春霞・深山春霞 一度火入れ原酒(08-07-02 WED.)

春霞・深山春霞 一度火入れ原酒(08-07-02 WED.)_c0084908_21131483.jpg日照時間792分) 午前6時からず〜〜っと晴れっぱなしで、最高気温が26.2度。
 こんなに雨が降らないんじゃ、紫陽花もイロを失って・・・なんていうことではなく、千秋公園の穴門周辺の土壌のphが白い紫陽花を咲かせているとのこと。ネットで調べて分かりました。
 明日の夜からは雨となりそうなので、この紫陽花もほっと一息つけるでしょうね。


 さて、今日も新入荷のお酒がありました。『春霞・深山春霞 一度火入れ原酒』です。
春霞・深山春霞 一度火入れ原酒(08-07-02 WED.)_c0084908_21134445.jpg
 今年の3月に春霞の新入荷4点を一挙にご紹介した中で、最も人気があって早く売切れたのは「栗林・生酒」でした。しかし、日が経つにつれ「いや〜旨かった〜。まだ在庫ある?」と、問い合わせが尻上がりに増えていったのが、この「深山春霞・無濾過生酒」です。
 爽快な酸味は時間が経ってもダレることもなく、美山錦の腰の強さが味の巾を生み、結局、飲み頃が長〜〜く続いたんだと思います。
 
春霞・深山春霞 一度火入れ原酒(08-07-02 WED.)_c0084908_21141478.jpg 3月のブログには、「生酒のままの熟成(も)、火入れしての熟成(も)、これならどちらも大丈夫」と書きましたが、生では美味しかったけど、さて、新入荷の「深山春霞 一度火入れ原酒」は予想通りに美味しく熟成されているでしょうか? 利き酒、利き酒です。


 今年の深山春霞はその名の通り、醪を上槽した後に「一回だけ火入れ」をし、全く加水をしない「原酒」のままで瓶詰めして、以前にご紹介した15坪の大きな冷蔵庫で静かに寝かせ、飲み頃を待って発売されたのです。ラベルも一新、「深山」が小さくなって「春霞」が大きくなりました。
 因みに、「春霞」は、蔵ではハルカスミと読ませています。ハルガスミではありません。ですから、「ミヤマ ハルカスミ」ですが、発音しにくくないですか、ハルカスミ・・・なんて。

 昨年は、一度火入れで冷蔵瓶貯蔵した点は同じですが、原酒ではなくもう少しアルコール度数が低い加水したお酒で発売されました。
 確かに、今年の原酒タイプは濃い〜。口に入れ、舌の上で転がしている間にも酒精感をピリピリと感じさせます。では、そんなに強くて喉を通すのも難儀かというと、まったくそんなことはない。転がしている間に、ピリピリがコクコクと円やかになり、きれいでジューシーな酸味が現れ、喉を通す時には優しい旨味となって、スーッとキレてゆく・・・不思議〜?
 
 そして、このくらい濃〜いお酒だと少しくらい品温が上がっても、キリキリに冷やしても崩れる心配はまったくないでしょうねぇ。ですから、ぬるめのお燗をしたり、ロックにしたり、貴方の飲み易〜い方法を選んで、食中のお酒として充分にお楽しみ戴けます。
 それに、火入れをしてますから甘ダレすることなく、日に日にキリッと締まってゆくはずですから、ご家庭の冷蔵庫熟成も楽しめる・・・つまり、この「深山春霞 一度火入れ原酒」は春の生酒と同じように、「まだ在庫ある?」という問い合わせが尻上がりに増えてゆく、ということになりそうです。

 秋田美山錦を55%精米、9号系の酵母で醸し、アルコール度が18度、日本酒度+0.5、酸度1.6、アミノ酸度1.0というお酒に仕上げました。
 1.8リットル換算で1,000本のみ。どうぞ、尻上がりをお待ちにならず、お早めにお求め下さるようお願い申しあげます。
・1.8入 2,940円  720入 1,470円
by nbhkkry20 | 2008-07-02 21:19 | 春霞
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