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刈穂・20BY 出羽の雫(09-10-31 SAT.)

(日照時間・516分)
明日からの一週間、週間天気予報には、お日様マークが一つしか出ていません。曇りと雨の連続で、3日には、この秋初の雪マークが‥‥飛び石とはいえ四連休で、秋田県種苗交換会をはじめ、様々な農業関係の行事やイベントが各地で予定されています。この不景気で人の出が心配されていますが、せめて、お天気だけはあまり荒れないでほしいと思いますね〜。

さて、今日のご紹介は、販売開始を明日にひかえて入荷してきたばかりのお酒‥‥
『刈穂・生モト純米 20BY 出羽の雫』です。
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平成の世の幕開けと時を同じくして産声を上げた『刈穂・生モト純米 出羽の雫』。
あれから20年、丁度20造り目の新酒を発売するという節目の回を迎えました。

当初は、“純米酒”という言葉さえ理解してもらえず、果たしてどれほど皆さんに飲んで戴けるか不安なスタートでした。しかし、私たち販売会の予想を超えたご支持を戴き、今回まで、一度も途切れることなくヴィンテージを繋げてくることができました。
これも、偏に『刈穂・出羽の雫』を心からご愛顧下さる皆様方がおられたからこそと、心から感謝申しあげる次第です。

ということで、20回目の『出羽の雫』‥‥
使用米は蔵のすぐ側で栽培された美山錦、精米は58%、使用酵母は9号系自社酵母(刈穂スペシャル)と、造りのレシピはここ数年全く変わっていません。もちろん上槽は袋搾り、そして、日本酒度:+5.0、酸度:1.3、アミノ酸:0.6、アルコール分:15.2度というお酒に醸しあげています。

造りのレシピが同じですから、基本的なというか、表面的な香味は昨年19BYの出羽の雫とほとんど同じです。いかにも日本酒、いかにも秋田の酒という、どっしりとして、香りよりも旨味優先の”都会的ではない”お酒のようにみえます。

ただ、ここ数年で最も+プラス(辛口)に振れた日本酒度、これまでになく低い酸度やアミノ酸の影響でしょうか、飲んだ印象は昨年とはだいぶ違うようです。

口に含むと、シャキッとした力強さと酒の張りが飲み心を誘い、ゴクッと飲みこみたい気持ちにさせてくれます。でもその強さは、いつまでもゴリゴリと口の中で主張することはなく、甘味を抑えた適度な辛さと、サラッとしたしつこさのない酸味で、スッとキレてゆきます‥‥あれ〜?、こんな『出羽の雫』で良かったのかな? と不安になるくらい軽妙な印象です。

しかし、前より薄くなったとか、腰がなくなったなどということは全くありません。そこが生モト系のお酒のいいところ、不思議なところで、喉に落とす間際には、熟成された乳酸系の香りと旨味をしっかりと感じさせる。だから、今までになくシャキッとして飲みやすく、それでいて豊かな味わいとコクを無くしていない‥‥普通に美味しい純米酒、秋田純米酒の原点のような旨さだ。ん〜〜む、これこそ刈穂の求める「コクとキレ」を最大限に具現化したお酒なのでは、と思わせるのです。

更に言うなら、『出羽の雫』っていうお酒は最も刈穂らしくて、これで1.8入り2,800円で720入り1,400円なら、いつの間にか、刈穂のラインナップのなかで最もコストパフォーマンスのいいお酒になっているのかもしれない‥‥そんな印象の『20BY 出羽の雫』です。

この20年で、日本酒を巡る状況もかなり様変わりしています。その中で、『出羽の雫』という流通業者が提起するオリジナル酒が、どこまでその役割を果たしてゆけるのか分りません。また、三人の販売会員の状況も少しづつ変わってきています。それらを考えると、何時『出羽の雫』を止める時がきても不思議ではない‥‥今年の発売を前にした販売会の集まりで、こんなことも話し合われました。

しかし、刈穂の蔵がある地元で、『出羽の雫』の酒米を大事に育ててくれる農家があり、その米を丁寧に昔ながらの方法で『出羽の雫』に醸してくれる蔵があり、そして、毎年『出羽の雫』の発売を待っていて下さる皆さんがいるうちは続けてゆこう! と、(少し、無理矢理でしたけど)三人で確認した次第です。

何はともあれ、これからも『出羽の雫』を続けてゆくためには、皆さんに飲んで戴くことが最も大切な条件です。何卒、今年のシャキッとしてコクッとした『刈穂・生モト純米 出羽の雫』、これまで以上のご愛顧をよろしくお願いを申しあげます。
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<11月の予定>                    
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-31 21:20 | 刈穂

十三夜(09-10-30 FRI.)

一時雷☂(日照時間・288分)
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寒冷前線の通過で大気の状態が不安定になって、県北の能代では竜巻が発生し、建物が吹っ飛ばされたり電信柱が折れたり、けっこうな被害がでたようです。

秋田市内でもお昼頃でしたが、もの凄い雷雨。ただ、それも一時で治まり、少しづつ雲がとれて、夜にはビルの向こうに、“十三夜”のお月様を眺めることができました。
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十三夜のお供物は栗や豆だそうですが、今日はどちらも用意していませんでした。
作成途中の干し柿で、お許し下さい。

ということで、明日は10月の晦日。
毎年、11月1日から発売を始める例のお酒が入荷してきます。
早速、唎酒をしなければ‥‥明日のご紹介は、例のお酒で決まりですね。
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<11月の予定>                    
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-30 20:20 | 秋田のいろいろ

朝乃舞・20BY 新酒生 三点(09-10-29 THU.)

時々(日照時間・294分)
朝方の気温が10度を切るようになって、寒くなったぁと思っていても、日中は19度。この気温差が、風邪の元なんですよね〜。しっかりと体調管理をして、新型インフルなんかに付け入る隙を与えないようにしなくては‥‥用心、用心。

さて、“もったいぶった”言い方でお待たせしてしまったお酒のご紹介、それも、「訳あり」とか「曰く付きとか」でホントに思わせぶりだったそのお酒は? 今日の標題でお分かりのように‥‥
『朝乃舞・20BY 新酒 無濾過生原酒 三点』です。
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「朝乃舞」と聞けば、何故「訳あり」で「曰く付き」なのか、大半の方は「はは〜〜ん」とお分かり戴けるかと思います。お分りにならず、尚かつ興味のある方は直接お問合せ下さればお伝え致しますよ〜‥‥なんて、またまた勿体ぶってしまいますけど、微妙な処もあるのでなかなか書くことは難しく、ご勘弁願います。

ということで、先ずはそんなことにかまけてるよりも、お酒です。
美味しければ、問題なし! ですから‥‥ね。
c0084908_22405088.jpg1)20BY純米吟醸・月下の舞 無濾過生原酒
使用米は50%精米の秋田産吟の精、協会9号を使い、アルコール度18〜19度、日本酒度+5.0、酸度1.6、アミノ酸度1.2に醸しあげ、槽掛け袋搾りをし、完全無濾過生原酒での出荷です。
吟醸とはいっても立香など皆無、朝乃舞だからしょうがないかぁと思いながら口に含むと、微かに吟醸香。そして、かなり冷たくしたにもかかわらず、骨太で力強い味わいが飲み心を誘う。酒本来の甘味も、+5という日本酒度と美味しい酸で甘く感じず、スーッとキレる。それに、このお酒の張りなら飲み飽きはしないはず‥‥ん〜〜、美味しいじゃん?
これで1.8入り3,045円、720入りで1,530円は、いいんじゃないですか〜。


c0084908_22423448.jpg2)20BY山廃純米・田从 山田錦仕込 無濾過生原酒
使用米は70%精米の徳島県産山田錦(阿波山田錦)、協会9号を使い、アルコール度19〜20度、日本酒度+4.0、酸度1.7、アミノ酸度2.0に醸し、槽掛け袋搾りで、完全無濾過生原酒での出荷です。
70%精米で、無濾過を証明するかのように薄黒っぽく濁っている。見た目にビクつきながら口に入れると、20度近くなのにアルコール感を全く感じさせない。米の旨味と酒の旨味がたっぷりで、2.0のアミノ酸が全部酒の旨味になったよう。でも、口の中でモゴモゴするわけでなく、滑らか〜に落ちてゆく‥‥ん〜〜む、太い! 強い! 濃い! はっきりしていて、旨い!    ただ、いくら山田錦とはいえ、この精米率で1.8入り3,150円、720入り1,575円は、少し‥‥かな?


c0084908_22435496.jpg3)20BY山廃純米・田从 めんこいな仕込 無濾過生原酒
使用米は60%精米の秋田産めんこいな、協会9号を使い、アルコール度19〜20度、日本酒度+5.0、酸度1.8、アミノ酸度1.7。これも槽掛け袋搾りで上槽され、完全無濾過生原酒での出荷です。
これも無濾過というだけに、モヤモヤッと濁っている。山田に比べると、そりゃ、味わいは少し単調です。でも、力はあるし、妙な雑味はないし、酒本来のいい匂いと甘味があって、こういうお酒を長期間寝かせると化けるんですよね〜。だから、今飲むのは勿体ない? いえいえ、そんなことはありません。  強く、濃い〜だけに、水で割っても良し、氷を浮かべてオンザロックも良し。   それで、価格は1.8入り3,150円、720入り1575円。さて、どんなもんでしょうか?

以上、「訳あり」とか「曰く付き」とか言いながら試してみたのですが、思いのほか、全てのお酒が「朝乃舞している」のには驚かされました。というか、いろいろあって蔵が大変な状態だと聞いていますが、そんな中で仕込まれた20BYが、これだけ野太く、バリバリと力を感じさせ「朝乃舞している」のには、ホッとさせられました。

ということで、上記の3点は、とりあえず試飲用にと720入りでそれぞれ3本づつしか購入していません。また、3点のうちどれを取扱商品にするか、もう少し検討をするつもりです。
ですから、このブログをご覧になって、先ずは「飲んでみたい!」と思われた方は、是非お早めにお申し込み下さるようお願い致します。
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<11月の予定>                    
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-29 22:57 | 朝乃舞

アスタマニャーナ(09-10-28 WED.)

(日照時間・525分)
風は穏やか、気温もほどほど、一日中晴れのい〜いお天気でした。
この好天のせいではないでしょうが、閉店間際までいろいろとありまして、結局、昨日入荷のお酒の唎酒はできず仕舞い。
お伝えしたように、訳ありというか、曰く付きというか、そんなお酒ですので唎酒は慎重にしたいので、明日ゆっくりすることに致します。お許し下さい。

ということで、夕方、用足しの途中でみた見事な夕焼け雲の写真をアップして‥‥今日のところはお茶を濁させてください。アスタマニャーナ です。
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<11月の予定>                    
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-28 20:50 | 秋田のいろいろ

清酒品評会&市販酒審査会(09-10-27 TUE.)

(日照時間・168分)
かなり強い風でしたが、岩手県沖を通過した台風20号の影響だったんでしょう。でも気温は高く、強い風をのぞけば過ごしやすい一日でした。
それにしても、日が短くなりました。まだ午後の4時ちょい過ぎだというのに、何となく外が暗い。晴れる予報なのに雨かぁ? と思って気象予報サイトをみたら、なんと今日の日の入りが午後4時44分! いよいよ、 秋深し‥‥です。

<10月の予定>通りに、秋田県清酒品評会の一般公開に出かけました。
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今年の出品点数は、吟醸酒の部に31蔵の109点、純米酒の部に25蔵の48点。それに、今年から行われた「酒こまち市販酒審査会」の部に22蔵32点でした。

審査結果は、酒造組合のホームページ「HOT NEWS」に掲載されていますので、是非ご覧下さい‥‥ちなみに、秋田の登録製造場数は37蔵ですが、吟醸酒の部に出品した31蔵。この数字が、今現在“自醸”をしている秋田の酒蔵の正確な数字だと思います。一時から比べればずいぶんと減っちゃいましたねぇ。

さて、その審査結果をみると、吟醸酒も純米酒も上位にランクされた(特に知事賞)のは受賞の常連蔵、というか、賞獲りの技術をよ〜く知っている蔵がほとんど。特に、「高清水の御所野蔵」はここ数年まさに常連で、賞獲り技術にはいろいろな批判もありますが、それを続けることが出来る蔵の力には驚かされます。

しかし、そんな賞獲りの技術をもってしても、飲み手の高い評価に結びつくとは限らないのが、二つ目の「市販酒審査会」の面白さです。
その審査結果も、酒造組合のホームページでご覧の通りですが、市販酒審査会の三つの賞の中で最も興味を引いたのが、「コストパフォーマンス賞」‥‥

全ての出品酒の中から好みの清酒を選べという「一般審査優秀賞」では、高精白の、きれいで口当りのいい、価格の高い酒が高評価なのは当たり前で、案の定、優秀賞は「1.8入り6,300円(太平山)」と「1.8入り4,200円(福小町)」という高価格のお酒が選ばれた。こりゃもう、美味しいに決まってますよね。

次に、品評会の審査員が“官能審査”をしたという「技術審査」ですが、“官能審査”だけで、どうして技術の審査が出来るんだ? と、これは意味がよく分らない賞だと思うんですけども‥‥。

そして、小売価格から見比べて優れているお酒を選べという、「コストパフォーマンス賞」、これは酒屋にとって最も参考になる審査結果でした。

「福小町」は1.8入りで3,980円、そして「天寿」は1.8入り3,150円なんですが、この価格、今の世の中ではけっして安い価格ではありませんよね。酒販店の店頭ではもっと低精白の、1.8入りで2,000円前後の純米酒や本醸造が、メインストリームになりつつあるのが現状です。

しかし今回の審査員は、あえて3,000円を超える価格のお酒を、そんな流行りの“低価格酒”よりもコストパフォーマンスがいい、と選んだのですからちょっとビックリです。
お酒は、まさに嗜好品。購買決定要因は、やっぱり美味しさ。高くても安くても、その美味しさに適する価格であればノープロブレム、ということではないでしょうか。

確かに、現今のような経済状況では、飲む本数や、飲み屋さんの暖簾をくぐる回数だって減らさざるを得ないかもしれません。でも、だからといって、自分の好みでもないお酒を飲んで後悔するよりは、本数や回数を減らしても、美味しいっ! と思うお酒を飲むことの方がコストパフォーマンスがいい!  「コストパフォーマンス賞」の審査結果は、そんな真の愛飲家の本音を語っているように思うんですけど、ねぇ‥‥。

ということで、今日もお酒の紹介はなしでしたが、↑の写真をもう一度ご覧ください。
いくら、吐き出すといってもあれだけのお酒を唎酒(喉の奥に落ちてゆくのもけっこうな量です)したのですから、今日はヘロヘロですのでご勘弁下さい。

実は本日、ちょっと訳ありというか、曰く付きのお酒が入荷しましたので、明日はそのご紹介、ということにいたしましょう。
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<11月の予定>                    
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-27 23:37 | 品評会、唎酒会

駒ヶ岳、秋一色の日曜日(09-10-26 MON.)

後時々(日照時間・0分)
シルバーウイーク連休だ、京都のお酒の会だと忙しい日が続いて少〜し疲れ気味。そんな時、家の中でジッとしていては身体は休めても気分転換にはなりゃしません。朝から快晴だった昨日の日曜日、ゆっくりと温泉にでも浸かって疲れをとろうかなぁ‥‥と思い、田沢湖高原に出かけました。
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↑西木村の潟前公園から見る田沢湖、そして向こうに秋田駒ヶ岳。
湖周辺は杉林が多く、広葉樹の紅葉は今ひとつのようでしたが‥‥
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↑湖から車で10分も登ると、白樺林は紅葉真っ盛り‥‥

c0084908_21195464.jpgそして、落葉を敷き詰めたような散歩道をぬけ‥‥


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↑白い芒の枯れ尾花、燃えるように真っ赤な山毛欅林、抜けるような青い空‥‥
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↑潟前公園からの眺めでは想像もつかない複雑な山肌をみせる秋田駒ヶ岳‥‥つい先日、初雪も初霜氷も観測されたんですが、今日の駒ヶ岳はまるで穏やか。時を忘れて眺めていました。

そして、アルパ駒草の乳白色の温泉にゆるりと浸かり、無料休憩所で“本日限定”天然茸蕎麦の昼食をいただき、寝転んでミステリイーを読んでたら5分もしないうちに寝入ってしまい、小一時間‥‥心と身体の強ばりがすっかりとれたことはいうまでもありません。

ということで、本日のお酒の紹介は? といきたいところですが、新入荷もなかったし、明日は秋の品評会の一般公開だし、せっかく身体のゴワゴワもとれたし‥‥今日は休肝日、ということに致します。
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<10月〜11月の予定>                    
・10月27日(火) 秋田県清酒品評会 一般公開
                        於:ホテルメトロポリタン         
                        時間:昼12時〜午後3時30分
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-26 21:29 | 秋田のいろいろ

新政・やまゆ 雄町 原酒(09-10-23 FRI.)

(日照時間・474分)
最低気温が5度、朝晩は一段と空気が冷えてきました。でも、日中は16度を超えて空は快晴。身も心もシャキッとするようで、気持のいい一日でした。

さて、今月上旬から発売されていましたが、少量出荷で早期に終売になるかも? と思いご紹介しなかったのですが、蔵在庫はまだOKだというし、それに、とっても個性的な美味しさがあって、これは紹介しなければ‥‥

ということで、『新政・20BY 純米吟醸 「やまゆ 雄町」原酒』です。
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新政からは、以前から「やまうの酒」という大吟醸が発売されていました。
江戸時代、初代の佐藤“卯兵衛”によって創業された新政蔵。当時は、屋号が「やまう(卯)」でしたから、「やまうの酒」とか「卯兵衛の酒」と呼ばれていたのです。

数年前、秋田で新開発された酒米”酒こまち”を、同じく秋田発祥の新酵母“こまち酵母”で醸した大吟醸に、原材料のオール秋田化を記念して、蔵の原点ともいえる「やまうの酒」と命名、それが。「大吟醸 ヤマウの酒」です。

だけど、今日のお酒は「やま(ゆ)の酒」‥‥?
新政・翠竜」や「低精白純米酒 80」などをご紹介しましたが、そのユニークなコンセプトのお酒を蔵人たちの先頭にたって仕込んだのが、蔵の次代蔵元・佐藤祐輔さん。
そして、この“雄町仕込みの純米吟醸”もコンセプト造りから上槽まで、その中心にいたのが祐輔(ゆうすけ)さん。で、名前を『やま(ゆ)』の酒ということにしたのです。

現当主は佐藤卯兵衛の七代目、祐輔さんもそのうち卯兵衛を継いで、八代目の佐藤卯兵衛になるのでしょう。ですから、この『やまゆ』の酒シリーズを飲めるのもあと僅か‥‥な〜〜んて、冗談、冗談。七代目の卯兵衛さんはまだまでお元気で、今でも夜の川反通りで時々お目にかかりますよ〜〜ん。

ということで、『20BY 純米吟醸 「やまゆ 雄町」原酒』は、55%精米された岡山産の赤磐雄町と、麹菌には秋田今野商店のNo.5を、酵母には六号酵母(新政酵母)を使い、「大正時代復古製法」で醸されたのですが‥‥その辺りはいつものように、新政の酒造りを熱く語る祐輔さんの文章にお任せ致しましょう。

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そもそも六号酵母は、大正末期に、雄町あるいは亀の尾を用いた吟醸もろみの中で生まれ‥‥この純米吟醸「やまゆの酒」は、当蔵にとって山田錦よりも聖なる存在である「赤磐雄町」を55%まで精白し、さらに大正末期の弊社のレシピを再現したもの、つまり先祖(五代目卯兵衛)トリビュート酒なのです。

様々な文献に現れる弊社のかつての仕込み技術の断片と、先祖の遺したノートなどに取り組み、「原初の吟醸」を再現しようとつなぎあわせたその仕込製法は?
 かなり麹が多く、汲み水が少ない極端な濃厚仕込みと、前急型低温発酵ともいうべき、難易度の高い温度経過を特徴とするものでした。


そうして醸されたお酒は、アルコール分17度(原酒)、日本酒度+3.0、酸度1.4、アミノ酸度0.8というお酒に仕上がったのですが‥‥

若干の炭酸がリードする鮮烈な酸味、追いかけて口に広がる優しい甘さ、軽快さと奥深さが同居する不思議なテイスト‥‥あえて冷やではなく、常温でじっくりと酒と語らうように飲んでもらいたい‥‥原酒ですから水割りやロックでも‥‥飲み方にとらわれない。

‥‥そして、六号酵母×雄町×大正時代の製法と言う化石クラスの原材料から織りなされるこの酒を仕込んでみて思ったことは‥‥いろいろな機械ができて、大層な香りを出すバイオ酵母もできて、やたら米も開発され、その新技術が生みだす今のお酒が、果たして
「昔の優れた日本酒よりも、ほんとうに旨くなったのか?」、それがこの酒に込めた主張でありテーマなのです。
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‥‥ウ〜〜ン、祐輔さん。相変わらず難しいで〜す。
でも、分ります。美味しいお酒を求める道に到達点はない、ということですよね。

ということで、蔵在庫がまだあるとはいえ、かなり難易度の高い方法で仕込まれたお酒で、来年も再現されるとは限りません。二度と飲めなくなる前に、是非とも、新政の大正時代復古酒をお試し下さるようお願い申しあげます。
1.8入り3,300円、720入り1,650円です。
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<10月〜11月の予定>                    
・10月25日() 定休日
・10月27日(火) 秋田県清酒品評会 一般公開
                        於:ホテルメトロポリタン         
                        時間:昼12時〜午後3時30分
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-23 22:14 | 新政

紅葉(09-10-22 THU.)

時々(日照時間・390分)
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橋ひとつ川上の三丁目橋の脇、那波家の水汲み場にある樹齢百五十年近い大きな欅が、すっかりえんじ色? 紅赤色? 茜色? に色づいて‥‥旭川秋色模様です。

ところで、「もみじ」を変換すれば「紅葉」、「こうよう」を変換しても「紅葉」。
ですから、紅葉が紅葉して赤くなり、欅や楓が紅葉のように紅葉して‥‥ややこしいけれど、日本語って面白いですね。
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<10月〜11月の予定>                    
・10月25日() 定休日
・10月27日(火) 秋田県清酒品評会 一般公開
                        於:ホテルメトロポリタン         
                        時間:昼12時〜午後3時30分
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-22 20:35 | 秋田のいろいろ

ゆきの美人 純米秋仕込み 新酒生酒(09-10-21 TUE.)

時々雷☂日照時間・294分
もの凄い雷雨かと思えば日が射したり、日照時間が5時間近くもあったなんてとても思えない、今日も目まぐるしく空模様が変わる一日でした。でも、明日から週末にかけては秋らしい好天が続くようで、日曜日あたりは紅葉狩りにでも出かけよかな〜。

さて、今日のお酒は昨日に続いて、竿灯 秋田醸造の‥‥
『ゆきの美人 21BY新酒生 純米秋仕込み 生酒』です。
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昨日ご紹介した「21BY新酒生 純米秋仕込み 活性にごり」の元のお酒というか、秋仕込み一号搾りの原酒生酒です。

そして、「活性にごり」と違い加水はしていませんので、アルコール分が16.3度というだけで他の酒暦は全く同じ。ですから、とりたてて説明するまでもありません。昨日の「活性にごり」同様に、「うめぇ〜」お酒、間違いなしです。

ジューシーで爽やかな酸味とほのかな甘味、ジュワッと広がる旨味、スーッとキレて後口も良く、そして、その香味全体が非常に軽くて、若者受けが良いというか、今流行り(はやり)というか、あえて言うなら、この蔵が目指している酒質の典型のようなお酒だと思うんですよ。従来の日本酒ファンからは、様々なご批判もあるかもしれませんけども‥‥。

そんな、竿灯を象徴するような酒質のお酒が、1.8入り2,100円、720入り1,200円というのですから、価格面からも若いファンに受けること間違いなしです‥‥いえ、従来の日本酒飲みだって、こんな芳醇で、軽くて飲み易くて、安〜い純米酒、欲しかったんですよね〜?
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<10月〜11月の予定>                    
・10月25日() 定休日
・10月27日(火) 秋田県清酒品評会 一般公開
                        於:ホテルメトロポリタン         
                        時間:昼12時〜午後3時30分
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-21 20:35

ゆきの美人 純米秋仕込み 活性にごり(09-10-20 TUE.)

時々日照時間・138分
雨、曇り、晴れ、そしてまたまた雨‥‥ホントに目まぐるしく変わる、これが秋田の秋の空。弁当を忘れても傘は忘れられない、って誰かが言っておりましたよ。

さて、愛飲家の間では、まだまだ20BYの“ひやおろし”に感心が向いているようですが、酒造りの世界では既に、新年度21BYの造りが始まっています。早いものですねぇ、一年なんて‥‥いや、始まるどころではない。もう既に搾りを終えて、21BYの新酒を出荷した蔵があります。まるで四季醸造のようですが、秋田で四季醸造らしきものが可能な蔵といえば‥‥そう、『ゆきの美人』の竿灯 秋田醸造さん。

ということで、今日は『ゆきの美人 21BY新酒生 純米秋仕込み 活性にごり』です。
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つい先だって上槽をしたということは、精米やそれに続く仕込みを始めたのはその一ヶ月以上も前ですから、田んぼではまだ稲刈り前。ということは、このお酒に使われた酒米は新米ではない‥‥古米で造ったのぉ?

いえ、いえ、古米だからといってもご心配なく。最近の低温保存の技術によって、新米と遜色のない醸造特性を発揮してくれるということですから、古米でもも何の不安もありません。

それよりも、海山の食材が出揃う味覚の秋。一年中で最も美味しくお酒を楽しめるこの時期に、熟成された“ひやおろし”とだけではなく、早くも“搾りたての新酒”とだって秋の味覚を楽しめるなんて、こんな嬉しいことはないじゃないですかぁ‥‥そう、思いますよ。

麹米に60%精米の山田錦、掛米に同じ60%精米の酒こまちを使い、蔵お得意の秋田酵母No.12で醸し、アルコール分16.3度、日本酒度+2.0、酸度1.8という生原酒に仕上げています。
ただし、この『活性にごり』は、活性力を上げるために加水をして再醗酵を促していますので、アルコール分が15.5度。1度近く弱くなったぶん、醗酵ガスの刺激も和らげられたようで飲み口は軽やか。ほのかな甘味とシュワシュワとくる爽快感、後からはブクッ、ブクッと上がってくる濁り部分の「ドブロク感」‥‥さまざまな要素が交じりあって美味しい〜。しかも、720ミリで1,300円は安い〜、です。

ということで、こういうお酒の評価って、あまり唎酒用語など使わずに一言、「うめぇ〜」でいいと思うんですけどねぇ〜。
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<10月〜11月の予定>                    
・10月25日() 定休日
・10月27日(火) 秋田県清酒品評会 一般公開
                        於:ホテルメトロポリタン         
                        時間:昼12時〜午後3時30分
・11月01日()通常営業致します 「刈穂・20BY 出羽の雫 発売日」
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月08日(定休日
・11月15日(定休日
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
by nbhkkry20 | 2009-10-20 20:25