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出羽鶴・にごり酒 Fukuro-X(09-01-31 SAT.)

午後から日照時間・0分
c0084908_1622179.jpg一晩中ビタビタと降った雨は、昼前にはシトシトに変わり、午後には止み、大荒れの予報も大したことはありませんでした。
雨上がりの後は薄暗い曇り空ですが、風も北向きから南に、気温も下がらず、明日の予報にはお日様マークさえ出ています。

「週」期的な週末の荒天も、いつまでも続くわけがありませんよね。


さて、不況だ! 危機だ! で始まった2009年も、12分の1が過ぎようとしています。
“お天道様と、米の飯は‥‥”といわれたのは江戸時代のことですが、今はお天道様はともかくも、米の飯は‥‥誰にでも平等にとはいかない、ホントに辛い世の中。まるで、文明が後退しているかのようです。

企業業績の赤字予想がいっぱいに載った新聞に、こんな川柳が投稿されていました。
      “一月を もう歩き切る 牛である” 
 牛歩だ、何だといっても、時の流れは変わるわけではありません。
一刻も早くこの状況を打破しなければ、米の飯がついて回らなくなる人が増えるばかり。今度だけは、政治も選挙も他人事と思ってはおられません、決して!

さて、今日のお酒は”牛”ではなく、“フクロウ”。
『出羽鶴・純米活性にごり生酒「Fukuro-X(ふくろっくす)」』です。
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昨シーズンは年末に出荷されて、プチプチとした爽快感と、濁り酒なのに辛口という酒質が好評で、忘新年会には大いに飲まれたようでした。

さて、今年の『Fukuro-X』。出荷は2ヶ月近く遅れましたが、ただ新鮮、ただ辛口というだけの美味しさではないようです。

c0084908_16241346.jpgグイッと一気に開栓しても、一気に泡が上がることはありません。シュワーッ、シュワーッと、少しづつ気泡があがってゆき、それでも口から溢れ出るようなことはありません。

でも、瓶詰めしたばかり。「喜久水・一時」の注意書きのように、時間が経って徐々に醗酵ガスが瓶内に溜まれば、かなり噴き出しそうな気配もあります。
慎重に開栓するにこしたことはありません。ご注意下さい‥‥噴くのも、けっこう面白いですけどね。


口に含むと、まるでお酒に炭酸ガスをいれたように、エッと思うほどプチプチとした発泡感、ん〜〜気持いい〜。
その爽快感のうえに、蔵のパンフレットで強調していた辛さと、酒本来の甘さが一体となったような旨さがある‥‥ん〜〜、これは酒としてもかなりいいなぁ。
たった一口で、そんな風に感じさせられました。

それに、使用米は昨年の美山錦から「秋の精 その他」に変わっていますが、美山錦で仕込んだ吟醸系の濁りもそれはそれで洗練されていいのですが、濁り酒はやっぱり基本は『ど◯ろ◯』。
その意味では、より野性的な酒を醸す「秋の精」がいいのかもしれません。なんか、去年のよりズーッと「ど◯ろ◯っぽい」のです。
でも、「ど◯ろ◯っぽい」からといって、妙な香りや重い雑味は全くありません。旨味がのった透明感というか、スーッと飲めるのに、旨い! そんなドブロ、イヤイヤ、今年の『Fukuro-X』です。

蔵からの発売予定数量は500本、発売期間が3月31日までの予定ですが、この美味しさで3月末まで在庫があるわけがありません。
720入りのみで価格は1,260円と昨年と同じですので、是非お早めに、今年もあの可愛いらしい『Fukuroちゃん』とお会い下さるようお願い致します。
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<2月〜4月の行事予定> 
・ 2月01日() 定休日
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月02日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月19日(木) 昼は、新酒鑑評会の一般公開 
                        夜は、県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
                       (詳細は県酒造組合のホームページで)                     
・ 4月04日(土) 法事のため臨時休業
・ 4月05日() 定休日 
by nbhkkry20 | 2009-01-31 16:33 | 出羽鶴

天の戸・醇辛生&美稲八◯生(09-01-30 FRI.)

夜は日照時間・36分
c0084908_21463123.jpg昨日の予報通りの暖かさではなかったけど、寒くない、低い雲がたれ込めて薄暗い一日でした。
でも、3時過ぎに山が見える辺りまで旭川を下っていったら、意外にも、太平山がスッキリと見えていました。
そして夜の9時、今は冷たい雨がビチョビチョと降っています。
夜中から雪に変わり、吹雪くかもしれないという予報で、このところ週末っていうと天気が崩れます。
ホント、「週」期的です。


さて、昨日の休肝日で体調がスッキリしたところで、またまた新酒生酒の唎酒のご報告。『天の戸・醇辛生原酒』&『天の戸・美稲八◯生』‥‥といきたいところですが、この二つとも今日のお昼に到着したばかり。あれこれあって、未だ唎酒をしていません。

そこで、現在分かっていることをとりあえずブログにアップしておきます。じっくりと唎酒をしましたら、今日のブログを順次修正しながらご報告してゆきますので、ご了承を宜しくお願い致します。

‥‥でも、天の戸さんのことですからネ〜。改めて唎酒をしなくても、美味しいのは充分に分かっているんですけど、ネッ。
ということで、早速にお求めになっても、何の問題もないと思いますよ〜。

『天の戸・醇辛生原酒』
c0084908_2147198.jpg使用米は麹・吟の精(精米55%)、掛・美山錦(60%)、酵母が秋田今野酵母、日本酒度+9.0、酸度1.6、アルコール度17.5です。
価格は昨年と同じ、1.8入り2,625円。


『天の戸・美稲八◯生』
c0084908_21474718.jpg使用米は80%精米の秋田酒こまち、AK−1酵母、日本酒度+4.0、酸度1.6、アルコール度17.5です。
価格はもちろん昨年と同じ、1.8入り2,000円。
ちなみに、昨年の唎酒報告を読み返して下されば、改めて唎酒しなくても、このお酒のことはすべて分かっていただけると思います。

また、蔵出荷が2,000本の数量限定です。私の唎酒報告などお待ちにならず、是非お早めにお飲み下さるのが、懸命かと思いますよ〜。


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<2月〜3月の行事予定> 
・ 2月01日() 定休日
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月02日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月19日(木) 県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
                       (詳細は県酒造組合のホームページで)
・ 4月04日(土) 千葉鴨川にて法事のため臨時休業
・ 4月05日() 定休日 
by nbhkkry20 | 2009-01-30 21:56 | 天の戸

休肝日(09-01-29 THU.)

日照時間・528分
c0084908_2055932.jpg昨日に続き、晴れ。でも、今日は薄〜〜い雲が空全体にかかり、そのぶん気温が高く、車の温度計では7度でした。そして、明日の予想は9度‥‥今年の冬は、時々ドカ雪が降るけど、やっぱり暖冬ですね。

写真は、夕方5時過ぎの千秋公園本丸から眺めた、遠くの太平山。
何となくボヤ〜ンとして、春の夕暮れのよう。
こんな時は、カラスもノンビリするんでしょうか? グゥー⤵ゲェー⤴ 
どこか、調子外れでした。



え〜〜新酒生酒が続々入荷中とあって、唎酒と称してずーーっと毎日飲み続け。体の調子は悪くはないのですが、今度の日曜日は、カニ食い宴会に誘われちゃって‥‥来週の土曜日は、市内蔵散歩&大宴会‥‥などなど、飲まなきゃならない日々が待ってま〜すって、飲まなくてもいいわけですけれどね‥‥。
そんなこんなで、ここらでちょっと休肝日。今日は、唎酒報告もお休みです。

暖かな日は、店に飾ったスイセンの匂いも強くなるようです。
ん〜〜〜ん、春の匂い。
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<1月〜3月の行事予定> 
・ 2月01日() 定休日
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月02日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月19日(木) 県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
                       (詳細は県酒造組合のホームページで)  
by nbhkkry20 | 2009-01-29 20:56 | 秋田のいろいろ

春霞・純米吟醸 霞 うすにごり生(09-01-28 WED.)

日照時間・570分
c0084908_2163958.jpg朝方の気温-5.5度、日中でも+2.9度。一日いっぱい放射冷却現象だったような、寒かったけど雲一つない快晴で気分のいい一日でした。

写真は、近所にある赤れんが郷土館、旧秋田銀行本店です。
赤いレンガ、植え込みの緑、屋根の緑青、白い雪、そして真っ青な空と、ホントにいい眺めでした‥‥後ろの高い建物が、ちょっと邪魔くさいですね。
ご覧の通り、今日の表通りの残雪は↓これくらい。建物の屋根の雪は↖あれくらいです。


さて、次々と入荷している新酒生酒の唎酒報告。今日は、『春霞・純米吟醸 霞 うすにごり生』です。
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昨年の『霞』の使用米は、地元の美郷町産「美郷錦」でした。それが今年は、オール「美山錦」に変わりました。
『霞』という春霞を象徴するようなお酒を、蔵がある町名を付した酒米で仕込む大切さというか、酒の物語性というか、昨年はその辺りを強く感じてこのお酒をご紹介したのですが、一年であっさりと変えてしまいました。どうしたのでしょう?

酒質表を見た時に、特に不思議に思わずに唎酒をしたのですが、こうして改めて米を考えると、何〜故〜? ですね。明日にでも蔵に聞いてみましょう。その結果は‥‥特別に興味のある方はお問い合わせ下さい。

美山錦を55%精米、酵母は9号系の熊本酵母を使い、アルコール度17〜18度、日本酒度-1.5、酸度1.7、アミノ酸0.8、それに薄〜く霞のような薄にごりのかかったお酒に醸しあげています。
そして蔵からの酒質表には、“六郷の冬の朝、ピンと張りつめた空気のような、キリリとした新酒”と書かれていますが、そう〜ぉ?ということで、ジュビッと唎酒。

ん〜〜〜ん、ホントだ。キリッとしてる。
日本酒度-1.5ですから、確かに少し甘い。酸度1.7という味の濃さもあります。でも、シャキッとしていて、甘さはしつこくないし、味の濃さとなっている酸味はジューシーで旨い。それで、サラッとキレてゆく。0.8という大吟醸並みに低いアミノ酸が、イヤな雑味を感じさせないためでしょうか‥‥これが、9号系熊本酵母の特徴というか、為せる技なのかもしれませんね〜。

ただ、ちょっと小難しい話ですが、カプロン酸系のAK−1酵母や秋田華こまち酵母と違い、9号系熊本酵母はエステル系の華やかな香り。それが、秋田産の酵母に慣れてきた鼻には、最初はちょっとした違和感を感じました。でも、それも一口飲んでしまえば、何の問題もありません。むしろ、少しべたつき気味のカプロン酸系よりは爽やかで、生酒臭のくどさを和らげてくれているようでした。

それに、春霞の名のような薄〜いにごり‥‥喉越しがあんなにキリッとキレるのに、この蔵独特のソフトなタッチを無くさない、大きな要因になっているように思えます。

こうして慎重に唎酒をしてみて、『霞』はやっぱり美味しいんだけれど、それだけにどうして米を変えたのか? 疑問の渦が、どんどん大きくなってゆくなぁ‥‥やっぱり、明日問い合わせしよっ。

価格は、昨年となぁ〜にも変わりません。1.8入りで2,980円、720入りで1,470円。蔵の出荷本数が、1.8換算で400本ですから、早めに飲まなきゃ無くなりますよ〜。
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<1月〜3月の行事予定> 
・ 2月01日() 定休日
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
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                       (詳細は県酒造組合のホームページで)  
by nbhkkry20 | 2009-01-28 21:08 | 春霞

刈穂・山廃純米 生原酒 番外品 滓(09-01-27 TUE.)

☃後時々日照時間・162分
c0084908_2153589.jpg天気予報に、明日から三日ほどお日様マークが出ました。その前ぶれか、今日も時々青空が広がり、日中の気温は2度を超えなかったけれど、ここ数日のドカ雪も融け始めホッとした一日でした。

写真は、そんなノンビリ気分で歩いていて出会った猫。どこか挑戦的で、ちょっと足を止めたら猛スピードで階段を降りてきて、ニャ〜ゴォ〜。野良にしては、栄養が行き渡っているような姿形。もしかして、この家の番猫かな。


さて今日は、土曜日のブログでお約束していた、あっという間に入荷第一陣が売切れてしまったお酒、『刈穂・山廃純米 生原酒 番外品 滓』の、改めての唎酒報告です。
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昨年の番外品と同様に、使用米は、65%精米の麹が美山錦、掛が秋の精。酵母は刈穂の自社開発酵母KSP。そして、アルコール度18〜19度、日本酒度+21、酸度が1.8前後と昨年とほぼ同じお酒に仕上げ、霞のような滓を絡めて出荷したのがこの『番外品・滓がらみ』です。

造り仕様も、仕上がった数字も昨年と同じようなのですが、唎酒したその第一印象は「おぉっ、去年のより旨味がある〜〜」‥‥芳醇な香りを求めて開発されたKSP酵母にも慣れて、香味共に滑らかで、スッキリとした辛口。その上、旨味が口中にジュワジュワッと広がり、喉に旨味=甘味がスーッと落ち行く心地よさ。
生原酒特有の荒々しさはあるけれど、滓が絡んでソフトな口当り。アルコール度が高いのですぐに酔っぱらっちゃうのが心配だけど、キレが良いだけに何杯も飲みたくなる、そういう美味しさなのです。

+21という数字だけをみれば、非常にキワモノ的なお酒を想像します。しかし、少しでも旨い酒にしようとして、毎年のように何かの工夫を重ねる刈穂の取組みをみれば、決してそんなことはありません。超辛口を越えた極辛口でも、決して旨味を忘れない、あくまでも美味しい酒を造りたいという気持が充分に汲み取れる、今年の『番外品・滓がらみ』です。

また生原酒という酒質から、冬だけのお酒かと思われがちですが、そんなことはありません。肌寒い春先にはお湯で割ってお燗酒代わり、梅雨から夏にかけてはオンザロックや水割りで暑気払い、と長い期間楽しめるお酒です。それに、刈穂独特の熟成型のお酒ですから、日が経つにつれ旨味が増してゆくこと請け合い。在庫ある限り、愛飲戴ける『番外品・滓がらみ』です。

価格は、蔵からは値上げしたいという意向も伝わってきましたが、そこはそれ、何とかかんとか云々‥‥‥昨年と同じ、1.8入り2,940円と変わらず、嬉しいことです。

なお、昨年は“番外品・滓あり&滓なし”と二種類をご紹介しましたが、今年はとりあえず『滓がらみ』だけ。“滓なし”につきましては、後日の報告ということで‥‥。
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<1月〜3月の行事予定> 
・ 2月01日() 定休日
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月02日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月19日(木) 県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
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by nbhkkry20 | 2009-01-27 22:00 | 刈穂

雪の茅舍・山廃純米 生酒(09-01-26 MON.)

☃後日照時間・12分
c0084908_22484445.jpg土曜日の夜から、「真冬並み」ではなく「平年並み」の寒さと雪が続いています。
先週、排雪までしてすっかりきれいになった川反も、今朝はもとの段々畑状態。
きっとまた、歩行者は足をとられ、ドライバーはロデオ大会になってしまうんでしょうね〜。でも、これが秋田の「平年並み」です。


昨日の日曜日、由利正宗の蔵を見学してきました。居酒屋・酒盃さんの主催で、酒盃さんのお客さんたちとご一緒させていただいたのです。
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比較的温暖な本荘市も雪が多く、国の有形文化財に登録された社屋は雪にすっぽりと覆われていました。その雪で周囲の近代的な環境が隠されてしまい、この社屋が建てられた明治後期にタイムスリップしたような‥‥看板の文字が右からだし、左のコンクリート電柱と赤白の道路標識がなかったら、ホント明治後期ですね。

c0084908_22495659.jpg蔵は、丁度蒸し米があがったところで、蔵人全員での蒸し米運びが始まっていました。
それにしても、蔵人の数が同規模の蔵と比べると、ずいぶん多いような‥‥杜氏の高橋さん以下12名。しかも、20歳代が3人もいて、平均年齢が何と36歳、若い!
あまり広くない釜場に、人がウヨウヨいる感じなのです。


c0084908_22503092.jpg今朝10時20分に蒸し上がる米は、この写真の通り。
3.を除けば、どれも結構な精白のお米です。


c0084908_2251286.jpgきっと、蒸しが上手くいったのでしょう。高橋さんがニコニコしながら、蒸し上がった45%精米の山田錦のひねり餅を味見させてくれました。


c0084908_22521412.jpgでも、蒸し米から上がる蒸気の加減で品温を感じ取ろうとして、放冷機の前に立った高橋さんの眼光は、鋭い。


c0084908_22525140.jpg蔵人の数が多い理由が分かります。
今日の10時20分に蒸し上がった米は、エアシューターを使わずに、一粒残らずこうして手で運びます。しかも、品温を下げないように、猛ダッシュ! 若くなけりゃ、人数もいなけりゃ、出来ませんね。


c0084908_22531919.jpg本日の蒸し米表にあった4.の45%山田錦は、初添え用の小さなタンクに運ばれました。


c0084908_2254211.jpgここは、仕込蔵。床がきれいですね〜。ピカピカに光ってますよ。
高橋杜氏さんの「三ナイ流」の酒造りですから、毎日の櫂入れ作業は一切ありません。
蔵人がここにあがって来るのは、留め仕込みの時と、後は、毎日の掃除のためだけとのこと。へ〜ぇ。


c0084908_2254303.jpg仕込蔵で、「三ナイ流」の説明をする高橋さんの後ろにあるのは、櫂棒? ‥‥って聞いたら、「これくらい置いておかないと、酒蔵らしく見えないでしょ」だってぇ。ん〜〜む、この余裕‥‥さすが、高橋さん。


‥‥エ〜〜実は、昨日は運悪くというか間が悪いというか、蔵では搾りに掛けているお酒が一つもない日でした。ですから、蔵見学で最も楽しいはずの、あの槽から滴り落ちる搾りたてを利き酒することができなかったのです。

でも、高橋杜氏さんが、確信をもって挑戦している「三ナイ流」の実際を見せてもらったし、高橋さんの指揮のもと、たくさんの若い蔵人が忙しく立ち働いている様子も見せてもらいました。
最近は、あまり明るくない話題の多い秋田の酒造業界ですが、こんなに自信を持って自らの酒造りに邁進する杜氏さんがいて、酒造りという厳しい伝統産業に飛び込んできた若者たちがいる‥‥そういう人達に会えたことが、槽前酒が飲めなかったけど、ズーッとズーッとラッキーだった、そう思えた一日でした。

まぁ、運転手役もしていたので、当然ながら利き酒が出来るはずもありませんでした。もちろん、酒盃さんに戻って、お土産に蔵から頂戴した、美味しい搾りたてをたっぷりと利き酒をしたことはいうまでもありませんけどね‥‥利き酒しすぎて、ブログは今日になってしまいました、すみません。

ということで、そのお土産のお酒の中の一つ、『雪の茅舍・山廃純米 生酒』の利き酒報告です。
c0084908_22555051.jpg
由利正宗の「山廃酒」のことについては、このブログ蔵のHPを読んで下されば詳しくお分かりになれます。

これまで、由利正宗では、「山廃純米酒」の生酒は出していませんでした。すべて火入をして瓶囲いで貯蔵、出荷していました。ところが、かなりの量を仕込んでいたはずですが、19BYが昨年11月に品切れとなってしまったのです。
これほどお客様に愛飲されているお酒を、簡単に「品切れです」とはなかなかお伝えできずに苦慮していたところ、昨年末ギリギリになって、20BYの「山廃純米酒」が上槽され始め、その生酒を慎重に、慎重に利き酒をした結果、これなら生酒から飲んで戴いても何の問題もない。ということで、今年から発売に踏み切ったというわけです。

私たちも、ズーッと火入れで通してきた「山廃純米酒」の「生」、といわれても直ぐにはお客様にご紹介はできませんでした。昨年暮れに少しだけ入荷させてはいましたし、それに利き酒をしたら、「ん〜〜ん、旨いね〜」とは思ってはいたのですが‥‥

そして昨日、酒盃さんのたくさんのお客さんたちに飲んで戴いたら、「美味しいじゃないの〜。1.8入りで2,415円、安いじゃないの〜」というご意見ばかり。まぁ、訪ねたばかりの蔵のお酒は、それでなくても美味しいですけどね。

もちろん「三ナイ流」ですから、櫂は入れナイ、濾過をしナイ、出来た酒に水を加えナイ、無濾過生原酒の旨味たっぷりの純米酒。それでも、豊かで美味しい酸味と、低いアミノ酸で、雑味なく、妙に重くないスキッとした感じの生酒になっています。

火入れの「山廃純米酒」が本当に美味しくなるまでには、まだ少し熟成をさせなければなりません。それまで、この「生酒」で高橋流の山廃純米酒を楽しむことに致しましょう。
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by nbhkkry20 | 2009-01-26 22:59 | 雪の茅舍

あかい灯、あおい灯(09-01-24 SAT.)

時々☃(日照時間・18分
c0084908_2058445.jpg予報通りに、日中の気温もマイナスの真冬日でした。でも、この寒気も明日には緩むというのですから、そんなに寒いっ! ってほどではない一日でした。
ところで、気象予報士が「真冬並みの寒気団が南下」と云ってましたけど、一月の大寒の時期に「真冬並み」って、今が真冬だっちゅうの‥‥いいのかぁ、予報士がそんな感覚で?

写真は、街路樹がきれいなお屋敷町で。歩いている人なんかだ〜れもいません。ちゃんとカラーで撮ったのに、色気のない白黒写真の世界みたいでした。


ということで、冬の秋田は淋しい色合いの情景が多いのですが、ここだけは別。夜ともなると、“紅い灯〜青い灯〜”の川反通り。ご覧のように、色気がいっぱいです。
c0084908_20594912.jpg
氷点下で凍てつく道もなんのその、やっぱり土曜の夜、チラホラとお客さんが見えますが、秋田も世界的不況と無縁ではありません。週末を除けば、お客さんは一段と少なくなったような気がします。でも、あの紅い灯、青い灯のお店の中には、連日忙しくて、予約もなかなか取れないというお店もあるんですよ。

そんなお店の共通点は、ちゃんと作った美味しいお料理と選び抜いた美味しいお酒を、お手頃価格で、楽しく食べて気持よく飲んで戴く、当たり前のもてなしをしてくれるお店です。バブル的飲食ではなく、実質的で、費用対効果をキッチリと充足させてくれるお店、と云えるかもしれません‥‥これで、きれいなオネエチャンがいてくれれば、文句なしなんですけどね。
いずれにしても、ここしばらくはお客さんの減少とお店の淘汰が進み、この通りは今以上に淋しくなるかもしれません。でも、ホンマモンの飲食店さんが残ってゆくのなら、この川反飲食街にとってはいいことだと思いますけど、ね。

さて、次々に入荷してくる新酒生酒。今日は‥‥っと、ご紹介しようとしたお酒が、入荷してきたばかりなのに、写真を撮る間もなく昨日と今日で売れてしまいました。すみません。月曜日に再入荷しましたら、間違いなく利き酒報告致します。
乞う、ご期待!
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<1月〜3月の行事予定> 
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by nbhkkry20 | 2009-01-24 21:21 | 秋田のいろいろ

喜久水・純米吟醸 笹にごり 一時(09-01-23 FRI.)

時々日照時間・24分
c0084908_2171062.jpg午後の最高気温が10.7度!? 昨日を上回る暖かさで、雪も融けたし体も楽です。合う人ごとに「荒れねくて、いっすなぁ」と言葉を交わしますが、ホントにこれでいいんだべが? 
今晩から真冬並みの寒気団が南下する予報ですが、はて、どれほどの寒さになるんでしょう。

写真は、住宅街のお庭の「寒椿」‥‥かな? 5〜6センチの小型の花だけど、真っ赤な花びらと濃〜い緑色の葉っぱは、色気のない冬の景色の中でひと際鮮やかでした。



さて、今年もこのお酒が飲める季節になりました。本日入荷したばかり、『喜久水・純米吟醸 笹にごり 一時』です。
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酒暦は申しあげるまでもありません。昨年同様に酒米の華吹雪を55%精米し、901号酵母で醸した純米吟醸の、あまり濁りが濃くない「笹にごり」状態のお酒です。そして、このお酒の魅力は、何といってもそのガス圧、発泡力です。

それだけに栓を開けるのが難しく、毎年何人かのお客さんから「噴いちゃったよ〜」とか「こぼしちゃったよ〜」とか、大きく失敗すると「半分なくしちゃったよ〜」とかの、苦情にならない苦情を頂戴します。

瓶には、開栓時の注意書きもしっかりと書いています。また、店頭でお渡しする時も、しつこいほど「開け方にご注意」をお伝えしています。そのため、開栓時に噴くのは、もう皆さん覚悟の上のはず。ですから、慎重に、慎重に‥‥それでも、噴いたり、こぼしても苦情は云えない‥‥トホホホ。

「一時」は、上述のような苦労を乗り越えてこそ楽しめる美味しさがあるのですが、蔵から届いた「一時」の箱を開けたら、荷の上にこんなお知らせが貼ってありました。

c0084908_2181280.jpgん〜〜〜そういえば、毎年入荷したてを飲んだお客さんから「今年は吹かないね〜、スカだよ」なんて云われることがありますが、こういうことだったのですね。だからといって、ガスが上がるのを待って購入を控えていると、たぶん‥‥品切れ。


朝方入荷して、ガラスドアに「喜久水 一時」という簡単なポスターを貼りだしたのですが、皆さん待っていたかのように、ポンポンポンと買っていかれました。この分では、思いの外早く品切れになりそうです。
是非、お早めにお求めになり、ご自宅の冷蔵庫でガスが溜まるのを待つ‥‥それが、宜しいかと思います。

もちろん、価格は昨年と同じ。喜久水の55%精米の純米吟醸は、1.8入りで4,200円、720入りで2,205円と決まっております。
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<1月〜3月の行事予定> 
・ 1月25日() 定休日
・ 2月01日() 定休日
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月19日(木) 県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
                       (詳細は県酒造組合のホームページで)  
by nbhkkry20 | 2009-01-23 21:11 | 喜久水

刈穂・純米吟醸 六舟 無濾過中取り生原酒(09-01-22 THU.)

時々日照時間・162分
c0084908_21312912.jpg小路でもないかぎり道路の雪はほとんど融けたので、Nirvana号で今年初めてのポタリング。
裏の旭川の上流、太平山が間近に見える辺りまで往復一時間ほど、気持よかったぁ〜。
でも、真冬の一月に、自転車でここまで来られるなんて‥‥


c0084908_21315166.jpg途中の旭川小学校前の横断標識の温度計は、何と摂氏9度!
3月並みということですが、もしかして1月の気温としては観測史上最高、かな?


c0084908_21321699.jpg写ったのはトビかな? ノスリかな? 
雪が融けた川岸の穴から出てくる野鼠なんかを狙っているのか?
川をまたぐ電線にとまって、下の川をジッと見つめていました‥‥そのトビかノスリを15分も見てたのに、ぜんぜん寒くな〜い。
こりゃ、まるで春だ!


さて、次々と新酒生酒が入荷しています。
今日は、『刈穂・純米吟醸 六舟 無濾過中取り生原酒』です。
c0084908_21324164.jpg
刈穂の三本柱といえば、「(アル添の)大吟醸」「(純米の)超辛口」「(アル添の)吟醸 六舟」です。この三つのお酒の、人気も販売量もここ何年と下がることはなく、刈穂の蔵を支えていると言っていいと思います。

しかし、それだけでは、今の日本酒の中で唯一つ需要が増えている「純米酒系」の分野を満足させることはできない。超辛口というちょっとキワモノ的な純米酒ではなく、これからの若い人たちにも好まれる、芳醇な香味をもつ純米吟醸がほしい。ということで、4年前に誕生したのがこのお酒。そしてご紹介するのは、20BYの新酒『無濾過中取り生原酒』です。

昨年と同じく、秋田県産の美山錦を55%精米し、総米750キロという小さなタンクの仕込みで、自社で開発した培養酵母(通称:カリホスペシャル)を使い、日本酒度+5.0、酸度1.5、アルコール度16度というお酒に醸しあげています。

顔を近づけると、瑞々しい香りがふわ〜っと鼻孔をくすぐり、旨そう! と思わず口をつけたくなる。その香りと一緒に飲む味わいは、薄〜い甘味に包まれたジューシーな酸味と相俟って、本当に爽やか。
槽掛け搾りをして、搾りたての香味がほとばしる「中取り」の部分だけを全く濾過をせずに瓶詰め‥‥そのフレッシュさ、その瑞々しさ、そして、その美味しさの理由が分かりますね。

この『無濾過中取り生原酒』は火入れをされ、極低温で瓶囲いをされ、春先には「20BY 純米吟醸 六舟 一回火入れ 瓶囲い」として出荷されます。
昨年の「19BY 純米吟醸 六舟 一回火入れ 瓶囲い」も、香り高く味芳醇で飲み飽きしないと評判も高かっただけに、今年の出来は? と心配でしたが、この『20BY 無濾過中取り生原酒』の出来の良さなら期待十分、何の心配もなさそうというところです。

火入れの「純米吟醸 六舟」は1.8入り2,910円なのですが、『20BY 無濾過中取り生原酒』は、生原酒ということで少〜し上乗せさせていただいて、1.8入りで3,000円、720入りで1,500円。このくらいのアップなら、まだまだCP(コストパフォーマンスの略、ということにしてネ)抜群だと思いますよン。
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<1月〜3月の行事予定> 
・ 1月25日() 定休日
・ 2月01日() 定休日
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月19日(木) 県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
                       (詳細は県酒造組合のホームページで)  
by nbhkkry20 | 2009-01-22 21:36 | 刈穂

まんさくの花 ・七年熟成 純大吟「吟熟」 再び(09-01-21 WED.)

一日中☁(日照時間・0分
c0084908_20485622.jpgお日様はまったく出なかったけれど、一日中3度前後で寒くなし。一枚薄着にして出かけ、千秋公園てっぺんの御隅櫓までゆっくり上がったのに、背中にジトッと汗をかくほどでした。
氷の上のカルガモたちも、何となくノンビリして見えるのは、暖かいからでしょうね〜。
ホントに、このまま春がくるかもしれない‥‥そんな、(よ〜く考えれば、少し怖いような)大寒に入って二日目の秋田市でした。


今日は、丁度一週間前にご紹介した、『まんさくの花 “七年”熟成低温瓶囲 純米大吟醸「吟熟」』、再びです。
c0084908_20492043.jpg

お飲みになった方から次のようなメールを戴きました。
                ーーーーーーーーーーーーーーー
    先日買った、まんさく純米大吟醸七年古酒は、わるい酒だ!!
    あんまり旨すぎて飲み過ぎてしまった。
    燗酒もよし、とあるのでお燗してみたら、これまた旨い!!
    純米大吟醸をお燗するなんて、と思ったのですが、こんな旨い
    燗酒は今まで飲んだことがない。
    四合瓶はありませんか? 少し買いだめしようと思います。
                ーーーーーーーーーーーーーーー
ん〜〜こんなにお誉めを戴けるなんて、本当にありがとうございます。お勧めした甲斐があったというものです。御蔵に成り代わりまして、御礼申しあげます。

残念ながら四合瓶(720ミリ)はありませんが、1.8入りの在庫はまだあるようです。それでも、蔵出荷300本という極限定の“掘り出し酒”ですので、まだお飲みになっていない方は、是非お早めにお試しくださるようお勧め申しあげます。

それにしても、メールの文章、旨いですねぇ。
こんなに率直に飲んだ感想が書けれるなんて、羨ましい。私のブログなんか、毎日のように何十行も書いてるのに、何を言いたいのか分からない文章ばかりでしょう? はぁ‥‥‥‥。

でも、いいんです。また次に、「旨すぎて‥‥」とか「今まで飲んだことがない」というような感想が送られてくる日を期待して、続けてゆくことに致しましょう。
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<1月〜3月の行事予定> 
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・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
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                       (詳細は県酒造組合のホームページで) 
by nbhkkry20 | 2009-01-21 20:58 | まんさくの花