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刈穂・19醸造年度 出羽の雫(08-10-30 THU. )

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時々日照時間180分) 日中の気温が15度を切るようになって、朝夕だけでなく、昼間もストーブを点ける時間が長くなってきました。
 薄い雲はかかっていたけれど、一日中晴れ。いくら寒くても、お日様が顔を出していれば気分はいいもんです。明日からは、また時雨れる日が続くという予報なので、今日は貴重な晴れの一日でした。

 さて、お待たせ致しました。8月に品切れになってから三ヶ月。『刈穂・昔生モト純米・出羽の雫・19醸造年酒』がようやく入荷するということで、小売店の役得? 皆さんよりひと足早く、イヤひと舌早く? 利き酒することができました。
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 最近、「昔みたいに、酒くさい酒はない?」というお客様がけっこういらっしゃいます。吟醸香のない、米の香りや味が酒に出ている、米くさい酒はないか? ということだろうと思います。

 確かに、低価格の普通純米にしても本醸造にしても、純米吟醸や吟醸のようなワンランク上の香味をもったお酒が増えてきました。そういうお酒は、サービス満点のお酒としてたちまち人気があがります。今のような経済状態なら、これから益々増えてゆくのではと思います。

 しかし、低価格の普通純米や本醸造の愛飲家には、もう少し違った意味でこれを愛飲してきた方達も、そんなに多くではありませんが、確かにいらっしゃいます。
 普通純米や本醸造は、その多くが吟醸香が無いぶん料理の邪魔をせず、雑味は多少あるけれどコクがあり、冷やでも燗でも味は崩れず、いくら飲んで飽きがこない。いわゆる毎日の晩酌を欠かさない愛飲家のお酒でもあったのです。そして、これが、今の吟醸っぽくなった純米や本醸造と比べれば、米くさいというか、酒くさい酒だというわけです。

 『出羽の雫・19醸造年酒』。まさに、「酒くさい」お酒だと思いました。
 「生モト造り特有の乳酸系の柔らかな香り、米から醸し出される酒本来のほんのりとした甘味は旨味となり、冷えている時はキリッと後が締まり、酒温の上昇と共に滑らかさが増し、極ぬる燗をすれば飲み飽きを忘れ、いつまでも飲み続けられるような気にさせてくれる、「米の秋田は酒の国」を体現するような」と、昨年書いた感想そのまま。今年も、何も変わっていません。

 周りのお酒がどんどん洗練されて、都会っぽく変わってゆく中で、「出羽の雫」の酒質は、基本的にはほとんど変わっておりません。そのため、「出羽の雫」は「酒くさい」だけではなく、都会化されない「田舎くさい」酒、秋田弁で訛れば「じゃんご(在郷の訛り)くさい」酒、古いタイプに属するお酒かもしれません。でも、こういうお酒でなければという愛飲家も、少ないけれど全国にはまだまだいらっしゃるようです。

 醸造と発売を始めて20年、二昔が過ぎました。「出羽の雫」というプライベートブランドで醸造や販売をする、そういうお酒の時代はそろそろ終わりかなと考えていました。しかし、多くの酒が一様に都会っぽく、吟醸っぽくなってゆく中で、酒くさく、田舎くさいお酒を求める愛飲家がまだまだいることを思えば、「出羽の雫」の使命はまだまだ終えてはいない。むしろ、「出羽の雫」のような酒質を求める愛飲家を、こちらから全国に探しにゆかなければならないのではないか?

 ‥‥一口、二口の試し酒で、久しぶりにこんな真面目に考え事をしてしまいました。「出羽の雫」って、飲む人を考える人にしてしまうのでしょうか? なぁ〜〜んて、考えるより飲んだ方がいいですけど、ね。

 1.8入り2,800円、720入り1,400円、嬉しい値上げなしの価格です。是非、賞味して、あなたも考える人になってみませんかぁ?
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<10月〜11月の行事予定>     
・11月01日(土) 刈穂「19BY・出羽の雫」発売日
・11月02日(日) 定休日
    3日(文化の日)は通常営業致します
・11月09日(日) 定休日
・11月16日(日) 定休日
・11月23日(日) 定休日
    24日(勤労感謝の日)は通常営業致します
・11月28日(金) 「やまとしずくで大忘年会(仮称)」開催
by nbhkkry20 | 2008-10-30 22:58 | 刈穂

時雨模様(08-10-28 TUE. )

c0084908_20411853.jpg日照時間156分) 朝からの曇り空が昼過ぎにはすっかり晴れて、気温も15度を超えて気分は上々、と思っていたら‥‥


c0084908_20414361.jpg 夕方頃には、雲がどんどん増えてきて‥‥


c0084908_2042583.jpg 7時過ぎには雨が落ち始め、明日の明け方までの雨の確率がほゞ100%。午後9時過ぎの今、雨はジトジトと降り続いています。
 ‥‥こんな、時雨模様の天気が連休明けまで続きそうです。


 歳時記で「時雨」を調べていたら、次々とお天気が変わる今日のような日にピッタリの句が載っていました。
  「今朝からの 日和うしなふ 時雨かな」 阿波野青畝
 今日の秋田のお天気そのもの。晴れから曇り、そして雨への移り変わりは、まさに「日和うしなふ」気分でした。
 高名な俳人の方には失礼だけど、やっぱり上手いなぁ。

 そんなこんなで、日一日と冬らしくなってゆく秋田ですが、あと3日で11月。その11月1日、今年で二十年目の『刈穂・昔キモト純米 出羽の雫・19醸造年度酒』が発売になります。

 残念ながら、まだ利き酒はしておりません。明日か明後日あたり、利き酒見本が届きそうな気配‥‥利き酒できましたら、何をさておき、このブログでお伝え致します。
 さぁ〜て、今年の「出羽の雫」、どんなお味かなぁ?
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<10月〜11月の行事予定>     
・10月29日(水) 酣々塾
・11月01日(土) 刈穂「19BY・出羽の雫」発売日
・11月02日(日) 定休日
    3日(文化の日)は通常営業致します
・11月09日(日) 定休日
・11月16日(日) 定休日
・11月23日(日) 定休日
    24日(勤労感謝の日)は通常営業致します
・11月28日(金) 「やまとしずくで大忘年会(仮称)」開催
by nbhkkry20 | 2008-10-28 20:52 | 秋田のいろいろ

福小町・19BY特別純米 瓶囲い(08-10-25 SAT. )

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時々日照時間180分) 一日中曇りという予報だったのに、日照時間が180分もあって、何となく儲けたような気分の一日でした。
 暖かい秋とはいえ、平地の千秋公園でも樹々はほとんど紅葉し、今が最も色鮮やか。明日からは雨が続き気温もグッと下がるという予報で、来週末にはこの紅や黄色の葉も落ちて、景色はグレイっぽくなっているかもしれません‥‥今が見頃です。
 
 気にはなってましたが、なかなか扱うまでにはならなかった酒蔵のお酒を先日、真剣に利き酒してみました。
 湯沢市にある秋田・木村酒造の『福小町・19BY特別純米 瓶囲い』です。
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 福小町を造る木村酒造店は、秋田の灘といわれる湯沢市に1615年(元和元年‥大阪城落城の年だそうです)創業という秋田でも最も古い蔵に属する一つです。
 以来、十四代にわたり連綿と酒造りを続けてきたのですが、故あって、映画やCM制作で有名な東北新社の傘下に入り、今はナショナル物産木村酒造事業部の秋田木村酒造工場となっています。ナショナル物産といえば、東京の方はよくご存知、麻布の高級スーパー・ナショナルマーケットを経営している会社‥‥何故そんな会社の傘下に入ったの? というような疑問は、いつか詳しくお話をする時があるでしょうが、そんなことより、問題はこの『19BY特別純米 瓶囲い』の造りと味わいです。

 米は、麹米に「秋田酒こまち」、そして掛米には「めんこいな」という飯米をいづれも55%精米で使い、このクラスのお酒では珍しい麹蓋で麹を造り、秋田で開発された秋田流花酵母 AK-1で醸しあげたお酒です。そして、上槽後は生詰め火入れをし、出荷までそのまま冷蔵瓶貯蔵(瓶囲い)と、いわゆる後処理も完璧に行ったということです。

 「めんこいな」は、あきたこまちより多収量がのぞめ、シャリ感があって爽やかだということで、キリタンポには「めんこいな」がベストという料理のプロも多いという隠れた人気のお米。とはいえ、飯米は飯米。お酒造りには、どうでなんでしょうか? 
 ‥‥全く問題ありませんでした。というより、飯米の強い旨味は、香りだけで細い味わいの酒になり易いというAK-1酒の欠点を充分に補い、骨太で飲み応えがあり、冷やでも常温でも、しかもどんな料理とも合わせられ、(下記価格の面からも)気軽に飲めるお酒にしています。
 
 しかし、骨太で飲み応え‥‥と言っても、重さやエグ味が多くて「燗をすれば旨くなる」というような、よくある条件つきの骨太や、飲み応えでは決してありません。
 華やかに感ずるけれど軽やかで、かすかに快い柑橘系の香り。その香りは穏やかな含み香となって、きれいで嫌味の無いボリューム豊かな味わいと一緒に、スーッと喉に落ちゆく。その余韻は、非常に現代的。ちょっと、今流行り的でもありますけどね。

 でも、流行りでも何でも、100%秋田の原材料だけで、こんなに秋田の酒らしくないお酒も珍しい‥‥ん〜〜む、久しぶりに、好きなタイプのお酒に出会ったなぁ。
 それに、キリタンポにあうお米で仕込んでいるのですから、お酒もキリタンポに合うのは必定? 試してみる充分の価値ありです。

 さて、これで1.8入り2,100円、720入り1,155円というのですから、ナショナル物産、いや福小町恐るべしです。
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<10月〜11月の行事予定>     
・10月26日(日) 定休日
・10月29日(水) 酣々塾
・11月01日(土) 刈穂「19BY・出羽の雫」発売日
・11月02日(日) 定休日
    3日(文化の日)は通常営業致します
・11月09日(日) 定休日
・11月16日(日) 定休日
・11月23日(日) 定休日
    24日(勤労感謝の日)は通常営業致します
by nbhkkry20 | 2008-10-25 22:14 | 福小町

春霞・19BY 純米吟醸 美郷錦仕込み 仕込14号(08-10-23 THU. )

日照時間36分) 日中は20度まであがりましたが、ほんの一瞬。後は、日照時間36分という曇天で、なんとなく薄ら寒い一日でした。

c0084908_22195264.jpg 昨晩、「やまとしずく会」の秋田地区研修会(お酒がたっぷり用意された研修会、ネ)があって、午前様寸前で帰宅して店の温度計をみたら10度を切る寸前。自転車のハンドルを握ってきた手が、冷た〜くなっていました。
 ‥‥刈穂の利き酒ですが、奥の方に何やら今まで見たことのない酒が並んでますね〜。来月発売予定だとか、お楽しみに!


c0084908_22202248.jpg そんな冷たい夜に、ベランダの月下美人が花を開いておりました。今年、これで三回目の開花です。
 友人から一株貰って育て始めて10年余り。メキシコの熱帯雨林が原産地だというのに、すっかり秋田の寒さに慣れたんですね。
 でも、ムワッとする梅雨の蒸暑い夜ではなく、身が引き締まるような涼しい空気の中では、あのムッとする独特の芳香はほとんどなく、花が華やかなぶん少し淋しい感じ。
 「‥‥やはり夏咲け 月下美人」なのでしょうねぇ。


 このところ、また少し利き酒するお酒が増えてきました。今週になって入荷してきた、久しぶりの春霞。
 『19BY 純米吟醸 美郷錦仕込み 仕込14号』です。
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 このお酒が造られるようになった経緯については、「18BY 美郷錦の純米吟醸」をご紹介した際に書いておりますので省略致します。

 さて、19BY。先ず、春霞にはホントに珍しく、何ともフルーティ!! これまでの春霞は、シットリと穏やか、春の霞の中でたゆとうような香味が良かったのに、こんなに香りを出していいの? 今までのファンが腰を抜かすんじゃない? と、思わず蔵元に聞きたくなるほどフルーティ!! ん〜〜む、これまでの自社酵母に代わって使用した9号熊本酵母、さすが香りの熊本酵母です。

 アル添吟醸と違い、純米酒系は香りが高いぶん味が崩れ易いといわれます。春霞は、そのあたりをきっちりカバーするために、先にご紹介したように大型冷蔵庫を用意し、多くの吟醸系の酒を冷蔵瓶貯蔵するようにしたのです。

 その効果は、この『美郷錦仕込み』ではっきりと現れています。
 味はもちろん、開栓後に時間が経っても香りも崩れることがなく、美郷錦の端正な旨味はこれまでよりも重層的、複雑的になって‥‥要するに、甘味、辛味、酸味、苦味、エグ味などなど、いろんな味を感じさせながら全体として旨い。そんな、味わいになっているのです。

 「冷蔵保管で、冷たくして飲む」のがいいとは思いますが、熊本酵母特有のフルーティさを楽しむために、「冷蔵保管で、開栓後直ぐには飲まないで、少〜し温度を上げて飲む」のも一興です。
 フルーティな高い香りと、米の旨味のバランスの妙味。しかも、春霞特有のシットリ感と落着きは保持していますから、食との相性も問題なし。今が旬の食材と一緒に、これまでの春霞にはなかった、新しい美味しさを楽しめると思います。

 これで値上げもせずに、昨年と同じ1.8入り2,920円、720入り1,460円ですから、またまた嬉しい限りです。
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<10月〜11月の行事予定>     
・10月26日(日) 定休日
・10月29日(水) 酣々塾
・11月01日(土) 刈穂「19BY・出羽の雫」発売日
・11月02日(日) 定休日
    3日(文化の日)は通常営業致します
・11月09日(日) 定休日
・11月16日(日) 定休日
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    24日(勤労感謝の日)は通常営業致します
by nbhkkry20 | 2008-10-23 22:29 | 春霞

天の戸・10月18日と19日の京都逍遥(08-10-22 MON. )

日照時間498分) この一週間雨なしで、気温も20度を超えて過ごしやすい秋田ですが、「天の戸を飲み尽くす会」を催すために、18日、19日と訪れた京都は、未だに半袖で大丈夫。電車やバスはクーラーを入れるほどの暖かさ、イヤ、暑さ。紅葉なんて、まだまだ先のことかなぁ、あれでは。

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 とは言っても、東山三十六峰に日が沈み、観光客の喧噪も去り、会場の白沙村荘の樹々の間に宵闇が迫り、常夜灯の灯が輝きを増す頃、辺りの空気は少しヒンヤリとして、虫の声は一段と高く‥‥都の秋ですね〜。

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 「天の戸を飲み尽くす会」が行われたのは、白沙村荘内の橋本関雪画伯のアトリエだったという「楼古存」、いや「存古楼」。
 画伯が描いた襖絵の前に天の戸の暖簾が垂れ下がり、和服の女性が行き来する中に、天の戸の半纏を着た男二人(柿崎社長さんと森屋杜氏さんですけどネ)‥‥ちょっと無粋だったでしょうか、画伯? 今日は、皆さんの“美味しそうな顔”に免じてお許し下さい。

 そして、皆さんを“美味しそうな顔”にした天の戸のお酒は、これ!
c0084908_21522644.jpg 今年の春の新酒鑑評会の出品酒。(非売品)
 金賞はとれなかったけど、何でこの美味しさで受賞出来なかったの? との声がたくさん。でも、もし金賞をとっていたら全て販売に回されてしまい、ここで飲めなかったかもしれないんですよ。飲めて、幸せ。


c0084908_21525844.jpg 黒麹で仕込んだお酒「天の戸・黒」の滓(おり)酒。(非売品)
 日本酒の黄麹が造るアミノ酸ではなく、黒麹が造り出すクエン酸の酸味は非常に爽やか。
 朝早く飛行機で秋田を発って、半日だけど京都市内を歩き、四条通りのあまりの人出に、酒に酔う前に人に酔って疲れた身体を癒してくれるようでした。


c0084908_21533197.jpg 18年前、初めて新酒鑑評会で金賞を受賞した大吟醸。(非売品)
 エーッ、「美山錦」で仕込んでいたんだ。エーッ、精米率50%だったんだ。
 金賞とるなら「YK-35」と言われた時代に、美山錦50%でよく金賞をとれたよねぇ? その18年古酒のお味は、「枯淡の域に達していた」とだけ申しておきましょう。

 他に、「純米大吟醸・白雲悠々」、「酒こまち仕込み・大吟醸」、「亀の尾・雫取り生」、「純米吟醸・ひやおろし」、「純米一回火入れの濁り酒・シュワトロ」など全部で8種類、用意したお酒の量は一人当り五合弱。
 天の戸の仕込水を和らぎ水として、白沙村荘の美味しいお料理に舌鼓を打ちながら、皆さん、これをきれいに飲み尽くしてしまいました。

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 一人当り五合弱のお酒で、さすがにお開きの頃には、カメラ持つ手も定まらず、ピントもぼけぼけ。誰が誰やら分からなくなって‥‥というのはウソ。プライバシーに気を使ったつもりですけれど、天の戸の半纏だけはしっかりと写ってました、柿崎社長! の後ろ姿。

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 い〜〜い気分で存古楼を後にしてお庭をグルリと回ってみれば、樹々の間に上弦の月。こうして、古都の夜は津々と更けて‥‥あ〜〜ぁ、京都やなぁ。

 そして、次の日。
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 いいお酒を楽しく飲んだ翌日は、少し度を過ごしたと思っても二日酔いなどありません。天気も良ければ、気分もスッキリ。お酒の神様、嵯峨野の「松尾大社」へ参拝しました。

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 さすがお酒の神様です。全国の酒蔵から奉納された四斗樽がズラリ。名立たる蔵元ばかりですが、その前で柿崎社長が呟くように‥‥「お酒2升でお札が一枚くるんです。樽の奉納だと、かなり包まなきゃならないんですよねぇ」。さて、天の戸の酒樽が奉納されるのは、いつのことでしょうか? 隅っこの方で、男どもがそんな話をしているのかな。

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 聞けば、松尾大社へは柿崎社長さんは二回目、森谷杜氏さんは初めてとのこと。お二人とも、もうすぐ始まる今年の酒造りの無事と、良酒が醸されることを祈念して、深々と拝礼をしておりました‥‥たぶん、お賽銭もいっぱいはずんだと思いますから、願いはきっと叶うでしょう。
 私たちも、大いに期待をいたしましょう。

 ということで、「京都で天の戸を飲み尽くす会」は無事に終わりました。
 わざわざ秋田から出かけて下さった天の戸の柿崎社長さん、森谷杜氏さん。京都で、きめ細かく準備をして下さった秋田のお酒を心から愛して下さるファンの皆さん。秋田から、東京から、横浜から、大阪や神戸から、わざわざお酒を飲むためにお集り下さった皆さん。本当に、ありがとうございました。
 ‥‥さて来年は、どこの酒蔵に出かけてもらおうかなぁ。 
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<10月〜11月の行事予定>     
・10月26日(日) 定休日
・10月29日(水) 酣々塾
・11月01日(土) 刈穂「19BY・出羽の雫」発売日
・11月02日(日) 定休日
    3日(文化の日)は通常営業致します
・11月09日(日) 定休日
・11月16日(日) 定休日
・11月23日(日) 定休日
    24日(勤労感謝の日)は通常営業致します
by nbhkkry20 | 2008-10-20 22:10 | 天の戸

『秋の日の ヸオロンの‥‥』(08-10-16 THU.)

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日照時間288分) 一日の大半が曇り空でしたが、気温は20度を越えて暖かい一日でした。
 晴れの日が続き暖かく身体には楽ですが、夜中も大きく気温が下がることがないせいか、紅葉がホントに今イチです。それでも、千秋公園の桜の木かな?真っ赤になって、周りの緑がまだまだ濃いい分、まるで花が咲いているように見えません?
 『‥‥ためいきの 身にしみて うら悲し』にはほど遠い景色で、温暖化が進むと、ヴェルレーヌも形無しですね。

 さて、下記の10月の行事でお知らせしてきた、京都での「天の戸を飲み尽くす会」が明後日に近づきました。
 京都からの連絡では蔵から直送したお酒も届き、準備はすっかり整ったとのこと。源氏物語千年紀に湧く古の都で、根っからの秋田の地酒「天の戸」がどんなパフォーマンスを繰り広げるのか、楽しみです。
 18日、19日と連休なりますが、何卒ご了承を宜しくお願い申しあげます。

 そんなことで、この一週間なんだかんだと忙しく、真面目に利き酒をしておりません。そのため、ご報告するような利き酒記もなく申しわけありません。
 来週は、京都の土産話や、今週になって入荷してきたお酒、これから入荷予定のお酒の利き酒記を書こうと思っていますので、先ずはお楽しみに。
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<10月の行事予定>     
・10月18日(土)〜19日(日)
  京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」に参加のため、
  連休させて戴きます

・10月26日(日) 定休日
by nbhkkry20 | 2008-10-16 21:01 | 秋田のいろいろ

竿灯・秋仕込み一号搾り(08-10-10 FRI.)

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たま〜に日照時間114分) 曇り空が濃くなったり薄くなったり、たま〜〜にお日様が顔を出したり、そんなボヤンとした天気。加えて、気温は一日中20度前後で暖かいというよりも、暑いね〜という言葉が出てしまいそうな一日。なおさら、ボヤンとした気分でした。
 今日も、なんだかんだと写真を撮りに行く時間がなく、写真は、先だって栗駒に出かける途中で立ち寄ったダリア園での一枚。宇宙遊泳しているみたいで、面白く撮れました。

 さて、まだ10月になったばかりですが、もう今年の新酒が出てきました。しかも、山田錦100%の純米酒。『竿灯・純米 ゆきの美人 秋仕込み 一号搾り 新酒生』です。
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 灘の大手蔵さんの説明にもあったように、酒造年度というのは7月1日から6月30日まで。つまり、今年の7月1日以降に造られたお酒は、平成20醸造年=20BYとなります。でも、四季醸造の蔵ならともかく、いきなり7月1日から仕込みを始める蔵はめったにありません‥‥が、秋田の「竿灯」はやっちゃいました。
 
 7月1日から新酒が造れるのに、何故造らないのか? それは、新酒は稲の収穫が終わってから、新米で造るというイメージがあるからだと思います。
 じゃぁ、この『竿灯の新酒』‥‥そうです、7月に山田錦が収穫できるわけがありません。山田錦の古米(決して、ジ・コ米ではありません!)で、仕込んだのです。

 その山田錦を60%精米して、酵母は(開発途上のため仮称)秋田酵母を使い、夏の盛りに麹を造り、酒毋をたて、仕込みを始めてほぼ一ケ月、9月30日にめでたく上槽。その後、濾過や調合が行われて10月8日に、日本酒度+4.0、酸度1.8、アルコール16.5という、秋田では20BY第1号の新酒を出荷! と思ったのですが、湯沢の大っきな蔵で9月30日より先に上槽した酒があったようで、竿灯は第2号。ん〜〜む、残念! でも数百石の蔵が、そんなことで万石蔵に勝っても何の意味も無いことですけど、ネッ。

 そんなことよりも香りは? 味は? 
 飲み口は、エッ、これが新酒の生? と思えるほど軽やかに滑らかに入ってゆきます。確かに、アルコールは16.5度で高くはありませんが、それにしても軽〜〜い第一印象。
 しかし、雑味のない香味とほのかな甘味がジワジワとふくらみ、それが旨味となって、思いのほか飲みごたえを感じます。ただ、その飲みごたえが長い余韻を残すかといえば、案外早く消えてしまうのです。「竿灯の酒にはもう少し力強さが欲しいなぁ」という愛飲家の声にはまだまだ応えきれてはいないようです。

 それでも、この純米はこれまでの竿灯のお酒の中では、絶対に美味しいお酒の部類に入る‥‥やはり、それが山田錦の力というか、腐っても鯛というか、アッ!いや「古米でも山田」ということか、分かりません。でも、旨けりゃ良しで、「マンション蔵(?)」という蔵の特徴を生かし、新たな領域に次から次と挑戦していることに大きな拍手を贈りたいと思います。

 それに、古米を使ったとはいえ、この仕込みのレシピで1.8入り2,100円、720入りで1,200円は絶対にお得! これにも、拍手ぅ〜〜ですね。

 そして、もう一つ。
c0084908_22321832.jpg 同じ仕込みで、『秋仕込み 一号搾り 活性にごり酒』も同時発売をしています。720入りだけですが、1,300円。たぶん、こちらは、純米活性にごり酒の第1号でしょうね。万歳!


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<10月の行事予定>
・10月12日(日) 定休日
・10月13日(体育の日) 通常営業しています        
・10月18日(土)〜19日(日)
  京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」に参加のため、
  連休させて戴きます

・10月16日(木) 秋田県清酒品評会 一般公開日
           於・秋田キャッスルホテル
           午後12時〜午後3時  
・10月26日(日) 定休日
by nbhkkry20 | 2008-10-10 22:43

出羽鶴・飛白(08-10-08 WED.)

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日照時間414分) 今日は、寒露。露が冷気で凍りそうになる頃ということですが、雲が多いながら、南の風で気温が24度を越えて暖かな一日でした。
 なんだかんだと外に出られず、夕方になって、空を大きく眺められる所までバイシィクルでひとっ走り。紅く色づいた太平山と、夕日を受けて、少しづつ色と姿を変える雲をしばらくの間眺めていました。

 先月行われた「やまとしずく研修会」の利き酒会で、こんな美味しい酒があったんだ! と再認識させられたお酒があります。
 『出羽鶴・純米大吟醸 飛白』です。
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 これまで様々なお酒を皆さんにお届けしていますが、市場に無くなってからも、「あの酒は旨かったなぁ」と幾度となく言われるお酒が年に一つか二つは必ずあります。
 その一つが、昨年秋の東北酒類鑑評会で首席を受賞した「出羽鶴・優等賞首席受賞酒」です。
 秋田の酒米「酒こまち」だけで仕込み、並みいる山田錦のお酒を抑えての首席。その香味は上品で、ふくよかに口中に広がり、爽やかで心地の良い酸味でサラリと切れて飲み易く、甘辛を超えた酒本来の甘味と旨味を感じさせてくれました。
 そして、『出羽鶴・19BY 純米大吟醸 飛白』‥‥昨年の「優等賞首席受賞酒」の血筋をしっかりと受け継いでいるのです。
 
 100%酒こまち、精米40%、M310酵母と、首席酒と全く同じレシピ。首席酒はもちろん原酒でしたが、こちらは少し加水してアルコールは16〜17度、日本酒度-1.0、酸度が1.5という純米大吟醸に醸し上げています。

 原酒ではないので少〜し迫力が足りないかもしれませんが、その分、喉越しが良く飲み易さは首席酒を凌ぎます。また、日本酒度-1.0という数字でも決して「甘く」はありません。爽やかな「甘味」が充分にあります。また、1.5という秋田の純米大吟醸にしては軽い酸度で、サラリとした淡麗系かも?

 いづれにしても、酒こまちを使った純米大吟醸の一つのプロトタイプといっても過言ではなく、もしかして「出羽鶴系」という言葉さえ出来るかもしれないと思えるほどの美味しさです。
 その意味では、720ミリ入りで3,150円という価格は、逆にこれほどのお酒が3,150円で飲める! と考えるのが正しいかもしれません。
 
 ところで、「飛白」ってどう読むの? ヒ・ハ・ク、その通りです。蔵元さんによると、出羽鶴ですから、「飛」には飛翔するという意味を、「白」には米をより白く精米して醸したお酒という意味をこめて命名したとのことです。
 「飛白」、もう一つ読み方があります。カ・ス・リ、着物の絣と同じ意味ですが、飛白体という漢字の字体もあります。辞書では、刷毛でかすれ書きしたもの‥‥勉強になりました、ハイ。
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<10月の行事予定>
・10月12日(日) 定休日
・10月13日(体育の日) 通常営業しています        
・10月18日(土)〜19日(日)
  京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」に参加のため、
  連休させて戴きます

・10月26日(日) 定休日
by nbhkkry20 | 2008-10-08 21:04 | 出羽鶴

小安峡と栗駒山(08-10-06 MON.)

日照時間0分) 朝早くから降雨量にカウントされないような霧雨が降り続き、夜の8時過ぎにようやく上がりました。でもまぁ気温はそれほど下がらずに、「♪飲ませて下さいぃ もう少し‥‥」の“氷雨”ではありませんでしたので、まずまずの一日でした。ここ暫くは、降ったり晴れたり、秋というより冬の前という天気が続く予報です。

 昨日の日曜日、岩手、宮城との県境に近い小安温泉と、三県を分ける栗駒山の秋田側の温泉、栗駒山荘に出かけました。
 6月のあの地震から4ヶ月。秋田県側はだいぶ復旧が進み、須川温泉までは何の支障もないということで、じゃぁ、紅葉はどの辺まで降りてきたのかなぁ? と、出かけた次第です。
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 小安温泉の近く、国道398号線から二百数十段の階段を下りた皆瀬川べりの渓谷、そこが小安峡です。中でも圧巻は、岩肌から強烈な蒸気を噴き出し、辺り一面に硫黄の臭いが漂う「大噴湯」。蒸気を噴き出す度に、遊歩道を歩く人を驚かせていました。
 地震で、蒸気の噴き出す位置がかなり変わってしまい、一時は再整備ができるか心配されましたが、安心してこの地球の脅威を楽しめるように修復されていました。
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 さすが、1,200メートルを超える栗駒山はだいぶ紅葉が進んでいました。カメラ位置の左手に栗駒山荘があって、そこの露天風呂からの眺めが最高ですが、カメラを持って入るなんて怪しすぎますから無理。ここから左にパンをした風景を想像して下さい。緑や黄緑、赤や紅、黄色や橙‥‥色とりどりの秋の景色の大パノラマが広がっていました。

 それにしても、ここまで上がってくる途中、道路工事中の片側通行に何度出くわしたことか。山荘直前の道路も、ご覧のように大きな重機で修繕中。もうすぐ雪の季節、温泉も工事も雪解けまで休止になりますから、修繕完了はいつになることやら‥‥目の前の道路は岩手県の一関市に、先の国道398号線は宮城県側に抜けられる大切な県境ルート。そして、6月の地震で道路の崩落や消失が最も大きかった地域なのです。そこまでの完全修復となったら、もう想像出来ません。

 例年の紅葉の季節なら、例えその時期が早まったり遅くなったりしても、小安温泉も栗駒山も人と車でいっぱいのはず。でも今年はそのどちらも、駐車場にも温泉にもラク〜に入れて、ノ〜ンビリと露天風呂から雄大な秋の景色を楽しむことができました‥‥日一日と気温が下がり雨が霙に、霙が雪に、秋田の秋は早い。この秋の景色を楽しめるのもあと僅かです。

 人も車も少ない今年は、地域の人たちには大変なことでしょうが、遊びに行く私たちからすれば、雑踏に邪魔されずにゆっくりと北国の晩秋を楽しめる千載一遇のチャンス‥‥どうですか、皆さんも。
 少し冷たい秋の風で火照りをさましながらの露天風呂。そして、風呂上がりの一杯は、もちろんコクと旨味の秋田のひやおろし。是非、お出で下さい。お待ちしています‥‥って、少し宣伝し過ぎだったかなぁ、ぐふふふふ。
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<10月の行事予定>
・10月12日(日) 定休日
・10月13日(体育の日) 通常営業しています        
・10月18日(土)〜19日(日)
  京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」に参加のため、
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・10月26日(日) 定休日
by nbhkkry20 | 2008-10-06 23:05 | 秋田のいろいろ

川反秋の夜まつり(08-10-03 FRI.)

日照時間648分) 夜明けから日の暮れまで、ず〜〜っと晴れ。日中の最高気温が22度で、これを書いている夜の9時でもまだ15.1度。暖かい秋の一日でした。

 この天気で、田んぼも黄色に色づいて‥‥
c0084908_2255622.jpg

 夫婦二人だけど、稲刈りもはかどります。
c0084908_2262589.jpg

そして今日は、「川反秋の夜まつり」。
c0084908_2281066.jpgさて、どんな催しが‥‥


c0084908_2284247.jpg川反と言えば旭川、その旭川を使って、昼はカヌー遊び‥‥


c0084908_22933.jpg夜になって、焼きそばやキリタンポの屋台は出るし‥‥


c0084908_2292852.jpg秋田市の祭りと言えばこれ、竿灯‥‥


c0084908_22101085.jpgどこがいいのか年寄りには分からないけど、ヤートセ踊り‥‥


c0084908_22103874.jpg祭りをキリッと引締めてくれた、西馬音内の盆踊り‥‥


 と、盛りだくさんのイベントでしたが、当店へのお客さんが増えたなんてことは、これっぽっちもありませんでした。
 でも、たった二町内だけですが、夜の6時から9時半まで車をシャットアウトにしての歩行者天国。いつもは、車に追い立てられるように歩く川反通りなのに、今日はそぞろ歩く人たちの顔が微笑んでいるような、ノンビリした様子‥‥飲食店街って、人をにこやかにさせなきゃいかんですよ、ホント。

 ということで、明日は土曜日。川反通りに繰り出したお客さんたちが、少〜しは当店にも立ち寄ってくれればいいんですけどねぇ。
by nbhkkry20 | 2008-10-03 22:19 | 秋田のいろいろ