8月も今日で終わり。昔の月末というと問屋の集金は次々に来るし、こちらはこちらで夜遅くまで必殺集金人になって代金回収をしたものです。問屋とは来月の入荷予定などを、集金先では新しい酒の売込みなど、月に一度は必ずある取引き相手との交流でした。でも今は、買うのも売るのもすべて振込み。年に一度も面と向かわない購入先やお得意さんが結構ありますね。なんとも、クールになってしまいました。
その分月末の忙しさがなくなったのですが、でも月末は月末。酒屋はなかなか出難いものなのです。にもかかわらず、その月末に合わせたように(来るな!というようなもんですね)設定された天寿酒造の飲み切りのため、鳥海山の麓矢島町まで出かけてきました(ん〜〜、酒屋まるひこはヒマ?)。 そうまでして飲み切りに行くのは、蔵から出荷しているすべての「商品」の聞き酒ができるからなのです。ここ最近、天寿の扱いが少なくなっていてこれでいいのかなあ? と考えていた矢先だったので、改めて全製品の聞き酒はいい機会だったのです。で、(月末にもかかわらず!)行ってきたのですが、その甲斐はありました。聞き酒表に、三十花丸をつけた酒がありました。 契約栽培米の美山錦を使い、「撫子の分離酵母」ND4で醸した純米吟醸。というと、「天寿純米吟醸」じやんとお思いでしょうが、これがひと工夫あるのです。その工夫で、一般発売の酒とはまるで違う美味しさなのです。杜氏の佐藤俊二さんでさえ「驚いた〜」と言うほどの違いなのです。 さて、どう違うか? これは、(月末にもかかわらず、シツコイ!)鳥海山の麓まで高いガソリン代をかけて頑張って行った酒屋だけしか扱えないことにしましたので、今はヒ・ミ・ツ。早々にラベルを決めて、皆様にお目見えできると思いますが、価格は一般品と同じ「1、8・2835円、720・1417円」の大サーヴィス。 入荷次第お知らせしますので、乞うご期待! 写真の中にそのお酒があるのですが、わかるかな〜?
by nbhkkry20
| 2006-08-31 19:58
| 天寿
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