福禄寿・隠れ彦べえ 良心(08-09-24 WED.)

福禄寿・隠れ彦べえ 良心(08-09-24 WED.)_c0084908_2118599.jpg
時々日照時間312分) 暑さ寒さも彼岸までの言葉通りに、昨日を境にグッと涼しくなりました。気温は20度ほどでしたが、日ざしは時おり厚めの雲に遮られ、風も強く、もう完全に長袖シャツの季節です。
 ちょっと逆光で撮ったのですが、「秋」というより、秋田の場合は「冬の前」という景色に見えてしまいます。あ〜ぁ、また冬かぁ。

 でも、寒くなればなったで酒は旨いし、鍋っこもうめぇ。そんな季節にピッタシの、気軽に買えて気安く飲めるお酒を利き酒しました。
 『福禄寿・隠れ彦べえ 良心』というお酒です。
福禄寿・隠れ彦べえ 良心(08-09-24 WED.)_c0084908_21192612.jpg
 『福禄寿・隠れ彦べえ 生酒』というのがありました。その生酒の後には、『隠れ…一回火入れ』も発売されています。では、『隠れ彦べえ 良心』の『良心』って、何でしょう?
 実はこのお酒、アルコール添加をした「本醸造」なんです。ですが、この本醸造はそんじょそこらの本醸造とはちょっとばかし違う本醸造なのです。

 福禄寿の常務さんのお話によると‥‥当初、このお酒は、60%精米の酒こまちを使った純米酒として仕込みが始められました。先の隠れ彦べえが五百万石ですから、こちらの彦べえは秋田の米で純米を、と仕込まれたのです。
 そして酵母は、先のが金沢酵母だったので、それなら、こっちは秋田県で開発中の新酵母でやってみようということで、その試験醸造にチャレンジしたのです。

 仕込みは順調に進みましたが、最終段階にきてうまい具合にキレていきません。我慢をして待ちましたが、ん〜〜このまま純米酒で上槽するには無理かな? そこで仕方なく、ホントに仕方なく、醸造用アルコールをほんの少しだけ、ホントに少しだけ添加して上槽‥‥これが、旨い!

 香りは割と上がりますが、嫌なアルコール臭は全くありません。かすかな吟醸系の香りです。飲んだタッチは、まるで純米酒。それでいて、純米特有のもたつき感がなくスーーッとキレます。後口はイヤミなく、純米を飲んだときのような香味の充実感で、気持のいい余韻が次の一杯を誘う‥‥こんな本醸造なら、本醸造もいいねぇ。そんな気にさせる本醸造です。

 で、価格は? 「酒こまちの60%精米、最後の最後まで純米仕込みをしたので、純米の隠れ彦べえと同じくらいは戴きたいんですけどね〜。でも、本醸造は本醸造。1.8入りで2,100円、このくらいで如何でしょう。自分でいうのもなんですが、酒蔵の良心です(と、常務さん)
 ‥‥こんなご時世には、嬉し〜い『良心』ですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<9月〜10月の行事予定>
・10月 3日(金)、 4(土)の二日間
    川反秋の夜祭り (かわまちナイトフェスティバル)
    川反3丁目、4丁目を歩行者天国にして、様々なパフォーマンスが行
    われます。皆様のお出でをお待ちしております。
    なお両日とも、午後6時から午後9時30分まで、川反通りは通行止め
    になります。お車でお出でになる際は、充分にご注意下さい。
         
・10月18日(土)〜19日(日)
    京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」
    に参加のため、連休させて戴きます

by nbhkkry20 | 2008-09-24 21:29 | 福禄寿
<< 上喜元・“夢錦” ひやおろし(... やまとしずく・ひやおろし(08... >>