晴 いっとき 曇(日照時間 582分)
山では水芭蕉やカタクリが咲き始め、里では桜の開花の話題がチラホラと、北国もいよいよ春。新入荷も新酒「生酒」から、同じ新酒でも「火入酒」へと変わってきています。 この冬、新酒生酒ナンバーワンの呼び声が高かったこのお酒も、「火入酒」となりました・・・ 『雪の茅舍・25BY 山廃純米吟醸 <秘伝山廃> 火入れ』です。 使用米:麹/山田錦、掛/酒こまち 精米率:55% 使用酵母:自社酵母 日本酒度:+1.0 酸度:1.8 ALC度:16度 価格:1.8入・3,672円、720入・1,836円 以前、高橋杜氏さんから「山廃って臭いものではないんですよ」とお聞きしたことがあります。高橋さん独特の“山廃哲学”を端的に示した表現で、このお酒が老若男女に愛される大きな理由のような気がします。 顔を近づけると、当然ながら、速醸酒とは違う山廃の乳酸系の香りはたってくる。と同時に、少し華やいだ果実系の香りも含まれていて、それらが一体となって五感のどれをも刺激することなく、優しくふくよかに広がり、それだけでも美味しそう! そんな香りに誘われて口に含むと、立ってくる香り同様に、味わいのどの要素も突出することなく穏やかで、山廃の酸味と米由来の甘味との調和も良く、非常に爽やかな飲み心地。しかも、山廃酒特有の複層的な味わいや旨味もジンワリと感じさせ、ん~~旨い! そして、最後はやっぱり「火入酒」。生とは違い、シャープな感じで気持ち良~くキレてゆき、ん~~もう四、五杯! いや、いくらでも! となるのが必定の美味しさです。 一つだけ望む処があるとすれば、「山廃純米吟醸」としては少し若いかな? という点です。 それに、極低温の冷蔵庫保管でしょうから、どうしても山廃独特の旨味が本格的に醸出してくるのはこれから。加えて、新鮮さを残しながらの熟成を得意とする雪の茅舍さんですから、きっちり熟成したとしても、瑞々しさをなくすようなことは絶対にないはずです。 そうであれば、夏を越して秋頃まで飲むのを待ってもいいかなぁとも思いますが、そんなことはありません。秋の更なる熟成を重ねた『秘伝山廃』を楽しむためにも、この若々しい『秘伝山廃 火入れ』、先ずはお試し下さるよう宜しくお願い申しあげます。なにしろ、今の状態でも十二分以上に美味しい『秘伝山廃』なんですから・・・。 ところで、雪の茅舍さんの25BYの「火入酒」。「純米吟醸酒」「山廃純米酒」 そして「美酒の設計」と次々に出荷される予定です。旨味とキレの「火入酒」、乞う、ご期待! ですよ〜。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ さて「雪の茅舍」、まだまだ美味しいお酒が他にもありますよ~。 『24BY 純米吟醸 火入』 使用米:麹・山田錦、掛・酒こまち 精米率:55%、 酵母:自社酵母 日本酒度:+1.5、酸度:1.5 アミノ酸度:1.0、ALC度:16度 1.8入・3,024円、720入・1,620円 『24BY 山廃純米酒 火入』 使用米:酒こまち、 精米率:65% 酵母:自社酵母、 日本酒度:+3.0 酸度:1.8、 ALC度:16度 1.8入・2,484円、720入・1,296円 『2003醸造 純米古酒 隠し酒』 使用米:美山錦・吟の精 精米率:58% 使用酵母:自社酵母 アルコール分:15~16度 日本酒度:+1.0 酸度:2.1 500入のみ・1,080円 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <2014年04月~05月の予定> ・04月20日(日)定休日 ・04月27日(日)午前10時~午後6時 営業致します ・04月29日(火)昭和の日 午前10時~午後6時 営業致します ・05月03日(土)憲法記念日 通常営業致します ・05月04日(日)みどりの日 通常営業致します ・05月05日(月)こどもの日 通常営業致します ・05月06日(火)振替休日 お休み致します ・05月11日(日)定休日 ・05月18日(日)定休日 ・05月25日(日)定休日 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 当ブログへのお問合せ等は・・・・ ──────────── 酒屋まるひこ 秋田市大町4-1-2 電話・018-862-4676 *午前9時30分~午後9時30分 定休日・毎週日曜日 ──────────── へお願い申し上げます。
by nbhkkry20
| 2014-04-16 20:44
| 雪の茅舍
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