刈穂・純米大吟醸生 中汲み(08-02-16 SAT.)

刈穂・純米大吟醸生 中汲み(08-02-16 SAT.)_c0084908_2039039.jpg ☃後日照時間54分)珍しく車を走らせる仕事の多い日で、その間、気温表示を外気温表示(OUTSIDE TEMP)にしていたのですが、-1℃から上がることはありませんでした。大雪、風雪、波浪の注意報もずーっと出っぱなしの真冬日。土曜日だっていうのに、この寒さじゃ川反通りも人出が少なくて・・・早く暖かくなってほしいなぁ。



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 40%精米の秋田酒こまちを使い、M310酵母で低温長期の吟醸仕込みをしたお酒ですから、これを「袋吊り」して「原酒」のままなら、もう完全に鑑評会の出品酒候補にもなるお酒です。
 そうなると価格もそれなりで、なかなか「刈穂の純米大吟醸」を楽しむことができませんので、こちらの上槽は槽掛け搾り。但し、「荒ばしり」や「責め」の時間帯で搾った部分を交ぜないで、中間部分の「中汲み」酒、それに少し加水調整(アルコール15〜16度)をし、瓶詰め出荷したお酒です。これなら、懐具合を心配しないで楽しめるというものです。
 「中汲み」搾りをしたお酒の良いところは、清澄で清々しい香味ながら決して薄っぺらなものにはならず、馥郁とした香味の微粒子が酒に溶け込み、味わいが、じわっ、じわっと広がるようなお酒になることです。この「刈穂・中汲み」がまさに、これ!
 また、香味が清澄な「中汲み」酒は、生酒にも拘らず、香味が濁らずに生熟成が利くのです。発売されたばかりのフレッシュさとは違う、適度に熟れた果実のような、生熟成酒の香味も良いもんですよ〜。
 ところで、昨日ご紹介した『刈穂・純米吟醸 六舟 無濾過中取り生原酒』も同様ですが、「中汲み」や「中取り」をした残りの「荒ばしり」や「責め」の部分はどうなるのでしょう? 一体、どこへいくのでしょう? それを考えると、夜も寝られない・・・いや、そんなことで寝不足になるよりも、先ずは、この美味しさを楽しみましょう。
・720入のみ 2,625円 
by nbhkkry20 | 2008-02-16 20:40 | 刈穂
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