新幹線

 8月2日、ようやく秋田も梅雨が明けました。平年より遅いといはいえ、去年より二日も早い梅雨明けというのですから、そんなに騒がなくても季節は巡る・・・ですね。で、梅雨明け初日、カッと太陽が照りつけ午前中には既に29度、先ずは、秋田も本当に夏になりました。
 「やまとしずく」のやまと会の役員会のため、市の郊外にある県の施設・遊学舎まで出かけてきました。
 天気も良いし、そんなに遠くでもないのでちょっと自転車で。道すがら、秋田新幹線の車輌基地がありました。最先端のテクノロジーで動く新幹線と、久しぶりの太陽にぐ〜んと背伸びしているような稲穂の波。そのコントラストが何ともいえず・・・。
 明日から始まる竿灯祭りのお客さん、そして、お盆には久しぶりに帰省をする方々を乗せて大車輪の運行をする新幹線。今は、そのときを前に体を休めているようにみえました。 
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 またまた秋田が日本一の「名誉」です。そう、土地の路線価が2年連続で全国最大の下落率となったというのです。
 秋田駅前の路線価は、平成4年の140万円(1平米)のピーク時に比べて16、4%の23万円。32年前の昭和49年と同じ! 秋田は、完全に「ALWAYS・三丁目の夕日」の町ですね。
 大型店の郊外への進出で中心市街地の空洞化が進んだためですが、それはどこの中小都市でもあることです。なぜ、秋田市だけがこんなに激しいのでしょうか。
 その理由は明確には分かりません。しかし、秋田市の人達がこんな状況をイヤだと思っていない、空洞化してもいいと思っているということです。その証拠に、秋田最大の大型SCの隣に、それができると東北最大規模になるというSCができつつありますが、反対もなければ疑問さえおきてない。そればかりか、県や市の施設や行政主導の住宅地がそこを中心に開発されているのですから。
 このように、秋田は自殺率、胃ガン死亡率、地域別最低賃金、今度の路線価などなどマイナス面の日本一はいっぱいあります。そのうえ、お天道様にも見離されたのか、日照率も全国最低・・・ナントカシテクレー!!
 そんな「日本一」のところですが、明日から秋田市の竿灯祭りが始まります。そして、竿灯を皮切りに、湯沢の七夕絵灯籠、横手の送り盆、西馬音内の盆踊り、鹿角の花輪ばやし、そして大曲の花火大会。いよっ日本一! と呼び声がかってもおかしくない、素晴らしいお祭りが続くのです。
 写真は、昨年の竿灯祭り。今年のは、明日撮ってきますね。(記・平成18年8月2日)
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by nbhkkry20 | 2006-08-02 21:02 | 秋田のいろいろ
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