☀(日照時間574分) 春だ、春だとテレビで天気予報士がはしゃぐほど暖かくなかったんですが、日射しだけは朝からたっぷり。これで、昼間だけでもストーブを消して過ごせれば、秋田もホントの春ですけどねぇ。
それでも、あれだけあった駐車場の雪も今はこれっぽち。早く崩して、もう一台分を稼げばいいと思うでしょう。そこをこうして季節の名残りを惜しむのが秋田の人々、なんてことはありません。面倒くさいから、と管理人が言ってました。 さて、久しぶりに天の戸のご紹介。 『19BY 亀の尾仕込み 袋つり 雫 無濾過生』です。 黒地に金縁取りの緑で「亀の尾」、この色使いのオドロオドロしさに気圧された天の戸ファンもいたことでしょうが、今年で二年目。何となく、慣れてきましたね。 今年も、当店扱いの「天の戸の亀の尾仕込みの生酒」は、販売店が数店のみ、「袋つり搾り・雫」です。 裏ラベルには、この酒のすべてを記載。佐藤一義さんと公地祥一さんが丹誠込めて育んだ亀の尾を55%に精米し、蔵の中まで引込まれた琵琶沼寒泉水を仕込水とし、アルコール17.7%、日本酒度+1.0、酸度1.7という純米吟醸。 お酒のトレーサビリティ? 安心して飲めて、いいですよねぇ。 今年の特筆すべきは、全く新しい酵母を使っていることです。裏ラベル↑には「AK-1・華こまち」とありますが、昨年はその一つ一つを使って別々の亀の尾を造りました。今年も、と蔵では考えていましたが、実は、二種類の亀の尾酒を仕込むほどの米を収穫できなかったのです。 佐藤さんや公地さんの整然とした田んぼを見れば分かる通り、丁寧に、丁寧に栽培していながらも思うような収穫を得られなかった、残念です。 仕方ありません、今年の仕込み量はタンク1本。去年のように、酵母違いによる香味の違いを楽しむことはできません。また、生酒の早飲み用、火入れをしてじっくり寝かせて遅飲み用、と分けることもできません。ならば、その二つの特徴を一つの酵母で醸し出そうということで、AK-1と華こまちのミックス酵母を使ったのです。 AK-1酵母=カプロン酸エチル系=リンゴ系の香味、花こまち酵母=酢酸イソアミル系=バナナ系の香味を醸す、というのが二つの酵母の特徴らしいのですが、ではその二つを交ぜたらどうなるの? そう、答えは簡単・・・飲めばいいんです、ネッ! ということで、それでなくても減産をした今年の「天の戸・亀の尾仕込み生酒」。ましてや、極少量出荷の『袋つり搾り・雫』。是非、お早めにお楽しみ下さるようお願い致します。 ・1.8入のみ 3,400円 *一般販売の、袋つり搾りではない「天の戸・亀の尾仕込み生酒」は、『袋つり搾り・雫』が販売終了後にご紹介する予定です。 (1.8入3,400円、720入1,700円)
by nbhkkry20
| 2008-03-18 20:09
| 天の戸
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