新政・やまユ 改良信交 火入れ（10.10.14.THR）

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(日照時間・462分）
今年３度目、そして今年最後の月下美人が咲きました。
最初５個の蕾を確認した時には、五つもの花が一斉に咲く様子を想像してちょっと慌てました。大抵の場合、同じ日に一斉に開花しますので、花、三つくらいでしたら既に体験済みです。だからその匂いも想像できるんですが‥‥五つは初めてです。

8月に月下美人をご紹介した後に、シンガポール在住のTさんから、
「２０個の蕾が一斉に開花して、帰宅した玄関先で、もの凄い匂いに圧倒された。」とのお便りを戴いていましたので、匂い四分の壱ほどの覚悟で
身構え（？）ていました。お話によると、同居されていたお母様が庭の月下美人を、丹誠こめて育てておられたとのこと。元々は南国の花なので、剪定しないで放っておくと丈は２メートル以上にもなるらしい。その高さに20個なんて圧巻ですね。

でも、取り越し苦労でした。ひとつは蕾のままで落下し‥‥惜しいなあ！
↓ その後、ひとつ、次の日に又ひとつと順番に咲き
↓ 最後にふたつ。全部で四つの蕾が三日の時間差で、香り穏やかに咲き切りました。匂いが少ないのは、めっきり涼しくなったせいかしら。華麗なはずの花姿が心なしか、しとやかに見えます。
狭い我が家にはそんな咲き方が相応しいのでしょうね。
丈わずかに１メートル（冬の間は室内に入れる為に剪定しています）の我が家の月下美人ですが、八月の暑い盛り、九月初旬、そして十月半ばにも‥‥三度も私たちを楽しませてくれました。
お疲れ様でした。（haru)


さて、お酒は『新政・やまユ 改良信交 火入れ』です。
今年の１月にご紹介した生酒版と同じく、55％精米の改良信交を、協会6号酵母で、総米750キロの小仕込みをし、日本酒度：＋1.0、酸度：1.6、アミノ酸度：0.9、アルコール分：16度前後の一度火入れの原酒のままで出荷されています。

蔵の案内には、酒質設計が一般の純吟とは全く異なっているうえ、製造過程から醪管理まで出品酒と同様に、佐藤祐輔がトータルで手がけ‥‥個人の趣向を臆せずに出したマニアックな作風‥‥味わいは、21BYの中で最もフルーティ＆フレッシュ‥‥やや甘味があるほうなので、冷やでサッパリと飲んでもらたい とありました。

蔵からの案内の通り、最初の印象では「ちょっと甘いかな？」と感じたのですが、ゴックンと飲みこんだら‥‥えっ!? 美味しい！
南国の果実を齧ったようなジュワッとした酸味が広がり、さっきの甘さが爽やか～なものに感じられるから、何とも不思議‥‥これならマニアックなベテラン愛飲家でなくとも、むしろビギナーの方にこそ飲んで欲しい‥‥「え〜〜！　こんな爽やかな日本酒があるの〜〜？」と驚かせ、日本酒の新しいファンにするためにはピッタリのお酒だと思いますよ〜ん。

価格は、1.8入り3,300円、720入り1,650円。
蔵では発売即終売ということらしいですから、お早めにこの「マニアック」な香味をお楽しみ下さるようお願い申しあげます。
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＜2010年10月～11月の予定＞
・10月16日（土）臨時休業　「京都・吟醸ひやおろしを飲む会」に出席のため
・10月17日（日）定休日
・10月24日（日）定休日
・10月31日（日）定休日
・11月01日（月）「刈穂・生酛純米 21BY 出羽の雫」発売
・11月03日（文化の日）通常営業致します
・11月07日（日）定休日
・11月14日（日）定休日
・11月21日（日）定休日
・11月23日（勤労感謝の日）通常営業致します
・11月28日（日）定休日