喜久水・田身の酒 無濾過生(08-03-29 SAT.)

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時々日照時間42分) 今日も時間をみつけて、いつもの土崎港のセリオンタワーへポタリング・・・製紙工場の煙がほゞ真横にたなびくほど北よりの風が強く、さすがに防波堤の内側といっても白波が立っていました。
 自転車は、写真↑の左から右へ、つまり向かい風で走って来たのですが、ギヤを2、3段落としてもスピードがあがらなくて、かかった時間はいつもの倍近く。着いた時には、少しヘロヘロでした。それに、気温は5℃以下で寒〜い・・・若ぶって、ズボン下を脱ぐのがちょっと早かったかなぁ、と反省でした。
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 製紙工場へ木材チップを運んできた大型船と、その大型船を接岸させようとしているタグボート。
 強い風と波で接岸作業は難しいのでしょうか? 右を押っつけたり左に回ったり、コチョコチョ、コチョコチョ(遠くからは、そう見えたんですよ)と忙しく動き回っていました。

 さて、お待たせしました。能代市の『喜久水・田身の酒 無濾過生』が、昨年よりも一週間ほど遅れてようやく入荷して参りました。
 いわゆる、“知る人ぞ知る”美味しいお酒ですが、何故か、秋田市内では当店しか扱っていない、『田身の酒』と同レベルの「喜三郎の酒」よりは一味も二味も上をゆく純米吟醸です。
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 喜久水の純米と言えば「喜三郎の酒」。秋田では珍しい華吹雪という青森県で開発された酒米を使った、香味ともに軽やかで、初心者からベテランにまで広く愛されています。
 そして、この『田身の酒』は、喜三郎の酒とは精米率と価格が同じ、後は杜氏さんが最も造ってみたい仕込配合で造る、というオリジナリティ豊かな純米吟醸なのです。 
 華吹雪だけの年もあれば美山錦だけの年もありました。でも、最近は「山田錦と華吹雪」という組合わせが続いています。但し、一般的な麹・山田で掛・華吹雪という組合わせではありません。
 お酒の香味の基礎を形作る「酒毋」を全て山田錦で造り、「掛」の部分は全てを華吹雪で造る。つまり、酒毋を造る時の麹から掛米まで全てが山田錦。酒毋以外は、掛に関する麹や掛米は全て華吹雪、という複雑な組合わせなのです。
 そして、酵母は初挑戦の「1501号と901号の混合酵母」。言い換えれば「秋田流花酵母(AK-1)と熊本9号酵母の混合酵母」で仕込み、日本酒度-1.0、酸度1.7、アミノ酸度0.9、アルコール16.5度というお酒に仕上げています。・・・さて、二つの米と混合酵母でどんな相乗効果を見せてくれたのでしょう?  
 基本的には喜三郎の酒同様に軽快な香味ですが、独特の酸味や微かな苦味がプラスされて味わいを深くし、熱狂的な喜久水ファンはもとより、酒飲みのプロといわれる方々をも唸らせる出来映え・・・だと思います。
 「無濾過生」の当店入荷は、1.8入、720入ともに24本。生酒終売後は、皆様ご存知の「トンネル貯蔵」をした一回火入れ瓶囲い酒をお楽しみ戴けます。
 是非、お早めにお求め下さるようお願い申し上げます。
・1.8入 4,200円  ・720入 2,205円
by nbhkkry20 | 2008-03-29 19:58
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