まんさくの花・ななやま

 今季19BYの酒造りが始まって、各蔵とも新酒の出来上がりを待つように、秋のひやおろし以降、ほとんどの蔵から新商品の出荷がない状態です。寒さとともにお酒の最需要期に入ってきたのにちょっと物足りないところですが、秋田ではただ一つ、「まんさくの花」からだけは次々と新商品が出荷されています。
 「純米酒・七山・生詰め・瓶燗火入れ瓶熟成」のご紹介です。
c0084908_2155826.jpg

 「山」田錦を「七」割に搗いたから「七山」。この蔵お得意の判じ物のような名称ですが、「MK−X」や「吟熟」などよりは「七山」ってお酒らしい名前でいいと思いますけどねえ。
 蔵では『品質的にも金額的にも日本一の山田錦。そんな米だからこそ、あまり磨かない米本来の味に挑戦・・・』と申しております。この「七山」の味が山田錦本来の味なのかどうかはわかりません。ただ、飲んでみると嫌味なくすーっと入るのに底堅く、生詰めの効果もあってみっちりとした密な味わいで飲み応えあるのは確かです・・・こんな美味しさが、山田錦本来の味わいなのかもしれません。
 その意味では、丁寧に造られた山田錦のお酒なら全国何処のお酒も同じように山田錦の特徴を引出しているのでしょうが、それをいとも簡単に、しかも、60%ではなく70%精米ででかしたのが、最近のまんさくの花の心境著しいところだと思うのです。
 冷やしてはもちろん、常温でも、またはぬる燗にしても美味しく飲めるのも山田錦のお酒の特徴。木枯らし吹く寒い夜など、あったか〜いおでんや鍋物などと一緒に楽しむにはピッタリですネ。是非、お試し下さい。
・1.8入のみ 2,625円 終売致しました

*まんさくの花からは、19BYの新酒生酒が出るまでに、もう一つ新機軸の18BY純米酒が出ると予告をしています。乞う、ご期待! です。
# by nbhkkry20 | 2007-11-10 21:59 | まんさくの花

冬支度

c0084908_20211342.jpg

 立冬を過ぎたとは思えない暖かな一日でした。でも、さすがに11月も中旬、遅かった紅葉も里山まで降りてきてまさに晩秋。奥に見える太平山も、明日からは時雨れて気温もぐ〜〜んと下がるという予報なので、初冠雪となるかもしれません。
c0084908_2022462.jpg

 自然も人も、冬支度。身体いっぱいに秋の日を浴びる大根の白さが目にまぶしい。少〜しシワが出来るまで干して、塩漬け、柿漬け、いぶり漬け。鉈漬け、沢庵、糀漬け。冬眠するように雪に閉じ込められてしまう、秋田人の食料備蓄です。
c0084908_20222990.jpg

 この暖かさで、家の二階ベランダの金魚草、秋田の11月にこんなに見事に花を咲かせてしまいました。
c0084908_20225771.jpg

 そのベランダで、我が家もちょっとだけ冬支度。大仙市の酒蔵の方から頂戴した渋柿を洗濯物と一緒に干しています。このお天気で、甘〜〜い干し柿になればいいなあ。122個ありました。
 出来たら、ご注文戴いたお酒と一緒にお送りしましょうか? ・・・上手に出来たら、ですよ。
# by nbhkkry20 | 2007-11-09 20:24 | 秋田のいろいろ

French & SAKE

 全国新酒鑑評会で金賞を受賞したお酒を、フランス料理のフルコースで楽しもうという会に出かけました。
 昨年、17もの蔵が金賞を受賞して勢いづいていたんでしょうか、フレンチのフルコースで豪華に金賞酒を楽しもうと始めた会で、今年は二回目。残念ながら、今年の金賞受賞は9蔵。秋田の酒業界としては少し意気消沈です。でも、秋田はまだまだ飲み比べするほどの受賞数があるのですから、一人の飲ん兵衛としては幸せです。
c0084908_16573494.jpg

 こんなオシャレな会場、実は結婚式専用のボールルームなのですが、後で写真でみると思いのほかさみしい雰囲気です。
 看板一枚、垂れ幕一つないのも意気があがりませんし、蔵の方達も来ていますが、半纏など着ることもないのでどこの蔵かもわかりません。会の途中の挨拶で、初めて蔵の方と分かる方もいる始末。
 それに、会場全体が何となく黒っぽい。会社帰りの男性客が多いからなんですね。だから、どうしても雰囲気がカジュアルになりません。9000円という少し高めの会費も一般の愛飲家に敬遠されて、もしかしたら業界関係者が多かったのかな?
c0084908_1658448.jpg

 お酒も、瓶のまま並べるなんてもっての他のオシャレなセッティング。大きなコップにドボッとついでもってくるような無粋も御法度です。
c0084908_16583559.jpg

 そして、お酒に合わせてシェフが苦労して考えたという和食風フレンチが次々と出てくるので、思うようにテーブルを離れてお酒をつぎにゆけないんです。何しろ、9000円の元をとらねば・・・。
c0084908_1659766.jpg

 結局、2時間弱の「晩餐会」の間に飲むことが出来た金賞酒は8蔵。で、残った1蔵のお酒を横目で見ながら会場を後にせざるを得ませんでした。
 ・・・その後、肩を張らずにお酒が飲めるオシャレではない居酒屋に行ったことは、云うまでもありません。あ〜〜あ、オシャレは難しい。
# by nbhkkry20 | 2007-11-08 17:06 | 品評会、きき酒会

毎晩開店 居酒屋まるひこ

 店が終わってホッとして飲むお酒、いいものです。10時過ぎの飲食はメタボのキケン、酒の肴は特に無し。つまみにするのは、ラジオ。それも、地元のコミュニティFM「FM椿台」がいいおつまみになるんです。
 CMやディスクジョッキーや時報までもが秋田弁。これが、面白いというより懐かしいのです。子供の頃、寝間の障子越しに聞こえてくる祖母や両親たちの会話を聞いているような、そんな懐かしさなのです。
 関東育ちの女房も一緒にラジオを聴いてはいますが、はて、どんな気持ちで聴いているのか? 今は秋田弁もだいぶ分かるようですが、きっと、秋田に来て酒屋を手伝わせられ、お客さんの秋田弁が聞き取れずに怒鳴られて泣きたかったことでも思い出しているのかなあ〜。まあ、それは確かめないことにしよう。
 そのFM椿台で、会話の合間に流す音楽といえばもっぱら演歌そして歌謡曲。美空ひばりに島倉千代子、三波春夫に村田英雄の懐メロから、氷川きよしに島津亜矢といった最新のものまで、とにかく演歌と歌謡曲。これがまた、いいんです。
 サザンやドリカムのように日本語か外国語か分からない歌い方ではなく、はっきりと句読点を感じさせる歌詞と、その歌詞を無理なくメロディにのせた演歌や歌謡曲は、フッと肩の力を抜いた気持ちにスーッと入ってくるんです。
 それに、演歌の中の人生や男女関係には、今どきそんなことなんかあるかい! と文句をつけたくなりますが、でもいいんです。逆に、演歌の中でよく描かれるような漂泊の境遇に、ある種の憧れもあるんですよね〜。ないですか?
 そんなことで、台所の隅に置いた一升瓶から、もちろん純米酒だけど、今晩飲む分だけコップに注ぎ、そしてラジオを点けたらちあきなおみ、なんて聞こえてきたら云うこと無し。ここは、もう「居酒屋まるひこ」、今夜も開店です。
c0084908_21285531.jpg

# by nbhkkry20 | 2007-11-06 21:39 | 秋田のいろいろ

新政・大吟醸原酒 佐藤卯兵衛・ひやおろし

c0084908_20343882.jpg

 大正から昭和にかけての頃、芳香醇味な酒ができると全国で使われた、現在の協会6号酵母を採取したのがこの新政の蔵。6号酵母が新政酵母と呼ばれる所以なのです。
 当時の蔵元であった五代目佐藤卯兵衛の「良質な米を、可能な限り白く磨いて仕込む」という、採算を度外視した良酒造りへの情熱がこの酵母を産み出したといっても過言ではありません。
 爾来、甘口の多い秋田でカラクチの新政、と県外での評判が高く多くの方々から愛飲され続け、佐藤卯兵衛の名は現蔵元へと受け継がれています。そして、代々が引き継いできた佐藤卯兵衛の名を冠したこの酒こそ、新政の過去であり未来でもあるのです。
 大吟醸原酒・佐藤卯兵衛は、春夏秋冬の四季に分けて発売されますが、この一回火入れ「晩秋のひやおろし」は今年度の第三弾。
 夏を越していよいよ円やかさと旨味を増し、17〜18度という度数ながらスルリと飲める。冷やしても常温でも、また少しだけ温めても、過去二回の生酒とは違う落着きがあり、秋の夜長にじっくりと味える大吟醸に熟成しています。
 大吟醸という酒質上、残念ながら新政酵母は使っていません。しかし、現七代目蔵元の研究熱心さで、近い将来には新政酵母を使った「佐藤卯兵衛」が誕生することは間違いありません。そんな楽しい期待をこめて、新政の中の新政を楽しむことに致しましょう。
 秋田では「大」メーカーの一つの新政ですが、この「大吟醸原酒佐藤卯兵衛」だけは県内40店でしか入手できません。全国一般販売されている佐藤卯兵衛は、加水調整した原酒ではない佐藤卯兵衛です。秋田でしか売っていない、旨味たっぷりの大吟醸原酒佐藤卯兵衛を是非お求め下さい。
・1.8入 4,725円 ・720入 2,362円
終売致しました

*無濾過生「中だれ」の1.8入、少しだけ在庫があります。生ヒネもなく美味しく熟生になっています。
# by nbhkkry20 | 2007-11-05 20:45 | 新政