![]() ↑こちらは、草生津川沿いのいつものポタリングコース脇の桜。三つ開いたか、五つ開いたか数えませんでしたが、これなら立派に開花宣言! 私がしちゃいました。 昨晩からの雨は昼頃には止み、ちょっと風もあったので雲も飛ばされ、向こうには太平山がクキッ・・・としてたのですが、写真の山はピンボケ。桜と山の両方にピントを合わせる方法ってあるのかな? 知ってる方がいらしたら、教えてくださ〜い。 ちなみに、6日夜には花開いた我が店の桜は、今がチョ−満開。こりゃぁ、明日の土曜日は店の中でお花見だな。いや〜、花見の酒の選択には迷うなぁ。なにしろ、売るだけあるからなぁ。 ![]() さて、秋田のお酒をご愛飲戴いている皆さん。こう暖かくなってくると、生酒もそろそろ・・・と思う方もおいででしょうけど、これがまた、秋田はまだまだ生が続くんですよ。 「まんさくの花・うまからまんさく・無濾過生酒」は入荷済み、「たてのい・山廃純米 中取り 無濾過生」は来週・・・そして「天の戸」からは、久しぶりに“火入れ”をしたお酒が近々に入荷する予定。ラベルも価格も一新! するらしいので、ご期待下さい。 #
by nbhkkry20
| 2008-04-11 20:27
| 秋田のいろいろ
☀後☁(日照時間446分) 福島以西は雨模様ですが、秋田は昨日に続いてハレ。3時過ぎには曇ってきましたが、今年初めて気温が20度を超えました。こんな時は家の中より外の方が暖かい、っていうのに都合でほとんど外に出られずじまい。ヒンヤリする店の中で、時々ストーブを点けておりました。
そのストーブのせいもあるでしょうかねぇ〜、酒屋まるひこの桜が、秋田市の開花予想日に先んずること一週間、咲き始めましたですよ。 この桜、活け花用に栽培したサクラではありません。県南のある公園に植えられている桜の枝の剪定の際、捨てるのは勿体ないと頂戴した桜です。運んで下さった方によると、実際はもう少しピンクなんだけどなぁと言っておりました。大地との繋がりを切られ、水道水を吸い上げて、やっと咲いた桜。色にまで我がままを言っちゃぁ、可哀想ですね。だって、近づくと、微かにだけどいい匂いがするんですよ。 昨日、遠くまでお連れしてお疲れ気味の菅江真澄翁。時間を追うごとに花が増えてゆく様子をご覧になって、昨日の疲れを癒しているようでした。さて、今日のお酒のご紹介。ちょっとご無沙汰をしていました「まんさくの花」の御蔵から、『まんさくの花・杜氏直詰 大吟醸 無濾過生』です。 ![]() 左欄/右欄の順に「仕込順号36号/仕込年月20年2月、米は山田錦/区分は大吟醸、45%精米/自社酵母、アルコール16.8%/酒度+4.0、酸度1.3/アミノ酸度0.9」。そして、上槽はもちろん槽掛け法。その中取り部分を、杜氏さん自ら瓶詰めし瓶囲いをした大吟醸生酒です。 まぁ、酒歴からは普通の山田錦の大吟醸というふうにみえます。が、実はこのお酒(醪)の袋吊りした部分は、今年の秋田の新酒鑑評会に出品し、もしかしたら、広島への出品酒になるかもしれない。蔵人たちが、この冬の仕込の中で最もエネルギーを注いだ大吟醸なのです。 そんな貴重なお酒に、何ともヘタウマなラベルを貼ったものですが、デザイン印刷したラベルを使うほどたくさん出荷はできないし、ラベルにそんなお金をかけてたら、このお酒をこの価格では出せっこない、からなのです。 で、飲んだの? 飲みました、飲みました。今、飲みながらブログを書いています。 穏やかで馥郁とした香り、味は口中の何処にも障らず、アルコール添加の大吟醸とは思えないほど優しい。鮮烈なキレがあるわけでもなく、強烈な吟醸香のインパクトがあるわけでもないのに、この優しくてホワ〜ンとした味わいはホントにイイ。そう、食中大吟醸生酒だ! お金のかかるデザインラベルを使わない代わりに、裏ラベルに販売店までコピー印刷してくれました。これから旬を迎える北国の春の食材を肴にして、ちょっと贅沢に飲るには誠に最適な大吟醸生酒。販売店からの発注により瓶詰めをした極々限定出荷ですので、どうぞお早めのご注文をお願い申し上げます。 ・720ミリのみ 2,625円 終売致しました #
by nbhkkry20
| 2008-04-07 23:10
| まんさくの花
☀(日照時間ず〜〜っと晴れ) 朝から晴れて、気温もあがった日曜日。今日は、時間を気にせずポタリングできます。そこで、先週博物館で入手した菅江真澄翁を連れて、翁が何度となく足を運んだ秋田市太平地区まで遠出です。
ここは市の中心部からすぐの赤沼地区にある太平山三吉神社、といってもここは本宮ではなく里宮。本宮は、ここから10キロほど太平山の山懐に入った所にあります。久しぶりに三吉さんにお参りをして、翁も嬉しそうですね。 ![]() 今日は本宮へ向かわずに右へ折れて、岩見方面へ行きましょう。 大鳥居から10分くらい走った所に、真澄翁が太平山登山の際にお世話になった豪農、嵯峨家の立派なお屋敷があります。 茅葺きの重厚な造りで、重要文化財に指定されています。事前予約がなければ中を拝見できないとのこと。残念でしたネ、真澄ちゃん。 家を出てから約1時間半、戦の神様・勝手神社まで来てしまいました。鳥居前は広いんですが、市内から岩見へ抜ける道でひっきりなしに車が通り、落着いてカメラを構えていられません。それで、後ろの鳥居も碑も完全にボケボケでした。さて、汗もかいたし、お腹も空いてきたし。今日はこの辺りで引き返しましょ。 ![]() その農道にペタリと座り、この雄大な景色を一生懸命に描いていた少年が一人。今どき、写生をする少年なんてあまり見かけません。思わず、田んぼの中まで入って、「山と写生をする少年」を撮りました。 ![]() #
by nbhkkry20
| 2008-04-06 16:19
| 秋田のいろいろ
☀時々薄い☁(日照時間580分) 日照時間は9時間以上もありましたが、まだまだ冷たい風が強く、空全体にうす雲がかかっているようで、晴れ〜! とまではいかない一日でした。それでも、100メートルのセリオンタワーと高さを競うように舞い飛ぶ“名も知らぬ鳥”の姿が、青空にクッキリ・・・エッ、白い糸もクッキリ見えるって? タコ(凧)、でぇ〜〜す。 波頭がギラギラと輝いて、光は日ごとに強くなっているんでしょう。そのギラギラを撮りたくて、逆光を覚悟でシャッターを押したのですが、やっぱり輝くようには見えませんね。さて、当店初登場の御蔵のご紹介、南秋田郡五城目町の『福禄寿・純米吟醸 「隠れ 彦べえ」 生』です。 ![]() 新潟産「五百万石」を58%精米し、協会14号「金沢酵母」で醸し、日本酒度+4.5、酸度1.7、アルコール17度というお酒に仕上げ・・・エッ、その酒のどこがユニークなの? と、秋田以外の方からは声があがるかもしれません。 確かに、五百万石は全国何処の蔵でも使われており、金沢酵母だって協会酵母ですから誰でも使うことができます。でも、です。でも、こんな組合わせの酒造りをしたのは、秋田ではこの福禄寿が初めてなのです。 新潟生まれの五百万石は新潟系の淡麗辛口の、金沢酵母は酸味の少ない北陸系の・・・秋田酒とはかなり異なる香味を生み出す酒米と酵母です。しかし、その米や酵母を、秋田の水と秋田の酒造りの技を使って醸したら、どんな香味になるのでしょう・・・飲んでみたいでしょう? しかも、蔵のHPによると、特定名称酒はすべて袋吊り搾り、瓶燗火入れ瓶貯蔵とあります・・・エッ、ホント? 本当なのです・・・益々、どんな味になったか飲みたくなったでしょう? ということで、たくさんの方々に味わって戴きたいのですが、この『福禄寿・純米吟醸 「隠れ 彦べえ」 生』は、初年度で小さな仕込みということもあって出荷量は僅か、当店入荷は1.8入のみで12本です。 秋田初の五百万石・金沢酵母の酒は、果たして「新潟系」か? 「金沢系」か? それとも、新時代の「秋田系」か? どんな香味になったのかは、皆さんの官能力でお確かめ下さるよう願い申し上げます。 また、何故「彦べえ」なのかは、蔵のHPをご覧戴ければたちどころに解明致します。是非、ご覧下さい。 ・1.8入のみ 2,520円 終売致しました #
by nbhkkry20
| 2008-04-06 00:40
| 福禄寿
☂後☁(日照時間60分) 朝方から冷たい雨、昼過ぎには止みましたが気温は上がりません。夕方、予約していた本を引取りに図書館まで自転車を飛ばしたら、向かい風の冷たいこと。顔がピキピキしていました。♪雨が止んでたぁ〜 黄昏のま〜ち〜・・・水原弘でも口ずさみたくなるような夕方の景色。カモメと一緒に、しばしのあいだ眺めていました。あの西空だと、明日は晴れかな。 さて、『雪の茅舍・愛山 無濾過生』のご紹介です。 ![]() では、「愛山」というのはどんなお米なのでしょう? 実はよく分からないのですが、様々な方々から情報を戴いて、私なりに「愛山」の成立ちを推理してみると・・・「山田穂」系の二つの米を両親にして、1949年に兵庫県で生まれた酒米。山田錦同様に大きな心白をもち、低精白でもしっかりとした後味がでる特徴をつかみ、この米を大切に育て、吟醸造りではないけれど大事に使ってきたのが灘の剣菱。 その剣菱が阪神大震災で大きな被害を受けた時、どうしても農家からお米を引取ることができず、他の蔵(十四代や磯自慢など)に流れ、ここで初めて「愛山」での高精白の吟醸造りが始まったのです。 もちろん出来たお酒の美味しさもあったけれど、造った蔵がこれまた日本有数の人気蔵。そうして「愛山」は、一気に山田錦や雄町と並ぶ超有名酒造好適米となったというわけです。 由利正宗が、この超有名酒造好適米の「愛山」を入手できた経緯は定かではありません。ちょっとした、偶然だったと聞いています。 しかし、これまで使ったことのない秋田以外の酒米を、たぶん結構な価格だったと思いますが、躊躇なく(そうでもないかな?)入手したのは、県外情報を熟知している由利正宗ならでは、さすがです。そして、由利正宗の「愛山」での仕込みは、今年で三造り目となりました。 50%精米の播州産愛山を、自家培養酵母で小仕込みし、日本酒度+1.0、酸度1.5というお酒に仕上げています。そして、“出来た酒には水さえ加えたくない”という高橋杜氏の信念を見るような、出来上がってアルコール16.0度の無濾過生原酒。 穏やかで透き通った心地よい香り、爽やかで幅のある味わいとキメ細やかな酸味、山田穂系特有の力強い野性味をも感じさせながら、身体のどこにも障らずにシュルーッと喉を過ぎてゆく・・・旨い! ↑の写真の720ミリが少し減っているでしょう? 飲みながら、このブログを書いていますが、この旨さではどこまでもいきそうで・・・そろそろ今日は終わりにします。 ということで、山田錦でもない、雄町でもない、もちろん秋田酒こまちでもない、「愛山」独特の世界に浸って戴きたく、宜しくお願い申し上げます。 ・1.8入 3,675円 ・720入 1,890円 終売致しました *尚、昨冬仕込みの「18BY火入れ瓶囲い酒」もほど良い熟成を加え今が飲み頃となって、僅かですが在庫があります。価格も同じですので、飲み比べて見るのも一興です。是非、お問合せ下さい。 #
by nbhkkry20
| 2008-04-03 22:44
| 雪の茅舍
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