雪の茅舍・山廃純米 ひやおろし(10.09.30 THR.)


(日照時間・558分
前にもご紹介したかと思いますが、市役所の前庭にある花時計の陰に20〜30株の曼珠沙華が植えられています。
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↑ 向こうに見えるのが市庁舎。その正面入口側からはサツキの植込みの陰になってよく見えません。
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↑ そして、市役所とは反対側の県庁舎や大通り側からみてもよく見えなくて、どことなくひっそりと咲いている感じです。

曼珠沙華‥‥百恵ちゃんの歌もいいんですが、すっくと伸びた茎の上に、真っ赤にパーマネントをかけたように咲くこの花が、何故か好きなんです。それが、こんな風に日陰の花のように植えられて、もしかしてヒガンバナという名前が抹香臭くて、花時計に似合わないということでしょうか。
でも、去年は花の数がこんなになかったような‥‥自然に増えたのかも。だとすれば、二、三年後には曼珠沙華の花時計に‥‥なったら、私は嬉しいんですけどね。

ということで、9月も今日で終わり。日一日と、お酒が美味しい季節になってきて、今日の「ひやおろし」のご紹介は‥‥
『雪の茅舍・山廃純米 ひやおろし』です。
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「雪の茅舍・山廃純米」の「生酒」は何回かご紹介しましたが、『ひやおろし』のご紹介はこれが初めてです。どうしてご紹介しなかったかというと‥‥実は、この『山廃純米 ひやおろし』、「一回火入れで瓶貯蔵をして」出荷されている「雪の茅舍・山廃純米」と同じお酒なんです。だから、いまさらご紹介するまでも‥‥と思い、特別にご紹介してこなかったのです。

じゃぁ、「雪の茅舍・山廃純米」のラベルを「ひやおろし」ラベルに替えただけ? そう言われれば身も蓋もないのですが‥‥‥ところがこの「ひやおろし」、ただ単にラベルを貼り替えただけでは無い美味しさなんですよ。

麹米:山田錦、掛米:酒こまちをいずれも65%精米し、高橋杜氏自らが培養した自社酵母を使い、日本酒度:+1.0、酸度:1.9、アミノ酸度:0.8、アルコール度:16度前後というお酒に醸しあげ、春先の上槽後は加水をしない原酒のまま瓶火入れ、そのまま低温で瓶貯蔵、熟成をさせ、秋の「ひやおろし」として出荷されています。

由利正宗の「山廃酒」は、その評価は二分されるかもしれませんが、一般にいわれる強い乳酸系の「山廃臭さ」がないのが特徴です。そのため大変飲み易く、あまり特異な香味に慣れていない若い愛飲家や、初心者の方でも「美味しい!」と飲んでもらえるお酒です。

では、「山廃臭さ」がないからといって、「山廃酒」特有の味わいを引締める独特の酸味や、お燗をしても味が崩れないコシの強さが無い、などということは全くありません。
冷やでも燗でもオールマイティ、どんなお料理にも負けず、邪魔もせず、ホントにいつ飲んでも美味しい食中酒の代表的な「山廃酒」、そしてその「山廃酒」がしっかりと熟成をして、秋になって一段と重厚さと旨味を増した『山廃純米 ひやおろし』なのです。

雪の茅舍・山廃純米 ひやおろし(10.09.30 THR.)_c0084908_23213129.jpg「秋あがり」‥‥『ひやおろし』よりも、なんか美味しそうな言葉だなぁ。


価格は、1.87入り2,415円、720入り1,260円 です。もちろん通常出荷の「山廃純米」と同じというのも嬉しいですねぇ。10月いっぱいは蔵から出荷される予定ですが、お早めにお楽しみ下さるようお願い申しあげます。
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<2010年10月〜11月の予定>
・10月03日(定休日
・10月10日(敬老の日)通常営業致します
・10月11日(体育の日)通常営業致します
・10月16日(土)臨時休業 「京都・吟醸ひやおろしを飲む会」に出席のため
・10月17日(定休日
・10月24日(定休日
・10月31日(定休日
・11月01日(月)「刈穂・生酛純米 21BY 出羽の雫」発売
・11月03日(文化の日)通常営業致します
・11月07日(定休日
・11月14日(定休日
・11月21日(定休日
・11月23日勤労感謝の日)通常営業致します
・11月28日(定休日
by nbhkkry20 | 2010-09-30 23:27 | 雪の茅舍
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