秋田市から、北の方角に出かける機会が増えています。日帰りですからそれほど遠くまでではありませんが、高速道の突端がかなり北上して秋田市に戻る時間を予想しやすくなったのが大きな理由です。その高速道を途中まで使い、青森県の十二湖(シジミ貝で有名な十三湖ではありません)まで行ってきました。 白神山地の青森県側の山裾が日本海に落ちこむあたり、実際は大小33の湖沼がありますが、大崩という山から見ると12の湖が見えるということで十二湖と名付けられたということです。 鬱蒼とした樹木に囲まれた湖や池はどれも藍色がかった水の色が特徴です。中でも写真の「青池」の水の色は、名前の通り鮮やかで吸い込まれそうな神秘的なブルー。水没林がはっきりと見えるほど透明度はあるのに、水の色はブルー。以前テレビで紹介された時その理由を探っていましたが、結局は解明できず、神秘性を益々高めたことになったようでした。 ところで「青池」の水の色、散策マップの紹介文ではコバルトブルーとなっていましたが、私にはインクのブルーブラックに近いように見えたんです。でも、万年筆がほとんど使われなくなった今、ブルーブラックなんて色、想像できる方が少ないんでしょうね〜。・・・じゃあ、コバルト(元素記号Coでしたね)の色なら知ってる? #
by nbhkkry20
| 2006-10-02 17:21
昨晩、借金と赤字の土崎港のポートタワー・セリオンをブログにアップして、深夜のテレビニュースをちらっとみたら、東京タワーの入場者が1億5千万人突破! と、賑々しく報じていました。一億5千万? セリオンなら、タワーの耐用年数が来たって1000万人でさえ無理でしょうね〜。あ〜〜あ、何ともし難いこの彼我の違い、ため息が出るばかりです。・・・というところで、昨日の続き。
借金&赤字&補助金で二進も三進もいかなくなったセリオン、さてどうするか? これが民間ならとっくに破産して売却か、もしかしてタワーそのものを取り壊していたかもしれません。でも、そうならないのが第3セクター。よく考えたような、よく分からないような方法で解決、イヤ、市民の怒りの鉾先をかわそうとしているのです。それが「公設化」という方式です。 これまでに22億円も補助金を投じた秋田市が、自らが25%の株式を持っているその会社を買取り、市が直接に運営する、そうすれば第3セクター会社の倒産の危機は回避されるというのです。 じゃあ、買取って運営しようという秋田市が、その後の入場者数や経営状況が上向くような名案を持っているのかというと、あろうはずがありません。あったら、とっくに問題は解決しているのですからね。 それだけではありません。買取って市が運営するといっても、市の職員がエレベーターを操ったりするのかというと、そんなことはない。結局、民間に運営を一括して依託するのです。しかも、その年間依託料が、これまで秋田市から拠出されてきた年間補助金と同じ! 更に、その依託先はというと、今まで運営してきた会社になることはほぼ確定しているのです。結局は、第3セクターという民間会社の損失を、今度は直接に市の損失にするというだけ、まるで詐欺です。どれだけ税金を使っても解決の頂上が見えてこない、まさに「バベルの塔」、やっぱり出るのはため息ばかりです。 でもなあ、自転車散歩でこっちのコースを選ぶ度にタワーの前で腹を立てていたら、自転車健康法の効果も半減だし、まあ、気持ちのいい海風に吹かれて心を鎮めることといたしましょう。 タワーは、総ガラス張りで塔の中がよく見えます。しばらく眺めていましたが、土曜日の午後だというのにエレベーターが上下している様子はみられませんでした。その代わり、後ろの「バベルの塔」には何の興味もなさそうに、岸壁にはのんびりと釣り糸を垂らしている老若男女がいっぱいでした。 #
by nbhkkry20
| 2006-09-30 19:53
今日も秋晴れのいい天気、気温も25度と自転車散歩には絶好です。金曜日で、ちょぴっと忙しかったのですが、合間をみつけて一時間。自転車散歩コースの折返し点の一つ、秋田市土崎港の「ポートタワー・セリオン」まで行ってきました。
ニルバーナ号を漕ぎっ通しで片道25分から30分、手(足?)頃な距離です。それに、コースの大半は産業道路で大型車がうるさいんですが、広い歩道には通行人などなく結構飛ばせるんでいいコースです。 このセリオン、今から12年前の1994年に建造、建築費43億円、高さが100メートルで県内最高(ただ高いっていうだけ)の建築物です。 その100メートルの展望室に登ったことがあります。男鹿半島が遠くに見え、内陸側には太平山や市内が広がりまずまずの景色ですが、800円(97年からは400円)を払ってまで見るような風景でもありませんでした。もし曇りや雨だったら、端っから登ろうなんて思わないでしょうね。でも、高くて細いだけに冬の猛吹雪の夜だったらきっと面白いですよ。視界のきかない地上100メートルでの大揺れは、肝試しにはピッタリのはずですから。 まあ、そんな程度のタワーですから、建築当時に予想していた年間30万人など入るわけもなく去年は6万3千人。こんな状態で採算が合うわけがありません。残りの借金29億円、しかも毎年2億円以上の赤字、とっくに破産してもおかしくない状態・・・なのですが、問題は秋田市がその会社の25%の株をもっていて、しかも、これまで22億6千万円もの補助金を出しているということなんです。(明日に続く) #
by nbhkkry20
| 2006-09-29 21:45
ここしばらく好天が続いていたのですが、今日は久しぶりに雨が降りました。
近くの歩道橋から川反を眺めたら、春に枝切りされて丸坊主だった柳が、雨に濡れ風に吹かれてちょっと鯔背な川反柳、ではなくて川端柳になっていました。ただ気温が15度と肌寒く、いくら柳の姿が良いとはいえ、うらめしや〜と出るには涼しくなりすぎの一日でした。良く見ると、川向かいの大きなケヤキのてっぺん付近は少〜し赤茶けています。やっぱり、秋はすぐそこに来ているんですね。 晴れ間でもあれば自転車でと思ってましたが、未明に降り始めて止んだのが夜の7時くらい。で、今日はポタリングはなし。歩いて市立図書館に行き珍しいCDを拝借してきました。「日本の酒造り唄」、CD4枚組です。 灘、広島、越後、そして秋田や岩手の東北地方の酒造り唄まで全100曲。これでは、CDの返却期間の一週間ではじっくりと聞けませんので、明日はCD−Rを買ってきて早速パソコンでダビング、ダビング・・・。 #
by nbhkkry20
| 2006-09-27 22:54
| 秋田のいろいろ
横手市増田の日の丸酒造
飲み切り会場を車で移動しなければならない時には、この蔵こそ、きっちりとターゲットを絞り利き酒をしないと大変なことになる蔵です。何しろ写真をご覧の通り、利き酒に出される酒の数が半端ではないのです。タンク貯蔵から汲んできたのもありますが、この蔵の凄いのは、並んでいる酒のほとんどが瓶燗火入・瓶囲いをしているということです。 瓶燗火入・瓶囲いのお酒の良さは今さら言わなくてものことですが、何よりも嬉しいのは、ここで利き酒して気に入ったお酒があれば、ほゞストレートに出荷できることにあるのです。この蔵が今発売している「うまから万さく生詰め」「日の丸30粒生詰め」、冷蔵庫ではなく蔵で囲った「蔵囲」、そしてこの秋一番のお勧め「美郷生詰め」などが、まさにその瓶燗火入・瓶囲いされて、ほゞそのままに極限定本数出荷されたお酒なのです。 写真は、飲むことができない私に頼まれて純米大吟醸を利き酒し、改めて自分が造ったお酒の旨さに独りうなずく高橋杜氏さん。高橋さんは芋の子で有名な(旧)山内村在住、その芋の子生産者組合(?)の組合長さんでもあります。高橋さんの酒との相性の基本の食は、芋の子でしょうか? んなことはないですよね。 大仙市の刈穂&出羽鶴 この二つの蔵は、9月10日「やまとしずく販売会」の総会を兼ねて刈穂の蔵での飲み切りでした。今回は車じゃありませんでしたから、うまい! と思うような酒を見つけたら、吐き出さずにぐっと飲み込むこともできる嬉し〜い飲み切りでした。 その中でも、いの一番にぐっと飲み込んだのは「出羽鶴・生詰めひやおろし・晴田(せいでん)」。「刈穂・山廃仕込・爽秋旨口純米」も味が乗っていいのですが、味わいが少し単調で飲み飽きするかな? という感じ。その点晴田は、渋味も酸味も爽やかさも熟成感も少しづつあって、飲んで楽しい感じ。でも、総会の後の懇親会ではそんな違いは何のその、やっぱり旨い「刈穂&出羽鶴」でした。 写真は、「ひやおろし・晴田」の飲み切り会場での評判が良くて、ご機嫌でお酒をすすめる出羽鶴の佐藤杜氏さん。総会後の懇親会で、何が変ったの? と聞きたかったのに、杜氏さんはもう帰った後でした・・残念。とすれば次の機会は、佐藤さんの田んぼで行う「やまとしずく」の稲刈の時かな。楽しみ、楽しみ。 ブログをさぼってしまった期間はもっとありましたから、旅行や飲み切りの他にもいろいろとあったんです。でも、55年ぶりに秋田に来たプロ野球のジャイアンツVSドラゴンズ戦の「優勝を目指すチームと、Bクラスから抜出すのに四苦八苦しているチームのモチベーションの全く違った一方的な試合」のブログなど面白くないでしょうし、「大手メーカーのどこにでも販売している商品だけを集めた問屋の展示会」も興味ないでしょう。ということで、今回のレポートで過去に戻るブログはお終い。明日からは、やっぱりアップツウデイトなブログにしなきゃ・・・ネ。 #
by nbhkkry20
| 2006-09-26 11:56
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