天の戸・[じゃごたろ] 黒ラベル(10-01-06 WED.)

時々日照時間・12分
昨日、一昨日の暴風も止み、今日は気温が上がり雪ではなく雨。3月から4月上旬の暖かさでした。でも、明後日あたりは大陸から高気圧がやってきて西高東低、またまた雪が続きます。ま、こんなもんです秋田の冬は。

さて、年末入荷で、ご紹介していなかった21BYの新酒生酒がまだまだあります‥‥
『天の戸・[じゃごたろ]黒ラベル』です。
天の戸・[じゃごたろ] 黒ラベル(10-01-06 WED.)_c0084908_21395365.jpg
「じゃごたろ」は、昨年始めて出荷されたんですが、昨年のご紹介のブログを見ると、何と桜の花が‥‥4月の下旬だったんですねぇ。
「じゃごたろ」という言葉の意味については、そちらにリンクしてくだされば、ラベルに小さくゴチャゴチャと書いた内容ともども、お分かり戴けると思いますが、今年の[じゃごたろ]は、昨年の「じゃごたろ」とちょっと違うお酒です。

昨年の「じゃごたろ」は、肩ラベルにある通り「おり酒」でしたが、今年の[じゃごたろ]の肩ラベルには『にごり酒』とあります。しかも、使用米:秋田産・秋田酒こまち、精米率:80%、酵母:秋田今野商店 No.29と酒暦も明白な純米酒。それの『にごり酒』ということですが、天の戸の『酒こまち、80%精米‥‥』の純米酒といえば‥‥そうです、このお酒は「天の戸・美稲八◯」をベースにした『にごり酒』なのです。

1.8入りも720入りも、キャップに穴が開いていてガス抜きをしていますので、開栓しても一気にグーッと上がってくることはありません。でも、口に含むと、呑み心を刺激するような軽いシュワシュワ感が心地よく、香りはまさに酒の香り、にごりと一緒にグビッと飲ると、何とも素朴な味わい‥‥ん〜〜蔵のパンフに書いてあった「米を飲む」ってこんな感じなのですね。
そして、「麹の力を存分に引出し、甘味とコクを出しました」とある通り、しっかりと甘味とコクのある「じゃごたろ」=「秋田の田舎もの」が、心底好きなタイプだと思いますよ。

ま、年から年中「辛口、辛口」とおっしゃる都会の方のお口には合わないかもしれません。でも、「甘味」といっても「甘い」のではなく、しっかりとした「旨味」になっています。「コク」といっても、ただ「濃い」のではなく、イヤミなく「キレ」てもゆく‥‥この辺りが天の戸の酒造りの真骨頂なんですねぇ。

実は、通年販売している「美稲八◯・火入れ」は昨年秋から品切れしています。それに、21BYの「美稲八◯・生酒」の出荷は、今月の15日。ですから、今は「美稲八◯」は全くない! という状況なのです。
それなら、『にごり酒』などより「美稲八◯」を生でも火入れでも早く出荷してほしいと思うのですが、そこはそれ、様々なお酒を造ってみたい杜氏の森谷さんの挑戦者魂に敬意を表して、先ずは今年の[じゃごたろ]を楽しむことに致しましょう。

価格は、「美稲八◯」ベースですから、もちろん1.8入り2,000円、720入り980円‥‥ホントに「親しみやすい」価格です。

なお、「おり酒・生」の「じゃごたろ」は、やはり4月のお花見の頃の出荷予定。そちらは、昨年同様に白いラベルで出されます。ですから、この冬の[じゃごたろ]は『黒ラベル』なのです。為念。
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<2010年1月〜2月の予定>                    
・01月10日()営業致します 午後1時〜午後7時
・01月11日(成人の日)営業致します 午後1時〜午後7時
・01月16日(土)都合によりお休み致します
・01月17日(定休日
・01月18日(月)都合により午後1時から営業致します
・01月24日(定休日
・01月31日(定休日
・02月06日(土)酣々塾の蔵巡りのためお休み致します
・02月07日(定休日
・02月11日(建国記念の日)通常営業致します
・02月14日(定休日
・02月21日(定休日
・02月28日(定休日
by nbhkkry20 | 2010-01-06 21:50 | 天の戸
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