<   2009年 02月 ( 12 )   > この月の画像一覧

福小町・純米大吟醸 福 瓶燗火壱(09-02-27 FRI.)

時々日照時間・426分
c0084908_22433914.jpg全国的に雨模様、東京は雪‥‥秋田は、い〜〜い天気。薄雲がかかってたけど、午後からはめいっぱいの青空。気温も6度近くまで上がり、気持のい〜〜い一日でした。

写真は、運動公園のプラタナス。よ〜く見ると、小さな果実が鈴のようにぶら下がっています。
だから、鈴懸の木。
鈴懸といえば‥‥友と語らん 鈴懸の径(みち) 通い慣れたる 学び舎の街‥‥という歌がありました。
「上を向いて歩こう」がアメリカで「スキヤキ」という題でヒットした後に、この歌が「スシ」という題で発売されたというんですが、ホントかなぁ‥‥?


さて、待っていた酒はまだですが、思いがけない蔵から思いがけない酒が出荷です。
『福小町・純米大吟醸 20BY瓶燗火壱』です。
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使用米は精米率40%の秋田酒こまち、秋田の大吟醸用酵母3K-8(こまち酵母)を使い、アルコール度数が16度、日本酒度±0.0、酸度1.2、アミノ酸度1.1という酒に醸し上げられた、紛れもない純米大吟醸。しかも、ラベルに『瓶燗火壱』とあるように、瓶燗一回火入をしての出荷です。

いきなり価格の話では余りにも商売っ気あり過ぎですが、この純米大吟醸、1.8入り3,980円、720入りで2,000円。ん〜〜む、同じような「酒こまち40%精米の大吟や純大吟」のほとんどがこの倍近くの値段。一体、何が違うのか? ‥‥いえいえ、『福小町・純米大吟醸 20BY瓶燗火壱』が安価な理由など探る必要はありません。この価格でホントに美味しければ、それで充分。何の問題もありませんから。

ということで、唎酒、唎酒‥‥。
実は、入荷した直後。まだ冷蔵庫に入れる前の、常温で一度唎酒をしたのですが、その時と、冷蔵庫で冷たくして飲んだ印象がまったく違うのには驚かされました。

常温では‥‥かほり、かおり、香り。立ってくる香りも、含み香もかなり強い(こまち酵母の特徴?)香りの純大吟。
香りの酒といえば、味が抜けやすく・腰が弱く・飲み応えなしという酒が多いのですが、この酒も何となくそんな感じかなぁ‥‥と思っていたら、キリッと冷えるとこれが一転! 大化けしてしまったのです。

キリッと冷やすと‥‥立ってくる香りは穏やかだし、含んだ時も香りだけが浮くような強さではない。むしろ、爽やかで上品な高級感溢れる香りが心地よく広がる。そして、苦味やエグ味はもちろんなく、甘味や旨味はあくまでも上品で極上。しっかりとした緻密な味わい、飲み応えも出て、まさしく純米大吟醸の世界を魅せてくれる一品です。

±0.0の甘さと、1.2という低い酸で、後口のキレを心配したのですが、これも「冷やして」あれば全く心配なし。スーッとキレて、もう一杯! ということ間違いなし、私は好きなタイプです。

常温で味わいが出るとか、お燗をすれば旨味が増すとか言われますが、では、「冷やせば美味しくなる」というお酒があっても不思議ではありません。
この『福小町・純米大吟醸 20BY瓶燗火壱』は、キリッと、いやギリッとくらいに「必ず冷やして」飲んでほしい純米大吟醸です。
 
それと、もう一点。こんな上品で高級感溢れるお酒は、合わせるお料理に悩みそうです。でも、ご心配なく。そんなことでお悩みなら、お料理なしで飲むのも一興。
キリッと冷やして食前に、食後にデザート酒として、敢えてワイングラスなんかで飲る‥‥そんな、オッシャレーな純米大吟醸。いいですよ〜。

ということで、この旨さで、あの価格なら、絶対にお得!  飲むべし。
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<3月〜4月の行事予定> 
・ 3月01日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月08日() 定休日
・ 3月15日() 定休日
・ 3月19日(木) 新酒鑑評会の一般公開 
                        県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
                       (詳細は県酒造組合のホームページで)
・ 3月20日(春分の日) 通常営業致します
・ 3月22日() 定休日
・ 3月29日() 定休日
                        秋田の日本酒を考える会「試飲意見交流会」                       
・ 4月04日(土) 千葉県鴨川市で法事のため臨時休業
・ 4月05日() 定休日 
by nbhkkry20 | 2009-02-27 22:54 | 福小町

竿灯・仕込3号 ゆきの美人 生(09-02-26 THU.)

時々日照時間・144分
c0084908_20541385.jpgまだまだ北風が吹き肌寒いんですが、空気は何となく春の匂いがするような、同じ曇りでもひと頃からすればだいぶ明るくなり、季節は春の準備です。

千秋公園は松下門跡の土手の、三抱えはありそうな立派な黒松。いつの時代のものなのか、もしかしたら、この坂を上り下りするチョンマゲ頭を見ながら大きくなったのかもしれません。
今は、15本ほどの“点滴”が幹の周りにグル〜リ。きっと、これも春の準備ですね。
頑張ってください、ご老体。


さて、ようやく次の一品が入荷してきました。
今月19日に、蔵で上槽に立ち会った『竿灯・仕込3号 ゆきの美人 生原酒&活性にごり』です。
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50%精米の山田錦を麹に、55%精米の秋田酒こまちを掛米に、金沢酵母(K-14号)を使い、総米800キロ仕込という、竿灯ならではの小〜〜さな仕込み。
そして、2月19日の上槽から一週間‥‥アルコール度16.8度、日本酒度+3.0、酸度1.7という純米生原酒(活性にごりは加水)で製品化されました。

上槽の際の、あの荒ばしりのシュワシュワ感やプチプチ感は少なくなったけど、まだまだフレッシュ感は抜群。
酸の生成の少ない金沢酵母ですが、柑橘系の甘酸っぱい旨味のあるジューシーな含み香と味わいは健在で、しかも、落着きとキメの細かさが加わり、喉に落とすと、口中にその心地よい香味の余韻が長く、あの荒ばしりを飲んだ時の感動が甦る‥‥。

‥‥2月7日の蔵散歩で、この酒の醪をちょっとだけ舐めて、この酒は旨くなるぞ と、ニンマリした皆さん! 皆さんの期待通りに、美味しいお酒に仕上がりました。
1.8入りで2,600円、720入りで1,400円、この酒質でこの価格なら、ホントにホントに期待通りの『竿灯・仕込3号 ゆきの美人 生原酒』と言えますねぇ。

また、醪を『種』にした『竿灯・仕込3号 ゆきの美人 活性にごり』も同時発売。
でも、まだ活性力が弱く、もう一週間くらい冷蔵庫に入れておけばジワジワと炭酸ガスが溜まり、文字通り“危険!”になって、2月19日の荒ばしりのような美味しさが甦るんではないか‥‥と、蔵では申しておりました。
こちらは720入りで1,450円ですが、『生原酒』ほどの蔵出荷本数はありません。どうぞ、お早めにお試しくださるようお願い致します。
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<3月〜4月の行事予定> 
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by nbhkkry20 | 2009-02-26 21:01

ホントの飲み頃は、これからだ(09-02-24 MON.)

昼前から日照時間・396分
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土曜日の雪、日曜日の雨、そして今朝の冷え込みで、道路に残った雪や水たまりが凍り付いてツルッ、ツル。少しでも黒光りする所は怖くて‥‥皆さん、へっぴり腰で歩いていました。

でも、昼頃からは青空がこんなにも広がって、太陽が燦々と降り注ぎ、写真・右手前の駐車場のように、凍りもあっという間に融けてしまいました。強い風は冷たかったのですが、向こうの白い建物の奥には、写真では見えませんが、雪で真っ白な太平山がクッキリと姿を現していました。

それなのに、夕方7時のNHKニュースの週間天気予報で、美人の予報士さんが「今週は太陽のお休み週間です」と、残念そ〜に締めくくっていました‥‥そりゃぁ、東京は雨続きの一週間になるんでしょう。だからといって、秋田まで「太陽のお休み週間」にしないでくださいよ。今週の秋田は、「冬の嵐のお休み週間」になる予報なんですからぁ⤴‥‥って、そんなに目くじら立てちゃだめですね、美人さんには。

さて、新酒生酒の出荷も一段落して、なかなか次の一品をご紹介できない時期ですが、それとと共に、蔵からは限定出荷の新酒生酒の品切れのお知らせが来るようになりました。

天の戸・シュワトロ、出羽鶴・Fukuro-Xなど、濁り酒系に品切れが多いのですが、逆に、ここにきて熟成が進んで、新酒特有の荒さもとれてより円やかになって、一段と旨味を増している生酒が、改めて飲ん兵衛さんたちの評判になっています。

『天の戸・美稲 杜氏直汲(とうじ・じかぐみ) うすにごり』
『刈穂・純米新酒しぼりたて 荒ばしり 滓』
『喜久水・純米吟醸 笹にごり 一時』
『春霞・純米吟醸 霞 うすにごり生』
『雪の茅舍・純米(大)吟醸 美酒の設計 生』などなど‥‥
これからが本領発揮、ホントの飲み頃になるお酒です。
そして、季節も暖かくなるこれから、冷た〜〜く冷やして、あるいは少〜し温めて(火入れ?)、真冬の寒さの中で飲むのとはひと味違う美味しさがあるお酒たちです。

‥‥先週搾った『竿灯・ゆきの美人』や『天の戸・亀の尾 雫搾り』など、次の一品も待機しているようですが、これからがホントの飲み頃のお酒が、ホントに品切れになる前に、是非お試し下さるようお待ちしております。
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<3月〜4月の行事予定> 
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by nbhkkry20 | 2009-02-23 21:28 | 秋田のいろいろ

吹雪、吹雪、こんな夜は‥‥(09-02-21 SAT.)

☃時々日照時間・30分
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陽水さんの歌ではないけれど、今日は一日中、“吹雪、吹雪、氷のセカイィ〜⤴” で完全に真冬日、ホントに寒かったぁ。
なのに、明日の予想気温は、何と7度! マイナスではなくプラスの7度! ホントカヤ? というところですが、夜が深まるにつれ気温が上がっているようで、この分なら明日は少しは楽になりそうです。

とはいえ、今日の秋田。強風で住宅の屋根が飛ばされ、全ての列車が運休や遅延、路面凍結でスリップ事故も多発‥‥こんな夜は、ラジオで吉田秀和さんの名曲の楽しみでも聞きながら、お燗酒で体をあっため、早く寝るにこしたことはありません。

でも、明日は日曜日。少〜し体をあっため過ぎて、ラジオがいつの間にか、クラシックからニーナ・シモン特集のジャズ・トゥナイトに、そしてラジオ深夜便に変わっていても、明日は朝から運転する予定もないしぃ‥‥さぁ〜て、今夜はどのお酒にお燗をつけることにしましょうかねぇ、ウッ、フッ、フッ。
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<2月〜4月の行事予定> 
・ 2月22日() 定休日
・ 3月01日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月08日() 定休日
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by nbhkkry20 | 2009-02-21 20:52 | 秋田のいろいろ

竿灯・仕込3号 ゆきの美人‥‥もうすぐ(09-02-19 THU.)

時々日照時間・156分
c0084908_2259166.jpgアメダスでは、昼頃に最高+0.3度を記録してましたが、ほぼ真冬日の寒〜〜い一日でした。

ご近所さんの屋根に短いツララが出来ていました。5、6年前までは、ここん家のツララはこの10倍近くはあったように思います。落下が怖くて、ここの軒下は絶対に通れませんでした。
それだけ寒く、雪も多かったということで、それを思えば、最近の寒さなんて、大したことはないんですねぇ。


その寒さの中、2月7日に引き続き、例のマンション酒蔵・竿灯さんまで、蔵散歩をしてきました。但し、今回は私一人、淋しいなぁ。
あの日、この醪を飲んだお二人が、その美味しさでニンマリとした、あの期待のお酒「20BY仕込3号・山田錦+酒こまち、金沢酵母」の上槽を見学してきたのです。

c0084908_2313038.jpg今日の上槽は3号仕込ですが、2号は昨年の12月に出荷、そして1号はというと、ず〜〜と前の去年の10月の出荷だったんですよね〜。
ということで、新年になって初めての上槽、蔵人さんたちもちょっと緊張気味でしたよ。


c0084908_232065.jpg3号仕込タンクの呑み口は切られ、しっかりとホースがつながれて、いよいよ今年最初の上槽‥‥


c0084908_2323217.jpgその前に、ちょっとだけ‥‥活性濁り酒を造るための「種」を汲み上げているところです。


c0084908_233438.jpg「種」は、こうして保存されている間に酵母の活性が促され、搾ったお酒に少しだけ混ぜられ、活性濁り酒の誕生となる‥‥よく分からないけど、竿灯さんの活性濁り酒の造り方は、こうして行うんですね。


c0084908_2333078.jpgポンプが始動し、醪が圧搾機に送られ始めました‥‥でも、最初はもちろん酒にはしません。
掃除の残りカスでもあったら大変ですからね。


c0084908_2335986.jpg赤い上着の船頭さんと比べても、竿灯さんの圧搾機は、やっぱり小型ですね。


c0084908_2342939.jpgそして、ほぼ一日がかりの上槽を、この制御盤でばっちりとコントロール。微妙な圧力調整もできるということで、木槽(ふね)とはひと味違ったクォリティの高さが得られるとのことです。


c0084908_2345874.jpgいよいよ、待ちに待った荒ばしり。えー、中川さんではないけれど、ゴッックン‥‥ん〜〜む、クォリティが高い!


どう、クォリティが高いのよ?
唎猪口に鼻を近づけても、立ってくる香りが少ない? いや、口に含むとシュワシュワ、プチプチした炭酸ガスに弾かれるように、酒に溶込んでいる柑橘系の香りが口中に広がり、心地いい。含み香のいい酒って、ホントにゴックンしたくなりますよね。
そして、口中でクルクル回しても、イヤな酸味やエグ味はどこにも感じない。それに、甘辛酸のバランスもよく、その上、スーッとキレて余韻もいいから、もう一杯‥‥ん〜〜む、旨い。

2月7日の蔵散歩の時に、こんなことが出来たら良かったのになぁ‥‥あの日、参加を戴いた皆さん。タイミングが悪かったと思って、何とかお許しをお願い申しあげる次第です。

いずれにしても、2月7日に醪を飲んでニンマリしたように、搾ったお酒でもニンマリするのは確実。上槽後は滓下げをし、瓶詰め、ラベル貼りなど‥‥製品となって蔵から出荷されるのは、来週半ばになりそうです。それまであと少し、お待ち下さるようお願い致します。

ちなみに、「竿灯・ゆきの美人 山田錦+酒こまち 金沢酵母」は、『生酒・1.8入り、720入り』と『活性濁り酒・720入り』と二種類の入荷予定。もちろん、ご予約もお待ちしております。
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<2月〜4月の行事予定> 
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by nbhkkry20 | 2009-02-19 23:12

天の戸・醇辛 無濾過生 番外編(09-02-18 WED.)

☃後時々日照時間・156分
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雨の日が多かった先週とうって変わり、日曜の夜からず〜〜っと雪模様の寒い日が続いています。

今日も最高気温が0.3度で風も強く、体感温度は完全に真冬日。それでも、午後の4時半過ぎでこの明るさですから、だいぶ日が高くなってきたんでしょうねぇ。


ところで、高くなったと言えば、去年より一段と高くなった『天の戸・醇辛 無濾過生 番外編』‥‥いえ、価格が高くなったのではありません。日本酒度が一段と高くなった、これまでの最高『+18』まで上げての出荷です。
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先月末にご紹介した今年の醇辛生 +9は、キリッとした辛さと、コクのある旨味のバランスがいいと相変わらずの人気ですが、昨年の番外編よりも日本酒度を2ポイント上げた今年の番外編。さて、どんな味わいになったのでしょうか。

以前にも書いたことがありますが、一般的に、純米酒の辛さを強くするということは→原材料の糖分を徹底してアルコールに変えること→原材料の歩留まりが良くなる→儲けがでる→社長が喜ぶ‥‥ということになるのですが、天の戸の番外編は、簡単に社長を喜ばすお酒ではありません。この『醇辛 無濾過生 番外編』は、『無圧搾り 中取り』という贅沢な方法で搾られたのです。

天の戸は、全てのお酒を木の槽(ふね)で上槽します。醪を入れた小袋を槽に積み重ねて圧力をかけて搾るのですが、その圧力をかける前の、醪の自らの重さで搾られ落ちる『無圧搾り』で、しかも、徐々に味わいが乗ってくる時間帯の『中取り』酒だけを汲んだのが、この『醇辛 無濾過生 番外編』です。

その上槽方法の所為でしょうか‥‥
香りは、吟醸香とは違う嫌味のない「酒」の香り。一口飲めば、ウーーッ、辛い。ビリッとする辛さ。でも、スーッとキレて、その辛さがいつまでも残らない。それに、精米が60%と低い割には後口にエグ味も苦味もなく、1.8ccという酸味の高さも感じさせず‥‥ヘ〜〜エ、天の戸って、こんなに「淡麗辛口」な酒も造るんだ? とビックリするほどのきれいなお酒です。

そんなことを考えながら盃を休めていると、口中にホワ〜〜ンとした甘味というか旨味が甦り、しかもよくキレるので、クィッ、クィッといくらでも飲みたい気分にさせられます。でもでも、それは要注意! アルコール度が17〜18度と高いですから、後から効いてくるぞ〜。
‥‥ということは、少し飲んでも気分よく酔える→1.8入り2,625円が長持ちする→お客様喜ぶ→お客様はまた『番外編』を購入する→蔵の社長さん喜ぶ‥‥『天の戸・醇辛 無濾過生 番外編』は、お客様も蔵も、どちらも目出たく大喜びのお酒ということになりますね。

なお、この『醇辛 生 番外編 +18』と普通の『醇辛 生 +9』との違いは、写真でご覧の通り、ビンの首にぶら下げた「+18」と書いた小〜さなタグでしか分かりませんので、よ〜〜くお確かめのうえお求め下さい。
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by nbhkkry20 | 2009-02-18 22:06 | 天の戸

まんさくの花・純吟 八八七分の壱(09-02-12 THU.)

日照時間・240分
c0084908_2313918.jpg昨夜来の雨も午前中にはあがり、青空も徐々に広がり、弱々しいけど日ざしが気持のいい午後でした。

今日の写真‥‥何となく晩秋のような景色ですが、日ざしはフンワリと暖かさをふくんでいて、春に向かっていますね〜。
でも、この週末は暖かくて(大)雨、なのに来週いっぱいはまたまた寒くて雪、という予報。
今年は驚くような暖冬でしたから、もう寒気など戻ってこないで、ホントの春よ早く来て〜というカンジ。


さて、ラベルだけで飲みたくさせるお酒を次々と発売している「まんさくの花」から、またまた、ラベルも酒質も垂涎のお酒が出荷。
『まんさくの花・純米吟醸 八八七分の壱』です。
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写真ではお酒の瓶が重なっていますが、実は「八八七分の壱」ラベルの後ろの瓶は「八八七分の弐」ラベル‥‥‥なぁ〜んてことはなく、どの瓶も全て「八八七分の壱」ラベルです。以前に紹介した「太平山・純吟 秋田生モト No.12」と同じく、新開発「秋田酵母No.12」を使った「まんさくの花」版なのです。

それでは、何故「八八七分の壱」か? 
蔵の案内書によれば、『県醸造試験場が昭和50年代から保存していた887株の酵母菌の中から、秋田酒ルネッサンスを目指して試験醸造を繰返し、最終的に1株に絞り誕生した新酵母‥‥』。つまり、八八七株分の壱株=秋田酵母No.12を使った純米吟醸ということです。

「秋田酵母No.12」は今年から正式配布され、様々な蔵から新酒として出荷され始めていますが、この『まんさくの花・純米吟醸 八八七分の壱』は、太平山が“生もと仕込み”をしたのと同様に、他の蔵とはちょっと違う特徴的な仕込みをしています。
それは、使用米に「麹・山田錦、掛・酒こまち」という仕込み配合をしたことです。

他の蔵は、秋田の新酵母ということで、米にも100%酒こまちという仕込みが多いのです。でも、新酵母の醸造特性の未知の不確かさがあるのに、そんな安易な考えでいいのだろうか? その為には、麹だけは山田錦を使いしっかりとした酒の土台を造り、どんな変化にも対応できるように、と考えての山田錦‥‥ん〜〜む、さすが百戦錬磨のベテラン山内杜氏、高橋良治さん。
なぁ〜んて、唎酒しながら美味しくて、い〜い気分になり、たぶんそんなこともあったんじゃぁないかなぁ〜? という、私の想像ですけどね。

とはいっても、案内書でいうように、『爽やかな上立香と、まろやかで上品、かつ後味がきれい』な酒に仕上がっていることは確かです。もしかしたら、それが「麹・山田錦」の為せる技、なのかもしれません。

また、19BY原酒を『瓶貯蔵一度火入れ』するという、『まんさくの花の真骨頂を体現し』、昨秋の唎酒では『(新酵母開発)コンセプト通りの酒質を達成した旨の太鼓判を戴いた』とあるように、秋田酵母No.12の典型的な香味を持つ酒、それがこの『八八七分の壱』と言えるかもしれません。

限定500本と案内書にありましたが、こんなに美味しそうなラベルと、ホントに旨いお酒ですから、「あっ」という間でしょう。1.8入り3,150円、720入り1,750円という適当な価格ですから、尚更、「アッ」でしょうね〜。
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<2月〜4月の行事予定> 
・ 2月15日() 定休日・秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月22日() 定休日
・ 3月01日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月08日() 定休日
・ 3月15日() 定休日
・ 3月19日(木) 新酒鑑評会の一般公開 
                        県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
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・ 3月22日() 定休日
・ 3月29日() 定休日                       
・ 4月04日(土) 法事のため臨時休業
・ 4月05日() 定休日 
by nbhkkry20 | 2009-02-12 23:16 | まんさくの花

酣々塾・市内蔵散歩(09-02-09 MON.)

後☃夜は日照時間・216分
お天気の変わる周期が早くなってきました。
先週の土曜日は冷たい雨から雪になり、日曜日は吹雪。そして今日の朝は晴れ〜、だけど夕方はまた雨。目まぐるしく変わる‥‥春先のお天気ですね。

さて、土曜日に行われた「酣々塾・市内酒蔵散歩」のご報告。訪ねたのは、「竿灯・秋田醸造株式会社」さんと、「新政・新政酒造株式会社」さんです。

c0084908_23254540.jpg朝方は、お天道様が旭川にキラキラと輝いていたのに‥‥


c0084908_23262985.jpg最初の竿灯さんの蔵に出かける頃から、雨風が強くなり、気温も下がり、総勢22名の塾生の皆さんの背中も一段と丸くなって‥‥


歩いて15分。
着いた「竿灯」さんの蔵は、何回かご紹介しているように、マンションンの一階。
c0084908_23273612.jpg蔵の狭〜〜い入口に驚き‥‥


c0084908_23281699.jpg小〜〜さな麹室で、全部の麹を麹蓋で造るのに驚き‥‥


c0084908_23314792.jpgラーメン屋さんの寸胴よりも小さいような、大吟醸の酒毋タンクに驚き‥‥


c0084908_233239100.jpg小さくて可愛らしーいサーマルタンクに驚き‥‥


c0084908_23331678.jpgそのタンクから汲んで飲んだ醪の美味しさに、ニンマリ‥‥
このお酒、発売されたら絶対に買うぞ、とココロに決めた。


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そして、外に出たら、ウッ 寒ッ! でも、いろんなことに驚かされて、ハートは暖ったか、顔はニッコ、ニコ‥‥
ありがとうございました。竿灯の秋田醸造さん。


c0084908_23343370.jpg竿灯さんから歩いて7分。
着いた「新政」さんでは、道路に面した精米所から見学です。
竿灯さんにはなかったので、改めて精米機の大きさに驚き‥‥


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宇宙船のような、大きな回転式の製麹機にビックリ‥‥。
小さな麹蓋を使い、職人技の麹造りを見るのも楽しいのですが、こうして、機械が造るのも面白いですよね。
写真左の小さな回転棒がクルクル回るのが、手の代わり。皆さん、ジーッと見入ってました。

c0084908_23354518.jpg出麹したばかりの、亀の尾米の麹を味見させてもらって、その甘さに驚き‥‥


c0084908_23363279.jpg竿灯さんと比べて、酒毋タンクの数の多さや‥‥


c0084908_2337344.jpg仕込蔵のタンクの、数の多さと大きさに驚き‥‥


c0084908_23373358.jpg40%精米の純米大吟醸の櫂入れ作業をさせてもらいました。
かなり醪は進んでいるようで、割とスムースに櫂が動いてます。
でも、どこかヘッピリ腰‥‥


c0084908_2338392.jpg女人禁制なんていう言葉は、今の酒蔵にはありません。


c0084908_23383170.jpgこちらの女性も、おっかなびっくり‥‥


c0084908_2339289.jpg酒蔵仕事は辛いはずです。でも、遊び半分なら楽しい、楽しい。


c0084908_23392885.jpgこの方、70才を過ぎても毎日農作業をしてらっしゃる方です。
さすが、腰がチャ〜ンと入って、様になっていますね〜。


c0084908_2340519.jpgズ〜〜ッと寒い蔵を回ってくると、やっぱり楽しい唎酒コーナー。
まだラベルのついてない、搾ったばっかしのお酒を唎酒です。
「僕はコレ」「私はコッチ」‥‥市販されるのが待ち遠しいですねぇ。


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新政さん、お忙しいところありがとうございました、と蔵を出ると‥‥立春を過ぎても、まだ日は短い。もう、真っ暗です。
冷た〜〜い雨まじりの雪と強い風、コンディションは悪くなる一方なのに、塾生のテンションはどんどん上がって、皆さんのお顔はニッコ、ニコ。
散歩の最後は‥‥酣々塾にはなくてはならない、美味しいお酒とお料理の復習勉強会が待っていますからねぇ⤴。

c0084908_23441711.jpg新政さんから歩いて8分。
着いた「ん・太刀川」さんは、ちょっと狭いお店だけに全店貸切り。でも、蔵散歩の復習勉強会にはピッタシ。話は通るし、お酒も回し易いし‥‥。


お酒はもちろん、本日訪ねた御蔵推薦の旨酒ばかり。そしてお料理は、山海の料理すべて作り立てのホッカホカ‥‥ココロも体も、直ぐにあったか〜くなったことは言うまでもありません。
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竿灯・秋田醸造の小林忠彦社長さん、ありがとうございました。
‥‥写真がボケしまって、スミマセン。

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新政・新政酒造の佐藤祐輔専務さん、ありがとうございました。
‥‥飲んでるところを写してしまって、スミマセン。

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こうして、復習勉強会は延々と続いたのです。
なんと、二次会、三次会までタップリと復習をした方々もいらしたとか‥‥寒かったけど、楽しい楽しい酣々塾の蔵散歩でした。

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<2月〜4月の行事予定> 
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月02日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月19日(木) 新酒鑑評会の一般公開 
         県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
                       (詳細は県酒造組合のホームページで)                       
・ 4月04日(土) 法事のため臨時休業
・ 4月05日() 定休日 
by nbhkkry20 | 2009-02-09 23:59 | 秋田のいろいろ

ワルモノ、日本酒?(09-02-06 FRI.)

後☃夜は日照時間・120分
c0084908_2226846.jpgまたまた“週”期的な寒さが戻ってきて、午後は0度近くまで気温が下がり、雪。
ここ数日続いた、寒くない天候に慣れた体にはキツい寒さです。
それでも、火曜日にはもう晴れマークが出ています。
寒さも続かなさそうで、春の到来が早そうな気がします。


昨日の読売新聞ウェブ版に、私にとっては面白くないけれど、こんな面白い記事が載っていました。

面白くないのは‥‥な〜ぜ〜、飲酒規則が「日本酒2合」なんですか? 規則の対象はビールでも、焼酎でも、ウイスキーでも、ワインでもいいはずなのに、何故「日本酒」なんですか?
どれくらいの量を飲むかはさておき、こんな話が出てくるたびに、日本酒を規準にするっていうのは面白くない。そんなに、日本酒はワルモノなのか‥‥許せん!

‥‥‥だけど、面白いのは「日本酒2合」という規則なのに、処分をうけた隊員が飲んだのは、「ビールと焼酎」ばっかし。この記事では、「日本酒」は一滴も飲んでいないんです。まぁ確かに、年中暑い硫黄島では(冬も暑いんですよね?)、日本酒を飲もうなんて思わないのかなぁ。
それに、「日本酒2合」という規則だから、ビールと焼酎はたくさん飲んでも構わない、なんて隊員たちは考えたのか? それじゃ、まるで一休さんのトンチ話です。
 
でももしそうだとすれば、硫黄島での飲酒規則は、今度から「日本酒2合」ではなく、「ビールの350ミリ缶◯◯本」または「25度の焼酎を6対4で割ったもの◯◯杯」なんて変えなくちゃいけません。
この記事を書いた記者さんも、その辺りまでアホな突っ込みをしていれば、もうちょっと面白い記事になっていたし、ワルモノ視は許せん! と目くじらたてる必要もなかったと思いますけどね〜。

さて、その「ワルモノ」製造元を訪ねる「酣々塾・市内蔵散歩」が、明日に迫りました。
今回訪ねるのは、近所の新政さんと竿灯さん。関東、関西の県外の6名を含め、総勢22名で、予想以上にたくさんの方々が参加して下さる予定です。
美味し〜〜い「ワルモノ」新酒の仕上がりぶりを、じっくりと見てほしいと思います。
明日は、それほど寒くなさそうですが、夜は雨の予報。さて、どんな散歩になりますやら‥‥今から、楽しみです。
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<2月〜4月の行事予定> 
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月02日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月19日(木) 新酒鑑評会の一般公開 
         県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
                       (詳細は県酒造組合のホームページで)
                       
・ 4月04日(土) 法事のため臨時休業
・ 4月05日() 定休日 
by nbhkkry20 | 2009-02-06 22:32 | 秋田のいろいろ

やまとしずく・純吟 生原酒 No.12仕込 (09-02-04 WED.)

日照時間・0分
c0084908_22561115.jpg晴れ〜の予報だったのに、雲がたれ込めて、記録上の日照時間はゼロ。
でも、千秋公園の本丸に上がった午後3時頃。少し霞んでましたけど、久しぶりに太平山の全容を見ることができました。
雲の切れ目から青空が見えたりして、“私の”日照時間は10分くらいはあったと思いますけどね。


c0084908_22563192.jpgほとんど人を見かけることのない冬の千秋公園の本丸ですが、八幡神社の方向から、女の子たちの元気な声が聞こえます。
何事かと行ってみたら、近くの女子高生たちが拝礼をしたり、おみくじを引いたり‥‥側へ行こうとしたんですが、こんなご時世。カメラを持ってこれ以上近づくのはヤバイかなと思い、遠くからパチリ‥‥はてさて、受験成就のお参りでしょうか? それとも、8日に近づいた針供養の下見でもしているのでしょうか?


さて、昨日ご紹介をした「秋田酵母No.12」。今日は、その新酵母を使って仕込んだ、出来たばかりの新酒生酒が入荷してきました。
『やまとしずく・20BY 純米吟醸 生原酒』です。
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蔵からの酒暦書に面白いことが書かれていました。
このお酒の使用米は100%「秋田酒こまち」のはずですが、「秋田酒77号(秋田酒こまち)」と表記しているのです。
エッ、秋田酒77号? これって、ただの秋田酒こまちを使ったんではないの? ‥‥早速、“やまとしずく”の発売元(醸造元は出羽鶴酒造ですけどね)、秋田清酒さんに問い合わせを致しました。

答えてくれたのは、専務のIYさん。
「私は、“酒こまち”っていう言い方が嫌いなんです。それに、“あきたこまち”と紛らわしいし。お客さんから、しょっちゅう間違えられるんですから‥‥」という、ご返事。
そして、「もともと、稲の系統名は“秋田酒77号”で、“秋田酒こまち”はペットネームのようなものなんです。だから、系統名を正式名称にして、ペットネームはカッコ書き」にしたということなのです。

いいことですよね〜。
食べるお米が“あきたこまち”、湯沢市農協が“JAこまち”、秋田新幹線が“こまち号”、野球場に“こまちスタジアム”ときて、酒関係では、“こまち酵母”に“華こまち酵母”、そして、酒米が“秋田酒こまち”‥‥‥これじゃ、間違いは必至! 何とかならないのか! 

そう思っていた矢先の、専務さんの「私は、嫌いです」の言葉、いい答えをいただきました‥‥もしかしたら、今回の新酵母「秋田酵母No.12とNo.15」も、ペットネームを公募したり、お役所関係で考えられたりしたら、“△△こまち”か”こまち△△”になっていたかもしれません。そうなれば、もっともっと紛らわしく‥‥専務さん、よくぞ「嫌い!」とまで言って下さいました。

ということで、その「秋田酒77号(秋田酒こまち)」を55%精米し、もちろん酵母は「秋田酵母No.12」を使い、日本酒度+4.0、酸度1.9、アミノ酸度1.1、アルコール度17度というお酒に醸しあげました。

出荷前、この原酒と、加水をしてアルコール度を下げたもの三種を飲み比べをする機会があったのですが、香り、旨さ、飲み応え、キレ、どれをとってもこの原酒が一番。唎酒した人全員、納得の美味しさで、こうして生原酒で出荷することになったのです。

入荷して改めて唎酒したのですが、一つだけ‥‥お飲みになる際に、是非冷たくしてからお楽しみ下さい。
飲む前に1時間でも冷たくすると、『やまとしずく・20BY 純米吟醸 生原酒』は、冷たくない『やまとしずく・20BY 純米吟醸 生原酒』とは全く違う味わいをみせてくれるはずです。

一般的には、品温が高いと香味は広がります。でも、この酒は冷たくした方が、その広がりの上に爽快感がプラスされ、酸は上品でジューシーな味となり、旨味や味わいが確実に表に出てくるような‥‥まったく複雑な味わいです。
ん〜〜む、お酒はじっくりと味わうと様々な顔を見せてくれるし、いろんな美味しさを見つけることが出来るんですね〜。その不思議さを、改めて感じさせられました。

え〜〜価格ですが、生原酒ということで、普通の“やまとしずく純米吟醸”よりちょっぴり高めの、1.8入り3,000円と720入り1,500円です。でも、この複雑味を楽しめるなら、CPは全く問題ないと思いますよ〜。
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<2月〜4月の行事予定> 
・ 2月07日(土) 酣々塾・秋田市内の「酒蔵」散歩
・ 2月08日() 定休日・天の戸の蔵開放日
・ 2月15日() 秋田の日本酒を 地産地消で おいしくいただく会
・ 2月25日() 定休日
・ 3月02日() 定休日・やまとしずく醸造研修会
・ 3月19日(木) 新酒鑑評会の一般公開 
         県酒造組合主催・究極の日本酒を味わう会
                       (詳細は県酒造組合のホームページで)
                       
・ 4月04日(土) 法事のため臨時休業
・ 4月05日() 定休日 
by nbhkkry20 | 2009-02-04 23:00 | やまとしずく