紅葉と栗だから秋

 秋の景色を探して、乳頭温泉郷まで出かけました。
 しかし、山はかなりの上まで緑が残っていて、いかにも秋の山という趣ではありません。それだけに、緑の中に見つける紅色のきれいなこと。
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 この景色が普通の10月中旬の山なのか、それとも温暖化による季節のズレなのか?・・ただ、これで3日も時雨れれば、紅葉どころかあっという間に灰褐色の山になるのですから、北国の秋は短いのです。
 渓流沿いの日当りのいいところは寒暖の差が大きいからでしょうか、紅葉がひときわ色鮮やかです。
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 紅葉狩りなんて風流もいいのですが、花の下より鼻の下。帰りがけに、秋の味覚を求めて西木村(現・仙北市)西明寺へ立ち寄りです。栗園を営んでいる茂左エ門さんから直接手に入れたのが、こんな立派な西明寺栗。
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 目の前で美味しそうな栗を選んで、機械で艶出し。クルクル回るブラシの上をピコン、ピコンと跳ねながら磨かれてゆく栗、可愛い〜ですよ。
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 ツヤツヤに磨き上げられたのがこの姿。西明寺栗は大きなことで有名ですが、茂左エ門さんによれば、すこしだけ大きめのが美味しいとのこと。まさに、この程度の大きさ。直接、栗園で買えたからこそです。晩ご飯で戴いた栗ごはんの美味しかったこと、言うまでもありません。
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 それにしても、西木村の名産品が「栗」。西・木だから栗を名産にしたのか、栗がよく取れたから西・木なのか。どっちかなあ? そういえば、早春に西木村の里山一帯を薄紫色に染めるあの可憐な花も、カタ・クリでしたネ。
# by nbhkkry20 | 2007-10-15 16:54 | 秋田のいろいろ

秋の品評会

 秋の秋田県清酒品評会の一般公開がありました。
 今、秋田には43の製造場(蔵)があります。この品評会に出品をした蔵は吟醸酒の部で31蔵、純米酒の部では27蔵。昨年と比べると、出品をした蔵はかなり減ってしまいました。
 ここ数年、二つ以上の製造場を持つ大手の蔵が、造りを集約したために出品数が減ってはきていました。しかし、現に酒造りを行っている蔵、少なくとも今年の冬に酒造りをしたはずの蔵から出品されていないというのは何故なんでしょう。出来た酒がどんどん売れてしまって出品する酒がない、というのなら嬉しいことですけどネ。分かりません。
 ということで、豪華シャンデリアが輝く会場も秋風が吹くような寂しい雰囲気、てなわけではありません。たまたま旧いデジタルカメラしかなくて、ちょっと写りが悪かっただけですから、誤解のありませんように。
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 出品数は寂しくなりましたが、お酒は本当に著しくレベルアップをしています。香りとか、味わいとか、何かが突出しているのではなく、香味の一つ一つのエレメントが見事に調和している酒が多いのです。つまり、利き酒をして吐き出すには勿体ない、ゴクリと飲みたくなる酒ばかり。
 そのレベルの高い競争で堂々の知事賞トップスリーに選ばれたのが、
*吟醸の部・・由利正宗(首席)・太平山・まんさくの花。
*純米の部・・太平山(首席)・由利正宗・まんさくの花。
 なんと、両方の部ともに同じ蔵がダブル受賞、大したものです。でも、この三つの蔵の最近の酒造りをみていれば、この賞は偶然でもフロックでもなく当然の結果のように思います。
 賞をとるために極僅かの頂点の酒造りだけに大きな力を注ぐのではなく、そのトップの酒を支えるたくさんの土台となる酒、つまり、日常的に飲まれる純米や純米吟醸を美味しくしようとする「良い酒活動」をしてきたからこその結果だ、と思うのです。
 受賞酒は、吟醸酒では太平山(当ブログ07年10月9日参照)、まんさくの花(07年6月21日参照)。純米酒では、受賞酒同等の由利正宗・純米大吟醸原酒(07年10月12日参照)が入荷しております。この機会に是非お楽しみください。
# by nbhkkry20 | 2007-10-12 13:40

由利正宗・純米大吟醸原酒袋吊り

 全国の多くの蔵元や杜氏が「造りで最も力が入るのは純米大吟醸」と語る通り、鑑評会の大吟醸を別にすれば、純米大吟醸こそが蔵を象徴する酒と考え始めています。それを裏付けるように、大吟醸一辺倒だった鑑評会でも、純米での出品そして受賞が年ごとに増えてきているのです。
 その純米大吟醸の秋田の代表と言えば、この由利正宗。
 酵母や酒質維持のための研究や設備に注ぐエネルギーは全国でも屈指に数えられ、ここ十年ほどの酒質向上は誰もが認めるところ。もちろん、社長の斉藤浩太郎さんも杜氏の高橋藤一さんも、純米大吟醸こそ我が蔵の頂上にある酒質、と断言しているほどです。現在の鑑評会出品も、いづれは純米にしてゆくのは当然のことと想像できます。
 山田錦の高精白精米、袋吊り搾り、一回火入れで瓶囲い、もちろん搾った後には一切の手を加えない無濾過原酒・・・。
 芳醇な香りとふくよかな味わいの妙なる調和は、なまなかの金賞受賞酒を完全に凌駕する純米大吟醸。
 お酒だけでも充分に楽しめますが、滋味溢れる旬の食材とご一緒に、酒蔵の技と心の真髄をたっぷりとお楽しみ下さるようお願い申しあげます。
・720ミリ入のみ 5,040円
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# by nbhkkry20 | 2007-10-12 11:26 | 雪の茅舍

セレブなお米 セレブなお酒

 まんさくの花から、「瓶燗火入れ・瓶囲い」された極々限定のお酒が入荷してきました。「純米大吟醸・雄町酒」です。
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 あまり多種類の米を使うことのない秋田の酒蔵ですが、まんさくの花が使用する好適米の種類はダントツに多いのではないでしょうか。
 秋田産の酒米だけでも、美山錦、酒こまち、美郷錦、亀の尾、ヨネシロ、星あかり、自ら復活栽培した日の丸等々。県外からは兵庫の山田錦、そして、この酒を醸した岡山産の雄町です。
 雄町は、『岡山で発見された国内では最も古い品種の一つ。百数十年の歴史があり、改良を加えられてこなかっただけに背丈が非常に高く栽培が難しい。そのため一時は絶滅の危機に瀕したが、近年の吟醸ブームでその価値が見直され再び作付けが増えてきた。お酒にすると、山田錦同様にふくらみのある豊かな味わいが特徴だが、甘味、酸味を感じさせるとともに、どこか植物的な野性味も持ち合わせている』(松崎晴雄著:日本酒のテキスト1より抜粋)
 まんさくの花・雄町酒も、穏やかで爽やかな吟醸香と、芳醇な味わいが口中に広がり、嫌みのない甘味と酸味は快い余韻を楽しませ、スーっとキレる。さすがに、確かな歴史を継いできたセレブなお米のセレブなお酒だ! 新開発に拘るあまり促成栽培の感がある、最近の成金セレブのような米の酒にはない落着きと心の充実感を感ずるのです。
 伝統あるお米を、最も新しいお酒に醸す・・・チャレンジする蔵・まんさくの花の、古くて新しい味わいを是非お試し下さい。
・1.8リットル入 3,900円 終売致しました
・720ミリ入 2,100円 終売致しました
# by nbhkkry20 | 2007-10-10 13:34 | まんさくの花

これなら飲めるぞ! 金賞酒

 今年の春の全国新酒鑑評会で秋田の金賞受賞数は9個。その倍ほどあった昨年に比べれば、芳しいものではありませんでした。それでも、日頃から吟醸酒に力を注ぎ、安定した酒質で評価も高い酒蔵は、いつものようにキチッと金賞を受賞しています。
 受賞したいくつかの蔵からは受賞直後から金賞酒が発売されていますが、そのほとんどが4合(720ミリ)瓶で価格が3500〜5000円。おいそれとは買えるお酒じゃありません・・・でも、その4分のⅠ程度なら飲んでみようかな〜って気になりません? 
 そんな貴方の気持ちを察したかのように企画されたのが、この「金賞酒の1合(180ミリ)瓶」。しかも、毎年のように受賞をしていて、今回がフロックではない吟醸酒比率の高い実力蔵の金賞酒ばかりです。
 「金賞酒なんて呑む酒じゃない」とか「同じ価格でもっと美味しい酒が3本も買える」なんて、今まで敬遠していた貴方! 1本試してみて下さい。旨いよ〜〜。
 本数極限定の品切れご免、お早めにどうぞ。
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 左から・北鹿(米・酒こまち)・飛良泉(山田錦)・太平山(山田錦)・春霞(山田錦)・天の戸(酒こまち) 
・どれも 1合(180ミリ)入 980円
# by nbhkkry20 | 2007-10-09 21:51 | 品評会、きき酒会