新政・純米 85(09-11-20 FRI.)

(日照時間・66分)
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風は北風、気温は5度、空はどんより曇り空。で、当然ながら寒〜い一日でした。
その寒さを写真で撮るのは難しいけれど、一段と冷えてきた夕方の4時頃。秋田駅の渡り廊下で見た太平山は、かなり山裾の方まで白くなっていました。
暖冬気味の昨今ですが、11月のこの時期に正月並みの寒波が来たりして、今年の冬は昔の秋田の冬らしい寒さになりそうな、そんな気がしています。

さて、久しぶりに新入荷のご紹介‥‥
『新政・低精白純米酒Ⅱ 85%(通称:はちご)』です。

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いや〜〜困った⤵ まいりました⤵ だって、こんな美味しい低精白の純米酒を出されたんじゃ、50%以上も磨く純米吟醸など買ってくれなくなるかもしれないじゃん⤵
しかも価格が、1.8入りで1,700円、720入りで850円ですよ〜。

7月に出荷した「新政・純米 80」が、まるで純米吟醸のような飲み口で低精白酒市場を驚かせたのに、今度は精米率が85%。
飯米のような精米率で、ホントに美味しいお酒が出来るの? そんな疑問に、新政の御曹司、あの佐藤祐輔さんが、いつものように“熱〜い”文章で、酒の裏ラベルにその意気込みをキチッと書いてくれています。

新政・純米 85(09-11-20 FRI.)_c0084908_21325862.jpg字も小さいし読み難いので、下に再掲致します。


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削らないでもおいしいお酒! 地球に優しい、低精白純米酒
お米は削れば削るほど、その個性は失われてしまいます。ですから、高度精白を施した大吟醸などでは、味わいはキレイになるとはいえ、どこの蔵の酒もけっこう似て‥‥。そんなんじゃ、いやだ! ワインのように、原料の性格が反映される酒、大地を感じる酒を造りたい! でも、飲みにくいゴツい酒はイヤだ! と悩みに悩みながら、県内最低の精米歩合に挑んだ純米酒です。
85%といえば、もはや「食べるご飯」に近い精米歩合。ど◯ろく級の低精白。はてさて、その味わいはいかに‥‥?

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そこで、「ワインのような‥‥原料の性格や大地を感じる‥‥飲みにくくなく‥‥ゴツくない酒」にするために‥‥
麹米に美山錦、掛米は酒こまちという全て酒造好適米を使い、麹菌は秋田今野が吟醸酒用に開発した「吟味」。使用酵母は、もちろん新政6号酵母‥‥これはもう、完全に吟醸酒の仕込みだ⤴ いくら85%精米といえども、こんな仕込みをして美味しくないはずがありません。

でもまぁ立香なんてあるわけがない、と思ったら意外にも、吟醸香のような果実酒的な香りが立ってくる。口に含めば、ジューシーで柔らかな酸味がジュワッと広がり‥‥何だ何だ、いい雰囲気じゃない⤴ クイッ、クイッとイヤミなくいくじゃない⤴ ただ、少し品温が上がってくると、やはり低精白酒の弱み、少〜し糠臭というか雑味臭が感じられる⤵ ⤵  でも、スイッと喉に落とすとスーッと消えてしまい、ん〜〜旨い!⤴ 

こんな美味しい酒を、こんな価格で出していいの? と思わず蔵のことが心配になりますが、祐輔さんは「小仕込みなので、原価計算とか、よく分りませ〜ん」とおっしゃってました。ん〜〜、益々心配になってきますよねぇ‥‥とはいっても、皆さんが飲んでくれれば儲かるんでしょう⤴    どうぞ、いつもよりたくさんお楽しみ下さるよう、蔵に成り代わりましてお願い申しあげます。
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<11月〜12月の予定>                    
・11月22日()通常営業致します
・11月23日(勤労感謝の日)通常営業致します
・11月29日(定休日
・12月06日(定休日 酣々塾の忘年会
・12月13日(定休日
・12月20日(定休日
・12月23日(天皇誕生日)通常営業致します
・12月27日(定休日
by nbhkkry20 | 2009-11-20 21:42 | 新政
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