ありがとうございました。(2011.03.23 WED.)

ときどきときどき☃
(日照時間・324分
長かった冬の扉を開けて、芽吹きの春がやってきたようです。
↓ ヒイラギナンテンが、咲き始めました。
ありがとうございました。(2011.03.23 WED.)_c0084908_20413575.jpg
地震以来ストーブの火を消し、ひんやりとしている店内で、今日は一日中ベートーベンのヴァイオリン協奏曲を聞いています。
ボリュームを落とすのはお客様がいらした時だけ。繊細に、物悲しげにヴァイオリンが奏でる旋律は、まるで人の一生をドラマティックに物語っているようです。

この曲は、お世話になった京都のFさんの大好きな曲でした。
ベートーベンが作曲を完成させた唯一のヴァイオリン協奏曲だということも、教えていただきました。
そのFさんが、闘病生活のすえ、私たちに沢山の想い出を残して旅立たれました。

たまたま秋田を旅行され、立ち寄ってくださった。それだけのご縁で30年以上もお付合いくださった、私たちにとって大切な方でした。

Fさんのお宅に伺うと、居間には立派なオーディオ装置と何台ものスピーカーが所狭しと設置されていて、いつもクラシック音楽が流れていました。
CDは勿論、当時まだ珍しかったレーザーディスクも揃っていて、リクエストするとニコニコしながら、魅力的なクラシック音楽を大音量で聞かせてくれました。
難解だと思っていたクラシックの魅力が、チョッピリ解るようになったのは間違いなくFさんのお陰です。

ありがとうございました。(2011.03.23 WED.)_c0084908_20421589.jpgお勧めで購入したオーディオ装置を詳しく解説してくれた図面と、同封されていたCD「クラシック・オン・シネマ」。
私たちを、無理なくクラシックの世界に誘ってくださいました。


教えていただいたのは音楽だけではありません。
常に前向きのFさんは、引っ込み思案の私たちに新しい風を吹き込んでくださり、人生の楽しみ方を教えてくださいました。

美味しいお酒と美味しい食ベものを囲んで友が集い、時を共にする楽しさを、またその為に友と旅をする楽しさを教えていただきました。
春のお花見、夏の花火大会、秋には温泉や紅葉、冬は「雪が見たいから」と雪深い酒蔵を訪ねたり、年に幾度となく秋田にお出でくださいました。Fさんはいつもお仲間とご一緒で、秋田の食とお酒を大いに楽しまれたことなど、いつまでも忘れません。

何よりも、「京都で秋田のお酒を楽しむ会」を6回も続けてこられたのは、Fさんがいらっしゃればこそでした。
感謝しても、感謝しきれません。
心から御礼を申しあげます。ありがとうございました。        (haru)
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<2011年3月~2011年4月の予定>
・03月27日(定休日

・04月03日(定休日
・04月10日(定休日
・04月17日(定休日
・04月24日(定休日
・04月29日(昭和の日) 通常営業致します
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by nbhkkry20 | 2011-03-23 20:47 | 日本のいろいろ
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