明日と明後日は、秋田で年に一度のプロ野球公式戦(阪神vsヤクルト)です。ここまで晴れたのですから、もう少し晴れてほしいものです。私も、デーゲームの券を持っているし・・・ね。 さて、ご紹介は『まんさくの花・雪室貯蔵 純米吟醸』です。 今年で6回目となった雪室貯蔵。今年の雪室への搬入は、3月19日に行われました。その様子は、まんさくの花のホームページ「蔵日記」の「バックナンバー★2008年3月」をたずねてみてください。 そして、雪室を開きお酒を搬出したのが6月11日。今年こそは搬出の様子をみせてもらおうと思っていたのに、6月11日といえば、新酒鑑評会の東京での一般公開が行われた日。そう、夜の池袋をウロウロしたあの日です。 あの日は、まんさくの花の雪室の「雪」ではなく、空の上から鳥海山の「残雪」を見ながら東京へ向かいました。 仕方なく、雪室からの搬出の様子は、後で蔵から送ってもらいました。 逆に、ネクタイを締めて、青いジャンパーの彼は暑そう。顔が紅くなっていません? 雪室から搬出して三日後の6月14日の朝、あの「岩手・宮城内陸地震」が発生。雪室から誕生したばかりのお酒を襲ったのです。 まんさくの花では、増田町の仕込蔵は建物に少し被害があった程度で、お酒はなんともなかったのですが、冷蔵貯蔵酒の多い十文字工場では、「ん〜〜〜ん」と唸りたくなるくらいの損傷があったようです。その辺りの事情は、再度、蔵のホームページ・蔵日記の6月14日をご覧ください。 土曜日の休みで急遽出社した社員の方たちが、十文字工場の大型冷蔵庫を恐る恐る開けてみたら、瓶貯蔵をしている8本P箱が大きく崩れて、山のようになって行く手を塞いでいます。 冷蔵庫の床は、割れた瓶や流れ出たお酒でグチャグチャ。そして、先日搬入したばかりの「雪室貯蔵酒」はその山の向こう・・・それを見た社員たちは、「あ〜〜っ、駄目か〜」と思ったそうです。 しかし、キケンなP箱と割れたガラスの山を越えて行ってみると、何と、「雪室貯蔵酒」は全く無傷。一本も割れていなかった。「ん〜〜〜」、何とも幸運なお酒たちですねぇ。 そしてお酒は、冷蔵庫の中の掃除や整理整頓を待って、ラベルを整えられ、遮光フィルムの袋に入れられ、昨日、お店に到着したというわけです。 で、その味は? えっ? あんな大災難を乗り越えてきたお酒です。美味しいに決まってます!・・・旨いことは旨いんですが、ちょっと暑いこの季節には少し濃い目かもしれません。 でも、そんな時はロックにしたり、少〜〜しのソーダで割ってみてください。まんさくの花独特の、米が醸し出す充分な旨味、一回火入の新鮮さと清涼感があいまって、ホントに気持よくお飲み戴けると思います。 小さな雪室での貯蔵ですから、もちろん極々限定品です。マグニチュード7にも負けなかった“サバイバル”「まんさくの花・雪室貯蔵 純米吟醸」、梅雨の蒸暑さを吹飛ばすような美味しさをお楽しみ戴けますよ。
by nbhkkry20
| 2008-06-27 22:03
| まんさくの花
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