がいっそう美味しくなってきています。久しぶりに利き酒した「上喜元・特別純米“夢錦”のひやおろし」は、まさに秋にふさわしいお酒でした。
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 「夢錦」は、「山田錦と菊栄のF2」と「兵系23号」の掛合わせでできた酒米。兵庫では山田錦に次ぐ栽培面積があり、西播磨(姫路や赤穂などの岡山県に隣接する)地域で主に栽培されている山田錦同様に心白の大きな酒米です。

 東北地方の酒蔵ではあまり使われていませんが、さすがチャレンジャー上喜元、確か17醸造年(18年)から仕込みを初めていた、やることが早いですね。
 その年の5月に、同じ特別純米の生詰め一回火入酒を利き酒をしましたが、ふくよかで大変柔らか、溢れる味わいで余韻も心地よく、飲み飽きのこない美味しいお酒でした。
 ということで、この19BYのひやおろし。どんな美味しさでしょうか?

 春先、上槽後に生詰め一回火入れした後、マイナス3度の冷蔵庫で約半年間寝かせ、夏の訪れと同時にプラス5度の冷蔵庫に移し、理想的な“味の目覚め”を迎えさせた‥‥とは蔵の弁ですが、今まさに適熟。
 もともと熟成酒に向く夢錦です。香味ともにまろやか、ほのかな酸味でぬる燗にも適し、食欲をそそり、これは秋の晩酌にピッタシ‥‥ん〜〜む、この飲み具合では刺身や焼き魚を肴に、冷やしてもちろん美味しいけれど、常温やぬる燗で一杯、いいですね〜。

 山田錦に次ぐ酒米を55%まで精米していながら、1.8入りで2,625円というのですから、ますます晩酌に最適。
 秋の夜長を、ゆ〜〜っくりと楽しむお酒だと思いますよ。
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<10月の行事予定>
・10月 3日(金)、 4(土)の二日間
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    なお両日とも、午後6時から午後9時30分まで、川反通りは通行止め
    になります。お出でになる際は、充分にご注意下さい。

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  京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」に参加のため、
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・10月26日(日) 定休日
by nbhkkry20 | 2008-09-27 20:58 | 東北の酒・上喜元

福禄寿・隠れ彦べえ 良心(08-09-24 WED.)

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時々日照時間312分) 暑さ寒さも彼岸までの言葉通りに、昨日を境にグッと涼しくなりました。気温は20度ほどでしたが、日ざしは時おり厚めの雲に遮られ、風も強く、もう完全に長袖シャツの季節です。
 ちょっと逆光で撮ったのですが、「秋」というより、秋田の場合は「冬の前」という景色に見えてしまいます。あ〜ぁ、また冬かぁ。

 でも、寒くなればなったで酒は旨いし、鍋っこもうめぇ。そんな季節にピッタシの、気軽に買えて気安く飲めるお酒を利き酒しました。
 『福禄寿・隠れ彦べえ 良心』というお酒です。
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 『福禄寿・隠れ彦べえ 生酒』というのがありました。その生酒の後には、『隠れ…一回火入れ』も発売されています。では、『隠れ彦べえ 良心』の『良心』って、何でしょう?
 実はこのお酒、アルコール添加をした「本醸造」なんです。ですが、この本醸造はそんじょそこらの本醸造とはちょっとばかし違う本醸造なのです。

 福禄寿の常務さんのお話によると‥‥当初、このお酒は、60%精米の酒こまちを使った純米酒として仕込みが始められました。先の隠れ彦べえが五百万石ですから、こちらの彦べえは秋田の米で純米を、と仕込まれたのです。
 そして酵母は、先のが金沢酵母だったので、それなら、こっちは秋田県で開発中の新酵母でやってみようということで、その試験醸造にチャレンジしたのです。

 仕込みは順調に進みましたが、最終段階にきてうまい具合にキレていきません。我慢をして待ちましたが、ん〜〜このまま純米酒で上槽するには無理かな? そこで仕方なく、ホントに仕方なく、醸造用アルコールをほんの少しだけ、ホントに少しだけ添加して上槽‥‥これが、旨い!

 香りは割と上がりますが、嫌なアルコール臭は全くありません。かすかな吟醸系の香りです。飲んだタッチは、まるで純米酒。それでいて、純米特有のもたつき感がなくスーーッとキレます。後口はイヤミなく、純米を飲んだときのような香味の充実感で、気持のいい余韻が次の一杯を誘う‥‥こんな本醸造なら、本醸造もいいねぇ。そんな気にさせる本醸造です。

 で、価格は? 「酒こまちの60%精米、最後の最後まで純米仕込みをしたので、純米の隠れ彦べえと同じくらいは戴きたいんですけどね〜。でも、本醸造は本醸造。1.8入りで2,100円、このくらいで如何でしょう。自分でいうのもなんですが、酒蔵の良心です(と、常務さん)
 ‥‥こんなご時世には、嬉し〜い『良心』ですね。
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<9月〜10月の行事予定>
・10月 3日(金)、 4(土)の二日間
    川反秋の夜祭り (かわまちナイトフェスティバル)
    川反3丁目、4丁目を歩行者天国にして、様々なパフォーマンスが行
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    なお両日とも、午後6時から午後9時30分まで、川反通りは通行止め
    になります。お車でお出でになる際は、充分にご注意下さい。
         
・10月18日(土)〜19日(日)
    京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」
    に参加のため、連休させて戴きます

by nbhkkry20 | 2008-09-24 21:29 | 福禄寿

やまとしずく・ひやおろし(08-09-22 MON.)

日照時間412分) 朝から晴れて、寒からず暑からずの気持のい〜い一日。夕方からは曇ってきて、明日は雨という予報です。今週は、一日ごとに晴れと雨との繰返しという予報で、稲刈り直前の農家をイライラさせているようです。

 その女心のような気まぐれ(男かな?)天気で、昨日の“やまとしずく・稲刈り体験会”が中止になってしまいました。
 早朝の雷と強い雨の音で目をさまし、この雨で稲刈りが出来るかな〜? と心配しながら田んぼの様子を電話で聞いたら、もうかなりのぬかるみ。プロでも稲刈りはやらないとのこと、仕方なく中止。来年春に今度は田植え体験会をしようか、ということになりました・・・田植えなら、雨でもできますからね。お楽しみに。

 ということで昨日は、刈穂蔵の奥にある研修施設での「やまと会」の総会だけになりました。
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 総会の前に、“やまとしずく”をはじめ、刈穂や出羽鶴の市販酒、これから出荷予定のお酒など数十種類の利き酒会が行われました。
 写真には、出羽鶴の佐藤杜氏(左)と斎藤杜氏(右奥)。二人ともノンビリしているように見えますが、本当は、自分の酒がどんな評価をされるか内心ビクビクなんですよね、きっと。

 “やまとしずく・ひやおろし”を、ジックリと利き酒できました。
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 今年、“やまとしずく”は大きくモデルチェンジ。使用米を麹米・美山錦、掛米・秋の精から、麹米、掛米ともに秋田酒こまち100% に変えたのです。さて、この変更が吉と出たのか、凶と出たのか?

 精米率55%のオール酒こまち、酵母はAK-1、日本酒度+4.0、酸度1.6、アミノ酸0.8、アルコール16.6度というお酒に仕上げ、生詰めの一回火入れで出荷されていました。

 たってくる香りは強くはありませんが、青々とした草が朝露に濡れて放つ、新鮮で清々しい香り。果実ではなく、果実の葉っぱのような香りなのです。つまり、それだけ派手さがないけれど、心地い〜い香り。
 口に含むと、ジュワ〜ッと甘味が広がります。アミノ酸が少ないせいか酸味は数字ほどは出ずに、広がる甘味に嫌味はなく、果実の甘さのようで優しい口当り、旨い! こういう甘さって、好ましいですね〜。
 それに、じっくりと何度も利き酒をしたのですが、この甘さが妙に残らないでスーッと消え、もう一杯! 酒本来の甘さって、こういう甘さをいうんでしょう。
 そして、この爽やかな甘さが、酒こまち米の使用によるのか否か? 判然とはしません。でも、米の変更が決して凶とは出ていないことだけは、はっきりしましたね。

 新米がとれて、茸が出回り、いよいよキリタンポの季節が近づいてきました。その時には、是非この“やまとしずく・ひやおろし”、を合わせて飲んでみたいものです。キリタンポの甘塩っぱさと、酒本来の甘さ・・・きっと絶妙な相性をみせるかもしれません。

 価格は、通常販売の“やまとしずく”より少し高めの、1.8入り2,940円と720入り1,470円。これなら、キリタンポとはいいませんが、貴方の地域の様々な秋の食材と、いろいろに楽しめるのもいいですね〜。是非、試してみて下さい。


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 ・・・総会の後、刈穂蔵の横に移築改修された土蔵“桜松蔵(おうしょうぐら)”の二階で懇親会。ここでも、“やまとしずく・ひやおろし”をたっぷりと戴きましたが、利き酒の時の印象は最後まで変わりませんでした。
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<9月〜10月の行事予定>
・09月22日(月)〜23日(秋分の日)の飛び石連休は
          通常営業しております
・10月18日(土)〜19日(日)
          京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」
          に参加のため、連休させて戴きます

by nbhkkry20 | 2008-09-22 21:49 | やまとしずく

まんさくの花・19-63(08-09-19 FRI.)

日照時間534分) 気温は昨日より低いのに、台風の湿気のせいかムシッ、ムシッ。ちょっとでも動くと、ジワ〜〜ッと汗が吹き出てくるような一日でした。夕方になってようやく涼しい風が吹きわたり、ホッとしています。

 それにしても、三重県に降った台風の雨は猛烈ですね。いくら降雨量日本一の尾鷲市とはいえ、24時間で750ミリとは!? その割には、発表された被害が小さいようですが、一体どんな大雨対策をしているのでしょう。
 もし、我が家の裏の旭川だったら、とっくに大洪水になっていると思うんですけど・・・発表通りの大きな被害でないことを祈るばかりです。
 
 久しぶりの自転車で、背中にジワ〜ッと汗をかきながら、昨日の話、“秘密の花園”に曼珠沙華の様子を見に行ってきました。
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 見事に花を咲かせておりました。隣の一輪ももうすぐ開きそうですが、実はこの場所・・・奥に見えるのは秋田市役所の議会棟で、市役所の前庭にある築山(つきやま)の一画。灌木の陰になって表からはなかなかみえないのです。
 でも、ちょっと眼を凝らせば、灌木の濃い緑と補色しあうような真紅の曼珠沙華が、秋の到来を告げているのをみつけられますよ。

 さて、マンジュシャゲの次は、「まんさくの花」です。
 1.8入りで僅か600本だけ出荷された「まんさくの花・初呑みきり 純米吟醸原酒 19-63」を利き酒をしてみました。
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 「呑みきり」とは、貯蔵タンクの『呑み=タンクの栓』を『切って=栓を開くこと』、夏を越したお酒の出来を確かめることをいいます。ですが、このお酒はタンクではなく瓶で低温貯蔵されましたから、この純米吟醸原酒の「呑みきり」は、一升瓶の栓を開けて利き酒したということになりますね。

 そして「19-63」とは、19醸造年度の63本めの仕込タンクのお酒。まんさくの花の今年の仕込総本数は77本でしたから、63號はもう終了間際・・・終わり良ければ全て良し。杜氏も蔵元も、気を引き締め直して最後の仕込みにかかる時期に仕込まれたお酒です。

 美山錦を50%精米しているだけあって、香りはほのかだけども甘やかな吟醸香が飲み心を誘う。口に含むと、濃いっ! まさに原酒。でも、舌の外周からジワジワと味蕾に滲みてゆく旨味は、その濃さをものともせずに、美味しさとなって官能を刺激する。
 酸度は1.4という低い数字だが、その割にはジューシーで美味しい酸味で、美山錦の酒特有の微かな苦味と一体となって旨さを倍加させるようだ。
 濃醇さとジューシーな酸味で甘味が残るかと思えるが、+3.5という辛めの日本酒度で、この濃さの割に後口はキレる。だから、濃い〜〜けど軽く呑めるという、近年のまんさくの花が追い求めている酒質をキチンとクリアーしている・・・そんな味わいだったなぁ。

 美山錦50%精米で、1.8リットルで3,150円はちょっと高いかな?  でも、かなりハイレベルなコストパフォーマンスを演じているので、決して高いという感じはない。その辺りが、ここ数年で一皮むけたまんさくの花なんでしょうねぇ。
by nbhkkry20 | 2008-09-19 22:07 | まんさくの花

曼珠沙華(08-09-18 THU.)

日照時間486分) 近づいている台風(大きな被害がないといいですけども)が太平洋側ということで、こちらは少しフェーン現象気味。最高気温が29度を越えましたが、空全体がレースのカーテンをかけたような薄い雲に覆われ、日射しは穏やか。時々吹くのは秋の風でヒンヤリ、暑いけど気持のいい一日でした。
 
 まだ暑いとはいえもうすぐ秋分の日、秋のお彼岸。秋彼岸の花といえば、曼珠沙華(彼岸花)です。
 秋田ではあまり見かけませんが、昨年の秋の終わりに、少しばかりですが咲いている場所を見つけました。でもその時は、花も終わりで萎れ気味。ブログにアップするには忍び難かったので、今年は絶対にきれいに撮ろうと思っていました。
 自転車で5、6分ほどの場所なので、どんな具合か見にゆくつもりでしたが、なんだかんだと忙しく、今日は結局行かれず仕舞い。

 ・・・先日訪ねた石川の那谷寺。そこにあった芭蕉の句碑の脇に、もうすぐ開きそうなこんな花を見つけました。これ、曼珠沙華ですよね〜?
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 “石山の 石より白し 秋の風” 320年前、芭蕉も秋の風に吹かれながら、こんなたおやかな曼珠沙華を眺めたかもしれません・・・よしっ! 明日は、きっと花の様子を見にゆくぞ〜。
by nbhkkry20 | 2008-09-18 20:25 | 秋田のいろいろ

連休明け(08-09-16 TUE.)

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 日照時間708分) なかなか連休にできない酒屋稼業ですが、日、月(敬老の日でしたね。なら、私たちジジババにはピッタリの休みだったんですよね)と連休させてもらい、きょうは皆さんと同じ連休明け。めったにない連休で、午前中は休みボケの気分でした・・・でも秋田の空気は、遠くの太平山が旭川に映りそうなくらいカラリとして爽快。少しづつ休みボケもとれてゆきました。
 
 富山市まで出かけたついでに、JRの往復割引なら金沢の先の加賀温泉駅までの方が安い、ということで加賀温泉郷に近い北陸の名刹・那谷寺(なたでら)を拝観してきました。
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 高野山別格本山とあったので、荘厳な大伽藍でもあるのかと思ったら、ご本尊は岩窟内に建てられた小さな本殿内の十一面千手観音菩薩(残念ながら、本殿周辺はすべて撮影禁止)
 山々の緑の中に突然のように現れる岩窟に目や心が奪われてしまって、ご本尊がどういうお姿だったのか想い出せません。ここの観音様、ちょっぴり損してるよなぁ。なんて、仏心の薄い私には思われたんですけどね。
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 仏心が薄くても、加賀温泉郷の一つ粟津温泉に入って、ガッチリと精進落としだけはしてきました。
 ギネスブックに登録までされた世界最古の「温泉宿」・・・温泉でもなく、宿でもなく、あくまでも「温泉宿」・・・があることで有名な粟津温泉ですが、そんな格式高い温泉宿に日帰入湯するわけもなく、旅の疲れを癒してもらったのは共同浴場。この辺りでは、共同浴場を「総湯」と呼ぶそうです。
 今年の8月に新しくしたばかりで、那谷寺の本殿よりも何百倍も立派できれいな共同浴場でした。やわらかなお湯で、那谷寺の幽谷を歩き疲れた旅人の身体を優しく解してくれました。

 ただ、玄関に掲げられた扁額。第八十五、八十六代と連続して総理大臣を勤めた石川出身の大物政治家さんの揮毫です・・・大物政治家がいれば、こんな施設なんか簡単に出来るんだろうなぁ。大物がいない秋田からみればうらやましい。でも、そんなことをするから政治が変になるんだ・・・身体は解れても、心はまたまた強ばってしまった精進落としでした。

 ということで、旅の間もお酒はいろいろ戴きましたが、利き酒などしないので、何を飲んだか憶えていません。でも、地元のお料理と地元の方たちとの楽しい会話で、ホントに美味しいお酒を楽しんできました。
 そんなお酒で気分も一新。明日からは、またまた利き酒、利き酒。
by nbhkkry20 | 2008-09-16 21:44 | 秋田のいろいろ

雪の茅舍・純米吟醸ひやおろし(08-09-13 SAT.)

たりったり(日照時間232分) 明日と明後日の連休に合わせて、私たちも遅い夏休みをとらせて戴きます。
 仕事とは関係のない用事で、富山と石川へ出かけます。天気予報をみると、行き先はどちらも良く晴れそうで一安心です。久しぶりに、大阪行きの寝台特急日本海で出かけるのですが、富山に着くのが朝の5時半。乗り過ごして、起きたら京都だったなんてことになったらどうしょう・・・昼間っから緊張しています。

 由利正宗の「雪の茅舍・純米吟醸ひやおろし」を、おつまみなしで飲んでみました。
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 香りは、それほど強くはたってはきません。でも、ほのかにメロン様の甘くきれいな香りがフワッ。口に含むと、ジューシーな酸味と一緒になって、快い含み香が口中に豊かに広がります。

 この、ジューシーな酸味って美味しいですね〜。これがないと、お酒が単調になって飲み飽きしますが、これがあると飲む度に口中が新鮮になり、いつまでも飲んでいられるんです。それに、日本料理ならどんな料理と合わせても、お互いの美味しさを殺さない。これこそ日本酒の醍醐味。美味しい酸味は、日本酒と日本料理の味の根幹を形成する一つの大切な要素だと思います。
 なんて、ちょっと大袈裟になりますが、雪の茅舍の最近の人気の高まりはこんな処にあるんじゃないでしょうか。

 この「ひやおろし」は、通常の純米吟醸と違った造りをしているわけではありません。同じ米、同じ精米率、同じ酵母・・・でも、この季節に出荷する「ひやおろし」は、何故かいつもの純米吟醸よりも酸味がジューシー。それが、この「ひやおろし」の大きな魅力だと思います。

 由利正宗は、「新酒生」や「ひやおろし」のような季節の酒は期間をきちんと決めて出荷します。この、「ひやおろし」は、9月1日から10月31日までの二ヶ月間。だからといって、今飲まなくてもゆっくり飲めばいいや、なんて思わないで下さい。今年の出来なら、期間前に品切れになるかもしれませんよ。
 もちろん、通常の純米吟醸と同じ造りですから、価格も同じ。1.8入りで2,940円、720入りで1,575円でした。

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<9月〜10月の行事予定>
・ 9月14日(日)〜15日(月・敬老の日)
          遅い夏休みのため、連休させて戴きます

・ 9月21日(日) 午前:「やまとしずくの使用米」の稲刈り体験会
          午後:「やまとしずく販売会」の総会
・10月18日(土)〜19日(日)
          京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」
          に参加のため、連休させて戴きます
by nbhkkry20 | 2008-09-13 19:28 | 雪の茅舍

秋田県清酒品評会の審査員(2)(08-09-12 FRI.)

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時々日照時間148分) 空の8〜9割が薄い雲に覆われて日射しは弱く、暑くもなく寒くもなくボヤンとした一日でした。写真は、時々のちょっとの時間にパチリ。だいぶ、天高く・・・になってきましたね。
 台風は来ないし低気圧は太平洋側ということで、この連休中、秋田は晴れの予報です。紅葉には少し早いけれど、初秋のみちのくをノンビリ旅するのはいいもんですよ。温泉に入って、鍋料理を肴に「ひやおろし」で一杯! ん〜〜堪えられません。是非、お出で下さい。
 と秋田へお誘いしながら、この連休、私どもは遅い夏休み。私用で、富山と石川へ出かけます。まぁ、日本国中どこへ行っても、美味しい料理と美味しいお酒はありますからね。ナントカフーズの米を使っていなければ・・・。

 さて、昨日の続きです。
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 「100%(秋田酒こまち)などの県産米で仕込まれた酒」・・・酒こまちだけでなく、美山錦や吟の精のお酒もありました・・・部門の一般審査員は、酒販店が4名、飲食店が3名、一般消費者2名の計9名。そして、もともとの品評会審査員が14名の合計23名で、30点のお酒の審査を行ったのです。

 写真は、右側のテーブルが品評会の審査員、左側が一般審査員で、左側の列の女性二人が一般消費者なんですが、実は一般消費者といっても並の消費者じゃありません。
 一番左の女性が昨年の秋田県の利き酒チャンピオン、奥の女性が一昨年のチャンピオン。歴代のチャンピオンと一緒に利き酒するなんて、ん〜〜〜酒屋として闘志が湧く〜〜。そんな気分の審査会でした。
 
 で、その結果ですが・・・今回は公表されません。何故なら、審査対象のお酒が一般に販売されているお酒だから、これで優劣をつけてしまっていいのだろうか? という理由から、公表を控えるということなのです。

 確かに、審査項目には「このお酒は、他人には勧めたくない」というものまでありました。もし、この項目に多くの審査員から○をつけられたら・・・そのお酒は、一体どうなるのか?
 私自身も、この項目に○をつけざるを得ないと感じたお酒がありました。でもお酒は、飲んだ時の様々な条件の違いで様々な色合いを見せてくれます。この審査だけで、一刀両断できるわけがありません。鑑評会用に雫取りされた極少量しかない大吟醸や純米大吟醸ならそれも構いませんが、一般販売のお酒を「公」の組織が審査して優劣を決めるのは、少〜し無理がないでしょうか。

 とはいっても、毎日消費者と接している酒販店や飲食店にとって、良い評価は問題ないとしても、悪い評価をされたお酒を販売したり勧めてもいいものか、というジレンマに陥ってしまうことにもなりかねません。
 じゃあ、どうすりゃいいんだ〜!

 ・・・あくまでも、原則に戻ればいいのでは?
 品評会にしても鑑評会にしても、もともとは蔵人たちの酒造技術の研究や、醸造試験所の先生たちの蔵への指導の参考のために、始められたのではなかったでしょうか。その意義は今も変わらないはずです。なのに、いつのまにかその審査にまつわる「賞」が目的になり、賞さえとれれば「一般販売のお酒」はどうでもいいような風潮になってはいないでしょうか。
 
 そのような消費者を忘れたような現状を打破し、消費者の嗜好を探るためにも、一般審査員の審査会は大いにやってほしいのです。そして、その結果は公表しなくても一向に構いません。それよりも、消費者や愛飲家が下した厳正なる結果をもとに、醸造試験所や酒造組合は、蔵の大きさや知名度などには関係なく、より「厳しい指導」を行う・・・このような、審査会の結果が酒造りへフィードバックしてこそ、有意義な審査会になるのではないかと思うのです。

 でも、知りた〜い。審査会で、あの美味しかった酒は何れで、あの不味かった酒は何れだったのか・・・いやいや、秋田の酒のより良い発展のために、ここは我慢、我慢。
 醸造試験所の先生たちの皆さん、よろしくお願い申しあげます。
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<9月〜10月の行事予定>
・ 9月14日(日)〜15日(月・敬老の日)
          遅い夏休みのため、連休させて戴きます

・ 9月21日(日) やまとしずく販売会の総会
・10月18日(土)〜19日(日)
          京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」
          に参加のため、連休させて戴きます
by nbhkkry20 | 2008-09-12 22:14 | 品評会、唎酒会

秋田県清酒品評会の審査員(08-09-11 THU.)

日照時間720分) 晴れて、湿度が低く気持ちのいい日が続いています。朝早くからお日様が燦々と降り注ぎ、きっと今が秋晴れ、ですネ。
 来週辺りから、秋田でも稲刈りが始まります。
 朝晩の寒暖の差が大きくなって稲はいよいよ稔り、晴れた日が続き田んぼが乾燥して、稲刈りには絶好の気象条件。沖縄の南から北上していた台風13号も、ふいっと向きを大陸方向に変えるようです。このまま、来ないといいんですけど・・・でも、どこかが台風に襲われるんだよなぁ。

 昨日と今日の二日間にわたり、県の清酒品評会の審査会が行なわれました。
 もちろん、品評会の対象酒は大吟醸と純米大吟醸ですが、今年から新たに「100%秋田酒こまちで仕込まれた酒」部門が設けられ、しかも、市中から買い上げた「市販酒」で審査が行われたのです。
 昨日が大吟醸と純米大吟醸の審査会、そして今日は「秋田酒こまち酒」の審査会です。その審査会に、消費者や飲食店や酒販店が一般審査員として招かれ、不肖「私」も、酒屋を代表をして利き酒審査をしてきました。
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 え〜〜、ここまで書いたら、ちょっと用事が出来ちゃいまして・・・夜の9時過ぎの用事といえば、何の用事か分かりますよねぇ・・・ということで、その審査会の詳しくは明日、ということにして戴きます。ご免なさ〜〜い。
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<9月〜10月の行事予定>
・ 9月14日(日)〜15日(月・敬老の日)
          遅い夏休みのため、連休させて戴きます

・ 9月21日(日) やまとしずく販売会の総会
・10月18日(土)〜19日(日)
          京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」
          に参加のため、連休させて戴きます
by nbhkkry20 | 2008-09-11 21:07 | 品評会、唎酒会