五里霧中

 秋田は、梅雨の中休みがず〜〜っと続いています。週間天気予報では、来週も傘のマークが一つもありません。これほどまでの好天のしっぺ返しがどんな形でくるのやら、ちょっと心配にもなります。
 朝早く自転車散歩に出たら、海岸に近づくにつれて写真のような朝霧。ビルは霞み、青鷺のコロニーも霧の中。その霧の中を霧中で飛ばして、フッと気がついたらいつの間にか霧が晴れ、今日も一日青空でした。
c0084908_2235402.jpg

c0084908_22355436.jpg

# by nbhkkry20 | 2007-07-07 22:36 | 秋田のいろいろ

竿灯 夏仕込み・にごり活性生酒

 南の地方では梅雨末期の大雨で大変なようで、早く梅雨明けしてほしいものですが、そんな夏直前のこの時期に新酒の仕込みをした(ちょっと向う見ずな蔵)「竿灯」の搾りたてが入荷してきました。
 一般販売は澄み酒の生と濁りの生の二種ですが、当店の扱いは「にごり活性生酒」。
 活性といっても強い発泡性はありません。でも、澄み酒や濁りよりもプチプチ感が強く、また、活性力を出すために少し加水をしてアルコール度を下げたことで飲み易く清涼感も増し、これぞ夏仕込みという仕上がりになりました。キリリと冷やして、氷を浮かべて・・今年の夏の暑気払いに是非ともお試し下さい。
 先週行われた上槽を見学した際の予約に限ったお酒です。そのため、当店入荷は24本の売り切れご免! 
 ・720入のみ 1,500円 終売致しました
 尚、6月27日にご案内をした「白瀑・Summerど」はご好評を戴き、完売致となりました。ありがとうございました。
c0084908_11343757.jpg

# by nbhkkry20 | 2007-07-05 11:38

「竿燈」の季節に酒造り?

 秋田の夏の夜空を彩る竿燈祭りももうすぐですが、こんな夏の盛りにお酒を仕込んだ蔵があります。秋田市にある秋田醸造株式会社、メイン銘柄が「竿灯(お祭りは燈ネ)」という蔵です。
 6月27日、一ヶ月ほど前から仕込まれていたお酒を搾るというので、自転車でひとっ走り5分ほど。滅多に見ることがない夏の上槽の様子を見がてら、上槽前の「醪」や搾ったばかりの「あらばしり」や「中取り」の利き酒をしてきました。
 写真の建物、これが竿灯の蔵・・エッ、うそ! 嘘じゃありません。竿灯の蔵はこのマンションの(中?)にあるのです。
c0084908_1710182.jpg

 実は、このマンションのオーナーが竿灯の蔵元。下の写真の高い棟が分譲型で、左の三階建ての別館が賃貸型のマンション。その賃貸マンションの一階、ささやかに日除け暖簾を下げているのが竿灯の蔵なのです。木製看板の社名文字の擦れ具合が、蔵の歴史を感じさせますネ。
c0084908_17105146.jpg

 「こちらへ」と案内されたのですが、いや〜狭い! 精密機械工場に入るようなドアを開けて、数歩も進めば蔵の中が全部見渡せてしまいます。
 入って右に麹室。杉の木張りで、極端な木香や蒸れた香りもなくカチッとした造りで、いい麹が生まれそう。
 その奥に6、7歩も行けば右側が検査室、奥の暗い所が酒毋室です。
c0084908_17112460.jpg

c0084908_17113916.jpg

 左側には仕込タンク。貯蔵用のタンクにも利用されますが、もちろん全てサーマルタンクです。
c0084908_1713123.jpg

 入って左手の奥、秋田の蔵では珍しい蒸気発生機を使う蒸釜と、奥には、機能上これ以上小さく出来なかったという放冷機。
c0084908_17133891.jpg

 仕込み作業はタンクの上から簡単です。今日これから搾る醪に櫂を入れているのが社長の小林さん。その右は、その醪を汲んでくれるのを、今か、今かと待っている秋田で最もディープな居酒屋の秋田で最も怪しいマスター? いかに怪しいマスターでも、自然と顔がほころびますね。
c0084908_1714611.jpg

 第10サティアンの入口を開く若き信者・・・ではありません。ドア上の祭壇は、もちろんお酒の神様松尾様です。小っちゃなヤブタ式圧搾機を備え、エアコンがバチッと効いた槽場です。
 それにしても、蔵人たちのTシャツや半袖は、冬しかみたことにない仕込み仕事に似合わないですね〜。
c0084908_17143735.jpg

 そうこうしているうちに、醪が圧搾機に送られ、右下の小桶に次々と澄み酒が搾り出てきました。あらばしりのフレッシュさ、中取りの引き締まった味わい、ん〜〜〜美味しい! 夏仕込みだからといって侮れませんよ〜。
 蔵では、しぼりたて生酒、にごり生酒の二種類で出荷するようですが、その他に・・・「濁り活性生酒」をほんの少し調合するということでした。もちろん、当店の扱いは、この「濁り活性生酒」からとなります。
 お楽しみに!
c0084908_1715877.jpg

 歩いて15分という近くなのに初めて訪ねたのですが、この小ささが何とも言えませんでした。そして、全ての設備が最新式。やろうと思えばどんなことにも挑戦できそうな気にさせます・・・だから、夏の酒造りなんですね。いや〜面白い蔵!
 さて、美味しいか?そうでないか? それは、これから徐々に皆様に問いかけをしてゆくことになりますが、先ずは今後とも「竿灯」を宜しくお願い申しあげます。
 <夏仕込み「濁り活性生酒」> 来週には入荷の予定です。
  ・使用米:秋田酒こまち 精米率:55% 
  ・使用酵母:秋田流花酵母と金沢酵母
  ・720入 1,500円(予定価格)
c0084908_17154077.jpg

# by nbhkkry20 | 2007-06-30 17:21

まんさくの花 純米吟醸・雪室貯蔵 生詰原酒

 まんさくの花の蔵がある横手市増田町は、秋田でもひときわ雪の多い地域です。豪雪だった昨年、蔵の屋根からの雪下ろし代金が数百万円だったとか、雪や寒さが酒造りの大切な要素とはいえ、その苦労の多さには驚きます。しかし、このハンデの元を逆手にとってお酒をもっと美味しくしようと取組んでいるのが「雪室貯蔵」です。
 秋田でも、雪利用の貯蔵をする蔵は幾つかあります。その方法の殆どは、タンクやビンに詰めたお酒を直に雪に埋設する「雪中貯蔵」。でも、まんさくの花の方法は、この地域特有の生活文化に根ざした「雪室貯蔵」なのです。
 地元の鮮魚店では、冷蔵庫のない時代、夏場に鮮魚を保存するために共同で雪を貯めておく施設を備えていました。雪は夏の遅くまで融けず、立派に現在の製氷の役を果たしたと言います。まんさくの花は、この雪深い里の先人の知恵を残そうと、藁葺き丸太組の雪室を今に復元し、その中でお酒を貯蔵熟成させているのです。
 お酒の雪室への封入や搬出の模様は、まんさくの花のホームページでご覧戴けます。
 今年も、一升瓶換算で600本の大吟醸、純米吟醸、吟醸の生詰め原酒が3月1日に封入。開封は、小雪暖冬で例年より一週間ほど早かったのですが、6月18日。この110日間、お酒は雪に囲まれて、やんわ〜り、じんわ〜りと熟成致しました。
 当店の扱いは、もちろんアル添なしの美山錦50%精米の純米吟醸。オンザロックやキリリと冷やして、口中にジュワッと広がるフレッシュで爽やかな旨味を存分にお楽しみ下さい。
・1.8入 3,500円  720入 1,800円 終売致しました
c0084908_16525030.jpg

# by nbhkkry20 | 2007-06-28 16:54 | まんさくの花

白瀑のサマー・ど

 昨年の冬、衝撃的デヴューをした白瀑の「どぶ」。郷愁を誘うネーミングとボトルデザイン、濃醇なのに軽い飲み口と価格の手頃さがうけて、生産が追いつかないほどでした。
 そして今年は「どぶ」とい名称にクレームがつき、変えた名前が「ど」。名称変更もなんのその、一昨年以上の人気でした。その「ど」の夏・ヴァージョンが、試験的に発売されました。
 4月最後の仕込みの際、二週間目の醪を汲み上げ冷凍殺菌、その後は極々低温貯蔵され出荷されたものです。冬の「ど」は、冷凍殺菌なしの生々の旨さで人気でしたが、この夏ヴァージョンも美味しさはそのまま。ただ、上澄みの色が少し黄色っぽかったり、噴出防止のためキャップに小さな穴があいてたり(不燃紙の内カバー)。でも、濃醇なのに爽やな「ど」そのものの美味しさは健在です。オンンザロックで、クラッシュドアイスで・・・夏は夏の、冬とは違う濁りの楽しみ方がありますね。
 試験発売ですので出荷本数は極限定(当店入荷24本で売切れご免)。
 蔵元では、皆さんの評判次第で、来夏は本格販売をと目論んでいるようですが・・さて貴方のご感想は?
・720入のみ 1,150円 終売致しました
c0084908_21173438.jpg

# by nbhkkry20 | 2007-06-27 21:17 | 白瀑