おせちには、お酒もいいけど、ワインもね

日照時間258分)師走にこの晴天、しかも気温6度、本当に快適な一日でした。でも、このまま冬が終わるわけはなし。用心、用心。
 さて、ず〜〜っと日本酒ばかりを飲んでいると、何となく身体が日本酒カラダになったような、例えばワインを飲んでもどう評価していいのか分からない、なんてことはありませんか? 
 今の私は、まったくそのようなカラダになってしまったのか、たまにワインを飲んでも、美味しいことは美味しいんですがどの程度の美味しさなのか、なかなか判断がつかない・・・。
 と、こんな状態でワインの話も何ですが、成立ちがちょっと面白くて、素晴らしく美味しくて、きっと日本酒ファンにも愛されること間違いなし、と迷いながらもそう判断したワインが入荷してきましたので、思い切って今日はワインのご紹介です。
 グレイスワイン・中央葡萄酒が醸造した『2006 Kosyu甲州』の4種類です。二回に分けてご紹介しますが、世界的ソムリエ・田崎真也氏のコメントに沿ってご紹介。さすがに、田崎さんの表現はあでやかです。

1)Kosyu キュヴェ ドゥニ デュブルデュー 2006(白)
おせちには、お酒もいいけど、ワインもね_c0084908_23451874.jpg<成立ち>・・・甲州種100%。白ワイン醸造の世界的権威であるドゥニ・デュブルデュー教授のコンサルティングを受けて醸造。04年のファーストヴィンテージには、ワイン評論の第一人者であるロバート・M・パーカーJr.氏が、初めてアジアで高得点(87〜88点)をつけた。
<田崎氏評>・・・透明感のある淡いグリーン。バラなどの白い花の香りが強く感じられ、味わいは円やか。バランス良く、後味の酸味がフレッシュでミネラル感を含んでいる。イカやタコの刺身、ホタテ貝を使ったサラダやカルパッチョ風などの料理に良く合う。
・750入 2,000円


2)Kosyu 牧丘 2006(白)
おせちには、お酒もいいけど、ワインもね_c0084908_23461530.jpg<成立ち>・・・山梨県牧丘にある単一畑の甲州種から造られたプレミアム・ワイン。果実は低収量に押さえられ、それが甲州種特有の優れたアロマを持つワインを生み出した。06年には僅かに700ケースだけが生産され、豊かな芳香と果実味を特徴とするミディアム・ボディの、新スタイルのワインに仕上がっている。マロラクティック発酵させたワインを少量加えて、卓越した自然の酸にバランスを持たせた。
<田崎氏評>・・・グレーグリーンがかったクリスタルのような印象。香り華やかで、白桃やグレープフルーツを含む柑橘類の香り。味わい滑らかで全体に溶込みバランスも良く、後味には柑橘類を思わせる酸味とミネラル感が広がる。白ギスやメゴチなどの天婦羅(塩のみで戴く)、イカ、タコ貝類などのにぎり寿司、アスパラのサラダ、すまし汁仕立ての椀盛りなどにも良く合う。
・750入 2,400円


 ん〜〜む、どちらも日本料理に合いそうな白ワイン。ということは、この季節ならおせち料理にピッタリということじゃないですか。おせちと言えば日本酒ですが、さっぱりとした甲州ワインでお正月を寿ぐのも一興です。是非、お試し下さい。
by nbhkkry20 | 2007-12-25 23:56 | 国産ワイン・甲州&善光寺
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