大正から昭和にかけての頃、芳香醇味な酒ができると全国で使われた、現在の協会6号酵母を採取したのがこの新政の蔵。6号酵母が新政酵母と呼ばれる所以なのです。 当時の蔵元であった五代目佐藤卯兵衛の「良質な米を、可能な限り白く磨いて仕込む」という、採算を度外視した良酒造りへの情熱がこの酵母を産み出したといっても過言ではありません。 爾来、甘口の多い秋田でカラクチの新政、と県外での評判が高く多くの方々から愛飲され続け、佐藤卯兵衛の名は現蔵元へと受け継がれています。そして、代々が引き継いできた佐藤卯兵衛の名を冠したこの酒こそ、新政の過去であり未来でもあるのです。 大吟醸原酒・佐藤卯兵衛は、春夏秋冬の四季に分けて発売されますが、この一回火入れ「晩秋のひやおろし」は今年度の第三弾。 夏を越していよいよ円やかさと旨味を増し、17〜18度という度数ながらスルリと飲める。冷やしても常温でも、また少しだけ温めても、過去二回の生酒とは違う落着きがあり、秋の夜長にじっくりと味える大吟醸に熟成しています。 大吟醸という酒質上、残念ながら新政酵母は使っていません。しかし、現七代目蔵元の研究熱心さで、近い将来には新政酵母を使った「佐藤卯兵衛」が誕生することは間違いありません。そんな楽しい期待をこめて、新政の中の新政を楽しむことに致しましょう。 秋田では「大」メーカーの一つの新政ですが、この「大吟醸原酒佐藤卯兵衛」だけは県内40店でしか入手できません。全国一般販売されている佐藤卯兵衛は、加水調整した原酒ではない佐藤卯兵衛です。秋田でしか売っていない、旨味たっぷりの大吟醸原酒佐藤卯兵衛を是非お求め下さい。 ・1.8入 4,725円 ・720入 2,362円 終売致しました *無濾過生「中だれ」の1.8入、少しだけ在庫があります。生ヒネもなく美味しく熟生になっています。
by nbhkkry20
| 2007-11-05 20:45
| 新政
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