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おおつごもり(08-12-31 WED. )

時々☃たま〜に日照時間・84分)久しぶりのブログですが、あっという間に大晦日。この間、ようやく新酒生酒も入荷し始めました。でも、「美酒の設計生」をブログに書いた頃から年末の大忙しさも一緒にやってきて、その新酒を真面目に利き酒する余裕もなく10日余りが過ぎてしまって大晦日、という次第です。

だからと言って、この10日余りの間に新酒生酒をお買い上げ下さったお客様、ご心配には及びません。忙しい仕事の疲れを癒すという名目で、利き酒ではなく真面目に「飲んで」いましたから、どの新酒も美味しさは実証済み‥‥なんて、言い訳のようなことを書かなくてもいいように、来年も知力体力の続く限り、一生懸命に秋田のお酒をご紹介致します。どうぞ、ご笑読を宜しくお願い申し上げます。

それにしても、大変な年の暮れとなりました。でも、闇深ければ暁近し‥‥です。
皆々様のご多幸をお祈り申しあげます。
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<1月〜3月の行事予定>     
・ 1月元旦〜2日   お正月休み
・ 1月 3日 (土) 通常営業致します 
・ 1月 4日 (日) 定休日
・ 2月 7日 (土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月15日(日) 秋田の日本酒を 地産地消で
          おいしくいただく会(詳細は後日)
・ 3月19日(木) 県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
         (詳細は県酒造組合のホームページで) 
by nbhkkry20 | 2008-12-31 17:00 | 秋田のいろいろ

雪の茅舍・純米(大)吟醸 美酒の設計 生(08-12-19 FRI. )

日照時間・348分)気温は6度ほどでしたが、風がなく気温以上に暖かく感ずる一日でした。今年は、寒くなるという予報がよく外れます。降るべき時には、降ってほしいんですけどね〜。
スキー場開きはしたのに、雪がなくてどこのスキー場も困っているようです。それでなくてもこの不景気でスキー客が減るのは目に見えていますが、そのうえ雪が降らないんじゃ、弱り目に祟り目。自然現象に左右される商売って、ホントに大変です。
もう、30年近くもスキーから離れて、ひと転びすれば骨折でもしかねない歳になってしまい、雪の降らない冬の方がいいなんて思うようになりました。でも、スキー場の困難さを思えば、ここは一つ再挑戦。お正月には、田沢湖国際スキー場‥‥の近くの温泉にでも行こうかなぁ‥‥。

そんな暖かい冬ですが、新酒の生酒は続々と入荷しています。
『雪の茅舍・純米(大)吟醸 美酒の設計 生』です。
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45%精米の麹米・山田錦、掛米・秋田酒こまち、自社酵母を使い、アルコール度15.8度、日本酒度+1.0、酸度1.4、アミノ酸度0.5に仕上げた今年の『美酒の設計』、いや、本当に旨い!

二年前にご紹介したときは、精米率は今と同じ45%でしたが使用米は美山錦と酒こまち。その所為だったのでしょうか、香味は「純米大吟醸の趣はキチンと伝えてくれて」いるけれど、真の純米大吟醸と「ちょっとだけ、ほんの少〜しだけ違うかもしれない」と書いています。

でも、今年の『美酒の設計』は違います。麹米に山田錦を使い、秋田の酒米では出てこない張りのある香味の骨格を作り、酒こまちで優しさとふくよかさを醸し出し、香味共に濃醇だけど軽〜く飲ませる、純米大吟醸独特の趣に仕上げています。もう、完璧に純米大吟醸と名乗れる『純米吟醸 美酒の設計 生』。

とはいっても、この蔵が出荷している他の純米大吟醸のレベルの高さを考えれば、『美酒の設計』に純米大吟醸と冠を付すのは、蔵としては無理があったのでしょうか?
ということであれば、仕方がありません。大に括弧をつけましょう、『純米(大)吟醸 美酒の設計 生』ということにしたのです。

その『純米(大)吟醸』が、1.8入り3,150円、720入りが1,575円ですから、ホントにお得な価格です。それに、今日入荷したばかりですが、来年1月1日から価格が大幅にアップする、と蔵から発表があったのです。
山田錦や酒こまちを45%まで削って、上槽後は加水をしないで、余分な濾過もしない無濾過原酒で、しかも1.8も720も瓶燗火入れで瓶貯蔵。ここまで丁寧に、手のかかるお酒にしているのですから、価格アップも仕方のないことかもしれません。

年明けからは、1.8入り3,670円、720入り1,830円となります。お安いうちに、『雪の茅舍・純米(大)吟醸 美酒の設計 生』を大いに楽しんでおきましょう。
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<12月〜1月の行事予定>     
・12月21日(日) 午後から営業致します
 12月23日(天皇誕生日) 通常営業致します
・12月28日(日) 午後から営業致します
・12月31日(水) 午後5時閉店致します
・ 1月元旦〜2日   お正月休み
・ 1月 4日 (日) 定休日
・ 2月 7日 (土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月15日(日) 秋田の日本酒を 地産地消で
          おいしくいただく会(詳細は後日)
by nbhkkry20 | 2008-12-19 21:11 | 雪の茅舍

白瀑・純米にごり酒「どっ どっ ど」(08-12-18 THU. )

時々 時々日照時間・78分)曇ったり晴れたり雨だったりでしたが、最高気温が10度を上回り、総じて暖かい一日でした。なかなか、雪になりません。明日は、今日より8度近くも下がり寒くなるという予報ですが、夜の8時で7度もあるんですから、さてどうなりますか。
いくら暇な12月といっても、やっぱり師走。なんやかやと忙しく、今日は写真を撮る時間がありませんでした。仕方なく、パソコンに保存しているアルバムをみたら、こんなきれいな夜空を写した写真がありました。
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おととい16日の午後5時11分47秒の南西の空。中央に輝いているのは宵の明星、金星です。そして、その右下に小〜〜さく光っている星、木星ですよね。見えますか? コンパクトデジカメではこれが限度かな。よ〜〜く、見てください。きれいでしたよ〜。

さて、お待たせしました。今年も、あの『白瀑・純米にごり酒・ど』が入荷してきました。
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昨年は、6タイプの「ど」を出したのですが、キャップ膨張事件や爆発事件で、年内出荷分のほとんどを蔵で回収。結局、多くの方はお正月に真っ白い「ど」を楽しむことができなかったのですが(‥‥購入した方も開ける時に暴発してしまい、ほとんどが吹き飛び、楽しむどころじゃなかったでしょう?)が、今年はそのあたりにキチンと対策をして、一種類だけの発売です。

米は秋田産めんこいな、精米65%、酵母は秋田純米酵母(華やか系)、日本酒度-10〜-15、アルコール度16度前後と、昨年とほぼ同じスペックです。しかし、爆発に対してどう対策をして、一つのタイプで出荷できるようになったのでしょうか?

冷凍処理をすれば容易に爆発しないようにできるのですが、それには時間がかかるし、冷凍は冷凍業者に頼まなければできない‥‥白瀑のある八森町といえば漁港、漁港には冷凍庫がたくさん、冷凍業者に冷凍処理を頼む、でも処理量が高い、お酒の値段はあげたくない、だから冷凍処理はだめぇ‥‥そこで、「麹の使用歩合」や「醗酵温度」を見直し、冷凍処理をしなくても爆発しないようにして、そのうえ慎重を期して穴開きキャップで出荷、というわけです。

さて、「麹の歩合や醗酵温度の見直し」といわれても、どう見直したのか専門的には分かりません。ただ、それが香味にどう影響をしているのか、活性程度はどんなもんか、試してみることにしましょう。

c0084908_22372040.jpg確かに、爆発するような噴き出しはありません。というよりも、スーッと開けられちゃいました。キャップをジッと押さえておかなければならないほどのガス圧もありません。こりゃ、スカかな〜?
と思いながらも、コップに少し注いで先ずは試飲。ん〜〜〜美味しい! 甘くてスキッとしていて、軽〜いプチプチが感じられ爽やか〜、麹歩合や醗酵温度の見直しは、味には全く影響はないようです‥‥でも、あの爆発も懐かしいなぁ。
で、もう一度キャップ(穴開きキャップだけど)をして、グイッグイッと振ってみたら、おぉっ! ジュワジュワ〜ッとガスがあがってくるではありませんか。すかさずトクトクッとグラスに注ぎ、グビッと飲む。これは、いい!


で、飲み終わったら、またグイッグイッと降り、ジュワジュワーッとガスをあげて、トクトクッとグラスに注ぎ、グビッと飲る。グイッグイッの、ジュワジュワ〜の、トクトクの、グビッ。こんな楽しい飲み方をしていたら、あっという間に一本が‥‥あ〜あ、飲み過ぎちゃった‥‥なんてことにならないで下さいね。
こんだけ楽しめて720入りで1,200円なんて、杜氏で常務の山本友文さん、大したもんです。やっぱりこの冬も、白瀑からは眼が離せません。

ただ、あの懐かしき? 「爆発・ど」からすれば、ホントに大人しくなりました。そこで、今年は「活性純米・ど」ではなく、『純米にごり酒・ど』としました。どうぞ、ご了承下さい。
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by nbhkkry20 | 2008-12-18 22:40 | 白瀑

春霞・20BY 美山錦仕込み純米生原酒(08-12-17 WED. )

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日照時間・294分)吹く風が、南寄りの風。夕方の4時を過ぎても、気温が10.2度。湿度57%となれば、こりゃもう春。秋田の冬は、どこへいっちゃたんでしょう‥‥なんて心配などしないで、師走の秋田で、こんなに美しい夕焼けを拝めることに感謝致しましょう。

さて、この暖冬が今年の酒造りに吉と出るか、凶と出るか? たぶん、気温が高くてどこの蔵も大変に苦労していると思います。だけど、これまで届いた新酒はどれも間違いなく美味しい。嬉しいですねぇ。そして、また一つ。濃醇で、旨味たっぷりの秋田らしい新酒が入荷してきました。
『春霞・20BY 美山錦仕込みの純米生原酒』です。
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春霞の「春霞」ラベルシリーズの「緑ラベル=美郷錦の純米吟醸」「紺ラベル=深山春霞」はご紹介したことがありますが、実はもう一つ「純米赤ラベル」という純米酒はまだご紹介した事がありませんでした。

c0084908_21173624.jpg「純米赤ラベル」は、美山錦60%精米の純米酒ですが、この酒の造りの上での特徴は、(9号系)熊本酵母を使ったことにあります。

熊本酵母は、9号酵母の発祥蔵「熊本県酒造研究所」で販売している酵母。華やかで爽やかな香り、すっきりとまろやかな味わいの酒を醸し、丈夫な酵母であるため全国の酒蔵で吟醸系の酵母として広く使われています。

その吟醸系の熊本酵母を、あえて60%精米の純米酒に使用し、純米特有の雑味やもたつきを減らし、甘口だけどサラリとして、冷やでも燗でもいける、価格も手頃な晩酌酒。それが「春霞・1純米赤ラベル」です。
1.8入り2,520円、720入り1,260円と、こんなご時世にピッタリの価格ですので、是非一度お試し下さい。



さて、ご紹介の『20BY 美山錦仕込みの純米生原酒』はラベルも真っ赤だし、美山錦60%精米の仕込みですから、上記の「純米赤ラベル」の生原酒ヴァージョン‥‥? 実は、ちょっと違うのです。『20BY 美山錦仕込みの純米生原酒』は「熊本酵母」ではなく「協会9号酵母」で仕込まれたのです。
ん〜〜〜じゃあ、純米特有のもたつきが出たり、サラリと飲めなくなっちゃった?
いえいえ、そんなことは全くありません。2.0の酸味がピッとたち、シャキッとして爽やか。日本酒度は-2.5なのに全然甘くありません。吟醸香とは違う心地よい酒の含み香が喉にスーッと落ちて余韻も良し、ん〜〜〜もう一杯! となること請け合いです。
それに蔵では、昨年と同じように「熊本酵母」での造りもちゃんと予定しているようです。ん〜〜〜それなら、酵母の違いの飲み比べなんて、今から楽しみですネ〜。
1.8入り2,520円、720入り1,260円とお手頃。大いに楽しむことに致しましょう。
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<12月〜1月の行事予定>     
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・ 2月15日(日) 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
                       (詳細は後ほどお知らせします)
by nbhkkry20 | 2008-12-17 21:33 | 春霞

刈穂・純米新酒しぼりたて 荒ばしり 滓(08-12-15 MON. )

時々☃(日照時間・6分)肩の辺りがいつもより寒いな〜、と思いながら起きてカーテンを開けたら、外は雪。といっても、道路にうっすらと残っている程度で、昼前には消えてしまいました。それでも、日中の気温が3度に届かず、時々チラホラと小雪が舞う一日でした。
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いや〜、飲みました、飲みました。昨日の「酣々塾の忘年会」です。
なにしろ、出席者21人で用意した酒が、1.8入り7本、900入り2本、720入り2本、500入り1本。一人当り約4.3合というところ。それが、最後にはほとんど消えてましたから、酣々塾の塾生の皆さん、さすが日頃からしっかりと予習復習をしてらっしゃいますね。しかも、乱れた生徒は皆無。その上、二次会にまで出かけたというのですから、いや、大したものです。塾の番頭としても、ホントに嬉しい限り。今年を締めくくる、いい忘年会になりました。

ところで、飲んだ銘柄は、写真をよ〜〜くご覧戴ければ推察できるかと思いますが、右から4番目のノーラベルの900入りだけは訳あって内緒、内緒。何としてもお知りたい方は、お問い合わせ下さい。ちなみに、最初の乾杯もこの無印、そして最も早く空になったのもこのノーラベルのお酒だった、とだけ申しておきます。

そして、もう一つ。昨日は「上喜元・特純 美山錦 生詰め」を利き酒しながら飲む予定でしたが、お燗用が欲しいという事で、急遽「上喜元・お燗純米」に変更。そのため、「美山錦 生詰め」の利き酒は未だ。その代わりに、上の写真の右から6番目、『刈穂・純米新酒しぼりたて 荒ばしり 滓』のご報告です。
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12月12日に書いた「刈穂・純米新酒しぼりたて 中取り」と、スペックは同じです。
それで、搾りの過程で中取りをとったのなら、中取りの前と後も別にしてあるんでは‥‥? ということで、刈穂の蔵から無理を承知で出してもらったのが、「中取り」をする前の時間帯に搾られた「荒ばしり」。しかも、「荒ばしり」らしく滓まで絡めて(濁っているのが、写真じゃ見えないかな?)‥‥ホントに無理の上に無理を言って、刈穂蔵の皆さん、面倒な事をお願いしてご免なさい。そんな経過があっての350本の極限定出荷。そして、見事に旨いっす! 刈穂蔵の皆さん。

基本的な味わいは、「しぼりたて 中取り」と同じです。でも、たったいま槽から迸り出たようなフレッシュ感と、甘味を潜ませながら辛口に仕上げるという“良き刈穂”らしさは、「中取り」よりも上かなぁ。
しかも絡めた滓で、荒ばしり特有の鋭さもどこか“マイルドな鋭さ”。そして、生酒には飲み続けられない酒が多いけれど、この「刈穂の荒ばしり」は飲み飽きがないんです。昨日の会で、しっかりと実証されてます。

350本という限定出荷で720入りはありませんが、1.8入り2,520円を購入しても、この美味しさなら、思いのほか早く飲んでしまうかもしれません。
それに、刈穂は“丈夫で健康なお酒”ですから、簡単には崩れません。とはいえ、開栓後は小分けしてでも冷蔵保管をして、キリッと冷やして美味しい「荒ばしり」です。

ところで、「荒ばしり」があって「中取り」があるということは、「責め」の部分も別にしてあるのかな? ねぇ、刈穂蔵の皆さ〜〜ん。
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by nbhkkry20 | 2008-12-15 21:43 | 刈穂

上喜元・特純 美山錦 生詰め(08-12-14 SUN. )

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日照時間・306分)朝方の雲が10時頃には薄くなり、今は午後2時、すっかり晴れ上がりました。予報では16日まで晴れる日はないといってましたが、大外れ。少しくらい寒くても、真冬の晴れはいいもんです‥‥数日続きそうな予報ですが、外れなければいいですけどね。

さて、今日の夜は「酣々塾の忘年会」。会では10種類ほどのお酒を楽しもうと用意していますが、今日の利き酒のご報告はその中の一つ、『上喜元・特別純米 美山錦 生詰め』です。
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12月の初めに上喜元から届いた「しぼりたて新酒」の案内には、純米吟醸や特別純米の「しぼりたて」4点が掲載されていました。
当然、「しぼりたて」というのですから、すべてが「生酒」と思っておりました。しかしその中に、(*生詰めのみ)というお酒があったのです‥‥「生詰め」というと、生のまま瓶詰めをし、瓶で「火入れ」をし、冷蔵貯蔵をして出荷という酒‥‥エーーッ、もう「今年の火入れ酒」? 秋田じゃ、生酒だってまだという蔵があるのに、なんという早さ、これは飲んでみなきゃとなった次第です。

電話で蔵へ注文をお願いした際、電話をとってくれたのが、社長で杜氏の佐藤正一さん。「もう火入れ?」という質問をしたら、「これから、どこもかしこも生酒ばっかりになるから、少しは火入れの酒があれば、飲む人もホッとするでしょう」という答えでした。

そうなんですよね〜。生原酒、無濾過、にごり、活性酒‥‥これから4月あたりまでは、濃〜〜い酒の連続です。しかも、いくら寒い時期とはいえ、開栓したら変わり方が早い生酒ですから取扱いも面倒です。そんな時の、「生詰め、一回火入れ」なんて、飲む前からホッとした気分になりますね。佐藤社長さん、飲み手の心をよく知っていらっしゃますよね。それに、1.8入りで2,500円というのも、(こんなご時世ですから)飲み手の心をよ〜〜くご存知の価格設定。優しい、社長さんです。

ということで、『上喜元・55%精米の美山錦仕込 特別純米 』、『しぼりたて』だけど『 生詰め火入れ酒』の利き酒は、今日の夜の忘年会で。会に用意した10酒類の酒の中で、何をさておき一番最初に飲むぞ〜〜! 利き酒報告は、それからということに致しましょう。
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by nbhkkry20 | 2008-12-14 14:48 | 東北の酒・上喜元

刈穂・純米新酒しぼりたて 中取り(08-12-12 FRI. )

c0084908_22335738.jpg夜は時々日照時間0分)一日いっぱい曇り空でしたが、夜になって、雲の合間から見事な師走の満月。信号待ちの車から撮りました。
空気の澄んでいる冬の月は、ホントに美しい。雲に隠れるまで見とれてしまい、信号が変わったのに気づかず、後ろの車にプップッとどやされてしまいました。


c0084908_22343834.jpgさて、去年の今ごろ店先に吊り下げた杉林が、こんなに真っ紅になりました。昨冬に仕込んだお酒の熟成が進んで、今が飲み頃ですよ、と知らせているんですが‥‥


c0084908_2235779.jpg今日、真新しい杉玉が届きました。青々とした杉玉は目にも鮮やかで、店先がピリッと引き締まるよう‥‥店番をする夫婦の熟成も進んでいるので、せめて杉玉くらいは年に一度は若々しくしないと、ネッ。


杉玉を替えたのを知っていたかのように、またまた20BYの新酒が入荷です。
『刈穂・純米新酒 しぼりたて 中取り』です。
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使用米は昨年と同じ酒こまちですが、昨日の「雪の茅舍・純米吟醸の生」と同じように、今年はその精米率を変えて仕込まれました。昨年までは精米率50%の「純米吟醸 新酒中取り」でしたが、今年は65%。65では、さすがに純米吟醸ではなく、今年の新酒は「純米酒」です。
では何故、純米吟醸ではなく純米酒としたのか? 蔵からははっきりと聞いてはいませんが、たぶん、こんなご時世ですから(‥‥都合悪くなるとこの言葉ばっかりで、すみません)少しでも廉価な方が売れるだろうということらしいのです。仕方のないことかもしれません。でも、廉価だからといって、決して手抜きは致しません! 刈穂は。

先ず、麹を造る種麹には、秋田今野商店が新しく開発した麹菌「吟味」を採用。お酒の苦味成分となるアルギニンの生成量が、従来の種麹の1/10に低減できる種麹なのです。また、酵母は、ここ数年にわたる刈穂の酒の中から香味の良好な酒を選び、その酒から採取した酵母を自家培養した「KSP」酵母を採用。しかも、上槽は手を抜く事なく「袋搾りの中取り」。
吟醸造りでなくとも、吟醸造りと同じような効果を得る対策を隅々にまで施しての仕込みを行ったのです。

で‥‥その味は?  吟醸香とまではいかないけれど、口に含むと爽やかできれいな含み香。鼻孔に抜ける際も、普通純米にありがちな米臭さは全くありません。それだけに、刈穂特有の酸味と相俟って、新酒独特の新鮮さを強く感じさせます。

その酸味はいつまでも口中に残らず、ほのかな甘味を伴い、すーっとキレて、もう一杯飲みたくなる。ん〜〜ん、これなら純米吟醸でなくとも、純米新酒で充分。このあたりが、種麹「吟味」の賜物なのかもしれません。
ただ、苦味もまた味の一つということを考えれば、それを低くしたことで消えてしまった味も、もしかしたらあった‥‥刈穂の酒としては、少し柔らか過ぎではと感ずる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方の為に、実は、この新酒生酒の別ヴァージョンがあるんですが、それは、来週早々入荷の予定。どんなヴァージョンで出荷するのか‥‥楽しみですねぇ。
そして、その二つのヴァージョンで出荷する今年の『刈穂・純米新酒しぼりたて』。 1.8入りで2.520円、720入りで1,260円は、廉価といえるのでしょうか?  そうではないのでしょうか? 
そればかりは、飲んでからでなければ判断出来ませんよね。

*別ヴァージョンは1.8入りのみです。
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by nbhkkry20 | 2008-12-12 22:52 | 刈穂

雪の茅舍・純米吟醸 生(08-12-11 THU. )

c0084908_21581699.jpg日照時間24分)今朝の新聞、天気予報の秋田と青森の欄を見てください。ず〜〜っと雨か曇りで、降雨確率もず〜〜っと高め。ずいぶんと天候の悪い地域に住んでいると思いますでしょう? 
でもね‥‥


c0084908_21585434.jpg朝のうちは、こんなに晴れていたんです。何もず〜〜っと雨ばかりじゃないんですよ。
天気予報も、少しはイロをつけてくれてもいいのにネ。


さて、本格的に出荷され始めた平成20醸造年度(BY)の新酒の利き酒です。
先ずは、『雪の茅舍・純米吟醸 新酒生』。
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使用米は麹が山田錦で、掛が酒こまち、酵母はいつもの自社酵母、去年と同じ造りのようです。しかし、大きい違いなのか小さいな違いなのか、何ともいえませんが、今年は精米率が去年の50%から55%に変わったのです。

それともう一つ。去年までは、光をシャットアウトするギラギラと光る袋に入っていましたが、今年は遮光袋は無しで、ちょっぴり賑やかな色使いの従来型のラベルに‥‥

まぁ、下司の勘ぐり的に考えれば、精米率を上げて、意匠コストを下げたってことは、価格の改訂がなされたってことになりません?
何よりも、精米率の変更は、去年とは全く別物の酒だといわれても仕方のないことかもしれません‥‥とはいえ、問題はその味です。

精米率が変わっても、(味には関係ないでしょうが)ラベルや意匠が変わっても、『雪の茅舍・純米吟醸 新酒生』の瑞々しく上品な香り、ジュワーっと染み込む飲み心地はこれまでと何一つ変わりません。かすかに苦味や渋味を感じますが、これは精米とは関係なく新酒独特のもの。徐々に酒の中に溶け込み消滅してゆくはずだし、今だってこの苦や渋が口の中では旨味となり、軽く飲めるのに重厚感がプラスされたようなのです。

こんなご時世ですから、いろいろな経費の掛かり増しで、酒蔵だって適正な価格を決めるのは難しいことでしょう。その中での今回の変更は、価格面で愛飲家には迷惑をかけられない、と考えてのこと。そのために、やれることは全てやっての従来価格、1.8入り2,940円、720入り1,575円を維持したのだと思います。

ということで、美味しければ全て良し、ということに致しましょう。それに、こんなことができるのも、今秋田で最も卓越した酒屋杜氏といわれる高橋藤一さんがいるからこそ‥‥やはり、由利正宗からは今年も目が離せません。
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by nbhkkry20 | 2008-12-11 22:03 | 雪の茅舍

天気は荒れて、新酒が近し‥(08-12-08 MON. )

c0084908_2124873.jpg昨日の夕方はホ〜ントに寒かったけれど、こんな気持のいい夕焼けでしたが‥‥


日照時間6分)
c0084908_21313852.jpgそれにひきかえ今日、気温は5度近くはあるものの、強めの雨が早朝からビタビタ降り続き、夕方になってようやく止みました。明日も、「日本海側を中心に雨が降りやすく」という天気予報。こんな天気の連続です、秋田の冬は‥‥。


こうして、低気圧と寒冷前線が次々と通り過ぎて行きながら本格的な冬が近づいてくると、お酒は、いよいよ「新酒生・搾りたて」の季節になります。次々と、新酒生の出荷案内が届き始めました。

(1)12月09日(火)・雪の茅舍「純米吟醸・生」

c0084908_2126371.jpg(2)12月10日(水)・新政「特別純
     米生原酒 初しぼり」


c0084908_21263967.jpg(3)12月12日(金)・上喜元「特別純
     米 にごり酒」


c0084908_2127593.jpg(4)12月12日(金)・上喜元「特別純
     米 美山錦生詰め」


(5)12月13日(土)・刈穂「純米生しぼりたて 中取り原酒」と「純米生しぼりたて 荒ば
      しり滓がらみ」蔵出荷

c0084908_21273894.jpg(6)12月16日(火)・白瀑「純米にご
      り酒・ど」蔵出荷


分かっているだけでこのような入荷予定ですので、こりゃあ、利き酒するのに大変だぁ、なんて思いながら、顔はニンマリしているところです。飲んでみたいお酒があったら、お問い合わせ下さいね。
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<12月〜1月の行事予定>     
・12月10日(水) 県酒造組合・酵母開発研究会の会議&利き酒
・12月14日(日) 定休日・酣々塾の忘年会
・12月21日(日) 午後から営業致します
 12月23日(天皇誕生日) 通常営業致します
・12月28日(日)  午後から営業致します
・12月31日(水) 午後5時閉店致します
・ 1月元旦〜2日   お正月休み
・ 1月 4日 (日)  定休日 
by nbhkkry20 | 2008-12-08 21:40 | 秋田のいろいろ

雪の茅舍・瓶囲い&純米古酒(08-12-06 SAT. )

c0084908_21332066.jpg後☃(日照時間6分) 昨日の午後から雨風が強まり、ひと晩中荒れて、今日は午後から雪。3時過ぎには、ついに気温が氷点下。昨日の昼頃は13度もあったんですから、ひと際身体に応えます。これじゃ、土曜日っていうのに、川反通りは人が少ないだろうなぁ‥‥あ〜〜あ。


 さて、今日のご紹介は、ちょっと価格がねぇ〜? と思われるでしょうが、贈物としてはピッタリ。といっても、この嵐の様な世の中で、今年も一年頑張った『自分』への贈物、にしてほしいお酒、二点です。

先ずは、『雪の茅舍・純米大吟醸・瓶囲い』と『雪の茅舍・純米古酒』です。
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 40%精米の山田錦(麹)と酒こまち(掛)を使い、酵母はもちろん自社酵母という、この蔵ではお馴染みの仕込み配合をした純米大吟醸です。
 「瓶囲い」の名の通り、搾りたての原酒に火入れをした後、瓶のまま冷蔵貯蔵で熟成したのですが、もう一つ説明してほしかったのは、「無濾過の原酒」で瓶囲いをし、「そのまま出荷」したのだということです。

 ‥‥どんな仕込み配合で醸しても、原酒で瓶貯蔵をしても、出荷に際し水を加えたり、何らかの調合してはまったく無意味。醸された香味をストレートに味わえる、無濾過原酒での出荷。これこそ、由利正宗の得意とするところなのです。

 しかも、原酒でもアルコール度が16度、いわゆる出来上り原酒。刺激の強くない原酒ですから、お酒の旨味を充分に楽します。ほのかで上品なフルーティな香り、旨味を残しながらスーットキレてゆく喉越しで甘露、甘露‥‥この一年の疲れも吹き飛んでしまうでしょう、きっと。

 空色の斗瓶型瓶に720ミリ入って4,200円ですから、その瓶の分、少〜しエクスペンシブかもしれません。でも、瓶は飲んだ後は花瓶にでも使えるし、何よりも、今年一年の疲れも憂さも吹飛ぶなら、その価値は充分にあると思いますよ〜。

次の『自分』へのプレゼント、『雪の茅舍・純米古酒』です。
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 現在、この蔵では「山廃純米酒」の米には「秋田酒こまち」を使っていますが、以前は「吟の精」だったんですねぇ。確か、蔵人さんが栽培した吟の精‥‥今や、吟の精は秋田県の奨励品種から外されていますから、これから先、幻の米になるかもしれない酒米です。
 このお酒はその吟の精で醸した山廃仕込みの純米酒、それを『7年間』寝かせてみました、という『純米古酒』です。
 もちろん、上記の『純米大吟醸』同様に無濾過原酒で寝かせたものですから、7年間の熟成具合をストレートに味わい楽しむ事ができます。

 熟成香は嫌味がなく上品で、円やかで落着いた味わい、喉越しも滑らかで、香味の調和度は抜群。味の濃いお料理や、チーズなどとも相性が良さそうです。但し、みんなでワイワイやりながら、瓶を一気に飲むなんてしないほうがいいでしょう。
 気が向いたとき、想い出したように、チビリ、チビリ。独りこっそりと飲むのが、いいかもしれません。
 そんな飲み方をすれば、720入りで3,675円は、決してエクスペンシブではないと思いますけどねぇ?
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<12月〜1月の行事予定>     
・12月07日(日) 定休日
・12月10日(水) 県酒造組合・酵母開発研究会の会議&利き酒
・12月14日(日) 定休日・酣々塾の忘年会
・12月21日(日) 午後から営業致します
 12月23日(天皇誕生日) 通常営業致します
・12月28日(日)  午後から営業致します
・12月31日(水) 午後5時閉店致します
・ 1月元旦〜2日   お正月休み
・ 1月 4日 (日)  定休日 
by nbhkkry20 | 2008-12-06 21:40 | 雪の茅舍