コスモスロードで一句

 自転車散歩復活の二日目。撫子(ナデシコ)の花を見つけたくて、今日も草生津川沿いのコスモスロードをポタリングです。
 なぜ撫子かというと、先週末に入荷した「天寿の純米吟醸・鳥海」に使われている酵母が、かの有名な花酵母第1号の撫子の花から分離したND-4酵母だからなのですが、撫子の花って見たことあります? 今や死語になりつつある大和撫子という言葉では知られていますが、ではどんな花? と問われるとこれがなかなか難しい。じゃあ、実際の花を見てもらえば少しは天寿を飲んでもらえるんではないか、という魂胆なのですよ。
 撫子にも何種類かあって、秋田でよく見られるのは可愛いピンク色の河原撫子。7月から10月頃が花期で、日当たりの良い野原などに咲くとあります。コスモスロードは日当たりが良く、川原もけっこう広く、野草花の種類も多い所です。それに、ここ数週間は大雨も降らず台風の影響もなかったので、1時間も探せばなんて軽く考えて出かけました。川岸を注意深くみながらゆっくり走らせたのですが、時期が遅かったのかなあ。ピンク系の花といえばコスモスだけ・・・収穫ゼロでした。ということで、もし見つけたら写真をアップしますが、とりあえずどんな花かは野の花図鑑ででもご覧下さい。
 ところで、「天寿・純米吟醸・鳥海」、これが旨いんですよね〜。実は、天寿の純米吟醸・鳥海山というND-4酵母の酒と同じ仕込なんですが、わざわざ「鳥海」としたのは「鳥海山」とはちと違うからなんです。1、8入りも720入りも、どちらも瓶燗火入れで瓶貯蔵。8月31日の一酒一会で書いた「佐藤杜氏もびっくりの旨さのお酒」ってこれなのです。
 有名だけど飲み手のプロには評判の悪い「花酵母」ですが、この「天寿の純米吟醸・鳥海・瓶燗火入れ」は旨い! 花酵母、特にND-4の評価を少しはアップできそうです。是非、お問合せ下さい。
 さて、撫子の花は今日のポタリングでは見つからなかったのですが、その代わり面白い風景に出くわしました。何と、猫が草原で秋の風に吹かれながら俳句をひねっているのです。なわけはありませんが、カメラを向けたら目を円くしてカメラ目線になってしまいましたが、それまでは風にヒゲをたなびかせ目を細めて、本当に一句ひねっているような風情でした。
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by nbhkkry20 | 2006-09-19 21:22 | 秋田のいろいろ
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