今日も、なんだかんだと写真を撮りに行く時間がなく、写真は、先だって栗駒に出かける途中で立ち寄ったダリア園での一枚。宇宙遊泳しているみたいで、面白く撮れました。 さて、まだ10月になったばかりですが、もう今年の新酒が出てきました。しかも、山田錦100%の純米酒。『竿灯・純米 ゆきの美人 秋仕込み 一号搾り 新酒生』です。 7月1日から新酒が造れるのに、何故造らないのか? それは、新酒は稲の収穫が終わってから、新米で造るというイメージがあるからだと思います。 じゃぁ、この『竿灯の新酒』‥‥そうです、7月に山田錦が収穫できるわけがありません。山田錦の古米(決して、ジ・コ米ではありません!)で、仕込んだのです。 その山田錦を60%精米して、酵母は(開発途上のため仮称)秋田酵母を使い、夏の盛りに麹を造り、酒毋をたて、仕込みを始めてほぼ一ケ月、9月30日にめでたく上槽。その後、濾過や調合が行われて10月8日に、日本酒度+4.0、酸度1.8、アルコール16.5という、秋田では20BY第1号の新酒を出荷! と思ったのですが、湯沢の大っきな蔵で9月30日より先に上槽した酒があったようで、竿灯は第2号。ん〜〜む、残念! でも数百石の蔵が、そんなことで万石蔵に勝っても何の意味も無いことですけど、ネッ。 そんなことよりも香りは? 味は? 飲み口は、エッ、これが新酒の生? と思えるほど軽やかに滑らかに入ってゆきます。確かに、アルコールは16.5度で高くはありませんが、それにしても軽〜〜い第一印象。 しかし、雑味のない香味とほのかな甘味がジワジワとふくらみ、それが旨味となって、思いのほか飲みごたえを感じます。ただ、その飲みごたえが長い余韻を残すかといえば、案外早く消えてしまうのです。「竿灯の酒にはもう少し力強さが欲しいなぁ」という愛飲家の声にはまだまだ応えきれてはいないようです。 それでも、この純米はこれまでの竿灯のお酒の中では、絶対に美味しいお酒の部類に入る‥‥やはり、それが山田錦の力というか、腐っても鯛というか、アッ!いや「古米でも山田」ということか、分かりません。でも、旨けりゃ良しで、「マンション蔵(?)」という蔵の特徴を生かし、新たな領域に次から次と挑戦していることに大きな拍手を贈りたいと思います。 それに、古米を使ったとはいえ、この仕込みのレシピで1.8入り2,100円、720入りで1,200円は絶対にお得! これにも、拍手ぅ〜〜ですね。 そして、もう一つ。 同じ仕込みで、『秋仕込み 一号搾り 活性にごり酒』も同時発売をしています。720入りだけですが、1,300円。たぶん、こちらは、純米活性にごり酒の第1号でしょうね。万歳! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <10月の行事予定> ・10月12日(日) 定休日 ・10月13日(体育の日) 通常営業しています ・10月18日(土)〜19日(日) 京都の秋田のお酒のファン主催「天の戸を飲み尽くす会」に参加のため、 連休させて戴きます ・10月16日(木) 秋田県清酒品評会 一般公開日 於・秋田キャッスルホテル 午後12時〜午後3時 ・10月26日(日) 定休日
by nbhkkry20
| 2008-10-10 22:43
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