刈穂・今度の滄溟海は21世紀生まれだ!

時々☃(日照時間・22分)今日も一日中マイナスの真冬日。今年は、暖冬という予報じゃなかったかなぁ? とにかく寒い。その寒さの中、打合せのため神宮寺の刈穂の蔵へ。
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 今年になって初めて訪ねた刈穂は、スッポリと雪に包まれていました。屋根の雪は1メートル近く、去年よりはず〜〜っと多い。雪下ろしの費用が大変でしょうねぇ。


刈穂・今度の滄溟海は21世紀生まれだ!_c0084908_21275828.jpg 打合せの前に蔵をひと巡り。とは言っても、造りがひと渡りしたとのことで今は中休み、蔵はガランとしていました。ということで、刈穂の造りの心臓部、「室母酒廃山」=「ヤマハイシュボシツ」のドアだけをパチリ。・・・なんで、右から書いたのか?


刈穂・今度の滄溟海は21世紀生まれだ!_c0084908_21513818.jpg 今日の打合せのテーマは、蔵内熟成大吟醸「滄溟海」。
 今まで1999年上槽の『山田錦35%精米の低温瓶熟成した大吟醸』を、滄溟海として販売してきましたが、それが完売。次の滄溟海にする『山田錦35%精米の低温瓶熟成した大吟醸』を選定しようというのです。


 蔵から推薦されたのが、写真↓左から(1)平成13BYの42号仕込、(2)平成12BYの51号仕込、(3)平成12BYの35号仕込の三点。で、利き酒したんですが、いや〜どれも旨い!
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 香味のバランスが良く、アルコール添加の大吟醸とは思えないほど滑らかで、嫌味がなく、後口も爽やか〜〜な余韻。そんなことで、甲乙つけ難かったけど、他の二点より輪郭が明確(インパクトがある)ということで、(3)に決まり。
 12BY=平成12醸造年の造りですが、この大吟醸を搾ったのは平成13年、2001年の寒中です。つまり、新世紀が始まったばかりの上槽だったのです。21世紀のお酒が、もう熟成酒・・・8年も過ぎちゃったんですねぇ。みんな、老けちゃっ・・・あぁ、いえいえ。
 ラベル替えなどで、二週間ほどで出荷可能になります。また、価格を整理するためにチョビットだけ値下げしましたので、この全く新しくなった古酒? 蔵内熟成大吟醸「滄溟海」を、末永く(総本数1.8換算で800本限定)ご愛飲下さるようお願い申し上げます。
・1.8入 6,600円 ・720入 3,300円
 
 ところで、上の写真の右端にある300ミリは? 利き猪口を覗くと、少し濁っているようだけど、何? ・・・それは、明日に致しましょう。
by nbhkkry20 | 2008-01-18 21:59 | 刈穂
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